青年海外協力隊の派遣国

【ドミニカ国ってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!

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早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ドミニカ国」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にドミニカ国への旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】ドミニカ国ってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 ロゾー

・通貨 ドミニカ・ペソ

・時差 13時間日本より遅れている
※サマータイムはありません。

・言語 英語(公用語)、フランス語系パトワ語

・電圧 220〜240V、50Hz

・コンセント タイプBF、タイプB3

・面積 750平方キロメートル(奄美大島とほぼ同じ)(2018年 世銀)

・気候 熱帯サバナ気候、熱帯雨林気候

・経路  北米経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約21時間から

・祝日 11月3日(独立記念日)

・産業 農業(バナナ、ココナッツ、柑橘類)、観光業、製造業(石鹸等)

・挨拶 英語

 

言語

ドミニカ国の言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ドミニカ国の言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

ドミニカ国では以下の言語が主に使われています。

  • 英語
  • パトワ語

公用語は「英語」となっていますが、日常生活においてはフランス語がベースとなっている「パトワ語」と呼ばれるクレオール語が使われている地域が多いです。

ドミニカ国の正式名称は英語で「Commonwealth of Dominica(コーマンウェルス・オヴ・ドミニーカ)」と言い、英語で単に「Dominica」と呼んだ場合はドミニカ国を指します。

ドミニカ国と名前が似ていて日本んでも知っている人の多い「ドミニカ共和国」は「Dominican Republic」と呼ばれるため間違えないようにしましょう。

 

「ドミニカ」という名前の由来は1493年にコロンブスが来島した日は11月3日で、日曜日だったためスペイン語の日曜日という意味である「Domingo(ドミンゴ)」から「ドミニカ島」と命名されました。

ちなみに、先住民であるカリブ族はこの地のことを「高い彼女の体」を意味する「Wai'tukubuli」と呼んでいたそうです。

 

英語は使えるの?

ドミニカ国はイギリスの植民地だった時代もあるため、英語が公用語となっており通じることが多いようです。

しかしながらフランスの統治時代の方が長かったため、フランス語をベースとした「パトワ語」が一般的で、フランス語の方が通じやすいという声もあります。

観光地や観光客向けのレストラン、ホテルなどでは英語が通じることが多いでしょう。

 

気候・位置

「ドミニカ国」通称ドミニカは、カリブ海のウィンドワード諸島最北部に位置する共和制国家で、海を隔てて北西に「フランス領グアドループ」があり、南の「マルティニーク島」と、北の「グアドループ島」の間にドミニカ島はあります。

ドミニカ島は火山性の島で温泉も湧き出ており、「Nature Island (自然の島)」として知られるほど植物が豊かな島となっています。

ドミニカ国で一番高い山は「ディアブロティン山」で、高さは「1,447m」と富士山より半分くらい低くなっています。

 

続いて気候に関して、ドミニカ国は「熱帯サバナ気候」、「熱帯海洋性気候」に属しているためかなり暑そうなイメージを持ちますが、季節風の影響があり暑さは緩和されています。

年間の平均最高気温は30度弱で、平均最低気温は20度〜25度と暑くも過ごしやすい気候となっているようです。

気候は雨季と乾季に分けられ、5月から11月は雨季で中でも8月以降はハリケーンの発生率が高く被害もかなり大きくなっています。

 

1月から4月は乾季となり雨も少なく観光などに適した過ごしやすい時期となります。

夜間は気温が下がるため、寒さ対策も必要です。

 

衣服

では北米・中南米の国、ドミニカ国にはどのような民族衣装があるのでしょうか。

ドミニカ国には「マドラスチェック」の生地を使った民族衣装があります、

主にお祭りや行事の際に着用され、他にも白いワンピースやズボンの上に柄ものの生地をエプロンのようにした民族衣装もあります。

 

では、私たちがドミニカ国に行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

ドミニカ国は熱帯地域で暑くなっていましたね。

そのため、ドミニカでは日本での夏のような服装があれば大丈夫です。

 

朝晩は冷え込んだり、季節によって涼しくなる時期もあるため、羽織物や上着など、上に一枚着られるものがあると安心です。

また、ハリケーンが襲う雨季などには雨がかなり降るため雨具が必須となる他、日差しも強いため帽子や日焼け止めなどを持っていき、紫外線対策もしましょう。

温泉も湧き出ているため、入りたい場合は水着も持っていきましょう。

 

最後に、食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、ドミニカ国での食事について、ドミニカ国で有名な主食は「コメ」や「キャッサバ」、「パンのみ」や「プロビジョン(provision)」です。

「プロビジョン」は一般的には「イモ」のことですがお腹を満たすことができる炭水化物を呼ぶときに使われます。

他にも「プランテーン」と呼ばれる料理用のバナナなども主食として食べられており、これらの主食を見てみるとアフリカの主食の特徴と結構似ていることがわかります。

 

また、ドミニカ国では料理に肉類や魚類、豆類が使われることが多く、野菜に至っては玉ねぎやセロリ、ピーマンがベースとして使われることが多くなっています。

他のカリブ海諸国の料理とも似たような特徴があり、これらの地域の料理は全体的に「クレオール料理」と呼ばれ、調理された米や七面鳥、豚や豆が1つのお皿に盛り付けられて食卓に出されます。

ちなみにクレオール料理はアメリカ南部のルイジアナ州大ニューオーリンズ地域を中心とした複合料理となっています。

 

主食である米に関しては東アジアやインドの米などパラパラとした長細い米が一般的です。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのはかつてドミニカでよく食べられていなしたが、現在レストランでは食べることができない珍しい郷土料理「マウンテン・チキン(Mountain chicken)」について紹介します。

マウンテンチキンはヒキガエル科のカエルの脚を使ったドミニカ国の郷土料理のことで、現在では希少種となってしまったためレストランなどでは食べることのできません。

 

次に紹介するのは「レンティル(Lentil)」と呼ばれる付け合わせとして大人気の料理についてです。

レンティルはレンズ豆を玉ねぎや香辛料と一緒に炊いたもので、付け合わせとして食卓に並ぶことが多いんだとか。

「ペラウ(Peleau)」はピラフの語源も持ち、カラメル仕立ての米と野菜、そして豆を使った油炊きのご飯のことで、カリブ海南部から中南米にかけて食されています。

 

「ココマカ(coco-macqe)」は粗挽きのトウモロコシ粉とココナッツを混ぜてはで包んだ後に茹で上げた料理で、味付けはほとんどされていませんがココナッツのほんのりと甘い味が伝わってきます。

最後にドミニカ国で有名なドリンクについて紹介します。

まず「ココアティー」と呼ばれる国民的な飲み物について、ココアティーはカカオ豆とハーブを用いたドリンクで、ハーブには場合によっては植物の根や樹皮が使われることもあるそうです。

 

また、ドミニカ国には「クブリ(Kubuli)」という代表的なビールがあります。

ドミニカ国民はこのビールをよく飲みますが、隣国のラム酒やワインも人気があるそうです。

 

住居

続いてドミニカ国での住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ドミニカ国での住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にドミニカ国旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

ドミニカ国の通貨は「ドミニカ・ペソ」です。

1ドミニカ・ペソ→2.03円(2022/2/18)で、過去5年の変動1.75円~2.41円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • 食堂、1食 約295ドミニカペソ=約600円
  • ビール、1杯 約98ドミニカペソ=約200円
  • 首都の安宿、1泊 約3,444ドミニカペソ=約7,000円

このように、ドミニカ国の物価は日本と比べ少し安いか同等くらいとなっています。

ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

続いて治安についてですが、ドミニカ国の治安は外務省が危険レベル(コロナの感染危険レベルではありません)を出していないことから、隣国よりは治安がいいとなります。

 

しかしながら、麻薬や銃器のまん延、密入国や人身売買など組織的な犯罪も顕在化しているため、出歩く際は注意が必要です。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてドミニカ国に行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでドミニカ国で生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

ドミニカ国では毎年2月にカーニバルと10月後半に「ワールドクレオールミュージックフェスティバル(World Creole Music Festival)」と呼ばれるお祭りで賑わいます。

 

この時期になるとオーダーメイドで民族衣装を作った英、店に飾りをつけたりして盛り上げます。

祭り当日には植民地時代から奴隷たちが演奏していた「ジンピン(Jing Ping)」という民族音楽の演奏が行われ、アフリカから伝わったというドミニカでも最も古い民族舞踊「ベレ(Bélé)」や、ヨーロッパの舞踊にアフリカの影響を受けた「カドリーユ(Quadrille)」などが披露されます。

ドミニカの歴史や文化に触れられるお祭りにぜひ参加してみたいですね。

 

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

10月後半に行われる「ワールドクレオールミュージックフェスティバル」はドミニカ国について知るために参加すべき行事の一つだと思います。

ドミニカ国の文化や歴史に触れられるお祭りってとても素敵ですよね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

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