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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ニカラグア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にニカラグアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ニカラグアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 マナグア
・通貨 コルドバ
・時差 15時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 スペイン語
・電圧 110~120V、60Hz
・コンセント タイプA
・面積 130,370平方キロメートル(北海道と九州を合わせた広さ)
・気候 熱帯性気候、サバナ気候、熱帯雨林気候、温暖湿潤生気候
・経路 米国やメキシコ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約19~24時間から
・祝日 9月15日(独立記念日)
・産業 主に農牧業(コーヒー、牛肉、金、豆、砂糖、乳製品、ピーナッツ)
・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
ニカラグアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ニカラグアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ニカラグアでは以下の言語が主に使われています。
- スペイン語
- 英語
- ミスキート語
- 中国語
- アラビア語
- ドイツ語
- イタリア語
公用語は「スペイン語」となっておりますが、カリブ海側のモスキート海岸地域では「クレオール英語」、また移民によって「中国語」や「アラビア語」、「イタリア語」なども話されています。
スペイン語ですが、スペインで話されるスペイン語に訛りや方言が混じっていることもあります。
ニカラグアを太平洋側と中央、大西洋側に分けると、太平洋側と中央では約95パーセントの人がスペイン語のみを話していると言われていますが、逆に大西洋側では英語が公用語のような立ち位置にいるため、スペイン語は第二言語のようになっているようです。
ちなみにニカラグアの正式名称は、スペイン語で「República de Nicaragua(レプブリカ・デ・ニカラグア)」で、日本ではニカラグア共和国と呼ばれていますが、ニカラグアやニカラグァ、ニカラグワと表記されることもあります。
ニカラグアの国名の由来は、現在のニカラグアで勢力が強かった先住民であるニキラノ族の首長「ニカラオ」からきていると言われています。
英語は使えるの?
ニカラグアの太平洋側と中央部では主にスペイン語が話されているため、観光地化された地域の高級レストランやホテル以外ではあまり英語は通じません。
しかしながら、大西洋側では英語を話す地域があり、そこでは少なからず通じるようですが、国全体を通してスペイン語が公用語となっているため、日常会話程度のスペイン語を覚えていけたら安心ですね。
気候・位置
「ニカラグア共和国」通称ニカラグアは、中央アメリカ中部に位置するラテンアメリカの共和制国家で、北西に「ホンジュラス」、南に「コスタリカ」と国境を接し、東は「カリブ海」、南西は「太平洋」に面しています。
首都はマナグアで、15の県と大西洋側の先住民ミスキート族による2つの自治地域によって構成されています。
地形的にはマナグアやレオン、グラナダなどの主要都市が存在する「ニカラグア低地」と、太平洋岸の「火山地帯」、北部にある「中央高原地帯」、そしてカリブ海と東部にある「平原部」の4つに分けられます。
人口は約半分以上がニカラグア低地に集中していて、未開発の地も多く存在します。
続いて気候に関して、ニカラグアは主に「熱帯性気候」に属しています。
しかしながら地域によって気候に差があり、西海岸は「サバナ気候」、東海岸は「熱帯雨林気候」、そして国土の中央に位置する山岳部は「温暖湿潤生気候」に属しています。
また雨季と乾季に分かれ、5月から10月が雨季、11月から4月が乾季となります。
ニカラグアの気温は1年中高温となっていますが、特に4月と5月はより暑く、乾季の始まる12月から1月にかけて少しだけ過ごしやすくなります。
雨季に関して、日本の梅雨のように一日中毎日雨が降り続けるわけではなく、2時間以上降り続けるのは稀で、スコールのように短時間の間に大量の雨が降ります。
カリブ海岸の低地では雨季と換気の区別がはっきりしていないため、1年中高温多湿で暑くなっています。
気温に関しては首都マナグアでは、平均気温が約26.5度で、湿度も約74.8%と高く、雨季には雷雨にもなります。
衣服
では中南米の国、ニカラグアにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
ニカラグアの民族衣装には、「コトナ」や「マンティアド」と呼ばれる服があります。
コトナは男性が着用する民族衣装で、一方「マンティアド」は女性が着用します。
普段着として着ている人は少なく、主に民族舞踊の際にこれらの衣装は着用され、また地域によって名前やデザインも変わってきます。
では、私たちがニカラグアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
ニカラグアは1年を通して気温が高い熱帯に属しているため、日本の夏のような服装を持っていくのがよさそうです。
しかしながら朝晩で気温差が激しくなったり、空調の効き具合で寒さを感じることもありますので、日焼け対策も兼ねて上着も持って行ったら安心です。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、ニカラグアでの食事について、ニカラグアで有名な主食は「トウモロコシ」です。
主にこの主食であるトウモロコシを粉にして、練って焼いて作った「トルティーヤ(トルティージャ)」が特に食されています。
また「コメ」や「パン」、「豆」や「プラタノ」と呼ばれる甘くないバナナも主食として食べられることが多くなっています。
ニカラグアでは鶏肉が安く手に入るため、食卓に鶏肉が出されることが多く、パスタやスープ料理によく使われます。
牛乳の消費量も多く様々な種類の牛乳がスーパーで売られている他、太平洋側に住んでいる人々は魚を多く食べる習慣があります。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのは「Nacatamal(ナカタマル)」と呼ばれるニカラグアの伝統的な料理について。
ナカタマルはトウモロコシや豚肉、イモ、ご飯をバナナの皮に入れて、お湯で煮て作ります。
ボリューミーなため、腹持ちも良く、ニカラグアの人々に愛されている料理となっています。
次に紹介するのは「ガジョ・ピント」と呼ばれるニカラグアのソウルフードについて。
ガジョ・ピントはよく朝食に食べられることが多く、ご飯と「フリホーレス」と呼ばれる赤色をしたインゲン豆を混ぜてから炊いて作ります。
コーヒーやトルティーヤ、チーズやクリームと一緒に食べることが多いようです。
「Vigoron(ビゴロン)」はグラナダの名物料理で、土台となるお皿の上にバナナの葉を並べ、ユッカと呼ばれる芋を蒸したものの上に、豚肉や豚の皮を乗せて、またその上に塩とお酢で味付けをした刻みキャベツを乗せて作ります。
手でつまみながら食べることが伝統的となっているようですが、最近ではフォークで食べることも増えてきているんだとか。
続いてニカラグアで有名なドリンクについて紹介します。
ニカラグアでは「ピノリージョ」と呼ばれるトウモロコシをすり潰して作った飲み物があります。
一見コーンスープにしか思えませんが、味付けにはココアやシナモン、砂糖や牛乳、そしてお湯などが入っており、とても飲みやすい中南米を代表する飲み物となっています。
「ポソール」はトウモロコシの粉と牛乳を混ぜ合わせたシンプルな飲み物で、牛乳の消費量の多いニカラグア名物のドリンクとなっています。
「Pina Colada(ピニャ・コラーダ)」はニカラグアで特産品となっているお酒で、「Flor de Cana(フロール・デ・カニャ)」と呼ばれるラム酒をパイナップルのジュースで割ったカクテルです。
甘くてジュースのように極々と飲めるため、気温高いニカラグアでは最高のお酒となっています。
最後にニカラグアで有名なデザートを紹介します。
ニカラグアでは「Tres Leches(トレス・レチェス)」と呼ばれるケーキがあります。
トレスはスペイン語で「3」という意味があり、またレチェは「牛乳」で、三つの牛乳という意味になります。
その名の通り、トレス・レチェスには3種類のミルクが使われており、スポンジケーキをに牛乳と練乳を染み込ませ、またその上に甘い生クリームをかけて作ります。
さくらんぼも乗っていてとても可愛らしいケーキですが、かなり甘くてカロリーも高いので食べ過ぎには注意が必要です。
住居
続いてニカラグアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ニカラグアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にニカラグア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
ニカラグアの通貨は「ニカラグア・コルドバ」です。
1ニカラグア・コルドバ→3.61円(2022/5/14)で、過去5年の変動2.91円~3.65円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- ミネラルウォーター、330ミリリットル 約23コルドバ=約83円
- レタス、1玉 約22コルドバ=約80円
- 玉ねぎ、450グラム 約27コルドバ=約97円
- キャベツ、1玉 約27コルドバ=約97円
- ジャガイモ、450グラム 約20コルドバ=約72円
- リンゴ 1個 約14コルドバ=約50円
- パイナップル 1個 約18コルドバ=約65円
- 米、2キロ 約68コルドバ=約245円
- パン、500グラム 約58コルドバ=約209円
- 牛肉、450グラム 約121コルドバ=約437円
- 豚肉、450グラム 約70コルドバ=約252円
- レストラン、1食 約166コルドバ=約600円
- ビール(輸入)、330ミリリットル 約76コルドバ=約274円
このように、ニカラグアの物価は日本と比べかなり安くなっています。
ニカラグアは南米の中でも自国で栽培できる農産品が多く、また生活必需品も安く手に入れることができるため南米の中でも一番に入るくらい物価が安いと言われています。
しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、ニカラグアの治安は外務省により、全土に危険レベル1(十分注意してください)が出されていますが、周辺諸国と比べると凶悪犯罪が少なくそこまで悪くないといった印象です。
凶悪犯罪は少ないですが、恩赦により一般囚人を断続的に大量釈放したことなどが原因で治安は少しづつ悪化していることに加えて、スリやひったくりといった犯罪は普通に起こるため、十分注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてニカラグアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでニカラグアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
ニカラグアの文化は基本的に先住民の文化スペイン、またカリブ海側のミスキート族やアフリカといった文化が融合されています。
ニカラグアでは12月7日に「グリタリア」と呼ばれるカトリック教の最も大きなお祭りがあります。
グリタリアは、スペイン語で「叫ぶ(Gritar グリタール)」という意味があり、この日になると街の子供たちはお花を持って近所の家を訪問します。
その際に訪問された家の人は「誰が幸せを運んできてくれますか?」と叫び、子供たちはマリア様を讃える言葉を叫びます。
お花を持った子供たちが訪ねてきてくれるなんて、とても嬉しいですね。
また聖歌も歌い、盛大にお祝いします。
最後にタクシーのマナーについて紹介します。
タクシーは基本的に相乗りとなっています。
そのため、大きな荷物や貴重品を持っている場合は、割増料金を払って相乗りを避けてもらった方がよさそうです。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
ミルクが大好きで甘党な私には、ニカラグアの名物であるトレスレチェスがとても魅力的に感じました。
恩赦で囚人がかなり釈放されているのは結構怖いですが、中南米の中でも治安は良い方なのでよかったです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!