青年海外協力隊の派遣国

【チュニジアってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「チュニジア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にチュニジアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】チュニジアってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

・首都 チュニス

・通貨 チュニジア・ディナール

・時差 8時間日本より遅れている
※サマータイムなし

・言語 アラビア語(公用語)、フランス語(国民の間で広く用いられている)

・電圧 220V、115Vと2つあり、どちらも50Hz

・コンセント タイプC、タイプE

・面積 16万3,610平方キロメートル(日本の約5分の2)

・気候 地中海性気候、ステップ気候、砂漠気候

・経路  フランス、U.A.E.、カタールなどを経由経由が一般的で、アジア、中近東、ヨーロッパなどを経由する必要があります。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約12時間~18時間

・祝日 3月20日(独立記念日)

・産業 サービス業(観光業、情報通信産業など)、製造業・鉱工業(繊維、機械部品、電機部品、りん鉱石、食品加工など)、農業(小麦、大麦、柑橘類、オリーブ、なつめやしなど)

・挨拶 صبلح الخير(サバーフルヘイル)=おはようございます、السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)= こんにちは、أهلاً و سحلاً(アハランワサハラン)=ようこそ

 

言語

チュニジアの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、チュニジアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

チュニジアでは以下の言語が主に使われています。

  • アラビア語
  • フランス語
  • ベルベル語
  • 英語

公用語は「アラビア語」で、学校で6歳から正則アラビア語の読み書きを学び始めます。

しかしながら話し言葉は「アラビア語チュニジア方言」でマルタ語に近く正則アラビア語では聞き取れない可能性が高いです。

また歴史を遡るとフランスの保護下にあったこともあり、フランス語も広く普及しています。

 

8歳からフランス語の読み書きを始めるため、大多数の国民がフランス語を話すことが可能となっており、教育や政治、メディア、ビジネスなどで使われ、準公用語的な地位となっています。

他にもごく少数ですがベルベル語の1つであるシェルはも話す人もいます。

ちなみに正式名称はアラビア語で「الجمهورية التونسية」と記され、意味は「チュニスを都とする共和国」です。

 

英語は使えるの?

チュニジアでは第3言語として12歳から英語を学びますが、通用度は低いため英語は通じないと思って行きましょう。

 

気候・位置

「チュニジア共和国」通称チュニジアは、北アフリカのマグリブに位置する共和制をとっている国家で、西に「アルジェリア」、南東に「リビア」と国境を接し、北と東は地中海に面しています。

また地中海対岸の北東にはイタリアが存在し、アルジェリアから続くアトラス山脈には国内最高峰である「シャンビ山(1,544m)」があります。

国土は北端から南端までが約850キロメートルで、東の沿岸から西方の国境までは約250キロメートルと細長く、南北に伸びています。

 

続いて気候に関してチュニジアはなんぼくに細長いため気候も地域によって変わってきます。

まず北部に関して、北部は地中海に面しており、その中でも地中海沿岸部は「地中海性気候」となっています。

地中海沿岸から南にスファックス付近まで進むと「ステップ気候」となり、さらに南のサハラ砂漠まで行くと「砂漠気候」となります。

 

気候的特徴として、春から夏にかけてサハラ砂漠から北向かって「シロッコ」と呼ばれる熱風が吹き、北部では稀に雪が降ることがあります。

首都チュニスの年間降水量は470mm前後と少ないが、北部のビゼルトでは1,000mmを越え、地域によって雨量や気温も変わってきます。

季節の移り変わりもあり1年を通して服装は変えなければなりませんが、首都チュニスでは8度から34度に変化しますが、4度未満、または39度を超すことは滅多に無いそうです。

 

一方チュニジアの暑い地域では夏に40度から50度を超すこともあるため気候に合わせて服を持って行きましょう。

ちなみに夏は短く天気も良く高温ですが、湿度は低くなっており、冬は長くて風も強く寒くなっています。

 

衣服

では中東の国チュニジアにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

アラビア語を話し、イスラム教が浸透している国となると、肌の露出を下げるためにスカーフをまいたり、男性はひげを生やし白い帽子をかぶっているようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

そんな中東の国チュニジアの民族衣装には、「ジェッバ(Jebba)」という服があります。

 

ジェッバはワンピースのような形をしており、簡単に着ることができる上にさらっとした肌触りなため暑い夏に着るのがおすすめです。

柄はカラフルな原色で彩られた物から地味な色まであり、自分好みのジェッバに出会えるかもしれません。

では、私たちがチュニジアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

 

チュニジアは日本と同じく季節の移り変わりがあるため、時期によって服装を変える必要があります。

まず春(4月、5月)や秋(9月下旬~11月)の服装について、気温は地域によって変わりますが大体15~30℃程度で、過ごしやすい季節となりますが、朝晩は冷え込むこともあるため上着や重ね着ができる服を持っていたら安心です。

続いて夏(6月~9月中旬)の服装について、気温は23~35℃程度と暑くなりますが、湿度が低いため日本のような蒸し暑さでは無く、カラッとしています。

 

暑いことに加えて快晴となることが多く、日差しも強くなるため紫外線対策もしましょう。

主に半袖と羽織るための上着など、風通しのよい服装を心がけましょう。

最後に冬(12月~3月初旬)の服装について、気温は7~20度程度と低く、日本の冬と同程度に冷え込みます。

 

十分な防寒対策が必要となるため、長袖シャツに上着、セーターヒートテック、ウインドブレーカーや厚めのダウンなどあったら安心です。

また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、チュニジアでの食事について、チュニジアで有名な主食は「ホブス」です。

ホブスはアラブ伝統の円盤状のパンで、他にも「バゲット(フランスパン)」がよく食べられます。

チュニジアは地中海に面しているため、主に地中海料理が振舞われることも多く、パンの他にも「クスクス」と呼ばれる小粒パスタも主食として食卓に並びます。

 

また様々な国と関わってきた影響もあり、チュニジアの食にはイタリアのパスタのような物やギリシャのシーフード料理に似た料理、アラブによくある豆料理やトルコ風のスナックに加えてスペインのオムレツのような料理もあります。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

有名な物としては、以前チュニジア料理食材としてブームになった唐辛子のペーストである「ハリッサ(Harissa)」があります。

ハリッサは唐辛子やクミン、キャラウェイや塩に加え、コリアンダーなどの香辛料を混ぜてオリーブオイルでペースト状にして作ります。

 

またモロッコでも有名な「タジン」と呼ばれる料理もチュニジアにあります。

チュニジアのタジンはモロッコの鍋料理であるタジンとは異なり、チーズが使われたヨーロッパのキッシュのような料理です。

最後に、チュニジア人を含むイスラム信徒が多い国ではお酒が禁止されているため、アルコールが飲めない変わりに甘い物が好まれ、その結果ドリンクやお菓子などは激甘になっているそうです。

 

住居

続いてチュニジアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、チュニジアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にチュニジア旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。

 

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

チュニジアの通貨は「チュニジア・ディナール」です。

1チュニジア・ディナール→39.98円(2021/12/29)で、過去5年の変動34.55円~50.80円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • 水、500ml 約0.400~0.600チュニジア・ディナール=約16円~24円
  • コーヒー、1杯 約0.500チュニジア・ディナール=約20円~
  • 食堂、ランチ1食 約2~5チュニジア・ディナール=約80円~200円
  • サンドイッチ 約1.5チュニジア・ディナール=約60円~
  • 安宿、1泊 約20~35チュニジア・ディナール=約800円~1400円
  • フランスパン 約0.5チュニジア・ディナール=約20円

このように、チュニジアの物価は日本と比べ安くなっています。

しかしながら、日本より安くなっているのは食費や住居費、そして生活必需品などで、日本に比べて安いものもあれば高いものもあります。

電気製品やブランド商品などは日本と同等か、それ以上となる場合が大く、また質も値段に見合っていない場合があるため注意が必要です。

 

続いて治安についてですが、チュニジアの治安は現在、はおおむね落ち着きを見せていますが、チュニジア全体が危険レベル(感染危険レベルとは別です)1以上となっているためかなりの注意は必要です。

また、アルジェリア及びリビアとの国境地帯を含む南部砂漠地帯の一部は、テロリストが頻繁に往来する地域とされ、軍事緩衝地帯に設定されており、危険レベルは3に該当するため近づかないようにしましょう。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてチュニジアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでチュニジアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

チュニジアは他のイスラム心とが多い国よりも戒律が割と緩やかな方なため、飲酒も完全に禁止されているわけではありませんが、チュニジアの地方などに行った場合には年に比べ戒律は厳しくなることもあるため注意が必要です。

 

主に肌の露出をしすぎないことを頭に入れ、ノースリーブやミニスカートなどは避けましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

様々な国の特徴が混ざり合ったチュニジアの食文化はとても興味深いですね。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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