青年海外協力隊の派遣国

【パラオってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「パラオ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にパラオへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】パラオってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 マルキョク(2006年10月、コロールより遷都)

・通貨 アメリカ合衆国ドル

・時差 時差なし。日本と同じ時間となっています ※サマータイムなし

・言語 パラオ語、英語

・電圧 110V、60Hz

・コンセント タイプA

・面積 488平方キロメートル(屋久島とほぼ同じ)

・気候 海洋性熱帯気候、熱帯雨林気候

・経路 日本からパラオまでの直行便、もしくはグアムを経由しパラオへ行くのが一般的。

※直行便はあるが、コロナの状況次第。乗り換えは1・2回。直行便では4時間30分ほどでパラオまで行ける。

・祝日 10月1日(独立記念日)

・産業 観光業

・挨拶 Alii(アリー)=こんにちは、Ungil Kebesengei(ウギル カブスイゲイ)=こんばんは、Me sulang(メ スーラン)=ありがとう、Mechikung(メイクン)=さようなら

 

言語

パラオの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、パラオの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

パラオでは以下の言語が主に使われています。

  • パラオ語
  • フィリピン語(タガログ語)
  • 英語
  • 中国語
  • カロリン語
  • 日本語
  • 韓国語
  • バングラデシュ語
  • インド語

公用語は「パラオ語」と「英語」となっているが、英語よりフィリピン語のほうがよく使われており、パラオ語は64.7%、フィリピン語は13.5%、英語 は9.4%、そして中国語5.7%、最後に日本語1.5%という割合になっています。

あまり日本語が使われている国を聞いたことがなかったので、パラオという国ので使われていることが少し不思議ですね。

日本語が使われている理由としては、かつて日本がパラオを統治した時代があり、その時に日本語の教育を受けたパラオ人がいるためです。

 

なんと日本語教育を受けたパラオ人は、日本語で不自由なく意思疎通ができるレベルの日本語を話すそうですよ!

加えて、パラオではその時代に入ってきた日本語の影響が現在までも続いており、意味の似た日本語が現在も使われ続けています。

例えば「アサヒ」はビールという意味を持ち、「アジダイジョウブ」はおいしいという意味で使われています。

 

他にも、「アリガトウ」や「ダイジョウブ」、「アツイネ」などはそのままの意味で頻繁に使われています。

ちなみにパラオの正式名称は、パラオ語で「Beluu er a Belau」、そして国名の由来はマレー語で「島」を意味している。

 

英語は使えるの?

ではパラオでは英語がどのくらい通じるのでしょうか。

パラオ語に次いで使われている言語はフィリピン語でしたが、英語は公用語になっていましたね。

英語を話す人は10%にも満たず少ないですが、公用語になっているためネイティブまではいかずとも、少なからず話せる人は多いようです。

 

普段はパラオ語で話していますが、観光客などの外国人が来た場合には知っている英語を使いコミュニケーションをとります。

パラオ人の話す英語には、パラオ語の特徴である、語尾が伸びたような独特なイントネーションがついてしまうことがあり、そういった独特な訛りがあります。

しかし、パラオ人の英語のほとんどは「かたこと英語」なため、日本人にとっては聞き取りやすいようです。

 

気候・位置

「パラオ共和国」通称パラオは、太平洋に位置する共和制国家で、386もの島々から構成されています。

その中でも実際に人が住んでいる島は、9島のみで世界で3番目に人口の少ない国でもあります。

また2006年10月7日に首都を「コロール」から「マルキョク」に変更しました。

 

続いて気候に関して、パラオは全域が「海洋性の熱帯雨林気候」に属しています。

平均気温は27℃と温暖で日本と比べたら過ごしやすい気温、しかし6月から8月にはスコールが降り、また年間雨量は3,800mmと、雨が多くなっています。

ちなみに、平均湿度は82%と蒸し暑い気候ともなっています。日本の夏に似てますね。

 

スコールのような雨が多い一方で、台風はめったに来ないため、あまり心配はいりません。

また季節により気候は変動し、夏は南西風の影響で雨季となり、高温多湿ですが、冬や春には北東貿易風の影響より乾季となり、湿度は低く少し気温は下がります。

 

衣服

パラオではどのような服装が好まれ、どんな民族衣装があるのでしょうか。

南の国のファッションというと、ハワイの人々が着ているアロハシャツや、カラフルなワンピース、そして花のネックレスや冠を思い浮かべてしまいましよね。

そんな南の国であるパラオでは、「ムームー」と呼ばれる伝統衣装があります。

 

ムームーは男女で物が違い、男性の場合は「アロハシャツ」のことを示しており、一方女性の場合は「アロハワンピース」のことを「ムームー」と呼びます。

ムームーはパラオで正装として位置づけられており、老若男女問わず誰でも一人1枚は持っているようなポピュラーな服装です。

主に教会に行くときに加えて、普段着としても着用されています。

 

またパラオ人の特徴としては靴下をあまりはかないそうです。

特に小学生ですが、靴下をはかずにサンダルで登校し、授業中は裸足になる生徒が多いんだとか。

では私たちがパラオに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

 

パラオは熱帯雨林気候なため、基本夏服を持っていけばOKです。

しかしながら、ホテルやショップなどでは冷房がかなり効いているため、羽織れるものや薄手の長袖の服を持っていくと安心です。

またパラオの紫外線は日本の7~8倍と言われているため、日焼け止め、帽子、サングラスなどを持っていくといいでしょう。

 

最後に、食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュもあったら便利かもしれません。

代表的な食事

続いて、パラオでの食事について、パラオの主食は「イモ類」です。

とくに有名なのが「タロイモ」で、次によく食べられるのがタピオカのもととなっている「キャッサバ」です。

タロイモはゆでて、皮をむき2センチほどの厚さに切って食べます。

 

キャッサバも中心に食べられない芯があるため、ゆでて皮をむいてから、芯を取り除き食べやすい長さに切ってから食べます。

最近では、これらのイモ類を上回りそうなくらい「コメ」も普及し、食べられています。

日本統治の影響が食文化でも強く表れており、日本製の炊飯器が普及しているほか、「うどん」と呼ばれる茹でたスパゲッティにスープを入れたものもよく食べられています。

 

現在のパラオ料理は、ミクロネシアの島々の文化、日本文化、近代文化、そして近隣のフィリピンの文化が入り混じっています。

そのため、パラオ料理を食すだけで様々な国や地域の文化や歴史を感じ取ることができそうです。

また、パラオ料理の代表的な食事としては、「マングローブ蟹」や「マングローブ貝」そして「ロブスター」や「シャコ貝」などがあげられ、ほかにも「カンクンソテー」や「コウモリスープ」などはパラオに行ったら是非食べてみたい料理です。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

パラオで有名な伝統料理は、主に魚が使われていることが多いです。

その理由としては島国であるため牧畜よりも、漁業に特化しており、食事にはかなりの確率で魚が出されます。

 

中でも有名なのは「ベルダッケル」で、ベルダッケルは、パラオ語でスープを意味しており、その名の通り魚のスープです。

作り方は、ぶつ切りにした魚を柑橘の若い葉とともに煮込んで作ります。

続いて、パラオで有名な調味料について、「ワス」と呼ばれるものがあります。

 

ワスは、魚の頭や骨を味噌みたいになるまで煮詰めたもので、日本人も好きなだしの味がしそうですね。

また「ウエカブ」と呼ばれる、カニの肉にココナッツクリームを和えてから、小さな蟹の甲羅に詰めて冷やした料理は絶品なんだとか!

「サシミ」と呼ばれる、魚の身をスライスして生で食べる料理画ある他、「ニツケ」と呼ばれる魚を調味料で煮た料理に加えて、お正月には「オシルコ」を食べるそうなので、日本人が食に困ることはほとんどなさそうですね。

 

住居

続いてパラオでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、パラオでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にパラオ旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。

 

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

また、パラオでは「バイ(Bai)、アバイ」と呼ばれる伝統的建築物があります。

バイは釘やネジを用いない建築物で、二等辺三角形の草葺屋根が特徴的な建物となっています。

 

またバイは2種類存在し、「酋長用のバイ」と「集会用のバイ」があります。

中でも、酋長用のバイは女人禁制なんだとか。

戦争時に数多くのバイはなくなってしまいましたが、伝統的技法を再現して建てられた観光客向けのバイが存在します。

 

物価と治安

パラオの通貨は「アメリカ合衆国ドル」です。

1ドル→113.09円(2021/12/03)で、過去5年の変動103.24円~117.90円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • ジュース 、1缶 $0.25 =約25円くらい
  • ステーキ、1皿 $30~=約3,000円くらい
  • 缶ビール 、1缶 $1=100円くらい
  • 瓶ビール、1杯 $5~=約500円くらい
  • ランチ、1人前 $10~$15=約1,000円~1,500円くらい
  • ディナー、1人前 $30~$50前後=約3,000円~5,000円くらい
  • タバコ、1箱 $7前後、約700円くらい
  • ステーキ、2枚 $15=約1,500円くらい
  • 小分けのスナック1袋 $0,25=約25円くらい

このようにほとんどの物が日本より高くなっています。

パラオの物価が高い理由としては、パラオが米国と自由連合盟約を結んでいるため、無償援助してもらっている事実があり、それに大きく依存してしまっているからです。

ほかにも、日本や台湾からも無償援助を受けているため、輸入品に頼りきりになっており、必然的にコストが高くなってしまうことに加えて、パラオは商業と観光産業が主要産業となっているため物価は高くなっています。

 

続いて治安についてですが、パラオは他の海外の国と比べて、治安は比較的安定していると言われています。

基本的にパラオの人たちは親日家で穏やかなのが特徴で、日本にも有効的なため、心配しすぎる必要はありませんが、海外ということを忘れずにスリやひったくりには一応注意し、夜中に出歩かないなど旅の基本を守っていれば安心です。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてパラオに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでパラオで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

まずパラオ人に特徴として、「パラオの人はお金に無頓着」ということが挙げられます。

 

パラオの人は、お金が手に入ればあるだけ使い、お金を全く貯めません。

また、パラオにはバスや電車がないため観光のための移動にはタクシーを利用するのが最もメジャーな方法となっているようです。

最後に、自動車は右側通行となっていますが、日本から輸入された中古車が多く走っています。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

日本語がパラオという南の島で現代も少なからず使われていて、刺身や煮つけ、お汁粉まで食べられる国があるなんて正直びっくりです。

パラオの日本食がどんな感じなのか、味は似ているのか、是非食べてみたいですね!

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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