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【スペイン語文法:事実/ 意見/ 思考】3種類あるParecerの使い分け(DELE:B1)

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はるカタルーニャです。本日は「スペイン語のParecerに関する言語カフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

 

早速ですが、この記事では同じ単語なのに使い方がことある" Parecer "についてご説明させていただきます。

B1レベルになると、接続法が本格的に使われ始め、直接方との使い分けに苦労しますよね。

その中でも、" Parecer "は使い分けが3種類存在し、かなり間違えやすくなっていますので、一緒に確認していきましょう。

 

【Parecer】事実/ 意見/ 思考、それぞれの使い方

Parecerには以下のように、使い分けが3種類あります。

  1. Realidad(事実)
  2. Valoración(評価)
  3. Pensamiento y Comunicación(思考とコミュニケーション)

この3種類はそれぞれ直接法と接続法を使う時が存在し、よくテストに出される問題となっています。

ではそれぞれの使い方と共に例文を見ていきましょう。

 

【事実】Parecer + Verdad(〜は明らかです)について・肯定は直接法/ 否定は接続法

まず最初にご紹介させていただくのが、事実を伝えたい時のParecerについてです。

この場合は、Verdadという事実をより詳しくする単語と一緒に文を作ります。

  • Parece verdad que + 直接法
  • No parece verdad que + 接続法

ほとんどの文では” que ”の後ろに直接法を持っていきますが、主節に「No」という否定的な表現が入る場合にのみ、接続法が使われます。

【Por ejemplo:例文】

  • Parece verdad que hay deportes que despiertan pasiones.(情熱を掻き立てるスポーツがあるのは事実のようです。)
  • No parece verdad que no cure exactamente.(それが完治しないと言うのは真実ではないようです。)
  • Es verdad que no cura exactamente.(それが完治しないのは事実のようです。)

否定文の時は必ず接続法が用いられるとご紹介させていただきましたが、主節の後ろに否定がくる場合は直接法となりますので注意してください。

 

【評価】Me parecer + bien(〜は良いと思います)などについて・一般的:不定詞/ 特定の主語:接続法

続いて、何かを評価や、意見したい際にParecerをつかって表現する方法をご紹介させていただきいます。

  • Parecerse + 形容詞(評価) + 不定詞
  • Parecerse + 形容詞(評価) + que + 接続法

何かについて評価したい場合は、一般的な意見を述べたい場合は不定詞が、評価に対する主語が特定(君やあなた、私たち)されているの場合は接続法が用いられます。

また、形容詞のところには評価に関する単語が入れられ、bienやmal、fantásticoやvergüenza などが使われます。

 

【Por ejemplo:例文】

  • Me parece bien comer frutas.(果物を食べることはいいことだと思います。)
  • Me parece bien que vayas a esa fiesta mañana.(明日そのパーティーに君が行っても大丈夫だと思います。)
  • Me parece fantástico que en la oficina solo se use papel reciclado.(オフィスで再生紙だけを使っているのは素晴らしいと思います。)
  • Me parece una vergüenza que la sociedad no se dé cuenta del problema más importante cuidar el medio ambiente.(社会が最も重要な問題である環境への配慮を認識していないのは残念なことだと思います。)

このように、一般的な意見はそのまま不定詞をつけるだけで作ることができますが、特定の主語が入ると接続法になりますので覚えおきましょう。

 

【思考とコミュニケーション】Me parecer + que(〜だと思います)

最後に、思考とコミュニケーションを伝える際に使われるParecerについてご説明させていただきます。

私が思っていることを伝えたい場合は、Me parecer queの後ろに直接法を持ってくることにより文を作ることができます。

  • Parecerse que + 直接法
  • No + parecerse que + 接続法

「私は〜だと思わない」のように、主節に否定が入る際は接続法となりますので注意してください。

 

【Por ejemplo:例文】

  • Me parece que Alicante es una ciudad muy agradable.(アリカンテはとても楽しい街だと私には思えます。)
  • A mí no me parece que Batman sea un superhéroe.(バットマンはスーパーヒーローではないと思います。)
  • Me parece que no es justo.(それは公平ではないように私には思えます。)

こちらも事実の文を作るのと同じように、否定文の時は必ず接続法が用いられ、また主節の後ろに否定がくる場合は直接法となりますので注意してください。

 

練習問題:不定詞?直接法?接続法?

これまでの例文で作った練習問題を解いていきましょう。

「…(動詞)」には直接法、接続法、不定詞のいずれかが入ります。

  1. Me parece que Alicante (....ser) una ciudad muy agradable.(アリカンテはとても楽しい街だと私には思えます。)
  2. Me parece bien que (....ir) a esa fiesta mañana.(明日そのパーティーに君が行っても大丈夫だと思います。)
  3. No parece verdad que no (....curar) exactamente.(それが完治しないと言うのは真実ではないようです。)
  4. Me parece fantástico que en la oficina solo (....usarse) papel reciclado.(オフィスで再生紙だけを使っているのは素晴らしいと思います。)
  5. A mí no me parece que Batman (....ser) un superhéroe.(バットマンはスーパーヒーローではないと思います。)
  6. Parece verdad que (....haber) deportes que despiertan pasiones.(情熱を掻き立てるスポーツがあるのは事実のようです。)
  7. Me parece que no (....ser) justo.(それは公平ではないように私には思えます。)
  8. Es verdad que no (.....curar) exactamente.(それが完治しないのは事実のようです。)
  9. Me parece bien (.....comer) frutas.(果物を食べることはいいことだと思います。)
  10. Me parece una vergüenza que la sociedad no (....darse) cuenta del problema más importante cuidar el medio ambiente.(社会が最も重要な問題である環境への配慮を認識していないのは残念なことだと思います。)

一つ一つは理解できていても、さまざまな意味を持つ文が現れるとなかなか直接法なのか、接続法なのか、不定詞なのかを見分けるのが難しいですよね。

しかしながらこれまでに説明させていただいたことをしっかり覚えれば、使い分けられるようになりますので、少しずつ覚えていきましょう。

答えは上の例文の中にあります。

 

まとめ

事実と、思考を伝える文を作る時は、否定文の時は必ず接続法が用いられ、また主節の後ろに否定がくる場合は直接法となりますが、評価の文を作る時は一般的な意見なのか、それとも誰かに対する意見なのかで不定詞と接続法を使い分けることになっていましたね。

また、Pareceの後ろに来ている言葉が「事実」を表しているのか、それとも「評価」を表しているのかによっても接続法なのか直接法なのか変わります。

とてもややこしく、間違えやすいところですが、しっかりと違いを理解しマスターしていきましょう。

 

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

 

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