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はるカタルーニャです。本日は「欧州のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「セルビア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にセルビアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】セルビアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 ベオグラード(人口約160万人)
・通貨 セルビア・ディナール
・時差 8時間日本より遅れている
※サマータイムありで、3月最終日曜日AM2:00(=AM3:00)から10月終わりの日曜日AM3:00(=AM2:00)まで時差が7時間となります。
・言語 セルビア語(公用語)、ハンガリー語等
・電圧 230V、50Hz
・コンセント タイプCが一般的
・面積 77,474平方キロメートル(北海道とほぼ同じ)
・気候 大陸性気候、亜熱帯気候、温帯気候
・経路 ウィーン、フランクフルト、チューリヒ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約15時間50分~
・祝日 2月15日(国家の記念日)
・産業 製造業(13.7%)、卸売・小売業(11.4%)、不動産業(6.9%)、農業等(6.0 %)(2019年、セルビア統計局)
・挨拶 Hvala(フヴァーラ)=ありがとう、Dobar dan(ドバル ダン)=こんにちは、Dobro jutro(ドブロ ユートロ)=おはようございます、Dobro veče(ドブロ ヴェチェ)=こんばんは、Vidimo se!(ヴィディモ セ)=またね!
言語
セルビアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、セルビアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
セルビアでは以下の言語が主に使われています。
- セルビア語
- クロアチア語
- ボスニア語
公用語は「セルビア語」となっていますが、他に話されている「クロアチア語」や「ボスニア語」とは言語的に大きな差異はないため、かつては「セルビア・クロアチア語」と一纏めにされていました。
民族によって話される言語が異なり、セルビア人は「セルビア語」、クロアチア人は「クロアチア語」、ボシュニャク人は「ボスニア語」というようになっています。
またセルビア語の表記にはキリル文字が使われていますが、クロアチア語とボスニア語にはラテン文字が使われています。
ちなみにセルビアの正式名称はセルビア語で「Република Србија / Republika Srbija」となっており、日本語読みすると「レプブリカ・スルビヤ」です。
英語は使えるの?
セルビアでは英語が義務教育されれいるため、英語が通じやすいそうです。
しかしながら第2言語として学ばれているためあまり期待しない方が良さそうです。
観光地やホテルなどでは通じますが、誰でも話せるわけではないようなので、協力隊で派遣された場合にはしっかり現地語を勉強していく必要があります。
気候・位置
「セルビア共和国」通称セルビアは、南東ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置する共和制国家で、北に「ハンガリー」、北東に「ルーマニア」、南東に「ブルガリア」、西に「ボスニア・ヘルツェゴビナ」、南に「北マケドニア」、南西に「モンテネグロ」と国境を接しています。
また、同国のヴォイヴォディナ自治州部は西に「クロアチア」が接しており、セルビア国土の北半分はカルパチア盆地の平野で、南部は山地となっています。
続いて気候に関して、セルビアは穏やかな「大陸性気候」ですが、アルプス、地中海、パンノニア平原、カルパチア山脈など、それぞれの地方で少しずつ気候が異なります。
国土の大半は「温帯気候」に属しており、地形的に夏に気温があまり上がらないため過ごしやすくなっていますが、南西部は「亜熱帯気候」なため、セルビア全土が過ごしやすいわけではありません。
海抜300m以上の地域の年間平均気温は10.9℃、海抜300mから500mまでの地域では10℃とあまり変わりませんが、1,000m以上の山岳地帯は6℃、そして1,500m以上では3℃とかなり寒くなります。
冬になると地域によっては雪がかなり降るためスキーリゾート等もあります。
衣服
では欧州の国セルビアにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
セルビアの民族衣装にはズブンブン」と呼ばれる服があります。
ズブンは白い布で作られた女性用のノースリーブドレスで、国産置き字が使われます。
また赤、黒、緑、青のウールと白い綿の糸で豪華に装飾され、刺繍もされているためとても可愛いです。
刺繍の色は通常は赤色ですが、地域によって柄もデザインも変わってきます。
では、私たちがセルビアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
セルビアには四季があるため季節によって服装を変える必要があります。
3月から5月は春で、3月になると日本と同じように花々が咲き始めます。
この時期の気候は日本の春の気候と大して変わらないため、薄手の長袖に上着など、東京と同じような服装で大丈夫ですが、朝晩は冷え込むためジャケットなどの厚手の上着があると安心です
セルビアの夏は6月から8月で、中でも7月が最も暑い時期になります。
平野部では稀に30度を超えることがありますが、日本の方が熱いのでそこまで苦しくは無いと思います。
一方山岳部は気温が低く11度ほどです。
服装は平野部などでは日本の初夏のような薄手の長袖などの服装で大丈夫ですが、山岳部に行く場合は長袖や上着などをもって行きましょう。
また6月は雨が最も風季節ですので雨具を持っていった方が安心です。
9月から11月は秋となり、春よりも温かく爽やかな気候となっているため服装は東京の秋のような服装で支障はありません。
しかしながら11月など秋が深まるにつれて気温も下がっていくためセーターやフリースなど重ね着を前提に服を持って行きましょう。
そして12月から2月が冬となります。
中でも1月が最も寒い時期と言われ、この時期の平均気温は、平野部で0度、山岳地帯では-6度とかなり寒いです。
厚手のコートやウインドブレーカなど防寒対策をしっかり行うことに加えて、マフラーや手袋、カイロなども持って行った方が安心できます。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
一日の中で時間帯によって気温差があるので、長期滞在の場合は半袖や薄手の長袖に加えて、普通の長袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着できる服を持っていきましょう。
代表的な食事
続いて、セルビアでの食事について、セルビアで有名な主食は「小麦」と「トウモロコシ」です。
小麦は「フレブ」と呼ばれるパンになり、トウモロコシもパンや「カチャマック」と呼ばれる粗挽きトウモロコシ粉を湯で練って固めて硬くしたものにして食します。
フレブの中でも「レピーニャ」と呼ばれる円盤状のパンは人気なんだとか。
その他にも、「キフリッツァ」と呼ばれるクロワッサン状の小さなパンや、「ブレク」という肉やチーズの入ったパイ、「ジェブレック」というごまのかかった輪状のパンやシンプルなパン、そして雑穀入りのパンなど様々な種類があります。
カチャマックはアフリカで言う「シマ」や「ウガリ」、イタリアで言う「ポレンタ」のような物となっています。
トウモロコシで作られるパンは「プロヤ」と呼ばれ、見た目は黄色くなっています。
そしてセルビア料理の特徴としては、区別がつかないくらいに周辺国と似ていることが挙げられます。
理由として挙げられるのは、セルビアは歴史的に様々な国との交流があったため、トルコやギリシャ、ハンガリーなど地理的に近い国々の食文化の影響を受けながら豊かに発達してきたからです。
郷土料理も共通点が多く、特に旧ユーゴスラビア諸国が似通っていると言われています。
また他にもセルビア料理は「肉が多い」という特徴があります。
内陸国であることも原因のひとつですが、最も強い理由として挙げられるのはトルコ料理やテュルク料理の影響があったと言うことです。
セルビアは物価が安いため、リーズナブルに食事を楽しめるほか、スパイスが強すぎないため、日本人の口に合いそうな料理も多くあります。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
セルビアは肉料理で有名ということだったため、まずは肉料理からご紹介致します。
「チェバプチチ、チェバピ」はセルビアの国民食といえる料理で、スパイスを加えた挽肉を短い棒状の串に付けて焼いて作ります。
「ピエスカビッツァ」はチェバプチチに似た料理で、ハンバーグのような形をしている点が異なっているだけです。
「グルマンスカ」はグルメという意味を持った単語ですが、料理の名前としても使われており、挽肉に刻んだベーコンを加えて作ります。
次にサラダについて、「スルプスカサラタ」はキュウリ、パプリカ、トマト、そしてタマネギを混ぜたシンプルなサラダ。
「ショプスカサラタ」はキュウリやトマトのサラダに白いチーズがのったサラダです。
他にもセルビア版ロールキャベツと言う食べ物があり「サルマ」と呼ばれています。
キャベツの中には挽肉に加えてお米やブドウの葉が入っていることもあり、煮込んでからオーブンでじっくり焼くのがセルビア流です。
最後にセルビアのデザートについて、セルビアの代表的なデザートと言ったら「バニリッツァ」です。
バニリッツァは杏ジャムの入ったクッキーで、柔らかいのが特徴です。
花の形をしているバニリッツァもあって、見た目も可愛くおいしいためとても人気なお菓子となっています。
「クネドゥレ」は大きなお団子のようなスイーツで、ジャガイモを茹でた後に潰してからプラムなどを入れて団子状に丸めて、再度茹でて作ります。
かつてはプラムが入った物が主流となっていましたが、現在ではチョコやナッツ、ピスタチオに加えてラズベリーなどのクネドゥレが作られるようになったため、様々な味のクネドゥレを楽しめるようになりました。
もちもちしていて若者にも人気でとても美味しいらしいので是非食べてみたいですね。
住居
続いてセルビアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、セルビアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にセルビア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
またセルビアに住む際には一軒家やマンション、アパートなどが主流ですが、アパートに住むのが安いため良いかもしれません。
大体ですが、アパートの一部屋のみを借りる場合は、月々15,000ディナール(16,200円)程度で、とても安いですね。
使い方にもよりますが、水道代や暖房費などは約7,000ディナール(7,560円)、電気代は約3,000ディナール(3,240円)と暮らしやすい金額です。
物価と治安
セルビアの通貨は「セルビア・ディナール」です。
1セルビア・ディナール→1.11円(2022/1/6)で、過去5年の変動0.93円~1.16円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 卵、10個 約50ディナール=約54円
- パン、200g 約30ディナール=約32円
- 水、500ミリリットル 約70ディナール =約76円
- 牛乳、1リットル 約90ディナール =約97円
- 鳥もも肉、300g 約150ディナール =約162円
- ジャガイモ、1kg 約100ディナール =約108円
- キャベツ、1kg 約80ディナール=86円
- ほうれん草、1kg 約180ディナール=約194円
- トイレットペーパー、10個 約200ディナール=約216円
- 食器洗剤、500ml 約200ディナール=約216円
- 洗濯洗剤、3kg 約1,000ディナール=約1,080円
- シャンプー、400ml 約300〜400ディナール=約324〜432円
このように、セルビアの物価は日本と比べかなり安くなっています。
大体ですが、1人あたりの生活費は、5万円程度におさえることができるため生活に苦しくなることはあまりなさそうですね。
しかしながら、物価が安うセルビアでもすべてがそういうわけでは無く、輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもあるため注意が必要です。
続いて治安についてですが、セルビアの治安は周辺国に比べれば良い方です。
テロや凶悪犯罪が少ないため治安が良いと言われていますが、スリや置き引きなどは起きやすいので十分注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてセルビアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでセルビアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まずセルビアの伝統的な民族舞踊「コロ」について紹介します。
コロは笛やアコーディオン、そいて打楽器の2拍子の伴奏に合わせて、腰より上をほとんど動かすことなく踊る円舞です。
円舞中はグループになって手を繋いだり腰紐や肩をつかんだりします。
祭りや結婚式でよく見られる踊りで、2017年にユネスコ世界無形文化遺産に認定されました。
次に紹介するのはセルビアの家庭に伝わる宗教的行事「スラバ」について。
守護聖人を称えるために、食事やお酒をたくさん用意して、親戚や友人を自宅に招いて行います。
スラバのときにはキリストの身体を象徴するパンが必須なため必ず食卓に並び、メインディッシュには豚肉や羊肉が提供され、その他にも豪華な食事がたくさん食べられるそうです。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
お肉料理の多いセルビアですが、美味しそうなデザートもたくさんありましたね。
特にバニリッツァがとても美味しそうだったため、セルビアに行ったら絶対に食べたいものです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!