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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ベリーズ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にベリーズへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ベリーズってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 ベルモパン
・通貨 ベリーズ・ドル
・時差 15時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 英語(公用語)、スペイン語、ベリーズ・クレオール語、モパン語等
・電圧 110(一般的)&220V(稀)、60Hz
・コンセント タイプA、タイプB、タイプBF
・面積 22,970平方キロメートル(四国より少し大きい)
・気候 熱帯気候、亜熱帯気候
・経路 アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約15時間から(経由地先での待ち時間含まず)
・祝日 9月21日(独立記念日)
・産業 観光業、農業(砂糖、柑橘類、バナナ)、水産業
・挨拶 英語orスペイン語→¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
ベリーズの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ベリーズの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ベリーズでは以下の言語が主に使われています。
- 英語
- ベリーズ・クレオール語
- スペイン語
- ケクチ語
- モパン語
- ドイツ語
- ガリフナ語
ラテンアメリカではスペイン語、もしくはポルトガル語を話す人が多いですが、公用語は「英語」で、国民の多くが少なからず理解でき、また「ベリーズ・クレオール語」という英語の方言も話されています。
スペイン語も国民の半数近くが日常的に使っており、他にも「ケクチ語」や「モパン語」、「ドイツ語」や「ガリフナ語」も一部で話されているためベリーズの国民の多くはマルチリンガルだと言われています。
ちなみにベリーズの正式名称は、「Belize(ベリーズ)」と日本で知られている国名と変わらず、マヤ語で「泥水」を意味する言葉からきているとされています。
1973年までは「イギリス領ホンジュラス(British Honduras)」と呼ばれていました。
英語は使えるの?
ベリーズはラテンアメリカで珍しい「英語」が公用語となっている国なため、全く通じないということはないようです。
きれいな英語を話せる他スペイン語も通じるため、言語に関してはアフリカなどの独自の言語を話す国よりはどうにかなりそうです。
気候・位置
ベリーズは、中央アメリカ北東部にあり、ユカタン半島の付け根の部分に位置する立憲君主制国家で、北に「メキシコ」、西に「グアテマラ」と国境を接し、ホンジュラス湾を挟んだ南東には「ホンジュラス」、そして東は「カリブ海」に面しています。
以前は「ベリーズシティー」が首都となっていましたが、ハリケーンの被害を避けるために「ベルモパン」に移されました。
ベリーズはカリブ海の宝石とも呼ばれるほどサンゴ礁に恵まれており、リゾート地としても知られています。
国土の大半は標高が低くなっていますが、南部からグアテマラに向かって「マヤ山脈」が続いており、最高峰は「ドイルズ・ディライト」で標高は1124と富士山の3分の1ほどとなっています。
続いて気候に関して、ベリーズの大部分は「熱帯気候」、「亜熱帯気候」に属しており、季節風の影響を受けるため雨季と乾季が存在します。
5月から10月が雨季となり、特に6月から9月の間はハリケーンが多く発生するため激しい雨が降ります。
11月から4月は乾季となり、中でも2月から3月あたりが最も乾燥するそうです。
年間の平均気温は26度と暖かく、湿度は87%にもなるためかなり蒸し蒸しした日々が続きます。
特に5月から8月は35度を超えることも多いため、日本の真夏がイメージされます。
11月頃からは冬に入るため涼しくなりますが、最低気温を記録する1月でも10度以下になることはほとんどないそうなので、日本の秋から冬直前くらいの気候となります。
夏場は日中はかなり暑くなりますが、貿易風の影響より夕方から夜にかけては涼しくなり、気温差が出ますので服装にも注意が必要です。
衣服
では北米・中南米の国、ベリーズにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
ベリーズは、クレオールやメスティーソ、アジア系移民やマヤ族、そしてガリフナ族といった様々な民族が暮らしている多民族国家です。
民族それぞれで民族衣装が存在しており、隣国とも共通している衣装がベリーズにはたくさんあります。
そんなベリーズの中でも有名なのがガリフナ族で、彼らは「ガリフナ・セトルメントデイ」と呼ばれるお祭りで黄色いシャツと女性は黒いスカート、男性はズボンを履きドラムを叩いて歌って祝います。
では、私たちがベリーズに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
ベリーズは1年を通して暑くなっていましたね。
そのため、基本的には日本の夏に着るような服装を持っていけば大丈夫です。
しかしながら朝晩は冷え込んだり、冬になると寒く感じるたりすることもありますので、上着や羽織物といった防寒対策、そして帽子スカーフといった紫外線対策ができるような服があれば安心です。
また観光する際にジャングルを通ったり、マヤ遺跡に行ったりする場合は虫刺されや草木などで怪我をする可能性がありますので、肌の露出の少ない服装を心がけましょう。
最後に、食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、ベリーズでの食事について、ベリーズで有名な主食は「コメ」と「マメ」、「小麦粉」や「マサ」と呼ばれるトウモロコシの粉が一般的に食べられています。
コメは日本で食べられている日本米と違い、細長い形をしている「ベリーズ米」が使われており、小麦粉に関しては主にパンやトルティージャ(トルティーヤ)へと加工され、様々な自家製チーズと一緒に食べられます。
ベリーズの料理は隣国メキシコやかつての支配国であったスペイン、そして植民地時代以前に栄えていたマヤの文化が取り入れられています。
特徴としては香辛料をふんだんに使いスパイシーに仕上げられていることに加えて、ココナッツミルクが使われた料理が多くなっています。
調味料としては「レカド(recado)」と呼ばれるスパイスが人気で、他にもハバネロやハラペーニョが主に使われています。
魚や肉料理の多くは煮込みにされ、スープやシチューにされることが多く食べやすいことでも有名です。
香辛料は必ずといってもいいほど食卓にたくさん並んでいるそうなので、辛いものが好きな方には嬉しい国かもしれませんね。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのは主食であるマメとコメをたっぷり使った「ライス・アンド・ビーンズ」です。
ライス・アンド・ビーンズはベリーズ米と大粒の豆、玉ねぎに加えてニンニクのみじん切りをココナッツミルクで炊き上げた「炊き込みご飯」です。
一般的にはライス・アンド・ビーンズを平皿によそったサイドに煮込んだチキンや牛肉、豚肉をもりつけて食卓に出されます。
ソウルフードとも言われているため、ベリーズに行ったら絶対に食べたい一品となっています。
続いて「エスカベーチェ」と呼ばれる、お酢をたくさん使った酸っぱいスープについて紹介します。
オーブンで焼かれた鶏肉と玉ねぎが入っていて栄養満点な上に、味付けには様々なスパイスが使われているため代謝も上がりやすくなります。
また酸味が強いため、食欲の出にくい暑い日に特に好まれます。
「チモーレ」はベリーズでとても有名な真っ黒なスープです。
野菜や芋、茹で卵を「ブラック・リカド」と呼ばれる黒いスパイスで煮込むため、真っ黒なインパクトの強いスープとなっています。
栄養満点な上に、日本人好みの味となっているらしいので、ベリーズに行ったらぜひ食べてみたいですね。
「ブリトー」は豆や鶏肉、そして野菜などを「フラワー・トルティージャ(小麦粉で作られたトルティーヤ)」で巻いたものです。
サイズは様々で、小さいものは軽食として、大きいものはメイン料理として食べられます。
「タコス」は日本でも有名なメキシコ代表の料理ですが、ベリーズでもよく食べられているポピュラーな料理です。
こちらはブリトーとは異なり「コーントルティージャ(とうもろこしで作られたトルティーヤ)」が主に使われ、チキンや玉ねぎのピクルス、そしてハラペーニョをのせていただきます。
コーントルティージャを油で揚げたものの上に具を乗せて食べることもあるみたいです。
またベリーズはロブスターが多く取れることでも有名で、漁が解禁される6月から2月の間はロブスターのシーズンとして知られています。
この時期はプリプリで濃厚なロブスターを安くいただくことができるそうなので、ぜひ味わってみたいですね。
最後にベリーズの特産品であるお酒について紹介します。
ベリーズでは「ラム酒」が特産品の1つとなっており、その中でも「ワンバレル」と呼ばれるお酒は、カリビアンラム酒コンテストで優勝したこともあるため、世界的にも有名です。
ベリーズを代表するお酒でもあるため、お土産にも最適です。
住居
続いてベリーズでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ベリーズでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にベリーズ旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
ベリーズの通貨は「ベリーズ・ドル」です。
1ベリーズ・ドル→57,23円(2022/2/8)で、過去5年の変49,55動円~57,66円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 水、1本 約2ベリーズ・ドル=約115円
- 炭酸飲料、1本 約2〜5ベリーズ・ドル=約115円〜285円
- 国産ビール、1缶 約3ベリーズ・ドル=約170円
- ランチ、1食 約4ベリーズ・ドル=230円
- 屋台、1食 =約3.5ベリーズ・ドル=約200円
- レストラン、1食 約17ベリーズ・ドル=約1000円
- 安宿(1人)、1泊 約26ベリーズ・ドルから=約1500円から
このように、ベリーズの物価は日本と比べ安くはありません。
特にブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、ベリーズの治安は中米の中では良いとされていますが強盗やスリは頻繁に発生しているため安心はできません。
特にベリーズシティの南側は貧困地区となっており、外務省も危険レベル1を出しているため、かなり治安が悪いです。
ですので近寄らないようにし、徒歩での移動を控えましょう。
タクシーなども一人で乗る場合は危険ですので注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてベリーズに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでベリーズで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まず、ベリーズを含むラテンアメリカにある様々な国では「ピニャータ」と呼ばれるくす玉が子供の誕生日に使われます。
ピニャータの中にはキャンディーやお菓子がたくさん入っており、見た目も子供が好きなキャラクターで作られることが多いです。
私の大学のスペイン語の先生も子供のために1日以上かけて手作りしたといっていました。
何時間もかけて作ったピニャータを棒でボコボコに叩き割られるのは結構悲しいといっていました。
続いてマナーに関して、ベリーズで教会などに行く場合は、信仰の場であるということに配慮し、タンクトップや短パンといった露出の多い服装は避けましょう。
ベリーズのトイレに関しては水の流れが弱いためトイレットペーパーを流せないことが多いです。
そのためトイレットペーパーは便器に流さず、備え付けのゴミ箱に捨てるようにしましょう。
またトイレットペーパーがないこともありますので、常にティッシュは持ち歩いていた方が良いかもしれません。
最後にベリーズでのチップについて、ベリーズではチップの習慣が身に付いているため、5%~10%程度のチップを別途置いていくのがマナーとなります。
レストランやタクシーなどではしっかりと払いましょう。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
真っ黒なスープである「チモーレ」がとても気になりますよね!
どんな味がするのでしょうか。
マヤ文明も興味深く、遺跡なども一生に一度は見てみたいですね。
日本にはチップの習慣がないためうまく支払えるか不安ですが、忘れないようにしないとですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!