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【スペイン語文法:不定語】algo / alguien / algún / alguno の使い分け(DELE:B1)

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はるカタルーニャです。本日は「スペイン語の不定語に関する言語カフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

 

早速ですが、この記事ではスペイン語の不定語 "algo / alguien / algún / alguno" について例文付きでご説明させていただきます。

似通った単語を用いているため、間違えやすくなっておりますが、日常的に使う単語となっていますので、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

 

【不定語】4種類(algoやalguienなど)の一覧表

スペイン語の文法に出てくる不定語とは以下の単語が存在します。

  • algo (何か)
  • alguien (誰か)
  • algún / a / os / as (何か・誰か)
  • alguno / a / os / as (何か・誰か)

日本語だけ見るとどれもほとんど同じですね。

しかしながら、これらの不定語は、その文で伝えたい内容の対象が「物や事・人物・形容詞・代名詞」かによって明確に使い分けることができます。

 

代名詞【algo:何か】の使い方

4種類ある不定語のひとつである "algo" は、主に「何かの物事を表現する」時に用いられます。

"algo" は代名詞であるため、文の中で独立して用いることができ「何か」という意味になります。

【Por ejemplo :例文】

  • ¿ Quieres tomar algo ? (何か飲みたいですか?)
  • ¿ Por favor dame algo de comer  ? (私に何か食べ物をください)
  • ¿ Hay algo que elimine la mancha ? (染みを落とせる何かはありますか?)→不定語と接続法の組み合わせに関してはこちら

※今回紹介する全ての例文において、最後の例文のみ接続法を用いています。

 

代名詞【alguien:誰か】の使い方

”alguien” は主に「誰かについて表現する」際に用いられ、 "algo" と同じく代名詞なため独立した形で使うことができます。

意味は「誰か」で、誰か知らない人について話したい時に用いると簡単に文章を作ることができます。

【Por ejemplo :例文】

  • ¿Alguien tienes un diccionario ? (誰か辞書を持っていませんか?)
  • Mi amigo espera a alguien en parque. (私の友達は公園で誰かを待っています)
  • ¿Hay alguien que sepa japonés ? (日本語ができる人は誰かいますか?)

 

形容詞【algún / a / os / as:誰か、何か】などの使い方

"algún / a / os / as"は「モノやコト、人について表現する」時に用いられ、形容詞として用いられるため名詞と一緒に使われます。

意味は「何か、誰か、いずれか、いくつか」などがあり、一緒に用いられる名詞によって訳が変わってきます。

またスペイン語の形容詞は性数変化と呼ばれる、名詞の性別と数に合わせて変化させる必要があるため、4種類となっております。

形容詞的用法 不定語
男性単数 algún
女性単数 alguna
男性複数 algunos
女性複数 algunas

 

例えば、男性単数名詞である” Pais (国)"には” algún ”が、女性単数名詞である" persona (人)"には” alguna ”が用いられます。

また、男性複数名詞である" ahorros (貯金・たち)"には” algunos "が、女性複数名詞である” notas (メモ・たち)"には” algunas "が用いられます。

【Por ejemplo :例文】

  • ¿ Tienes algún dinero ? (君はいくらかお金を持っていますか?)
  • ¿ Has estado alguna vez en Alicante ? (君はオーストラリアに行ったことがありますか?)
    ※経験を聞く際に何度かという意味で訳しませんが用いられます。
  • Tengo algunos encargos que hacer. (私はしなければならない用事がいくつかあります。)
  • ¿ Conoces algunas comidas que sea típica de España ? (君はスペインの代表的な料理を何か知っていますか?)

 

代名詞【alguno / a / os / as:いずれか、いくつか】などの使い方

”alguno / a / os / as”も同じく「モノやコト、人について表現する」時に用いられますが、これらは代名詞として用いられるため、文の中で独立して用いることができます。

また、代名詞ですが性数変化するため、代わりに表す名詞の性数に合わせて文章を作る必要があります。

形容詞的用法 不定語
男性単数 alguno
女性単数 alguna
男性複数 algunos
女性複数 algunas

【Por ejemplo :例文】

  • ¿Alguno de ellos habla Ingres? (彼らのうち誰か日本語を話しますか?)
  • Alguna de ellas te lo contará. (彼女たちのうち誰かが君にそれを話してくれるでしょう。)
  • Algunos de ustedes ya lo saben. (あなたたちのうちの何人かはもうそれを知っています。)
  • Algunas de estás comidas que usen insectos, verdad? (これらの食べ物のうちいくつかは昆虫が使われているって本当ですか?)

このように、¿Alguno de ellos habla Ingres? は” habla "が三人称単数を、” ellos "が「彼ら」という男性を表しているため、男性単数形である” alguno ”を使います。

Alguna de ellas te lo contará. は" contará "が三人称単数を、” ellas "が「彼女ら」という女性を表しているため、女性単数形である” alguna ”を使います。

Algunos de ustedes ya lo saben. は" saben "が三人称複数を、” ustedes "が「あなたたち」という男性を表しているため、男性複数形である” algunos ”を使います。

 

スペイン語では10人のうち9人が女性でも、1人男性がいたら男性を表す語を使わなければいけません。

そのため、alguna や algunas は代名する人や物が全て女性だったり、女性名詞だったりした場合に用いられます。

 

まとめ

ここまで不定語と呼ばれる”algo(何か)”や、”alguien(誰か)”、”algún / a / os / as(何か・誰か)”や”alguno / a / os / as(何か・誰か)”についてまとめてきました。

これらの違いは、誰を、何を説明するか、また形容詞なのか代名詞なのかによって変わってきましたね。

また否定形で用いる場合には、否定語というものもありますので、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

 

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