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はるカタルーニャです。本日は「南アジアのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「バングラデシュ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にバングラデシュへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】バングラデシュってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 ダッカ
・通貨 タカ(BDT)
・時差 3時間日本より遅れている
※サマータイムなし
・言語 ベンガル語(国語)、成人(15歳以上)識字率:72.9%(2020年、バングラデシュ統計局)
・電圧 220V、50Hz
・コンセント タイプB3、タイプBF、タイプB、タイプCと地域によってさまざま
・面積 14万7千平方キロメートル(日本の約4割、バングラデシュ政府)
・気候 熱帯モンスーン気候
・経路 香港、バンコク、クアラルンプールなどのアジア経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約10時間~
・祝日 3月26日(独立記念日)
・産業 衣料品産業、縫製品産業、農業
・挨拶 আস্সালামু আলাইকুম(アッサラーム アライクム)=こんにちは(イスラム教徒へのあいさつ)、নমস্কার(ノモシカール)=こんにちは(イスラム教徒以外)、ধন্যবাদ(ドノバット)=ありがとう、দুঃখিত(ドゥキト)=ごめんなさい、ধন্যবাদ(ドンノバーット)=ありがとう
言語
バングラデシュの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、バングラデシュの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
バングラデシュでは以下の言語が主に使われています。
- ベンガル語
- 英語
公用語は「ベンガル語」で、デーヴァナーガリーという文字と似ているベンガル文字を用います。
国民の約98%と、ほとんどがベンガル文字を使っており、そのほかにも「英語」が公的な場や学校などで使われているため事実上の公用語となっています。
ちなみにバングラデシュの国名の意味は、ベンガル語で「ベンガル人の国」となっています。
英語は使えるの?
ベンガル語に加えて英語はバングラデシュで事実上の公用語ともなっていましたね。
実はバングラデシュの英語力は日本よりも圧倒的に高いレベルにあり、またアジアの中でも常に高いレベルに位置しています。
18世紀末以降、インドやパキスタンなどと共にイギリスの植民地だったことがあり、教育機関や政府機関では英語も合わせて使われているため教育を受けられるくらいの人々は問題なく英語が話せます。
空港やホテルに加えてスーパーなどでも英語が通じることは多くなっており安心できそうですが、協力隊として派遣される地域には教育を受けられていない人々が住むところの可能性もありますので、ベンガル語の学習もしておいたほうが安心です。
気候・位置
「バングラデシュ人民共和国」通称バングラデシュは、中東・西アジア(協力隊の区分では南アジア)に位置する共和制国家で、北と西、東に「インド」、南東部は「ミャンマー」と国境を接しています。
そのほかに北には「ヒマラヤ山脈南麓部」、東には「トリプラ丘陵」や「チッタゴン丘陵」、西には「ラジュモホル丘陵」があり、南側は「ベンガル湾」に面しています。
またベンガル湾は、大河である「ガンジス川」から来ています。
バングラデシュはガンジス川の下流部を有しているほか、国土の大部分が「ベンガルデルタ」と呼ばれるデルタ地帯となっているなどの特徴があります。
続いて気候に関して、バングラデシュはほとんどの地域が「熱帯モンスーン気候」に属しており、4月から9月が雨季、10月~3月が乾季となります。
またバングラデシュには日本と同じく四季があり、春から夏にかけて高温多湿な時期が続き6月に入ると10月くらいまでモンズーンが襲来します。
秋冬は10月から3月までで、真冬の寒い時期でもそこまで寒くはありません。
しかしながら、夏でも冬でも朝晩は冷え込むため、上着などを持っていくなど寒さ対策が必要となります。
衣服
では南アジアの国、バングラデシュにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
バングラデシュの民族衣装には、「サリー」と呼ばれる服があります。
サリーは1枚の布からできており、長さは5~6メートル、幅は1メートルほどで、そのサリーの上には「ブラウス」と呼ばれるトップスと、「ペティコート」と呼ばれる薄手のスカートのようなものを身に着けます。
主に公的な仕事をしている女性や結婚式、パーティーなどで切られますが、一般的にも道を歩いているとかなりの確率でサリーを身に着けている女性を見かけることがあります。
ほかにも「サロワル・カミューズ」という長めのチュニックと共布でできたパンツとショールがあります。
バングラデシュはイスラムの文化による影響が強く、女性は身体のラインを出さないようにしているためショールは胸のふくらみをが隠れるよう身に着けられ、パンツはゆったりとしています。
サリーに比べると着用しやすいということもあり、会社などで働いている女性は主にこれを着て出勤します。
男性の民族衣装には「ルンギ(サロン)」と呼ばれるものがあり、腰に巻いて着用するスカートのような服です。
高温多湿という気候の影響で、バングラデシュではズボンより涼しいルンギが好まれます。
様々なデザインや色、素材からできたルンギがあり、特に絹で作られるルンギは結婚式などで使われます。
一般的なルンギは、単色や格子模様で青色が特に人気があるんだとか。
では、私たちがバングラデシュに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
民族衣装を着ているバングラデシュ人も多いですが、洋服を着ているバングラデシュ人もいるため、日本で来ているような服装で大丈夫です。
しかしながらバングラデシュはイスラム教徒が多い国なので女性は肌の露出をあまりしないようにしましょう。
ミニスカートや短パンなどを避け、半そでを着たい場合は薄い上着やフリースを持っていったほうがいいかもしれません。
また気候に合わせた服装に関しては、バングラデシュは日本と同じくらいか暖かいくらいの気温なので、季節に合わせて日本の服装と同じものを持っていきましょう。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
一日の中で時間帯によって気温差があるので、長期滞在の場合は半袖や薄手の長袖に加えて、普通の長袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着できる服を持っていきましょう。
代表的な食事
続いて、バングラデシュでの食事について、バングラデシュで有名な主食は「コメ」です。
バングラデシュではコメを大量に生産していることもあり、国際連合食糧農業機関の2011年発表の統計によれば、1人あたりの1日の米の消費量は世界一伴っています。
一人で1日におにぎりを10個ほど食べてしまうこともあるんだとか。
バングラデシュは自然に恵まれてるため、魚もよく食べ、味付けにはクミンやパクチーなどスパイスを多く使っているため、辛いものが多くなっています。
「米と魚の国」とも呼ばれており、それらを使った料理がたくさんあります。
またイスラム教徒の多い国なため、豚肉を食べることはまずなく、お酒も基本的に飲むことはありません。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まずバングラデシュでとくに有名な料理は「ビリヤニ」と呼ばれる香辛料やバターを効かせたライスとお肉を一緒に炒めた料理で、肉にはチキンやビーフなどが使われ様々な種類があります。
また「カレー」もとても人気で、日本のカレーとは違いさらさらした水っぽいカレーが食べられます。
カレーには白身魚を入れることも多く、日本ではあまりない組み合わせですがとてもおいしいんだそうです。
「アルボッタ」はマッシュポテトで作ったお団子のような料理で、お好みでトマトや玉ねぎなどを混ぜるため種類も豊富となっています。
最後にバングラデシュはデザートを「ミスティ」と呼べ、食着に必ずと言っていいほど食べられます。
イスラム教徒の多い国でよく見られますが、バングラデシュでもかなり甘いお菓子がたくさんあります。
住居
続いてバングラデシュでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、バングラデシュでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にバングラデシュ旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
首都近くなどの外国人が多く住む「ボナニ・グルシャン・バリダラエリア」では、家具付きの3LDK、新築の物件が月約12万タカ(16万円弱)で光熱費も含まれています。
新築でなかったり、もう少し狭い部屋になるともう少し安くなり、約6万タカ(約8万円)くらいになります。
シェアハウスはそれよりももっと安く、約5,000タカ(約6,620円)暗いと安く魅力的ですが、その分清潔さやセキュリティーなどは保証されませんので注意して物件は探したほうがよさそうです。
物価と治安
バングラデシュの通貨は「タカ」です。
1タカ→1.33円(2022/1/13)で、過去5年の変動1.22円~1.42円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 卵 1ダース 104タカ(138円)
- 牛乳 500ml 54タカ(71円)
- ジャガイモ 1kg 20タカ(26円)
- 玉ねぎ 1kg 27タカ(36円)
- 鶏肉(胸肉)1kg 350タカ(463円)
- 食パン300g 35タカ(46円)
- エリンギ 1kg 約1,100タカ(1,456円)
- ハーゲンダッツ1個 約500タカ(662円)
- ストリートフードであれば、がっつり1食でも100タカ(約132円)
- ローカルレストランだと250タカ〜300タカ(約331円〜397円)
- 外国人向けレストランだと高くつき、一人当たり2,500~3,500タカ(約3,309円〜4,633円)
- ビール350ml一缶 400タカなど 約533円
このように、バングラデシュの物価は日本と比べ安く感じますが、バングラデシュは南アジアで最も物価が高い国ともいわれているため、すべてが安いというわけではないようです。
輸入品などは日本と同等、もしくはそれ以上となる可能性もありますが、大体の商品の物価は日本の1/6~1/8以下との情報もあるため、そこまでたくさんお金を持っていく必要はないようです。
続いて治安についてですが、バングラデシュの治安はそこまで悪くありませんが、チッタゴン丘陵地帯は少数民族問題もあって立ち入りが制限されており、危ないため近寄らないようにしましょう。
またダッカのグルシャン地区では、外国人を狙ったひったくりや強盗事件が散発しているので注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてバングラデシュに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでバングラデシュで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まず、バングラデシュはイスラムの国でしたね。
そのため、イスラム教の習慣さえ覚えておけば、トラブルに巻き込まれる確率は低くなります。
まず、男性が女性に話しかけることはイスラム教上、マナー違反となるので注意が必要で、特に村落部ではその傾向が強くなっています。
ほかにもラマダンという断食を行う期間があり、その期間は人前で食べることを避けましょう。
また、お金や物の受け渡しには右手を使い、左手で食べ物をとらないようにしましょう。
最後にバングラデシュでは食事のタイミングが日本より遅く、昼ご飯は14時、夜ご飯は21時くらいとなっています。
おなかすいた時には間食を食べます。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
お米の消費量世界一にも輝いたバングラデシュでの食事はとても楽しみですね。
サリーなどもお気に入りのものを見つけてお土産に持って帰りたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!