【スペイン語の未来形】ir a との違いは?”現在の推量”にも使える活用の作り方と3つの使い方を徹底解説!(DELE:A2)

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はる

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はるカタルーニャです。

カタルーニャ

ご来店いただき本当にありがとうございます。

本日は「スペイン語の未来形、ir a との違い」に関する世界の言語カフェとなっております!

早速ですが、この記事では「明日、映画を見に行くだろう」「10年後、スペインに住んでいるだろうな」といった、未来を語るのに欠かせない「直接法未来形」について、例文たっぷりで詳しくご説明させていただきます。

この記事はこんな方におすすめ!
  • スペイン語の未来形の活用方法がわからず、困っている方
  • 「未来形って、未来の話をするとき以外にも使うの?」と疑問に思っている方
  • DELE A2の試験に向けて、時制の使い分けを完璧にしておきたい方
  • 自分の未来の予定や夢について、もっと自然に、そして豊かに表現したい方
はる

「未来形」と聞くと、未来の話をするときにしか使わないイメージ…

実は、スペイン語の未来形は「今ごろ彼は何してるかな?」といった現在の推量にも使える、とっても便利な時制なんです!
このテクニックを知っていると、一気にネイティブっぽい表現ができるようになります!

このブログを読めばわかること
  • スペイン語の未来形の基本的な作り方(活用ルール)と、覚えるべき不規則動詞。
  • 「未来の予測」「現在の推量」「意志の表明」という、未来形の3つの重要な使い方。
  • 学習者が最も混同しやすい「未来形」と「ir a + 不定詞」の明確な違いと使い分け。
  • 練習問題を通して、未来形の活用と使い方をしっかりマスターできること。

この記事を読めば、未来形のすべてがスッキリわかるはずです!ぜひ、最後までお付き合いください。

目次

【超カンタン!】未来形の作り方(活用ルール)

スペインのアリカンテにあるサンタバルバラ城付近の旧市街

まず、未来形の活用の作り方から。
実はスペイン語の未来形は、これまで学んだどの時制よりも活用が簡単なんです!

動詞の原形 (-ar, -er, -ir) + 未来形の語尾

そう、-ar動詞も-er動詞も-ir動詞も、活用語尾は全部同じ!
不定詞(動詞の原形)の後ろに、決まった語尾をくっつけるだけです。

人称未来形の語尾hablar (話す)comer (食べる)vivir (住む)
yohablarécomeréviviré
-áshablaráscomerásvivirás
él/ella/ustedhablarácomerávivirá
nosotros/as-emoshablaremoscomeremosviviremos
vosotros/as-éishablaréiscomeréisviviréis
ellos/ellas/ustedes-ánhablaráncomeránvivirán

とりあえずこの活用は覚えましょう!
アクセント記号の位置もややこしいので、表を作って書いて覚えるのがおすすめ。

注意すべき「不規則活用」動詞たち

もちろん、スペイン語に欠かせない「不規則活用」も存在します。
でも安心してください!数が少なく、変化のパターンも似ているのですぐに覚えられます。
不規則に変化するのは語幹(動詞の原形部分)だけで、語尾は先ほどの規則活用と全く同じです。

【グループ1:母音が “d” に変わるタイプ】

poner (置く) → pondr- (pondré, pondrás…)
salir (出る) → saldr- (saldré, saldrás…)
tener (持つ) → tendr- (tendré, tendrás…)
valer (価値がある) → valdr- (valdré, valdrás…)
venir (来る) → vendr- (vendré, vendrás…)

【グループ2:母音が消えるタイプ】

caber (入る) → cabr- (cabré, cabrás…)
haber (ある) → habr- (habré, habrás…) ※hayの未来形は habrá
poder (できる) → podr- (podré, podrás…)
querer (欲しい) → querr- (querré, querrás…) ※rが2つに!
saber (知る) → sabr- (sabré, sabrás…)

【グループ3:全く別の形になるタイプ】

decir (言う) → dir- (diré, dirás…)
hacer (する) → har- (haré, harás…)

カタルーニャ

この12個は超重要なので、何度も唱えて覚えてしまいましょう!

これさえ押さえれば、未来形の活用はマスターしたも同然です。
他の時制とは違って、そこまで不規則動詞が多くないのも未来形を覚えるメリットですね!

未来形はいつ使うの?3つの使い方をマスターしよう!

スペインのバレンシアの芸術科学都市

使い方①:未来の出来事・予測 「~だろう」

これが一番基本的な使い方です。
未来に起こるであろう出来事や、漠然とした予測を表現します。

  • Mañana hará buen tiempo. (明日は良い天気だろう。)
  • El próximo año viajaré a Sudamérica. (来年、私は南米へ旅行するだろう。)
  • Creo que los robots harán todo el trabajo en el futuro. (将来、ロボットが全ての仕事をするだろうと私は思う。)

使い方②:現在の推量 「今ごろ~だろうなぁ」

ここがスペイン語の面白いところ!
未来形なのに、現在の事柄に対する推量や憶測を表すことができるんです。
「たぶん~だろう」というニュアンスです。

  • (電話が鳴るが、誰も出ない…)
    ¿Dónde está mamá?
    – No sé, estará en el supermercado.
    (お母さんはどこ? – さあ、スーパーにいるんじゃないかな。)
  • ¿Qué hora es?
    – No tengo reloj, pero serán las tres.
    (今何時? – 時計ないけど、たぶん3時くらいだろうね。)
  • Ana no ha venido. Tendrá mucho trabajo.
    (アナは来なかったね。きっと仕事がたくさんあるんだろう。)

この使い方ができると、一気に表現の幅が広がります!

はる

私も留学中、友達が約束の時間に来なかった時に「Estará durmiendo… (寝てんだろな…)」なんて言ってました(笑)

使い方③:話し手の意志 「~するよ!」

未来の出来事というより、その場で決めた話し手の強い意志や約束を表すときにも使われます。

  • (重い荷物を持っている人を見て)
    No te preocupes, yo te ayudaré.
    (心配しないで、私が手伝うよ。)
  • ¡Te prometo que estudiaré más!
    (もっと勉強すると約束するよ!)
はる

「これならわかるスペイン語文法」は私も使っているテキストです!
初学者から上級者まで、スペイン語を学ぶ人ならずっと使える本となっていますので、オススメです。

Q&A:「未来形」と「ir a + 不定詞」はどう違うの?

アリカンテの教会の写真
未来を表すなら `ir a + 不定詞` じゃダメなんですか?

もちろんOKです! しかし、ニュアンスに違いがあります。

ここを理解するのが、未来形マスターへの最後の鍵です!

ir a + 不定詞未来形
確実性が高い・計画済み・近い未来確実性が低い・漠然とした予測・遠い未来
Esta noche voy a cenar con mis amigos. (今夜友達と夕食を食べる予定だ。) ← ほぼ確定Algún día cenaré con el rey de España. (いつかスペイン国王と夕食を食べるだろう。) ← 願望・予測
Va a llover. (雨が降るよ。) ← 空が真っ暗で、確信があるMañana lloverá. (明日は雨だろう。) ← 天気予報に基づく予測
カタルーニャ

日常会話では、近い未来の予定は `ir a + 不定詞` の方が圧倒的に多く使われます。

未来形は、少し改まった響きや、より遠い未来の夢を語るとき、そして先ほど学んだ「推量」で真価を発揮します!

¡Practiquemos! 練習問題に挑戦!

スペインのバレンシアの名物パエリア
はる

ここからは練習問題に挑戦してみましょう!

  1. (yo / tener) _________ que estudiar para el examen.
    (私は試験のために勉強しなければならないだろう。)
  2. No encuentro mis llaves. ¿Dónde (ellas / estar) _________?
    (鍵が見つからない。どこにあるんだろう?)
  3. ¿(tú / venir) _________ a mi fiesta el sábado?
    (土曜日、私のパーティに来るかい?)
カタルーニャ

(答えの例はまとめの下にあります)

まとめ

スペインのアリカンテにあるセマナサンタの写真

ここまで、スペイン語の未来形のルールについてご紹介しました。
最後にポイントを整理しましょう。

  1. 作り方:動詞の原形に未来形の語尾 (`-é, -ás, -á…`) を付けるだけ!
    不規則動詞12個は暗記しよう。
  2. 使い方① 未来の予測:「来年、旅行するだろう」 `Viajaré`
  3. 使い方② 現在の推量:「彼は今、家にいるだろう」 `Estará en casa`
  4. `ir a + 不定詞`との違い:`ir a`は「確実な予定」、未来形は「漠然とした予測・推量」と覚えよう!


スペイン語の未来形には以上のルールがありました。
活用が多くて混ざってしまうことも多いかと思いますが、しっかりと理解し暗記していきましょう!
ぜひ今日の夜ご飯の予定から、10年後の壮大な夢まで、この未来形を使って友人と語ってみてください。

はる

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

カタルーニャ

¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!

練習問題の答え

  1. Tendré que estudiar para el examen. (tenerの不規則活用!)
  2. ¿Dónde estarán? (現在の推量の用法!)
  3. ¿Vendrás a mi fiesta el sábado? (venirの不規則活用!)
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