
¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルーニャです。



ご来店いただき本当にありがとうございます!
本日は「スペイン語の過去未来形の使い方」に関する世界の言語カフェとなっております!
早速ですが、この記事では「スペイン語の過去未来形(-ría)を用いた妄想や言い訳に超便利な表現」について詳しくご紹介させていただきます。
- 「~していただけますか?」のような、丁寧なスペイン語表現を身につけたい方
- 「もし宝くじが当たったら…」のような、妄想や仮定の話で会話を盛り上げたい方
- 過去の推測や「〜だと思った」という言い訳のニュアンスを、自然に表現したい方
- DELE A2-B1レベルの文法を固めて、表現の幅をぐっと広げたい方



過去未来形??
過去なの?未来なの?



難しそうで始める前からやりたくない…
と身構えてしまいますよね。
でも実はこれ、ネイティブが日常会話でめちゃくちゃ使う、超便利で面白い文法なんです!
そんな過去未来形(-ríaで終わる形)を、「丁寧な依頼」「願望・妄想」「言い訳」という3つのシーンに分けて、誰でも使いこなせるように分かりやすく解説していきます!
- 過去未来形(-ría形)の基本的な作り方(活用ルール)。
- “Me gustaría” や “¿Podrías…?” を使った、失礼のない丁寧な依頼・提案の方法。
- 「もし~だったら、~するのになあ」という、願望や妄想を語るための表現。
- 「たぶん~だったんだろう」という、過去の出来事に対する推測や言い訳の自然な言い方。
せっかくスペイン語を学ぶなら、ただ単語を並べるだけでなく、自分の気持ちのニュアンスまで伝えたいですよね。
この過去未来形をマスターすれば、「~したいです」が「~できたら嬉しいのですが…」という、一歩上の奥ゆかしい表現にを使えるようになりますのでぜひ最後までお付き合いください!


ステップ1:超カンタン!過去未来形 (-ría) の作り方


名前は難しそうですが、作り方は未来形とそっくりで、とてもシンプルです!



ルール:動詞の原形(不定詞)に、決まった語尾をつけるだけ!
主語 | -ar動詞 (hablar) | -er動詞 (comer) | -ir動詞 (vivir) |
---|---|---|---|
yo | hablaría | comería | viviría |
tú | hablarías | comerías | vivirías |
él/ella/usted | hablaría | comería | viviría |
nosotros/as | hablaríamos | comeríamos | viviríamos |
vosotros/as | hablaríais | comeríais | viviríais |
ellos/as/ustedes | hablarían | comerían | vivirían |
ポイント: 未来形と同じように、主語(yo, él/ella)の形が同じになります。
もちろん、未来形と同じように不規則な活用をする動詞もありますが、これも未来形と同じ活用幹に -ía をつけるだけなので、セットで覚えれば楽勝です!
- decir → dir- (言う) → diría
- hacer → har- (する) → haría
- poder → podr- (できる)→ podría
- poner → pondr-(置く) → pondría
- querer → querr-(したい)→ querría
- saber → sabr- (知る) → sabría
- salir → saldr- (出る) → saldría
- tener → tendr-(持つ) → tendría
- venir → vendr- (来る) → vendría


ステップ2:使い方① 丁寧な依頼・提案 「〜していただけると…」


過去未来形の最もよく使われる用法が、この「丁寧表現」です。
断定を避けて、柔らかく控えめなニュアンスを出すことができます。
① Me gustaría + 不定詞 「(できれば)~したいのですが」
“Me gusta”(~が好き)の過去未来形です。



英語の “I would like to…” と同じ感覚で、願望を丁寧に伝える際の定番フレーズです。
【会話例】
Me gustaría reservar una mesa para dos personas.
(2名で席を予約したいのですが。)
② ¿Podrías + 不定詞? 「~してもらえませんか?」
“Puedes…?” よりもずっと丁寧な依頼になります。
お店や初対面の人にお願い事をする時に非常に便利です。
【会話例】
¿Podrías cerrar la ventana, por favor?
(窓を閉めていただけますでしょうか?)


ステップ3:使い方② 願望・妄想 「もし~なら、~するのになあ」


現実とは違う状況を仮定して、「もしお金持ちだったら、世界旅行するのに…」といった妄想や願望を語る時に使います。
基本の形: Si + 接続法過去, [主語] + 過去未来形.
【会話例】
Si tuviera más dinero, viajaría por todo el mundo.
(もしもっとお金があったら、世界中を旅行するのになあ。)
Si yo fuera tú, no haría eso.
(もし私が君だったら、そんなことはしないだろうな。)



「これならわかるスペイン語文法」は私も使っているテキストです!
初学者から上級者まで、スペイン語を学ぶ人ならずっと使える本となっていますので、オススメです。
ステップ4:使い方③ 過去の推測・言い訳 「~だったんだろう」





彼はパーティーに来なかった。たぶん疲れていたんだろう
のように、過去の出来事の理由を推測する時に使います。
少し「言い訳」のようなニュアンスで使うこともできます。
【会話例】
A: ¿Por qué no vino Ana a la fiesta?
(なんでアナはパーティに来なかったの?)
B: No sé, estaría ocupada.
(さあ、忙しかったんじゃないかな。)
A: Llegué tarde.
(遅刻しちゃった。)
B: Creería que la cita era más tarde.
(約束はもっと遅い時間だと思ってたんだろうね。)


¡Practiquemos! 練習問題に挑戦!





では、学んだフレーズを使って、会話を組み立ててみましょう!
( ) の中の動詞を正しい形に活用させてください。
- 【丁寧な依頼】 ¿(Poder, tú) ayudarme con esto, por favor?
(これ、手伝っていただけませんか?) - 【願望】 Me (gustar) visitar Japón algún día.
(いつか日本を訪れたいものです。) - 【妄想・仮定】 Si fuera presidente, (cambiar) muchas leyes.
(もし私が大統領だったら、たくさんの法律を変えるのに。) - 【過去の推測】 La tienda estaba cerrada. (Abrir, ellos) más tarde.
(店は閉まっていた。もっと遅くに開けたんだろう。) - 【言い訳】 No te llamé porque pensé que (estar, tú) durmiendo.
(君が寝ているだろうと思ったから、電話しなかったんだ。)



(答えの例はまとめの下にあります)


まとめ


いかがでしたか?
「過去未来形」という名前に惑わされず、-ría形が持つ3つの便利な顔が見えてきたでしょうか。
- 丁寧な依頼: Me gustaría, ¿Podrías?
- 妄想や願望: Si …, -ría.
- 過去の推測: Estaría ocupado.
この文法を一つ覚えるだけで、あなたのスペイン語は単なる事実の伝達から、感情やニュアンスのこもった豊かなコミュニケーションへと進化します。
まずは一番使いやすい “Me gustaría” から、ぜひ実際の会話で使ってみてくださいね!



¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!



¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!


練習問題の答え(一例)
- Podrías
- gustaría
- cambiaría
- Abrirían
- estarías