青年海外協力隊の派遣国

【ベナンってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ベナン」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にベナンへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】ベナンってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 ポルトノボ(Porto-Novo)

・通貨 西アフリカCFAフラン(セーファフラン)

・時差 時間日本より遅れている ※サマータイムなし

・言語 フランス語(公用語)

・電圧 220V、50Hz

・コンセント Cタイプ、Eタイプ(SEタイプ)

・面積 112,622平方キロメートル(日本の約3分の1)

・気候 熱帯雨林気候、サバナ気候、乾燥気候、ステップ気候

・経路 エチオピア航空を使ったアディスアベバ経由のアフリカルートが一般的。またエールフランスでパリ経由していくヨーロッパ経路も。

※直行便なし。乗り換えは1~3回。

・祝日 8月1日(独立記念日)

・産業 農業(綿花、パームオイル)、サービス業(港湾業)

・挨拶 フランス語

 

言語

ベナンの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ベナンの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

ベナンでは以下の言語が主に使われています。

  • フランス語
  • フォン語
  • ヨルバ語
  • バリバ語
  • ミナ語
  • デンディ語
  • ヨム語

これらを含む55の言語が話されており、うちフランス語が公用語となっています。

また50の言語は先住民族が利用している言語で、すべての先住民の言語は国語とされています。

フランス語に次に話されているのはフォン語で、人口の約24%が日常的に使っています。

 

ちなみにベナンに正式名称はフランス語でRépublique du Bénin(レピュブリク・デュ・ベナン)となっています。

通称はBéninで昔は日本でベニンと呼ぶ人も多かったと言います。

ベナンは言語的に多様な国となっているみたいです。

 

英語は使えるの?

ベナンでは英語がほとんど伝わらないと思います。

近年公立学校の授業料が無料化されたことから、就学率は上昇していますが、未だに子供は重要な労働力であると共に、学校自体が無い地域も多い為、高度な義務教育がされていません。

教育言語は公用語のフランス語ですが、そのフランス語もあまり伝わらない可能性があります。

 

気候・位置

「ベナン共和国(=通称ベナン)」は、西アフリカに位置する共和制国家で、西に「トーゴ」、北西に「ブルキナファソ」、北東に「ニージェル」、東に「ナイジェリア」と国境を接し、南は大西洋のギニア湾に面しています。

ギニア湾に面しているベナン南部は事実上の首都ですが、砂州やラグーンが続くため良港には恵まれていません。

ですが、ベナン南部に存在する「コトヌー」という地域では港が築かれ、交易・経済の中心となっています。

そのためベナンの人口は南部に集中しています。

 

続いてベナンの気候ですが、ベナン湾のある南部一帯は高温多湿の「熱帯雨林気候」となっています。

雨期は4月~6月と9月~10月下旬の年2回で、首都である「ポルト・ノボ」の年平均気温は27℃で、2~4月が最も暑くなっています。

ベナン中部は「サバナ気候」で、北部は日中の気温が46℃に達することもある「乾燥気候」となっております。

 

北部の雨期は南部と異なり年に1度でとなっておりますが、ベナン全体では降水量が多く、北端の一部を除いて年間降水量は1000mmを超えます。

また北部の一部のみ「ステップ気候」に属する地域があります。

 

衣服

アフリカの服装ってなんだかとてもカラフルで露出が多くなるイメージを持たれる方が多いと思います。

そんなアフリカの国ベナンの女性は主に「ゲフン」と呼ばれる民族衣装を着ています。

自分で決めたデザインの6メートルにもなる布、「パーニュ」を買い、そのうち2メートルは帽子にして、残りはワンピースなどにして着ます。

服屋さんに行けば、自分の決めた柄で作ってもらえるようなのでとてもおすすめです!

 

また男性は「ボンバ」という民族衣装を好んで着ます。

ボンバとゲフンは民族と関係がありませんが、首都である「ポルト・ノボ」の出身者はボンバが好きなようです。

男性は「ボンバ」で女性は「ゲフン」という感じで着られているようですが、どちらも男女の民族衣装なので女性の「ボンバ」もあります。

男性用はみんな同じようなデザインだが、女性のボンバはことなり、襟元や裾にレースを施したり、袖の長さや形など、好みに合わせて作っているようです。

 

では私たちがベナンに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

実は民族衣装を常に着ているイメージのあるアフリカですが、現在のアフリカで民族衣装を常に着ているのはごく少数の民族のみ。

大抵は日本人も着ているような洋服を着ています。

 

主にTシャツや半ズボン、そしてスーツを着ているベナン人も!日本の夏と同じような服を着ている人が多いみたいです。

しかしながら半数は民族衣装を着ているみたいです。

民族衣装の布の柄は、エビや鶏、椅子やえんぴつ模様など変わった柄もあって、布を見ているだけでも楽しめるみたいです。

 

またベナンは地域によって気候や気温が変わってくるようなので、それに併せて日本から着やすい服を持って行くのが良さそうです。

加えて、食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もあるため、手指消毒ジェルやウエットティッシュもあったら便利かもしれません。

一日の中で時間帯によって気温差があるので、半袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着を前提に服を準備してください。

日差しが強いのでなるべく長袖を着たり、帽子やサングラスなどでも暑さ対策をしてください!

 

代表的な食事

続いて、ベナンでの食事について。

ベナンではトウモロコシやキャッサバ、ヤム芋(イニャム)などが食材として使われており、それらを粉にしたあとお湯と混ぜ合わせてこねたものを「パット」、お餅のようにしたものを「ウォー」と呼び、ピリッと辛い食事を合わせて食べます。

アフリカではこれに似た主食を「シマ」や「ウガリ」と呼ぶのでそれらと同じものだと捉えても良さそうです。

 

パットに関しては一緒に混ぜるものによって色が変わります。

主に「白パット・赤パット・黒パット」があり、そんなパットを発酵させたものを「アカサ」と呼び、酸味のあるゼリーのような食感らしいです。

また「ピーロン」というキャッサバを乾燥させてパン粉の様になったものをお湯でこねたものにトマトや唐辛子を混ぜたものも主食として好まれており、これは日本人にも食べやすい味と食感となっているようです。

 

また主食に関しては日本と同じように、米やパスタ、パンなどもよく食べられています。

私たちにとっては、お米が食べられるのはとても嬉しいことですよね。

一方食事に関しては『ピーマン』と呼ばれる唐辛子をすりつぶしたり、刻んだりして料理をするようです。

ベナンの食事は辛いものが苦手でなければ日本人の口に合いやすいみたいなので嬉しいですね。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのか気になりますよね!

ベナンでは先ほど紹介した主食である「ウォー」を一口サイズに手でちぎり、それを野菜やカニの入ったスープと一緒に食べます。

パットと同様で黒いウォーもあるみたいなので、食べ比べできたら楽しそうですね。

 

次にベナンでよく食べられているのが「アグー」。

これはヤムイモを蒸してやわらかくし、さらに餅のようになるまで縦長の杵(きね)でついて作ります。

アグーもウォーと同じように一口サイズにちぎり、スープにつけて食べます。

スープの具には羊の肉やチーズが入っていることもあるようです。

 

続いて「アブロ」は米から作られる蒸しパンのような料理で、野菜をベースにしたスープに付けて食べます。

「アタスィ」はいわゆるベナンの豆ご飯です。

塩や辛味のあるソースをかけて食べるみたいで、塩をかけると日本人好みの味になるようなのでとてもおすすめです。

しかしながら辛味のソースは非常に辛いので注意が必要!

 

 

住居

続いてベナンでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ベナンでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にベナン旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。

 

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

一方数多くいるベナン民族の中には、「タタソンバ」という家に住んでいる人もいるみたいです。

タタソンバの「タタ (TATA)」とは、元々ソンバ語で「要塞」を意味する言葉でしたが、そこから転じて「住居」を示すようになったそうです。

また「ソンバ (SOMBA)」とはこの地域の民族であるソンバ族を意味します。

 

分厚い土壁でできているタタソンバは、基本的に2階部分が住居スペースとなっています。

これは野生動物から身を守るのと同時に敵の襲来を上から確認できるようにした為、このような構造になったそうです。

この建築の特徴は、各住居部分の上に備え付けられている茅葺き屋根を外すと、トウモロコシ等の穀物を保存できるようになっていることです。

ネズミや害虫、外気から穀物を守るためにこのように利用しているそうです。

 

ベンバに行ったら1度は中に入ってみたいですね!

是非参考にしてみてください!

 

物価と治安

ベナンの通貨はCFAフラン(セーファフラン)という、旧フランス領西アフリカおよびフランス領赤道アフリカを中心とする多くの国で用いられる共同通貨です。

また西アフリカ諸国中央銀行発行のCFAフランは、セネガル、コートジボワール、ブルキナファソなどの国でも使用することができます。

1西アフリカCFAフラン→0.20円(2021/07/21)で、過去5年の変動 0.17円~0.20円となっているため、そこまで変動がない印象。

 

物価についてですが、水2リットル80円、缶ビール(小)70円、(大)120円、パイナップル1個20円、外食1食レストランだと100~500円、ローカル屋台だと40~100円と安いですね!

この価格なら節約しなくても十分生活できそうです。

またクレジットカードは、一部の高級ホテルのみでしか使えず、高額紙幣もあまり流通していないため、市場等ではお釣りがもらえないことが多いためご注意ください。

 

続いて治安について。

ベナンの治安は安定しているみたいです。

しかしながら路地裏や夜間は一人歩きを避け、高価な貴金属やアクセサリーなどを身につけないようにしてください。

また荷物から常に手を離さず、お金は分散して持つなど、海外旅行の基本的な注意をしていればベナンでは安全に生活できそうです。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてベナンに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでベナンで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

ベナンでは「タバコを吸う人=不良」という認識があるため、特に南部の街中での喫煙は慎んでください。

また水は飲まず、生野菜やジュースに入った氷にも注意してください。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

ベナンの民族衣装とても素敵でしたね!

もし協力隊でベナンに派遣されたら一枚作りたいですね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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