青年海外協力隊の派遣国

【モロッコってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「モロッコ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にモロッコへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】モロッコってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 ラバト

・通貨 モロッコ・ディルハム

・時差 8時間日本より遅れている
※サマータイムありで、サマータイムの実施がされていない期間の時差は9時間となります

・言語 アラビア語(公用語)、ベルベル語(公用語)、フランス語

・電圧 220V(古い建物でまれに110V)、50Hz

・コンセント タイプC、タイプSE

・面積 44.6万平方キロメートル(日本の約1.2倍、西サハラ除く)

・気候 地中海性気候、ステップ気候、砂漠気候

・経路  ヨーロッパ(パリ)や中東(アブダビ、ドバイ、カタール)経由が一般的。

※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約18時間~

・祝日 4月7日(独立記念日)

・産業 農業(麦類、ジャガイモ、トマト、オリーブ、柑橘類、メロン)、水産業(タコ、イカ、鰯)、鉱業(燐鉱石)、工業(繊維、皮革製品、食品加工、自動車、自動車部品、電子部品、航空部品)、観光業

・挨拶 صبلح الخير(サバーフルヘイル)=おはようございます、السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)= こんにちは、أهلاً و سحلاً(アハランワサハラン)=ようこそ

 

言語

モロッコの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、モロッコの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

モロッコでは以下の言語が主に使われています。

  • アラビア語
  • ベルベル語
  • タシュリヒート語
  • タスーシッツ語
  • タアリフィート語
  • フランス語
  • スペイン語

公用語は「アラビア語」と「ベルベル語」で、国民の大半は学校教育で正則アラビア語を学習しています。

しかしながら、日常会話ではモロッコ特有のアラビア語である「モロッコ方言」で話をしているため、他のアラビア語圏の住人とは意思の疎通が困難となっております。

またモロッコの山岳地帯では「ベルベル語」が主に話されており、ほかにもモワイヤンや、オートアトラス地域では「タシュリヒート語」を、アガディール地方、アンチアトラス地域では「タスーシッツ語」を、そしてリーフ山脈地域では「タアリフィート語」が話されています。

 

モロッコの歴史をさかのぼるとフランスの保護領だったことがあり、その影響で「フランス語」が第二言語として選ばれることが多く、比較的通じやすくなっています。

フランス語は政府、教育、メディア、ビジネスなどで幅広く使われ、全世代に通用するなど準公用語的地位にあたります。

モロッコの最北端の都市など、スペイン領である「セウタ」の近くではスペインの影響が強く、スペイン語もよく通じます。

 

ちなみにモロッコの正式名称はアラビア語で「المملكة المغربية」と記し、モロッコの国名の意味は、「日の没する地」「西方」を意味する「マグリブの王国」です。

 

英語は使えるの?

モロッコでは英語を使うことがあまりありません。

観光地化された場所やホテル、土産店などではまれに通じることもあるようですが、英語は通じないと思っていったほうがいいでしょう。

 

気候・位置

「モロッコ王国」通称モロッコは、北アフリカ北西部のマグリブに位置する立憲君主制の国家で、南に「西サハラ」、北にスペインの飛地「セウタ」と「メリリャ」と国境を接しており、西は「大西洋」、そして北は「地中海」に面しています。

モロッコは11の地方と51の第2級行政区画で構成され、この行政区画は西サハラおよびサハラ・アラブ民主共和国の実効支配地域を含んでおり、本土以外に国土を持ちません。

モロッコには大きな山脈が4つあり、国内の中央部分にある「ツブカル山(トゥブカル山)」が国内最高地点で、標高は4165 mで北アフリカの最高峰でもあります。

 

続いて気候に関して、アトラス山脈より北側は「地中海性気候」と一部で「ステップ気候」、アトラス山脈の南側は「砂漠気候」となっております。

モロッコは年間を通じて、大西洋上に海洋性熱帯気団が居座っているため、常に北東の向きの風が卓越していますが、モロッコの内陸部に連なるアトラス山脈が、海からの湿気を遮るために、山脈を境界として気候が変わります。

夏は乾期で、冬は雨期へと気候が移り変わりますが、それでも年間降水量が約379.7 mmと少なく夏には雨量が1mmを下回るため、日本のような蒸し暑い夏にはならないようです。

 

しかしながら、モロッコの一部では夏に外気温40〜50度となることもあるため暑さ対策には注意が必要です。

 

衣服

ではアフリカ最北端の国モロッコにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

アラビア語を話し、イスラム教が浸透している国となると、肌の露出を下げるためにスカーフをまいたり、男性はひげを生やし白い帽子をかぶっているようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

そんなモロッコの民族衣装には、「ジェラバ」という服があります。

 

ジェラバは肌の露出を抑えるためのイスラム文化では必須な伝統衣装で、高いファッション性を持った服装でもあります。

男性でも女性でも着ることができ、構造としては丈の長いローブ型で、フードが付いています。

強い日差しを防いだり、砂漠の砂嵐を防いだりするなど高性能で、風よけや寒さ対策にもなります。

 

生地はキャメル、サボテン、ウール、ベロア、綿といった様々な素材から作られており、色も原色で派手なものから、パステルカラーで優し色合いのものまで様zマナ種類があります。

男性用と女性用の違いは、男性用は普段着のようなシンプルなものが多くなっていますが、女性用は装飾入りで可愛いデザインが多くなっています。

値段も安いものなら1500円くらいからあるそうなので、モロッコに行ったらぜひ着てみたいですね!

 

ほかにも「カフタン」と呼ばれる民族衣装があります。

カフタンとは結婚式やお祝い事などがあった際など、特別な日に着るロングドレスのことで、町や地域ごとにデザインが異なります。

ある地域のカフタンは金の刺繍やスパンコールなどが模様づけられており、煌びやかなため着るだけで中東のプリンセスになったような気分になれるそうです。

 

カフタンは女性用というイメージが強くなっていますが、一応男性用もあるようです。

では、私たちがモロッコに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

モロッコには季節の変化があるため時期によって服装を変える必要がありますが、日の沈む朝晩はかなり冷え込むようなので、寒さ対策が必要です。

 

特に冬は日本と比べると比較的暖かいですが、セーターやフリースに加えて山間部や砂漠付近ではダウンジャケット等かなり温かくする服装があると安心です。

またマフラー、手袋、カイロなどの防寒具もあったほうが良いでしょう。

一方夏のモロッコは乾燥しているため、カラッとした暑さが特徴的です。

 

しかしながら暑いとはいえ朝晩は冷え込むためフリースなどの上着を持っていくなど肌の露出は控えめにし、帽子やサングラスなど紫外線対策も行いましょう。

また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

最後に、肌の露出のみならず、イスラムの文化を考慮するうえで、女性は髪の露出にも注意が必要です。

 

イスラム文化が濃く残る地域などでは、なるべく髪も見えなくなるようスカーフを巻き、男性も短パンなど過度な露出は避けたほうが良いかもしれません。

 

代表的な食事

続いて、モロッコでの食事について。モロッコで有名な主食で使われる材料は「コムギ」です。

主にその小麦を使って「ホブス」と呼ばれるパンを作り、食事の際には日本のお米のように毎度出てきます。

ホブスはよくちぎっておかずにつけて食べられ、とてもおいしいそうですよ。

 

モロッコでは地域ごとに食べられる食事の特徴が変わり、海岸部付近では魚介類を利用した料理多く見られますが、沙漠地域などでは肉料理が多く、水が貴重な地域も多くあるため、水を節約するために「タジン鍋」と呼ばれる蒸し煮料理が多くあります。

主に食される肉は牛肉で、羊肉もたまに食べられることがありますが値段が高いため食卓に並ぶ頻度は少なくなっています。

モロッコの食文化は、歴史上で様々な国との交流を行った影響があり、スペインやポルトガルに加えて、ベルベル、コルシカ、ムーア、中東、地中海、アフリカの各料理が混合されています。

 

またモロッコ料理には香辛料がふんだんに使われている料理が多く、サフランやクミン、シナモン、パプリカ、ターメリックなど様々な香辛料をブレンドし、味付けを行います。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは「ハリラ」と呼ばれるモロッコで有名な伝統のあるスープです。

ハリラは飲めば病気知らずといわれる程、栄養価満点のスープで、イスラム文化で有名な「ラマダン(断食)」が終わったとき最初に口にするスープです。

 

日常的にもよく食卓に並びますが、家庭によってはお祝いの席などで特別料理としてふるまうこともあるそうです。

次に紹介するのは「モロカン・サラダ」です。

モロッコでは前菜として、大抵の場合サラダが出されます。

主流なのがモロカン・サラダで、賽の目状に切ったトマトや玉ネギ、そしてキュウリなどをハーブやクミンで和えてつくります。

 

次は「パスティラ」と呼ばれる、粉砂糖がふってあるため一見お菓子のように見える料理です。

パスティラはフェズの名物料理ともいわれ、高級料理のひとつです。

鶏肉(もしくはハト肉)に玉ネギ、卵、アーモンドなどをパイ生地に包んで焼いて作ります。

 

次に紹介するのは「クスクス」と呼ばれる金曜日に食べる料理。

クスクスは麦粉に水を含ませてそぼろ状にしたパスタのことで、鍋の下段では、肉と野菜を一緒に煮込んだスープを、上段ではその蒸気でクスクスを蒸します。

水の少ない地域でよく食べられ、中にはシナモンや砂糖をふりかけた甘いクスクスもあります。

 

最後に紹介するのはモロッコで有名なスウィーツです。

モロッコ人は超甘党なため、どのお菓子にもたっぷり砂糖が入っています。

有名なのは「モロカン・スイーツ」と呼ばれるクッキーやミニ・タルトで、ドリンクで好まれているのは「モロカン・ウィスキー」とも呼ばれる、ミントティーです。

 

住居

続いてモロッコでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、モロッコでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にモロッコ旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。

 

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

またモロッコの建築物の特徴としては、紀元前110年から受け継がれるピサと呼ばれる泥レンガです。

ピサを使用した建物が現在でもあるそうですよ。

 

物価と治安

モロッコの通貨は「モロッコ・ディルハム(dh)」です。

1モロッコ・ディルハム→12.37円(2021/12/27)で、過去5年の変動10.56円~12.87円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • レストラン(観光客向け)、1食 60dh~100dh=約741〜1236円
  • レストラン(地元民向け)、1食 15dh~50dh=約185〜618円
  • みかん、1kg 約3dh=約37円
  • レタス、1個 約3dh=約37円
  • ポテトチップス、1袋(60g) 約10dh=約123円
  • アイスクリーム、1個 約20dh=約247円
  • ドミトリーは、1人1泊 約50dh=約618円
  • リアド式ホテル、1人1泊 約100dh=約1,236円
  • 水、1.5L 約6,47dh=約80円
  • コーラ、500ML 約8.09dh=約100円

このように、モロッコの物価は日本と比べ全体的にはかなり安くなっていますが、お菓子に加えて輸入品などは日本と比べて高くなるようです。

続いて治安についてですが、モロッコの治安はアフリカ大陸のなかでも良いほうに該当します。

しかしながら、悪質な自称ガイドやスリ、そして引ったくりによる被害は多いので気を付けましょう。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてモロッコに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでモロッコで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

まずモロッコはイスラム教の戒律を守って暮らしている人々が多くいる国です。

 

そのため、不浄とされる左手を握手や食事の際に使わないようにしましょう。

また、タンクトップなどのラフすぎる恰好はマナー上もNGとされているため、観光客であっても過度な露出は控えるようにしましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

スープの蒸気でパスタをゆでるクスクスや、水を節約するために具をじっくりと煮込んで作るタジン鍋はとてもおいしそうでしたね。

モロッコへ行ったら是非食べてみたいです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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