青年海外協力隊の派遣国

【タイってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「東南アジアのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「タイ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にタイへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】タイってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 バンコク

・通貨 バーツ

・時差 2時間日本より遅れている
※サマータイムはありません

・言語 タイ語

・電圧 220V、50Hz

・コンセント タイプA、タイプBF、タイプC

・面積 51万4,000平方キロメートル(日本の約1.4倍)

・気候 熱帯気候

・経路  成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港の合計7空港から直行便あり(コロナ前)で、所要時間は約5時間30分~6時間から

・祝日 12月10日(憲法記念日)

・産業 農業は就業者の約40%弱を占めていますが、GDPでは12%にとどまっています。一方、製造業の就業者は約15%ですが、GDPの約34%、輸出額の90%弱を占めています。

・挨拶 สวัสดีครับ(サワディーカップ)=こんにちは&こんばんは(男性)、สวัสดีค่ะ(サワディーカー)=こんにちは&こんばんは(女性)、ขอบคุณครับ(コープクン クラップ)=ありがとう(男性)、ขอบคุณค่ะ(コープクン カ)=ありがとう(女性)ขอโทษครับ(コートークラップ)=ごめんなさい(男性)、ขอโทษค่ะ(コートーカ)=ごめんなさい(女性)

 

言語

タイの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、タイの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

タイでは以下の言語が主に使われています。

  • タイ語
  • 北タイ語
  • 南タイ語
  • イーサーン語
  • 閩南語(潮州語)
  • クメール語(スリン・クメール語)
  • ジャウィ語

タイの公用語は「タイ語」で、他にも「北タイ語」や「南タイ語」、「イーサーン語」や「閩南語(潮州語)」、「クメール語(スリン・クメール語)」や「ジャウィ語」なども使われています。

正式名称は、タイ語で「ราชอาณาจักรไทย(ラート・チャ・アーナーチャック・タイ)」で、「ราช」は「王」、「อาณาจักร」は「領土」を、そして「ไทย」は「タイ」を意味しています。

また、現地でタイは、「เมืองไทย(ムアンタイ)」と呼ばれています。

 

英語は使えるの?

タイでは観光地やホテル、観光客向けレストラン以外ではほとんど英語が通じません。

2019年の英語能力指数ランキング結果よによると、タイは100ヶ国中74位と低く、英語よりタイ語などの現地語を勉強しておいた方がよさそうです。

 

気候・位置

「タイ王国」通称タイは東南アジアに位置する立憲君主制国家で、南に「マレーシア」、東は「カンボジア」、北には「ラオス」、西に「ミャンマー(旧国名ビルマ)」と国境を接しています。

国土は、インドシナ半島の中央部とマレー半島の北半分を占めており、東南にはタイランド湾が、またマレー半島中部では西にアンダマン海及びマラッカ海峡があります。

タイは北部と東部、中部と南部という、大きく4つの地域に分けられます。

 

北部は山岳地が広がり比較的涼しい気候で、タイ国内で最高峰である「ドーイ・インタノン」があります。

ドーイ・インタノンの高さは2,576メートルと日本より少し低いです。

東北部には、ほぼ全域にコーラート台地が広がり、雨が少ないため作物が育ちにくい気候で、貧困地域としても有名です。

 

中央部はチャオプラヤー川が形成したチャオプラヤー・デルタと呼ばれる豊かな平地が広がっており、稲作地帯として世界的に知られています。

南部については、マレー半島の一部でもあることに加え、ゴムの木の畑が多く存在すると言う特徴があります。

雨も中部より長く降り、また近年まではスズの採掘が盛んな地域でもありました。

 

続いて気候に関して、タイは「熱帯」に属し、年間平均気温は29度と高く、モンスーンの影響がかなりあります。

5月中旬から10月頃は雨季となり、気温は40度を超えることもあり、湿度も高く日本の夏と似た気候で、スコールがよく降ります。

北部と中部地域に関しては、8月から10月にかけて降雨量が多く、洪水などの被害が毎年報告されています。

 

一方11月から3月中旬までは降水量が少なくなり、乾季を迎えます。

気温も下がり、特に12月頃に寒さのピークを迎えます。

タイの山間部では氷点下を下回って雪が積もることもあり、とても寒く、首都であるバンコクでも最低気温が20度を下回ることもあります。

 

衣服

では東南アジアの国、タイにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

タイには「スア・プララーチャターン」と呼ばれる民族衣装があります。

スア・プララーチャターンは男性用の正装で、腰や肩に巻く布です。

 

柄や刺繍がついたものなどがあり、地域によってデザインが変わります。

女性用の民族衣装としては「シワーライ」という服があり、こちらも腰や肩に巻いて使います。

スア・プララーチャターン、シワーライ共に素材には綿や絹が使われています。

 

これらの民族衣装は普段着としても着られ、通勤や通学の際にも着られているため、タイの街中を歩くと見かけることが多いそうです。

他にも「シン」と呼ばれる女性用の腰巻スカートがあります。

シンは主にラオスやイーサーン地方で着用されており、祭りや儀式の際に特に着られています。

 

では、私たちがタイに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

タイには気温が20度ほどとなる寒い季節もありましたが、1年を通して暑くなっているため、日本で着ている夏服を持っていくのが良さそうです。

寒い時期のことも考え、長袖や上着、はおりもの等もあると安心でしょう。

 

山間部は雪が降ることもありますので、12月などの冬の時期に行くようであれば日本の冬に着ている服装を持っていきましょう。

また、場所によっては露出の多い服装やサンダル、キャミソールなどが不適切とされてしまうところもありますので、紫外線対策も含め出来る限り露出の多い服装は避けましょう。

 

食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、タイでの食事について、タイで有名な主食は「コメ」です。

コメと言っても日本でよく食べられる日本米とは違い、「インディカ米」と呼ばれるパラパラとした長細いコメが主流となっています。

また、北部や北東部では「もち米」が主に食べられており、他にも「日本米」や「ジャスミン米」は最高級のコメとして扱われています。

 

タイの料理は地域ごとに特徴があり、北部の料理にはマイルドな味のものが多いですが、北東部では味の濃い、そして辛い料理が多く、南部では辛味に加え酸味や塩辛い味の料理が多くなっています。

また、タイの食文化にはコメと副食をセットにして食べるという特徴があり、副食は魚介類が基本的な材料として使われています。

他にも鶏肉やアヒル、野菜などが使われますが、牛肉が料理に用いられることはほとんどありません。

 

カレーも北部ではよく食べられており、スパイスがふんだんに使われているため辛味が強くなっています。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

タイで有名な料理といえば、日本でも知ってる人の多い「トムヤンクン」です!

トムヤンクンは世界三代スープの一つとも言われ、辛くて酸っぱいエビのスープです。

エビをバラバラにしたあと、身以外の頭と殻を香辛料やレモングラスをふんだんに入れて煮込み、エビの身とキノコを入れて作ります。

 

鶏がらスープで味を整えてから、仕上げにパクチーやライムの汁を入れていただきます。

ポピアソットは、日本で言う生春巻きのような料理で、米粉から作られたライスペーパーにレタスや春雨、きゅうりやパクチー、そして茹でたエビを入れて巻いて作ります。

日本でもお惣菜コーナーとかでよく見かけますよね。

 

主にスウィートチリソースにつけていただきます。

次に紹介するのは、皆さんが一度は聞いたことがあると思われるタイでポピュラーな料理「ガパオライス」です。

ガパオライスはバジルの香りと味の効いている、ひき肉の炒め物とご飯をお皿に盛り付け、その上に目玉焼きを乗っけた料理で、辛めのひき肉を目玉焼きがマイルドな口当たりへと変えてくれます。

 

「パッタイ」はタイ風焼きそばのことで、ナンプラーやオイスターソースなどで味付けされています。

パッタイのそばは、米で作られた麺が使われており、ニラやもやしに加えて卵などが具として使われます。

またエビや鶏肉、揚げ豆腐のうちどれか一つがメインとして入っており、お店によってさまざまなパッタイを楽しむことができます。

 

お好みでライムを絞ることもあるそうです。

「グリーンカレー」はタイで有名なカレーですが、日本の女性にも特に人気なカレーなため、カフェなどではメニューによくありますよね。

香辛料がふんだんに使われているため、ベースはとても辛くなっていますが、ココナッツミルクもたくさん入っているため、甘味と辛味を同時に楽しめるカレーとなっています。

 

具材にはナスやパプリカ、赤ピーマンに加え、鶏肉やエビが使われており、栄養満点で暑い日々を乗り切るための栄養源ともなっています。

最後に、タイで有名なデザートを紹介します。

それは「サークピアック」と呼ばれ、タピオカとココナッツミルクで作られたタイ定番のデザートです。

 

辛味の強い料理が多いタイでは、最後に甘いサークピアックを食べることによりお口直しをします。

辛いものの後の甘いものはとても美味しいですよね。

 

住居

続いてタイでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、タイでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にタイ旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

タイの通貨は「バーツ」です。

1バーツ→3.45円(2022/1/25)で、過去5年の変動3.08円~3.63円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • ランチ、1食 約40~50バーツ=約120~150円
  • 夕食(居酒屋)、1食 約609バーツ=約2,100円
  • ビール、1缶 約40バーツ=約140円
  • ワイン、1本 約609バーツ=約2,100円
  • コーラ、1本 約17バーツ=60円
  • 水、1.5リットル×12本 約98バーツ=約320円
  • 鶏肉、1キロ 約24バーツ=約85円
  • トマト、1キロ 約36バーツ=約125円
  • ジャガイモ、1キロ 約34バーツ=約120円

このように、タイの物価は日本と比べ安くなっています。

およそ日本の物価の2分の1程度と言われており、生活する上では余裕が出そうです。

しかしながら、全ての商品が安いわけではなく、輸入品やブランドなどは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

 

続いて、タイの治安に関して、タイは隣国と比べると比較的治安は良い方に該当します。

しかしながら外務省よりナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県、そしてソンクラー県の一部に危険レベル3の渡航中止勧告が出されています。

また、ソンクラー県にはレベル2が出され、首都バンコクやプレアビヒア寺院周辺地域にはレベル1が出されているため、安心はできません。

タイ南端のマレーシア国境付近の地域では、イスラム武装勢力による襲撃、爆弾事件が頻発しておりとても危険なため、この地域には近づかないようにしましょう。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてタイに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでタイで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

タイでは王室に関する悪口を言ったり批判を行ったりすると、不敬罪として禁固刑の対象となります。

 

そのため王族の書かれている紙幣や肖像画を乱暴に扱ったり、王室に関することを無下に話したりしないようにしましょう。

また、タイでは朝の8時と18時に国歌が流れます。

国家が流れている間は国民は直立不動の姿勢を取り、国家や王室への敬意を示します。

 

タイの文化を考慮して、外国人である私たちも同じように敬意を示しましょう。

タイにはお坊さんがたくさんおり、毎日厳しい修行を行い徳を積んでいます。

そんなお坊さんですが、女性に触れると今まで積んできた徳が全てなくなってしまうとされているため、女性はお坊さんに近寄らないようにしましょう。

 

加えて、女性は観光地などにある仏像に触ってはいけません。

頭を撫でる行為も、タブーとされているため、相手が子供であってもしないようにしましょう。

また、お寺などを参拝する際には露出の多い服装だと中には入れないことがありますので、できる限り露出を控えた服装で観光しましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

ガパオライスやグリーンカレーを1度は食べたことがある人も多いのではないでしょうか。

地方により味の特徴が変わってくるタイ料理を是非食べてみたいですね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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