青年海外協力隊の派遣国

【南アフリカ共和国ってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「南アフリカ共和国」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通に南アフリカ共和国への旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】南アフリカ共和国ってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 プレトリア

・通貨 ランド(Rand)

・時差 7時間日本より遅れている ※2017以前までウインタータイム(冬時間)が存在していた

・言語 英語,アフリカーンス語,バンツー諸語(ズールー語,ソト語ほか)の合計11が公用語

・電圧 220V、50Hz

・コンセント B・B3・BF・Cタイプ

・面積 122万平方キロメートル(日本の約3.2倍)

・気候 地中海性気候

・経路 香港やシンガポール、ドバイ、カタールなどの第三国を経由して行く。成田~香港間のフライト時間は約5時間、香港~ヨハネスブルグ間は約13時間 ※直行便なし。

・祝日 5月31日(独立記念日)

・産業 (農)畜業,メイズ,サトウキビ,大豆,柑橘類,その他の野菜・果物類,ジャガイモ,小麦,羊毛,皮革類
(鉱)金,プラチナ,鉄鉱石,石炭,銅,クロム,マンガン,ニッケル,ダイヤモンド,バナジウム,チタン
(工)食品,製鉄,化学,繊維,自動車

・挨拶 こんにちは Hi!/Hello!/Goeie dag!、おはようございます Goeie môre!、こんばんは Goeie naand!
おやすみなさい Goeie nag!、バイバイ  Baai!、さようなら Totsiens!/Ta-ta!、ありがとう Dankie!

 

言語

南アフリカ共和国の言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、南アフリカ共和国の言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

独立後、イギリス連邦を脱退する1961年までは「南アフリカ連邦」と呼ばれていた「南アフリカ共和国」では、現在11もの言語が公用語として使われており、公用語によって正式名称も異なります。

  • ズールー語母語話者 22.7%)
  • アフリカーンス語(13.5%)
  • コサ語(16.0%)
  • 英語(9.6%)
  • 北ソト語(9.1%)
  • ツワナ語(8.0%)
  • ソト語(7.6%)
  • ツォンガ語(4.5%)
  • 南ンデベレ語
  • ヴェンダ語
  • スワジ語

イギリスの植民地になっていた時代があるのだから、公用語もアメリカみたいに英語となっているんだと思っていましたが、かなり多くの言語が使われていますね。

 

英語は使えるの?

では、英語はどのくらい通じるのでしょうか。

1994年の現憲法制定以前はアフリカーンス語と英語が公用語であり、その二つの言語が政府、国会、経済、教育、標記、メディアにおいてもほぼ平等に使われていました。

そして、11もあった公用語ですが実質的に公用語として機能しているのは「英語」のみとなっています。

 

しかしながら、機能しているとはいえ貧困層を中心に英語を理解できない人も多く、ある程度英語を理解できる人々は全人口の半数程度に過ぎません。

主に英語が通じる地域は「ヨハネスブルグ」や「ケープタウン」、そして「ダーバン」のような大都市です。

 

気候・位置

続いて、南アフリカ共和国の気候と位置について紹介します!

アフリカ大陸はとても広く、多くの国が存在していますね。

まず南アフリカ共和国はアフリカのどこにあるかというと…アフリカ大陸の最南端に位置しています。

 

共和制国家である、通称「南アフリカ共和国」はイギリス連邦加盟国のひとつで、東に「エスワティニ」と「モザンビーク」、北に「ボツワナ」と「ジンバブエ」、西に「ナミビア」と国境を接し、「レソト」を囲んでいます。

南西部は「南大西洋」に面し、南部から東部にかけては「インド洋」に面しているため、2500キロにも及ぶ長い海岸線があることも大きな特徴のひとつです。

では、南アフリカ共和国での気候はどうなっているのでしょか。

 

アフリカの気候というととても暑いイメージがありますよね。

そんなアフリカの国、南アフリカ共和国は南半球に位置しているため日本とは季節が正反対となっており、また高知と海岸部で気候が変わってきます。

主に夏期は10月から3月、冬期は5月から8月で、地域による差はありますが気候は1年を通じて比較的温暖で日照時間が長くなっています。

しかしながら海岸部以外は高地となっているため、同経度の国に比べると気温はやや低い印象。

 

国全体の夏の気温は20度~40度、冬の気温は0度~15度と年間での気温の差はとても大きくなっています。

内陸高地での冬は0度以下になることもあり、「ドラケンスバーグ山脈」のような高い山では降雪もあるほど。

東部の海岸は高度が低く、暖流である「モザンビーク海流」が流れているため暖かくなっているのですが、西部では寒流である「ベンゲラ海流」の影響を受けるため気温はあまり上がりません。

また南西部の海岸は「地中海性気候」とされており、移動性高気圧の影響により冬に雨が多くなっているのですが、東部は季節風の影響で夏に雨が降ります。

 

衣服

アフリカの服装ってなんだかとてもカラフルで露出が多くなるイメージを持たれる方が多いと思います。

そんなアフリカの国、南アフリカ共和国のとある民族、「ンデベレ族」には伝統的な民族衣装があるようです。

ンデベレ族の女性は祭りや祝いの際に、カラフルなビーズアクセサリーや首筋を美しく見せる首輪を身につけ、ストライプ模様の毛布ウンパロを羽織ます。

 

また足元には幾重ものリングを飾るなどアーティスティックでひときわ目を引くファッションとなっています。

また男性も成人式の時に、この衣装を身にまといます。

では、私たちは南アフリカ共和国でどのような服装をしたらいいのでしょうか?

 

南アフリカ共和国は南半球に位置しているため、日本の気候とは反転していましたね。

年間を通して暑すぎず、寒すぎずな気候で、過ごしやすいとされていますが、国全体で朝夕冷えるので「ウィンドブレーカ」や「フリース」「ダウン」「マフラー」「手袋」「帽子」そして「カイロ」 などの防寒グッズを持って行った方が良さそうです。

 

代表的な食事

続いて、南アフリカ共和国での食事について。

南アフリカではケープタウン周辺のケープ地域が料理の源とされており、そこには西洋や東洋に加え、アフリカの大地がもたらした、さまざまな伝統と食文化を垣間見ることができます。

様々な国の料理が食べられているため、「アフリカーナー料理」「ケープ・マレー料理」「インド系南アフリカ料理」「ポルトガル系南アフリカ料理」の4種類にわけて紹介させていただきます。

 

アフリカーナ料理とは、アフリカーンスと呼ばれる、プロテスタントをはじめ宗教的な理由等でオランダ、フランス、ドイツから開拓者としてやってきた人々から南アフリカに伝わった料理のこと。

当時オランダの植民地だったインドネシア出身の使用人が料理担当したことにより「コリアンダー」や「クミン」「ターメリック」や「シナモン」などのスパイスが使われています。

続いて、ケープ・マレー料理についてですが、代表として知られている料理は「オールド・ケープ・デニングブレイス」というベイリーフやタマリンド、レモン汁などで肉を煮込んだシチューです。

他にもドライフルーツと鹿肉が入っているシチューなども有名で、インドネシアやマレー系の料理です。

 

インド系南アフリカ料理は南アフリカ共和国がイギリス領だった時代に、インドから連れてこられた人々が伝えた料理のことです。

ブリヤニ、タンドリ、コルマ、サンバルなどがあります。

また、東海岸の町ダーバンは住民の大多数がインド人であり、かつて四角いパンをくり抜いてトマト感が強いカレーを入れて食べる、ダーバンカレーが名物です。

 

最後にポルトガル系南アフリカ料理についてですが、ポルトガルが南アメリカをはじめ、アンゴラ、モザンビークに上陸して先住民から学んだ、「ペリペリソース」を使った辛い料理が特徴です。

モザンビークでは「ピリピリソース」と言われており、日本にも輸入されています。

「ペリペリソース」はポルトガルの植民地だったマカオにも渡って、マカオではアフリカンチキンという名前で親しまれています。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのか気になりますよね!

南アフリカで有名なローカル料理は「ボボティー」「ブルボス」「ポイキーコース」「ボーアウォース」などがあります。

まず「ボボティー(Bobotie)」について、ボボティーはミンチ肉にナツメグ、ターメリック、シナモンなどのスパイスを加えて混ぜ合わせ、アーモンドと卵の黄身をかけ、オーブンで焼いた料理のことです。

 

アジアの香辛料を使っているため、日本人でも食べやすい料理となっているようです。

続いて「ブルボス」についてですが、発祥地が南アフリカとナミビアの2説あるようです。

スパイシーな渦巻状の粗びきソーセージのことをアフリカではブルボスと言い、そのまま食べたり、ソースをかけたりするようです。

 

ポイキーコース(Potjiekos)は、17世紀にオランダ人(ボーア人)がケープタウンに来た時に持ち込んだ、3本足の鍋で作る料理のことです。

肉、野菜すべてを鍋に入れ、少量の水でじっくり煮込むというシンプルな料理。

当時移動しながら生活していた人々には欠かせない料理だったようです。

 

最後にボーアウォース(Boerewors)についてです。

南アフリカ人は「ブライ」と呼ばれるバーベキューが大好きで、それに欠かせないのが、この「ボーアウォース」と呼ばれるスパイスの効いたソーセージ。!

なんと、長いものは1メートル以上もあるようです。

 

他にもオランダ生まれのデザート「ミルクタルト(milk tart)」や、「コークシスター(koeksisters)」と呼ばれる、甘いシロップに漬け込んだドーナツなどが有名です。

とても長い海岸線を有していることもあり、エビやイカのほか、キングクリップ、スヌークなどの地元の魚のようなシーフードもよく食べられています。

唯一アフリカらしいなと思ったのは「ゲームミール」というワニ、スプリングボック、ダチョウなど、野生動物の肉を使った料理です。

 

ダチョウの肉は干しアンズなどと一緒に串刺しにして食べることも多いようです。

そして、南アフリカといえば良質なワインの生産地として世界的に有名ですね。

ワイン造りは、その歴史はほぼ建国と同時に始まったのだそうです。

 

特にウエスタン・ケープ州では、澄んだ空気や良質の水、湿度の少ない土壌、豊かな陽光に恵まれ、ワイン造りが盛んです。

南アフリカ産のぶどう品種として、白では「シュナンブラン」赤では「ピノタージュ」が世界的に有名です。

また各種フルーツジュースや、健康茶として日本でも知られるルイボスティーも、南アフリカの特産物です。

 

住居

では続いて南アフリカ共和国での住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、南アフリカ共和国での住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後に南アフリカ共和国旅できるかもしれないので!

 

やっぱりどこの国も場所によって金額は変わるみたいで、南アフリカ共和国も同じです。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

首都近郊のホテルは、5000円から10000円を超えることもありますが、郊外に出ると2500円台のホテルもありあります。

 

また、ケープタウンの住居の種類は日本と同じように「アパート」「一軒家」「セキュリティー付きの住宅(タウンハウス)」などが存在します。

住むエリアによって家賃が異なりますが、白人が多く住むエリアはやや高めに設定されているようです。

屋の広さなどによって家賃は異なり、2ベットルーム+1バスルームで約5万円〜10万円程度ですが、部屋からの眺めが良く外観お洒落な部屋は15万円以上する物件もあります。

アパートによっては門がセキュリティーシステムになっている物件もあり、ゲートで暗証番号やリモートコントロールボタンを押さないとアパートの敷地に入れない仕組みになっているところもあるようです。

 

一軒家についてはファミリータイプの部屋がほとんどで、家賃は上記のセキュリティハウスと同様に3ベットルーム+2バスルーム、4ベットルーム+3バスルーム、庭付きが一般的で平均家賃は約10万円程度になっています。

一戸建て庭付きの平均家賃は約10万円前後ですが、エリアによっては2ベットルーム+1バスルーム・庭付き,スイミングプールなしの場合、約10万円前後で借りられる家もあります。

 

物価と治安

南アフリカ共和国の通貨は「ランド」です。

1ランド→7.95円(2021/05/28)で、過去5年の変動9.25円~5.65円、補助単位はセントで、100セント=1ランドとなっており、通貨記号はR、セントはcで表記されます。

物価については実際に生活するとあまり日本と変わらないか、またはものによっては高くなっています。

牛乳2リットルで約200円、ステーキ肉は約960円、マックのセットは350円くらいとほぼ日本と同じ価格です。

 

また、食料自給率が高いために輸入品以外の食料品の価格は日本の半額以下のものがほとんどとなっているようです。

治安についてはアパルトヘイト廃止後に起きた失業問題により、南アフリカでは急速に悪化しました。

現在ヨハネスブルグをはじめとして南アフリカの都市では、殺人、強盗、強姦、強盗殺人、麻薬売買などの凶悪犯罪が昼夜を問わず多発しています。

凶悪犯罪においても、軒並み世界平均件数と比べて異常に高い犯罪率となっているようなので気を引き締めて行った方が良さそうですね。

 

文化的特徴

青年海外協力隊として南アフリカ共和国に行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですので南アフリカ共和国で生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

南アフリカ共和国はチップマナーがあります。

 

タクシー運転手やホテルのポーター、ルームメイド、駐車場やガソリンスタンドの従業員などには5ランド程度のチップが必要。

またレストランのウェイターには、料金の10%程度が目安となっています。

続いて喫煙についてもマナーが存在し、空港やレストランなど、禁煙場所での喫煙に気をつければOK。

日本でもそうですが吸殻の投げ捨てはマナー違反です。

 

写真撮影に関しては軍事施設、警察関係施設、原子力発電所の撮影は禁止されています。

むやみにカメラを向けないよう注意しましょう。

また服装については基本的に軽装で大丈夫ですが、ホテルのメインダイニングや高級レストラン、ナイトクラブなどに行くときは、男性は上着やネクタイの着用をしていった方が良さそうです。

南アフリカは、人種差別という障害を乗り越え、アフリカ系黒人や白人、混血など、さまざまな人種が、ひとつにまとまった国ですので、その歴史を考えて行動しましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

侵略された歴史によるものですが、南アフリカのいろいろな国の料理は食べてみたいですね。

アパルトヘイトについても廃止されたのが最近であることに少しびっくりしました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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