青年海外協力隊の派遣国

【エスワティニってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「エスワティニ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にエスワティニへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】エスワティニってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 ムババーネ(Mbabane

・通貨 スワジランド・リランゲニ (SZL)

・時差 7時間日本より遅れている ※サマータイムなし

・言語 英語、スワティ語

・電圧 230V、50Hz

・コンセント Bタイプ、B2タイプ、Eタイプ

・面積 1.7万平方キロメートル(日本の四国よりやや小さい)

・気候 ステップ気候、温暖気候

・経路 香港やシンガポール、ドバイで乗り継ぎ、南アフリカのヨハネスブルグを経由

※直行便なし。乗り換えは1~3回。

・祝日 9月6日(独立記念日)

・産業 農林業(砂糖,木材,柑橘類),繊維産業,鉱業(石炭,アスベスト)

・挨拶 英語

 

言語

エスワティニの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、エスワティニの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

エスワティニでは以下の言語が主に使われています。

  • 英語
  • スワジ語(シスワティ語)
  • ズールー語

このうち「英語」と「スワジ語」がエスワティニでの公用語として登録されています。

ちなみに豆知識ですが、エスワティニはスワジ人の言語、スワジ語(シスワティ語)で「スワジ人の場所」を意味しています!

英語は使えるの?

エスワティニはイギリスの植民地となっていた時代がありますので、 年配の方でも英語を喋れる人が多いです。

小学校から英語を習い始め、高校の授業は基本的にすべて英語を使っているため多くのエスワティニ人は日常会話で英語を使っています。

英語が通じるなら、少し安心ですね!

 

気候・位置

「エスワティニ王国」通称エスワティニは周囲を「南アフリカ共和国」と「モザンビーク」に囲まれた内陸国です。

インド洋からの季節風であるモンスーンの影響を受けるため、温帯のステップ気候となっております。

なんと1年のうちに雨期が2回も訪れ、4月~6月と1月に雨が降り、5月~9月にかけて乾季に入るみたいです。

 

降水量は平均して1300㎜程度で、アフリカ大陸の中では比較的雨量が多く、「コマチ川」「ムブルジ川」「ウスツ川」「イングワブマ川」と4つもの大きな川が流れているため、植生豊かで過ごしやすいとの評判。

しかしながら東部の低地草原では、日中 40°C以上になることもあり、雨量は500mm程度と少なめで干ばつの被害を受けやすいです。

一方、西部は平均高度1500mの森林に覆われた高原になっており、年間降水量が1900mmにのぼる地域があるため、住む地域で服装や持ち物を変える必要がありますね。

 

国土全体では平均最高気温が23度~25度、最低気温が10度~15度の1月~3月そして10月~12月が主に過ごしやすい時期となっており、観光客が増えるそうですよ!

夜はかなり冷え込む地域があり、霜が降りるところもあるようなので防寒対策も必要です。

 

衣服

アフリカの服装ってなんだかとてもカラフルで露出が多くなるイメージを持たれる方が多いと思います。

しかしながら、そんなアフリカの国エスワティニの方々が主に着ているのは日本人も着ているような洋服です!

最高気温は22度から26度、最低気温は9度から19度で、年間を通じて過ごしやすい気候なため、服装は、日中はTシャツや7分丈のカットソー1枚でも十分。

 

しかし朝晩はかなり冷え込むので、カーディガンや時期によっては厚手のジャケットやダウンのベストなど、1枚羽織れるものがあると便利ですね。

アフリカでは、ヨーロッパなどから流れてくる古着しか売ってない店が多いので、気になる方は気温に合わせて日本から服を持って行きましょう。

また、洋服を着ている人が多いとはいえ、民族衣装もよく着られているみたいです。

 

現在ではお祝い事の時などに民族衣装を着ることが主流となってますが、普段着としても着ている方はいて、日本で言う着物のような感じです。

そんなエスワティニの民族衣装は、国旗のカラーでもある赤か青の布を、パレオのように巻くのが基本で、柄も国旗のシンボルなどを組み合わせ赤青に加えて、白黒黄色の5色のみで描くなどの特徴があります。

道路は未舗装のところが多いので、スーツケースよりもバックパックが良いでしょう。

 

また、日差しが強いので、つばのある帽子やサングラス、日焼け止めなどを持参することをおすすめします。

食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも持って行った方がよさそうです。

 

代表的な食事

続いて、エスワティニでの食事について。

エスワティニの食事は基本脂質・糖質が高めのようです。

また季節や地域によって大きな多様性があります。

 

主食はモロコシ(高黍)、もしくは大豆で、主にエスワティニで非常に人気のあるヤギ肉とともに食べることが多いようです。

エスワティニの人々の多くは自給自足で、農産物としても有名なサトウキビや米、トウモロコシや落花生なども食べられています。

地方の市場などでは「肉のシチュー」や「大豆料理」「焼きトウモロコシ」が売られており、エスワティニの人々には人気な食事となっています。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのか気になりますよね!

エスワティニでは伝統的な料理として「コーンミール」や「トマトととうがらしでマリネした魚」「スラーイ」というヨーロッパ風の前菜料理があります。

それらの料理にはピーナッツオイルやパームオイル、ココナッツオイルなどが使われており、野生動物の肉なども用いて料理されます。

 

他にも、麦の粉を練って焼いた「ミーリーミール」はエスワニティ料理の定番となっています。

飲み物として有名なのは、とうもろこしなどで作った自家製ビールがとてもおいしいんだとか。

また「SIBEBE(シベベ)」という、パッケージには「PREMIUM LAGER」という記載のあるビールもとても有名なんだそうです。

びっくりしたのは、日本でも人気な、ヘルシーなお茶として有名である「ルイボスティー」です。

ミルクと砂糖を大量に入れてあまーいミルクティーにするのが現地流!ヘルシーじゃない!

 

他にもアフリカでは「シマ」で有名なトウモロコシを粉にしてお湯と混ぜながら練り上げたものを、エスワティニでは「パップ」と呼びます。

ちなみにお米も人気なため、頻繁に食卓に並ぶらしく、入手しやすいためホームシックも耐えられそうです!

 

住居

続いてエスワティニでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、エスワティニでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にエスワティニ旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。

 

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

他にも民族の方々が住んでいるのは「かまくら」に似ています。

 

物価と治安

エスワティニの通貨は「スワジランド・リランゲニ」です。

1リランゲニ→7.96円(2021/06/02)で、過去5年の変動5.7円~9.08円となっているため、まあまあ変わりやすい印象。

物価は、食費などの生活費は比較的安いといわれていますが、インターネット関連製品や電化製品などは高く、日本で買うよりも高い場合もあります。

 

例えば、500mlのペットボトルの水が約60円、ランチは1食300円から1,000円、ディナーは800円から1,500円程度です(もっと高いものもあります)。

また南アフリカの通貨である「ランド」がエスワティニ内でも流通しているため使うことができます。

しかしながら南アフリカではエスワティニの通貨である「リランゲニ」は使えないので気をつけてください。

 

治安については、隣国の南アフリカと比べるとかなり良いみたいです。

スリや置き引きなど、最低限のことを守っていれば、心配はなさそう。

ただ、男性優位社会ということもあり、女性一人で夜に出歩いたりするのは危険ですので、十分注意して行動してください。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてエスワティニに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでエスワティニで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

エスワティニには、祭りや伝統衣装などの古い文化習慣が現在も残っており、毎年8月から9月にかけて行われる「リードダンス」は世界的に有名です。

 

未婚で子供のいないスワジ人の少女たちが葦を持って王の元へ歌い踊りながら行進するものであり、王はその中から結婚する相手を選びます。

一夫多妻制が認められていることもあり、現国王のムスワティ3世は2013年までに14人の妻を娶り、前代の国王であったソブーザ2世は70人の妻を娶り、そこから生まれた王子・王女は210人にもおよんだみたいです(゚Д゚)

エスワティニでは現在も男性優位の社会が続いており、女性は動物の頭と足を食べてはいけない地方もあるみたいです。

 

他にも一夫多妻制で夫が他界した後妻は再婚できないなど、他の国とは全く違う慣習が残っています。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

一夫多妻制とはいえ奥さん70人もいたら全員の名前覚えていられなさそうですね。

日本にはない文化がたくさんあってエスワティニ、本当に興味深いです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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