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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「エチオピア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にエチオピアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】エチオピアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 アディスアベバ
・通貨 ブル(BIRR)
・時差 7時間日本より遅れている ※サマータイムなし
・言語 アムハラ語、オロモ語、英語等
・電圧 220V
・コンセント Cタイプ、BFタイプ
・面積 109.7万平方キロメートル(日本の約3倍)
・気候 亜熱帯気候
・経路 「エチオピア航空」の直行便(香港経由)
他にも成田国際空港や関西国際空港から「全日空」「エミレーツ航空」などが、乗り継ぎでアディスアベバへ着く便を運航している。
総飛行時間は約15時間50分以上
・祝日 5月28日 デルグエ政権打倒記念日(建国記念日)
・産業 農業(穀物、豆類、コーヒー、油糧種子、綿、サトウキビ、ジャガイモ、チャット〈エチオピア原産の常緑広葉樹〉、花卉、皮革〈牛、羊、山羊〉)
・挨拶 おはようございます(男性):እንደምን፡ኣደርክ(ウンデムン アッダルク)(女性):እንደምን፡ኣደርሽ(ウンデムン アッダルシ)
こんにちは:ጤና፡ይስጥልኝ(テナ イストゥリン)
こんばんは(男性):እንደምን፡ኣመሽሀ(ウンデムン アマシュフ)(女性):እንደምን፡ኣመሸሽ(ウンデムン アマシャシ)
言語
エチオピアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、エチオピアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
エチオピアでは「すべての言語が平等である」と言われているため、公用語が存在していません。
ですが連邦政府の使用言語が「アムハラ語」と定められているため、事実上アムハラ語が公用語となっており教育や政府機関などでは共通語として全土で広く使用されています。
また、ほかにもこれらの言語が各州での公用語、使用言語として使われています。
~各州の公用語~
- オロモ語
- ソマリ語
- ティグリニャ語
- アファル語
~その他の使用言語~
- シダモ語
- ウォライタ語
- グラゲ諸語
- ハディヤ語
- ガモ・ゴファ・ダウロ語
英語は使えるの?
英語も首都アディスアベバなどでは少なからず使えるとのことですが、田舎方面に行くとなると英語を学習していない人も多いのでアムハラ語や、その地域民族の言語を勉強した方がいいでしょう。
中等教育以上では「英語」が教育言語になっているにもかかわらず、農村部や地方では英語が通じないのは、その中等教育過程にまで進学できる人がエリート層や都市部の一部住民に限定されるという背景のもとである。
気候・位置
続いてエチオピアの気候についてです。
アフリカはすごく熱そう!!っていうイメージがありますよね。
ですが、エチオピアはアフリカと言っても、アフリカ大陸の南東部に位置しているため、そこまで熱くはありません。
エチオピアは、東をソマリア、南をケニア、西を南スーダン、北西をスーダン、北をエリトリア、北東をジブチに囲まれた内陸国です。
また、エチオピアの北に位置する隣国「エリトリア」は1991年にエチオピアから分離した国家です。
様々な国に囲まれた多民族国家エチオピアは、民族ごとに構成される10の州と2つの自治区からなる「連邦制」を取っています。
エチオピアは、エチオピア高原として知られる標高の高い台地が、国土の半分を占めています。
高原は、グレート・リフトバレー(大地溝帯)により、北東部と南西部に二分されており、高原の平均標高は約1,680mですが、多くの深い谷や河川により寸断され高原から600mも下がる場所もあります。
このダイナミックな地形が、生活面や陸上交通の支障になり、開発面での遅れをもたらしていますが、その反面、観光的要素では、プラスになっている部分もあります。
北部には、青ナイル川の水源でもあるタナ湖があり、更にその北部に最高峰のラス・ダシェン(シミエン国立公園内)4,550mがあります。
エチオピアでは標高により、気候も植生等も大別されます。
1800mm以下の地域は「亜熱帯気候」に属し、年間平均気温は約27℃でかなり暑い日には時には50℃をこす時もあり、降水量は年間500mm以下と少なくなっています。
標高1800~2400mの高原地帯は「亜熱帯気候」の特徴を持ちますが、平均気温は16℃で暑い日には30℃を超すくらい。
降水量も1500mmほどでエチオピア内では肥沃な農業地帯でもあり、人口も多い地帯になります。
標高2400m以上の高原になると、温和で気温は少し下がり平均気温が16℃と涼しくなっています。
また年間降水量はおおよそ1270~1780mmほどで、この地帯でも人口は多くなっています。
首都のアディス・アベバでは通年、一日の寒暖の差が激しいので注意したほうがいいでしょう。
アディス・アベバ以北の雨季は、6月の中旬から9月までで、その後は乾季が続くが、2月か3月に短い雨季があります。
南部の雨季は、4月下旬から7月頃までと少しずれているようです。
また、エチオピア高原は降水量が多く年間降雨量は1,200ミリメートルを超します。
アフリカ大地溝帯によって隔てられた東部高原は乾燥しており、その東に広がりソマリアへ続くオガデン地方はさらに暑く乾燥している。
衣服
アフリカの服そうってなるとどうしても露出が多くなるイメージ…
そんなアフリカの国エチオピアは民族によって服装が違うようです。
エチオピア北部からエリトリア南部にかけての地域では、民族衣装として白い木綿が使われているようです。
男性は白いシャツとパンツを着たうえで、「ガビ」と呼ばれる木綿ガーゼを何重にもした厚手のストールを上半身に纏い、女性は同じ素材の木綿で作られたドレスに同じくストールを纏うのが正装とされています。
他にもエチオピア正教には十字架が刺繍されている伝統衣装が存在しています。
ツェマイ族の女性に関しては、オカッパのドレッドやビーズのアクセサリーを付け、獣をまとっているのが特徴らしいです。
バンナ族の女性に関しましては、オカッパなのは同じですが、バンナ族はツェマイ族のファッションに加えて、赤土を髪に塗り込んで赤毛にしているようです。
そして、ヘルメット?のようなものもかぶっているのだとか!
私たちがエチオピアで生活するなら、首都では日本と同じような服装をしている人もいるとのことでしたので、日中はTシャツなどで過ごすのもいいかもしれません。
しかしながら朝晩はとても冷え込むので、薄手の上着や防寒具があると快適に過ごせると思います。
他にもマラリアに感染する可能性があるため、蚊帳のような服を現地で購入するのもいいでしょう。
上記に記載した気候にあわせて日本から服を持って行くのも快適に生活する上では必要となりそうですね。
代表的な食事
では一体、エチオピアの人々は普段どのような料理を食べているのでしょうか。
エチオピアでは「アムハラ文化」が主流となっており、主食は「テフ」という雑粉を水で溶いて発酵させ、大きなクレープ状に焼いた「インジェラ」です。
代表的な料理としては、「ワット」という肉、野菜、豆類を煮込んだ料理(アムハラ語では「惣菜」という意味)や「クックル」というエチオピア風スープ、他にも「トゥプス」という肉料理(焼肉・炒め肉・干し肉)などがあり、特に辛い料理が多くなっているようです。
注意点ですが、水道水は絶対に飲まず、ミネラルウォーターを購入して飲むことをお勧めします。
氷も避けた方がよく、うがいもミネラルウォーターを使用する方が安全とのことです。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるの?食事の文化って何かあるのかな?
実はエチオピアでは、エチオピア正教の戒律により「ツォム」という断食の習慣があります。
ツォムの期間は水曜日と金曜日で、午前中はすべての食事、午後は動物性たんぱく質を取ってはいけません。
また、ユダヤ教やイスラム教のように豚肉を食べることは固く禁じられています。
四旬節である2月から4月までツォムは続き、復活祭(イースター)に断食h終わります。
これらの文化は基本的にアムハラ人の文化であるが、アムハラ人がエチオピアの実権を握ってきた期間が長かったため、国内の他民族にも普及しているようです。
では、先ほど大きなクレープ「インジェラ」やお惣菜である「ワット」の他に何が食べられているのでしょうか。
南部では「エンセーテ」と呼ばれるバナナの一種からとれるデンプンをを主食としている文化があるようです。
エンセーテは取り出したのち数週間発酵させた後、パンや粥にして食べます。
しかしながらエンセーテは、エチオピア南部を中心に2,000万人の主食となっているものの、近年ではテフなどに押されて栽培は減少傾向になっているようです。
私はバナナアレルギーなのでとてもありがたいのですが、一度は食べてみたいですよね。
他にもエチオピアはコーヒーの原産地と言われており、そんなコーヒーのくにエチオピアではやはり、コーヒーは広く常飲され、複数の人でコーヒーを楽しむ「ブンナ・(コーヒー)セレモニー」という習慣まであります。
アルコール飲料としてはビールやワインが生産されているほか、地酒として「ダッジ」という蜂蜜種や「テラ」というビールに似た飲料、そして「アラキ」という蒸留酒が存在しています。
ちなみに、エチオピアでは中々魚を食べられる所が少ないのですが、湖に面した街「アワサ」ではなんと魚(揚げ魚)が食べられるようです!
住居
青年海外協力隊の人は、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえるからあまり必要のない情報かもしれませんが、エチオピアでは賃貸なのか、そしてどんな家なのかについてまとめてみます。
派遣終了中もしくは後にエチオピア旅できるかもしれないですから!
エチオピアではシェアハウスやホームステイなどがあるようです。
日本人学生でも留学に行っている方がいるようなので、一応設備は整っているみたいで、借り家などもあるようです。
とある借り家は小さいながらも一人で暮らすには十分な広さがあり、室内にトイレと温水シャワーがついていたみたいです。
しかしながらエチオピアでは頻繁に停電と断水が起きるため、停電による水シャワーや断水により入りたい時にシャワーを浴びられないときも多くあるみたいです。
ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
また民族の家となるとバナナの木の皮と竹で作った家とかもあるらしく、エチオピアに行ったら一度は泊まってみたいですよね!
物価と治安
エチオピアの通貨は「ブル」です。
1ブル2,57円(2021/5/4)で、過去5年の変動は14.21~2.57なっているため結構変わりやすい印象。
物価についてですが、水500mlで5ブルくらいで、ローカル 食堂7~10ブル、観光客用レストラン25ブルか~、安宿40~100ブルとの情報があり、結構安いと思います。
ですが、通貨の価値が変わりやすいため、現段階の換算では安すぎる印象がありますので情報が入り次第付け足していきます。
続いてエチオピアの治安についてですが、エチオピアでは近年、政治改革の機運が高まっていることが確認されています
しかしその一方で首都アディスアベバにおいては、物価上昇による生活苦や仕事に就けない若い世代の増加を背景に犯罪の発生件数がかなり増えてきています。
特に強盗目的の侵入をはじめ、スリや車上狙い等の窃盗は、外国人や富裕層だけではなく、ごく一般的なエチオピア人も被害に遭っていることが報告されているため十分注意した方がよさそうですね。
また、政治的要因による暴動や爆発事件なども発生しており、更には近年の交通量の増加に伴う形で交通事故発生件数も増加傾向にあります。
日本人などの外国人は「子どもによるスリ・ひったくり」や「偽ガイドによる詐欺」「観光客を狙った強盗」に特に注意していきましょう。
文化的特徴
エチオピアで生活する上で大切な事って何?
それについてまとめてみました。
- 食事の際には右手のみを使って食べる。
- コーヒーを進められた際に断らない(もらうだけもらう)
- 年配の方から順に大皿から料理を取る。
- 男性は相手の女性が手を出さない限りは握手を求めてはいけない。
- 年配の方には自分から先に挨拶をし、自分より年上の人を紹介されたときにはお辞儀をする
上記のことはマナーとして気をつけた方がいいみたいです。
また、エチオピアには「ガーサ」というおもしろい習慣もあります。
これは自分の皿から一口分の食べ物を掴んで相手の口に入れるというもので、友好の印とされています。
もしガーサを受けた場合は笑って受け入れるようにしましょう。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてみました。
日本とは文化も生活も食も気候も、何もかも違うことが多そうですね。
住む場所なども全部どうにかなりそうっちゃなりそうなのですが…2020年11月、本当に最近虐殺が起きてしまったという事実がとても悲しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!