はる¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルーニャです。
本記事では、
「ユーレイルパス3ヶ月でヨーロッパ16カ国を90日間巡る、現実的かつ失敗しないモデルルート」を、
シェンゲン協定・予算・体力配分の3点から解説します。
ご来店いただき、誠にありがとうございます!


- 旅行代理店での実務経験
- 海外60カ国・150地域以上の渡航歴
- 海外旅行エリアスペシャリスト資格保有
- 1年以上の海外在住・留学経験あり
- 旅スタイル:一人旅・女子旅・カップル旅・鉄道・バックパック
「学生最後の休みに、3ヶ月かけてヨーロッパを一周したい!」
「仕事を辞めて時間ができたので、ユーレイルパスで気の向くままに旅をしたいな」
「でも、シェンゲン協定(90日ルール)やルート作りが難しくてパズルみたい(泣)」



90日間という長旅は、単なる旅行ではなく一つの「人生のプロジェクト」。



あらゆる180日間の中で、対象国に合計90日までしか滞在できない
「シェンゲン協定オーバー」。
これは、長期旅行で最も怖い落とし穴ですよね。
そこで今回は、ユーレイルパス(3ヶ月連続用)を1日も無駄にせず、かつシェンゲン協定のルールを賢くクリアする「全90日間の完全一筆書きモデルコース」を、全10フェーズに分けて徹底解説します。
さらに、私自身が4度の利用で培った実体験や、旅のプロとしての視点から、失敗しない移動ノウハウをすべて詰め込みました。
- 3ヶ月(90日間)かけて、ヨーロッパ16カ国を鉄道で制覇したい方
- シェンゲン協定の滞在制限を賢くかわすルートを知りたい方
- 予約不要な路線や無料特典を駆使して、コスパ良く旅したい方
この記事を読み込めば、旅の全体ルート・予算・長期旅行の生存戦略がすべて分かります。各エリアの具体的な移動時刻や予約方法は、リンク先の詳細ガイドを組み合わせてお使いください。
あなたの旅の目次になるよう丁寧にまとめますので、是非ご参考ください!
1. 【戦略的ルート】なぜ「イギリス本島最北端の駅スタート&時計回り」が最強なのか?


90日間で16カ国を巡る壮大な一筆書きルート。実はこれ、単に行きたい順に並べたわけではないんです。
私が「イギリス本島最北端の駅スタート」の「時計回り」を激推しするのには、3つの明確な戦略的理由があります!



えっ、単に北から南へ下るだけじゃないんですか?



スタート地点をイギリスにするだけで、そんなに旅の難易度が変わるの……?
実はこの順番で回ることで、長期旅行最大の敵である「ビザ問題」と「お金の不安」を魔法のように解決できるんです。プロの視点で、その3つの理由を紐解いてみましょう!
① シェンゲン協定の「実質的な回避策」!イギリスを冒頭に置く最大のメリット
これが、このルートにおける最も重要な「防衛策」です。
ヨーロッパには、あらゆる180日間の中で、対象国に合計90日までしか滞在できないというシェンゲン協定(90日ルール)があります。
もし、ユーレイルパスの有効期間である3ヶ月(約91〜92日間)をすべてシェンゲン加盟国(ドイツ、フランス、北欧など)で過ごしてしまうと、オーバーステイと判断された場合、罰金や入国禁止措置(期間はケースによる)が科される可能性があります。



えっ、そんなの怖すぎる……!
うっかり1日過ぎただけでもダメなんですか?



残念ながら、パスポートコントロールは原則として機械的に管理されており、入国時に説明が通らないケースがほとんどです。
だからこそ、「非加盟国であるイギリス」を最初に10日間持ってくるんです!
こうすることで、パスを使い始めながらも「大陸側の90日枠」を温存。イギリスを楽しんだあとに大陸へ渡れば、残りの約80日間を安心して巡れる、物理的なバッファが作れるというわけです。
スマホアプリの「Schengen Calculator」などで常に残り日数を確認しましょう!



ちなみに今回のルートでの滞在日数はこうなります!
| 全行程 | 90日間 |
|---|---|
| 🇬🇧 非シェンゲンエリア (イギリス) | 10日間 ※ここで日数をカウントさせません! |
| 🇪🇺 シェンゲンエリア (大陸側) | 80日間 ※制限の90日まで「10日の余裕」あり |
※渡航前には必ず公式のシェンゲン日数計算ツール、または各国大使館情報での最終確認をしてください。
このように、イギリス分を差し引くことで、大陸側での滞在を「80日」に抑えています。
もし電車が運休したり、体調を崩して予定が伸びたりしても、あと10日はオーバーステイにならないという「最強の保険」をかけた状態なんですよ。
ご自身のペースで計画してください
本記事のスケジュールには、早朝移動や長時間の乗り継ぎなど、体力的にハードな行程も含まれます。ご自身の旅の経験値や体調に合わせ、無理のないスケジュールへの変更(国や都市の削減)を強く推奨します。
トラブルに対する責任について
本記事のモデルルートを実行したことによる疲労、体調不良、交通機関の乗り遅れ、およびそれに伴う損害について、当ブログでは一切の責任を負いかねます。特に国境越えや予約必須列車を含む移動は、余裕を持った計画作成をご自身でお願いいたします。
② 物価の「回復期間」!中盤の東欧・中欧で予算を立て直す計算


長期旅行で次に怖いのが、予算のショートです。旅の序盤で訪れるイギリスや北欧は、正直言って「物価の暴力」と言われるほどお金がかかります。外食1回で数千円が飛んでいく現実に、心が折れそうになることも……。



確かに。北欧でお財布が空っぽになったら、後半のスイスやパリに行けなくなっちゃいますね(涙)



そこを救うのが、ルート中盤に配置したポーランド、チェコ、ハンガリーといった「中欧・東欧」エリアです!
このエリアは西欧の半分〜2/3程度の物価で過ごせる「天国」のような場所。ここで1泊あたりのコストをぐっと下げ、安くて美味しいビールや郷土料理を楽しむ。この期間があることで、前半で削られた資金(と精神的な余裕)を「回復」させ、後半のハイライトであるスイスでの贅沢を可能にする戦略的なバッファを設けています。
③ 旅の「感動曲線」を最大化!花の都パリで最高のフィナーレを
最後の理由は、心理学的な「満足度」の設計です。もし最初にスイスの完璧な山脈や、パリの煌びやかな景色を見てしまうと、その後の街並みが少し物足りなく感じてしまう「贅沢病」にかかることがあります(笑)。



留学中、最初は感動していた大聖堂も1年も見ているとどんなに有名な場所も同じように見えてました…
イギリスの歴史、北欧のデザイン、中欧の魔法、そしてアルプスの絶景…とステップアップし、最後に地中海の風に吹かれながら寝台列車でパリへ滑り込む。この「時計回り」のルートこそが、90日間の疲れを達成感に変え、最高のフィナーレを演出してくれるんです!



なるほど……!ルートを組むのって、ただのパズルじゃなくて「ビザ」「予算」「満足度」を全部管理する高度な戦略だったんですね!
その通りです!これを知っているだけで、ヨーロッパ周遊の90日間は「サバイバル」から「極上のグランド・ツアー」に変わります。さあ、次は各フェーズの具体的な中身を見ていきましょう!
2. 【全行程公開】16カ国を繋ぐ90日間のドラマチック・ルート



それでは、イギリスの最北端からパリのゴールまで、全10フェーズの旅路をご案内します。
各フェーズの終わりには、移動のコツや観光スポットを凝縮した「詳細ガイド」へのリンクを貼っていますので、気になるエリアはぜひ深掘りしてみてくださいね!
「90日間で16カ国って、具体的にどこに行くの?」
今回のグランド・ツアーで制覇する国々は、以下のラインナップです!
| Phase | 今回制覇する 16カ国 | 日数 | 区分 | 累計シェンゲン日数 |
|---|---|---|---|---|
| Phase 1 | 🇬🇧 イギリス | 10日 | 非シェンゲン | 0日 |
| Phase 2 | 🇧🇪 ベルギー 🇳🇱 オランダ | 8日 | シェンゲン | 8日 |
| Phase 3 | 🇩🇪 ドイツ 🇩🇰 デンマーク 🇸🇪 スウェーデン | 9日 | シェンゲン | 17日 |
| Phase 4 | 🇵🇱 ポーランド 🇨🇿 チェコ | 10日 | シェンゲン | 27日 |
| Phase 5 | 🇸🇰 スロバキア 🇭🇺 ハンガリー | 8日 | シェンゲン | 35日 |
| Phase 6 | 🇸🇮 スロベニア | 4日 | シェンゲン | 39日 |
| Phase 7 | 🇩🇪 ドイツ 🇦🇹 オーストリア | 7日 | シェンゲン | 46日 |
| Phase 8 | 🇩🇪 ドイツ 🇱🇺 ルクセンブルク 🇫🇷 フランス | 5日 | シェンゲン | 51日 |
| Phase 9 | 🇨🇭 スイス | 8日 | シェンゲン | 59日 |
| Phase 10 | 🇲🇨 モナコ 🇫🇷 フランス | 8日 | シェンゲン | 67日 |
| 調整日 | 完全休養・予備日 (洗濯・移動・延泊) | 13日 | (自由) | 80日 |
| 合計 | 全行程 | 90日 | 安全圏 | 80日 |
※シェンゲン日数は「連続滞在」ではなく「過去180日間の累計」で判定されるため、入出国日や一時的な非加盟国滞在によって実際の残日数は前後します。



「合計日数が合わない!」と思った鋭いあなたへ
上の表のPhase1〜10を足すと77日になります。「残りの13日は?」と思いますよね。
実はこの「空白の13日間」こそが、90日間の旅を挫折せずに完走するための命綱なんです。
各フェーズの詳細記事(子記事)は、観光と移動を効率よく詰め込んだ「モデルコース」です。
しかし実際の90日間(約13週間)では、以下のような時間が必要です。
- 週に1度の「完全休息日」(洗濯や体調管理)
- 気に入った街での突発的な延泊
- 鉄道のストライキや遅延時のリカバリー
つまり、「週に1日は何もしない日があっても大丈夫」という計算です。
キチキチに詰め込まず、このバッファ(余裕)があるからこそ、トラブルさえも楽しむ余裕が生まれるんですよ!



正直に言いますね。「全部行かなくてもいい」んです!
このルートは、パズルのように綺麗にハマるよう設計していますが、実際は「朝寝坊して列車に乗れなかった」「この街が気に入ったからもう1泊したい」ということが絶対に起こります。



確かに、雨で動きたくない日とかもありそう……。
その通り!このモデルコースはあくまで「骨組み」です。
「フェーズ4のポーランドを飛ばして、その分チェコでゆっくりする」といったアレンジは大歓迎。このルートを完遂することより、あなたが心身ともに健康で旅を終えることの方が100倍大切ですからね。
2026年のヨーロッパ旅では、パスポート以外に2つの「事前渡航認証」が必須になる見込みです。
- 🇬🇧 UK ETA(イギリス)
すでにスタートしているビザです。
イギリス入国に必要。ロンドンからスタートする本ルートでは必須です。 - 🇪🇺 ETIAS(エティアス)
シェンゲン協定国(大陸側)への入国に必要。
現時点では2026年以降の導入が見込まれていますが、正式な開始時期はEUにより変更される可能性があります。
どちらも原則として搭乗前に取得していないと、航空会社の判断で搭乗を拒否される可能性があります。
航空券を取る前に申請要件を確認してください!
Phase 1:英国縦断!最北の駅から始まる旅(1〜10日目)


旅のスタートはスコットランドの最北端「サーソー」。ここからロンドンまで、グレートブリテン島をドラマチックに南下します。湿原を走り抜ける「ファー・ノース・ライン」の車窓は、まさに世界の果てに来たような孤独で美しい景色。ロンドンでは、ユーロスターで大陸へ渡る準備を整えましょう。



プロの極秘戦略:イギリスを「起点」にする理由
何度も繰り返しますが、イギリスはシェンゲン協定外。ここで最初の10日間を過ごすことで、パスの有効期限をフルに使いながら、大陸側での「オーバーステイのリスク」を構造的に回避します。これが90日間完走の最大の鍵です!
▼【英国縦断】シェンゲン滞在日数を賢く温存!最北の離島「オークニー諸島」からロンドンまで駆け抜ける9日間の詳細ルートはこちら


※オークニー諸島はスコットランドの一部であり、国家としてはイギリスに含まれます。
Phase 2:ベネルクス!美食のベルギーと運河のオランダ(11〜18日目)


ブリュッセルに上陸したら、そこは美食の宝庫。世界一美しい駅「アントワープ中央駅」に感動し、オランダでは「キンデルダイク」の風車網を自転車で駆け抜けます。春ならキューケンホフ公園のチューリップがあなたを待っていますよ!



ベルギービールにワッフル、オランダの運河クルーズ……。
このエリア、移動距離が短くて旅しやすいのが最高です!
▼「予約不要な列車」で気ままに巡る!ベルギーの美食とオランダの運河を最短・最適に繋ぐ8日間の詳細ルートはこちら


Phase 3:ドイツ北部・北欧!ハンザの女王とデザインの街(19〜27日目)





重厚なレンガ造りの「ハンザ同盟都市」リューベックから、海を越えて北欧へ。
洗練されたコペンハーゲン、そして「魔女の宅急便」のモデルとも言われるストックホルムの旧市街ガムラスタンへ。歴史とモダンデザインが交差する、目にも鮮やかな区間です。
▼【ドイツ北部〜北欧】SJ高速列車の予約術から「魔女の街」を歩くコツまで。デザインと癒やしの9日間ガイドはこちら


Phase 4:ポーランド・チェコ!歴史の重みと魔法の街(28〜37日目)


北欧から一気に南下して、歴史の深い中欧エリアへ。負の遺産「アウシュヴィッツ」での学び、そして「百塔の街」プラハの黄昏。ここは物価が安いため、長期旅行の疲れを癒す「沈没(=移動せず、宿を拠点に心身を休める休息日)」に最適な、旅人のお財布に優しい聖地です。



ビールが水より安い国!
チェコは一人あたりのビール消費量が世界一。パブに行けば、最高品質の生ビールが水より安く飲めることも!鉄道移動の後に、歴史的な広場で乾杯する。これこそが中欧旅の醍醐味ですね。
▼【中欧10日間】物価の安さを味方に!ポーランドの歴史とチェコの魔法にどっぷり浸かる一人旅の攻略法はこちら


Phase 5:スロバキア・ハンガリー!天空の城とドナウの真珠(38〜45日目)


中欧の隠れた絶景、スロバキアへ。まるでラピュタのような「スピシュ城」の廃墟美に息を呑み、国境を越えてハンガリーへ向かいます。「ドナウの真珠」ブダペストでは、世界一美しいと言われる国会議事堂の夜景を見ながら、格安で絶品のフォアグラ料理を堪能しましょう。



実は「温泉大国」なんです!
ブダペストはローマ時代から続く温泉都市。旅の折り返し地点で、名物「セーチェーニ温泉」の広大な露天風呂に浸かれば、溜まった疲れも一気に吹き飛びますよ!
▼【スロバキア・ハンガリー】廃墟の城からドナウ川の絶景夜景まで。中欧の「隠れた宝石」を8日間で巡るルートはこちら


Phase 6:スロベニア!「ヨーロッパの緑の宝石」へ(46〜49日目)


近年、旅好きの間で急速に注目を集めている国、スロベニア。アルプスの南側に位置し、エメラルドグリーンに輝く「ブレッド湖」や、トロッコで地底を探検する「ポストイナ鍾乳洞」など、驚くほど豊かな自然がコンパクトにまとまっています。



写真で見た「湖に浮かぶ教会」、ずっと行ってみたかったんです!
電車で行けるんですか?
もちろんです!スロベニアは鉄道網がシンプルで、予約不要の列車が多いため、パス片手に気ままに絶景をハシゴするのに最適な国なんです。治安も良く、女性の一人旅にもおすすめですよ。
▼【スロベニア】おとぎ話のような湖とドラゴン伝説の街。自然に癒される4日間の詳細ガイドはこちら


Phase 7:オーストリア・南ドイツ!音楽と古城のロマン(50〜56日目)





音楽の都ウィーンで優雅な宮廷文化に触れ、世界一美しい湖畔の町「ハルシュタット」へ。
その後、国境を越えてドイツのバイエルン州に入り、ディズニー城のモデル「ノイシュヴァンシュタイン城」を目指します。誰もが憧れる「王道ルート」を特急列車で駆け抜けます。
▼【王道ルート】ウィーン〜ハルシュタット〜南ドイツ。音楽と古城のロマンチック街道を鉄道パスで繋ぐ7日間はこちら


Phase 8:中央ドイツ・ルクセンブルク・アルザス(57〜61日目)


ライン川沿いの古城を眺め、4月30日にはハルツ山地で伝説の祭典「ヴァルプルギスの夜」に参加!その後、世界唯一の公共交通無料国ルクセンブルクを経て、フランスのアルザス地方へ。「美女と野獣」や「ハウル」の世界そのままの可愛い村々を訪ねる、癒やしの区間です。



豆知識:ルクセンブルクは「財布いらず」!
実はルクセンブルク、国内の電車・バスがすべて無料。パスの「使用日数」を節約したいなら、この日はパスを使わず、無料バスでヴィアンデン城などの名所を巡るのが最強の節約術ですよ!
▼【中央ドイツ〜アルザス】4月30日の魔女の夜と、絵本の世界を駆け抜ける。絶景続きの鉄道旅15日間はこちら


Phase 9:スイス鉄道王国!アルプスの頂へ(62〜69日目)





いよいよ鉄道旅の聖地、スイスへ!
世界一遅い特急「氷河急行」で8時間のパノラマ体験を楽しみ、マッターホルンやユングフラウを間近に仰ぎます。パスの割引特典を最も活用し、アルプスの風を全身で感じる、旅のクライマックスです。
※対象区間に限り/制度改定の可能性あり
▼【スイス攻略】氷河急行の予約術から、パスでタダで登れる山まで。「鉄道王国」を賢くお得に遊び尽くす8日間ルートはこちら


Phase 10:南仏横断&パリ!感動のグランドフィナーレ(70〜77日目)


地中海のニースから、RPGの世界のような城塞都市カルカッソンヌへ。最後はカルカッソンヌから寝台列車「アンテルシテ・ド・ニュイ」に乗り込み、ガタンゴトンという揺れの中で眠りにつきます。そして早朝……目覚めればそこは花の都パリ!3ヶ月の旅を締めくくる、最高にドラマチックなゴールが待っています。



寝台列車の朝にエッフェル塔……。



90日間走りきった後のカフェオレ、想像しただけで感動しちゃいますね!
▼ 満席で泣かないための「寝台列車争奪戦」必勝法!南仏からパリへ感動のゴールを飾る8日間の詳細ルートはこちら


3. 【予算】2026年版・90日間のリアルな現地総額シミュレーション





今回は往復の航空券抜きで計算を進めていきます!
2026年現在の円安状況を加味し、ホステルに泊まりながら「やるべき体験」をすべて詰め込んだ予算がこちらです。正直、安くはありません。



でも、これが「無理な我慢をせずに一生の思い出を作る」ための現実的な数字です。
| 項目 | 概算(日本円) | 備考 |
|---|---|---|
| 1. ユーレイルパス | 約230,000円 | 3ヶ月連続タイプ(2等・大人料金) |
| 2. 宿泊費(ホステル) | 約630,000円 | 平均 7,000円 × 90日(ドミトリー利用) |
| 3. 食費・雑費 | 約360,000円 | 平均 4,000円 × 90日(自炊+外食) |
| 4. 予約料・観光費 | 約200,000円 | 詳細は下記。主要な絶景体験を網羅! |
| 合計 | 約1,420,000円 | 1日あたり約1.5万円 |
※海外旅行保険代は別途必要です。



ところで「3ヶ月連続用」ってどういう意味ですか?
「フレキシパス」とは違うの?



鋭いですね!今回は「毎日電車に乗れる(Continuous)」タイプを選んでいます。
「期間中◯日だけ使える(Flexi・フレキシパス)」だと、90日間の移動頻度では日数が足りなくなるからです。
元を取るためにも、どんどん電車に乗りましょう!
「そもそもユーレイルパスってどこで買うの?」「アプリの使い方は?」という疑問をお持ちの方は、まずこちらの完全解説ガイドをご覧ください。
4回利用して分かった「元を取る買い方」や「国別の座席予約手順」を画像付きで徹底解説しています!


鉄道旅の「勝敗」は購入タイミングで決まる?ユーレイルパスをお得に手に入れる極意



損をせず、安心してパスを手に入れたいあなたへ
ユーレイルパスは公式サイトでも買えますが、私は公認代理店の「Trip.com」での予約を強くおすすめしています。特に長期旅行者にとって、以下の3つのメリットは無視できないほど大きいんです。
- 日本語カスタマーサポートの安心感
公式サイト(海外)はトラブル時に英語対応が必要なケースが多いですが、Trip.comなら日本語で年中無休のサポートが受けられます。初めてのモバイルパス設定でつまづいても安心です。 - Trip Coins(ポイント)が貯まる・使える
長期パスは高額なので、ここで貯まるポイントもかなりの額に。貯まったポイントで、旅の途中のホテル代を浮かせたり、空港送迎を無料にしたりと、実質的な節約に直結します。 - 日本発行のクレジットカード決済がスムーズ
海外サイトでたまにある「決済エラー」のストレスがありません。日本円で価格が固定され、二重両替手数料の心配がないのもプロが選ぶ理由です。



それなら、日本語サポートがあってポイントも貯まるTrip.comの方が、長期旅行には断然有利ですね!



途中で宿泊予約にもTrip.comを使う機会が多いはず。
パス購入でランクを上げておけば、ホテル予約の割引率も上がって一石二鳥ですよ!
\ 日本語サポート付&Trip Coinsが貯まる /
「予約料・観光費(約20万円)」の内訳にはこれが含まれます!
ユーレイルパスを持っていても、人気の高速列車や特別な体験には追加料金がかかります。このシミュレーションでは、本ルートで絶対に外してほしくない以下の費用をすべて計上しています。
- 高速列車の指定席料(計10〜15回分)
ユーロスター(ロンドン〜ブリュッセル)、フランスのTGV、スウェーデン国鉄SJなど、予約必須列車の合計。 - 寝台列車の追加予約(1〜2回分)
南仏からパリへ帰還する「アンテルシテ・ド・ニュイ」のクシェット(簡易寝台)予約代。
(路線は季節・曜日で大きく変動、毎日運行ではありません) - 氷河急行(Glacier Express)の特別予約料
スイス鉄道旅の目玉!乗車券とは別にかかる約49CHF(約8,500円)の予約手数料。 - ユングフラウヨッホ登山鉄道(パス割引適用後)
標高3,454mの「欧州の屋根」への往復チケット代。パスで25%OFFになっても約2.5万円かかるため、ここもしっかり計上! - 主要観光スポットの入場料・参加費
アウシュヴィッツのガイドツアー、ルーヴル美術館、ハルシュタットの連絡船、カルカッソンヌの城郭、魔女の山(ブロッケン山)の蒸気機関車運賃など。 - 市内交通・バス代
鉄道パスが使えない区間のポストバスや、メトロ、トラムの回数券代。



「予約料」を安く抑える裏ワザがあります!
実は、予約必須の列車も「どのサイト経由で予約するか」によって手数料が大きく変わります。
イタリア、フランス、中欧など、国ごとに一番お得な予約方法(公式サイトやアプリの使い分け)を別記事で詳しくまとめています。予算を少しでも浮かせたい方は必見です!





なるほど!スイスの登山鉄道や、寝台列車の予約まで全部入っての20万円なんですね。



これなら「現地で予算が足りなくて絶景を諦める」なんて悲劇は防げそうですね!
特にスイスの登山鉄道や寝台列車は、「鉄道パスとは別の追加出費」として認識しておくことが大切です。
これを忘れて予算を組むと、旅の後半でお金が尽きてしまいます。
また、フランスやイタリアなど予約必須な国が続くフェーズでは、予約料だけで数万円飛ぶことも。
私のモデルコースのように、中盤に物価の安い中欧・東欧(ポーランドやチェコ)を挟むことで、宿泊費や食費を浮かせてバランスを取るのがプロの戦略ですよ!
現在、ヨーロッパの物価上昇(インフレ)と円安の影響は非常に不安定です。
宿泊費や高速列車の指定席料は、空席状況によって価格が跳ね上がるダイナミックプライシングが主流になっています。
このシミュレーションをベースにしつつ、「予備費として+20万円」ほどお財布に余裕を持って出発することを強くおすすめします。
最新の情報は、必ず予約直前に各公式サイトで確認してくださいね!
現地費用で約140万円〜。
決して安くはない投資ですが、90日間で16カ国を巡り、数えきれないほどの絶景と出会う体験は、その後の人生を支える大きな財産になります。
次は、この予算を無駄にしないための「各フェーズのサバイバル戦略」を見ていきましょう!
4. 90日間の長期鉄道旅を支える3つの「サバイバル戦略」





3ヶ月、つまり90日間の旅は、もはや「観光」ではなく「移動型の生活」です。
全速力で走り続けると、1ヶ月を過ぎたあたりで必ず心身ともに限界がきます。
プロの視点から、最後まで楽しく走り抜けるための「生存戦略」を伝授します!
① 洗濯は「4日に1回」!Googleマップを駆使した洗濯戦略
90日分の服を持ち歩くのは物理的に不可能です。バックパックの重量を10kg以下に抑えるなら、衣類は「3〜4日分」をローテーションするのが鉄則。つまり、4日に1回は必ず「洗濯日」がやってきます。



ホステルの洗面台で手洗いすれば安上がりじゃないですか?



ちょっと厳しいです!(笑)ヨーロッパは乾燥していますが、ジーンズや厚手の靴下は手洗いだとなかなか乾きません。
生乾きの臭いに悩まされるより、コインランドリー(Laundromat)で一気に乾燥まで終わらせるのが、快適さを保つプロの知恵です。
② 脳の休息!週に1日の「デジタルデトックス日」を作る
常に時刻表を調べ、Googleマップを凝視し、SNS用に写真を撮り続ける……。これを90日間続けると、脳が「旅行疲れ」を起こし、せっかくの絶景に感動できなくなってしまいます。これを専門用語で「トラベル・バーンアウト(旅行燃え尽き症候群)」と呼びます。



あ、それ分かります。旅の中盤で「今日はもうどこにも行きたくない……」ってなる瞬間がありますよね。



そう!だからこそ、週に1日は「何もしない日」を決めてください。
スマホはカバンにしまい、カメラも持たず、ただ近所の公園で本を読んだり、地元の人が行くカフェでぼーっとしたりする。この「沈没(休息)」こそが、次のフェーズへのエネルギーになるんです。
③ 命取りになる「パス専用枠」!予約は2ヶ月前がボーダーライン


ユーレイルパスは最強のチケットですが、「魔法の杖」ではありません。特にフランスのTGV、そして国際列車のユーロスターや寝台列車には「パスホルダー専用座席枠」という制限があります。
「普通の切符は売っているのに、パス用の席だけ満席」という事態が頻繁に起こります。
特に以下の路線は、旅程が決まった瞬間に予約しましょう!
- ユーロスター(ロンドン ⇄ 大陸):旅程が決まり次第、何よりも先に確保!
- フランス国内のTGV:週末やバカンス期は1ヶ月前でも危険!
- 寝台列車(ナイトジェット等):3ヶ月前の発売日に即予約が理想!



ひとりごと:予約手数料の節約術
ユーレイル公式アプリで予約すると手数料が上乗せされます。実は各国の鉄道会社公式サイト(SNCFやÖBBなど)から直接予約する方が安いことが多々あります。この「数ユーロの節約」を積み重ねるのが、90日間を完走するための資金管理のコツですよ!
「洗濯」「脳の休息」「早めの予約」



この3つを意識するだけで、90日間の旅がぐっと「生活」として安定します!



「生活」が安定すれば、心に余裕が生まれて、もっと深いヨーロッパに出会えます。
まとめ:90日間の鉄道旅が、一生の宝物に!


今回は、ユーレイルパスを極限まで使い倒す「90日間・16カ国周遊の完全ルート」を解説しました。イギリスの霧深い離島から、北欧のデザイン、中欧の歴史、アルプスの絶景、そして地中海の光へ——。
このルートは、単なる移動の記録ではありません。
シェンゲン協定を賢くかわし、物価の波をコントロールし、旅の感動をクライマックスへ繋げる、緻密に計算された「戦略的ドラマ」です。
ダイナミックプライシングに振り回されることなく、車窓から見える名もなき村に思いを馳せ、自分のペースで「生活」するように旅をする。3ヶ月という時間は、きっとあなたの価値観を根底から揺さぶり、一生モノの自信を授けてくれるはずです。



この旅に出た後のあなたは、出発前とは違う景色を見ているはずですよ!
ご自身のペースで計画してください
本記事のスケジュールには、早朝移動や長時間の乗り継ぎなど、体力的にハードな行程も含まれます。ご自身の旅の経験値や体調に合わせ、無理のないスケジュールへの変更(国や都市の削減)を強く推奨します。
トラブルに対する責任について
本記事のモデルルートを実行したことによる疲労、体調不良、交通機関の乗り遅れ、およびそれに伴う損害について、当ブログでは一切の責任を負いかねます。特に国境越えや予約必須列車を含む移動は、余裕を持った計画作成をご自身でお願いいたします。
グランド・ツアー完走への最終チェックリスト
- ユーレイル・グローバルパス(3ヶ月連続)の購入と有効化の手順を確認した?
- イギリス開始のメリットを理解し、シェンゲン滞在日数のシミュレーションをした?
- ユーロスター、寝台列車、氷河急行の「パス専用枠」を真っ先に予約した?
- 全10フェーズの詳細記事(子記事)を読み込んで、各エリアの注意点をメモした?



最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。いつか世界のどこか、列車の車窓から見える景色を、あなたと共有できる日を楽しみにしています!



¡Buen viaje!(良い旅を!)