
¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルニャです。



本日は「南アジアのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます。
今回は、青年海外協力隊の派遣国の中でも、「幸せの国」として知られるヒマラヤの王国【ブータン】に焦点を当て、応募のステップから現地のリアルな生活情報(活動内容、住居、食事、気になる治安や文化)、さらには帰国後のキャリアパスまで、ブータン派遣に向けて知っておくべき全てを網羅的にお届けします。
- 青年海外協力隊の「ブータン派遣」に興味があり、応募を検討している方
- JICA海外協力隊の選考に向けて、ブータンの具体的な活動内容や生活情報を知りたい方
- ブータン派遣が内定し、渡航前の準備(持ち物、手続き、文化理解など)を進めたい方
- 国際協力やボランティア活動に関心があり、ブータンという国について深く学びたい方
- 将来的に南アジア(特にブータン)への旅行や滞在を考えており、現地のリアルな情報を収集したい方



ブータンってどんな国なんだろう?



青年海外協力隊員としてどんな活動ができるの?



実際に派遣が決まったら、何から準備すればいいの…?
期待と同時にたくさんの疑問や不安を抱えて情報収集をされている方も多いと思います。
実はこのブログを書いている私も、いつか青年海外協力隊員として世界に貢献したいと夢見て、あなたと同じように日々情報を集めている仲間の一人です。
だからこそ、未来の隊員であるあなたが本当に知りたい情報を、同じ目線で徹底的にリサーチし、この記事にギュッと詰め込みました!
- ブータンという国の魅力と基本情報(歴史、文化、言語、気候など)
- 青年海外協力隊員としての具体的な活動内容や求められるスキル
- 現地でのリアルな生活(住居、食事、物価まで網羅!)
- 応募から派遣までの具体的な流れと準備(選考対策のヒントも!)
- 安心して活動するための治安情報と安全対策
この記事は、青年海外協力隊のブータン派遣を目指すあなたの「知りたい!」に応えるだけでなく、ブータンという国そのものに興味がある方、あるいは将来的な渡航を考えている方にとっても、現地の歴史や文化を深く知れる素晴らしい機会になるはずです。
ぜひ最後までじっくりお読みいただき、あなたの疑問や不安を解消してください!


ブータン派遣の基本情報:概要・特徴・言語を徹底解説!


青年海外協力隊としてブータンでの活動に臨むにあたり、まず最初にしっかりと押さえておきたいのが、「ブータン王国とは、一体どんな国なのか?」という基本的な情報ですよね。



ヒマラヤ山脈にあるって聞いたけど、具体的にどこ?
周りの国とはどんな関係なの?



標高が高いけど、気候はどうなんだろう?
一年中寒いのかな?



英語は通じるの?
ゾンカ語って難しそう…。
そんな疑問や不安を持っている人が多いはず。
ここでは、青年海外協力隊員として押さえておきたいブータンの基本情報から、変化に富んだ気候、コミュニケーションの鍵となる言語、そして心に触れる文化や習慣まで、徹底的にご紹介します!
ブータンを深く理解し、現地での毎日をより豊かに、そして安心して過ごせるようになるための知識を、分かりやすく丁寧にお伝えしますのでご覧ください!
ブータン王国ってどんな国?まず知りたい基礎知識まとめ
ブータンの首都、言語、通貨、時差、気候、電圧、日本からのアクセス方法など、知っておきたい基本情報を分かりやすくまとめました。
国(首都) | ブータン王国(ティンプー) |
---|---|
言語 | ゾンカ語(公用語)、英語 |
通貨 | ニュルタム(Nu.)。1ニュルタム = 約1.8円(2025年9月現在) |
時差(サマータイム) | 日本より3時間遅れ。サマータイムなし。 |
気候 | 地域により亜熱帯~温帯~高山気候と多様 |
電圧 | 220~240ボルト / 50ヘルツ |
コンセント | B3、D、F、Gタイプなど複数混在。マルチ変換プラグが必須。 |
面積 | 約3.8万平方キロメートル(九州とほぼ同じ) |
産業 | 農業、電力(水力発電)、観光業など。 |
直行便(2025年9月現在) | なし。 |
日本からの行き方 | タイ(バンコク)やインド、シンガポールなどを経由するのが一般的。総移動時間は乗り継ぎ含め約12時間以上。 |
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ブータンの面積は?九州とほぼ同じ
さて、青年海外協力隊の派遣国『ブータン王国』ですが、その広さは一体どのくらいなのでしょうか?
ブータンの面積は 約3.8万平方キロメートル。と言っても、数字だけではピンと来ないかもしれませんが、日本と比較してみると…



実は、日本の九州(約3.6万㎢)とほぼ同じくらいの大きさなんです!



コンパクトな国ながら、ヒマラヤの高峰から亜熱帯の谷まで、多様な自然が凝縮されているんです!
隣国は?中国とインドの2カ国
また、南アジアのヒマラヤ山脈東部に位置するブータン。
この国がどのような地理的環境にあり、それが文化や経済にどんな影響を与えているのか、その輪郭もGoogleマップで見ていきましょう。
ブータンは、北を中国、南をインドという二つの大国に挟まれた内陸国です。
この地理的条件が、独自の文化を守り、発展させる大きな要因となってきました。



ブータンは二つの大きな国に囲まれているんですね。



GNH(国民総幸福量)が有名ですが、手つかずの壮大な自然も大きな魅力なんです!
このように、独特の地理的特徴は、ブータンの唯一無二の文化を育む土壌となってきました。
そして、その文化をより深く理解する上で欠かせないのが、『気候』と人々のコミュニケーションを支える『言葉』です。
それでは、ブータンの日々の気候と、普段の生活で人々がどのような言語を使い、心を通わせているのか、その興味深い『気候・言語事情』を一緒にみていきましょう!
ブータンの気候を徹底解説!年間を通じた特徴と季節ごとの注意点



ブータンの気候は、標高によって大きく異なり、「一つの国に多様な気候が存在する」のが最大の特徴です。
日本と同じように四季がありますが、雨季と乾季もはっきりしています。
活動する地域の標高に合わせた服装の準備が、健康に過ごすための鍵となります。
- 南部(標高200~1,500m)
亜熱帯性気候で、年間を通して温暖湿潤。夏は蒸し暑くなります。 - 中部(首都ティンプーなど 標高1,500~3,500m)
温帯性気候で、年間を通して過ごしやすいですが、朝晩の冷え込みはあります。夏は雨季にあたり、冬は乾季で晴天が続きますが、氷点下まで冷え込みます。 - 北部(標高3,500m以上)
高山気候で、夏は冷涼、冬は厳しい寒さとなり、積雪も見られます。
多くの隊員が活動する首都ティンプー周辺では、夏でも朝晩の冷え込みに備えてフリースや薄手のジャケットが必須です。冬は氷点下になるため、ダウンジャケットやヒートテックなどの防寒着は欠かせません。また、標高が高く日差しが非常に強いため、季節を問わず帽子やサングラス、日焼け止めでの紫外線対策は必須です!
ブータンの言語事情:英語は通じる?公用語と現地の言葉



ブータンでは何語がメインなの?



英語はどの程度通用するの?
といった、ブータンの言葉に関する疑問は多いはず。
ブータンの公用語から現地で話される多様な言語まで、その実態を分かりやすく解説します。
これを読めば、ブータンでのコミュニケーションのイメージがグッと具体的になるはずです!
ブータンで使われている言語の種類|公用語はゾンカ語
ブータンの公用語(国語)はゾンカ語です。チベット語の方言から発展した言語で、チベット文字に似た独自の文字を持ちます。
しかし、国内には20以上もの言語が存在し、地域によって話される言葉が異なります。
- 東部:ツァンラカ語(シャチョプカ語)
- 南部:ネパール語(ロツァムカ語)
このように多様な言語が使われているため、ゾンカ語を母語とする国民は全体の約3割程度と言われています。協力隊員として活動する上では、配属先の地域で話されている言語に触れることが、現地の人々と心を通わせるための大切な鍵となります。
豆知識ですが、ゾンカ語で「こんにちは」は「クズザンポー ラ」と言います。これは「おはよう」や「こんばんは」としても使える便利な挨拶です。
青年海外協力隊員は英語で活動できる?|現地での英語通用度



はい、多くの場面で英語が通用します。ブータンでは、英語も公用語の一つとして広く使われています。
学校教育は、国語であるゾンカ語の時間を除き、ほぼ全ての授業が英語で行われています。そのため、特に若い世代や都市部の人々は流暢に英語を話します。政府の公文書や道路標識なども英語で併記されています。
青年海外協力隊の活動においても、配属先の同僚とのやり取りや公式な場では英語が基本となるため、専門的な活動は英語で行うことが可能です。
ただし、村落部での活動や、市場での買い物、高齢の方との日常的な交流では、ゾンカ語や地域で話される言葉が必要になります。
現地の言葉を学ぼうとする姿勢は、現地の人々から歓迎され、より深い信頼関係を築くための第一歩となるでしょう。


ブータン派遣の職種と活動内容|青年海外協力隊の専門性を解説!
青年海外協力隊の派遣先として、独自の魅力を持つ国、ブータン。
もしあなたが「ブータンで国際協力に挑戦したい!」と考え始めたとき、きっとこんな具体的な疑問が頭に浮かんでくるのではないでしょうか。



青年海外協力隊でブータンに行ってみたいけど、どんな活動ができるんだろう?



自分のスキルや経験が、現地で本当に役立つのか知りたいな…。
この記事を読み進めれば、ブータンで実際にどのような職種があり、どんな専門性が求められているのかが具体的に分かります。
あなたがブータンで輝ける道を見つけるための、第一歩となる情報がきっとここにあるはず!
ブータン派遣の現状:最新の隊員数と派遣実績データ(男女別・累計)
まずは、青年海外協力隊のブータンへの派遣実績(2024年3月31日現在)をご紹介します。
JICAの公式データによると、以下のような内容となっています。
派遣中隊員数: 22名(うち女性15名)
帰国隊員数 : 481名(うち女性 194名)
累計派遣隊員数: 503名(うち女性 209名)
※情報が古くなっている場合があります。最新情報はJICA海外協力隊-事業実績/派遣実績をご参照ください。
ブータンで求められる専門性:人気の派遣職種と具体的な活動事例



ブータンでは、どんな分野でボランティアが求められているの?



どんな職種で活躍できるんだろう?
そんな疑問にお答えします!
ブータンで特に青年海外協力隊員の派遣が多い、主要な活動分野は以下の通りです。
- 教育・スポーツ: 小中学校での体育や音楽、図工といった情操教育の指導、特別支援教育の分野で、子どもたちの成長をサポートする活動が求められています。
- 保健・医療: 理学療法士や作業療法士として、リハビリテーションサービスの質の向上に貢献します。
- 建築・都市計画: 建築士や都市計画の専門家として、伝統様式を活かした街づくりや建築技術の指導を行います。
- 農業: 農業国であるブータンで、農産物の品質管理やマーケティング、農業機械の整備などを通じて、農業の発展に貢献します。
より具体的な活動内容や、過去に派遣された隊員の体験談に興味がある方は、JICA公式サイトの「世界日記」でブータンの活動レポートを読むことを強くお勧めします!


ブータンでの生活基盤:協力隊員の住居とインフラ事情
青年海外協力隊に派遣された後のブータンでの活動を支える上で、まず気になるのが日々の暮らしの土台となる「住まい」と、電気や水といった「生活インフラ」ですよね。



安心して活動に打ち込むためにも、快適で安全な住環境と、安定したライフラインの確保が欠かせません。
ここからは、青年海外協力隊員が実際にどのような住居で生活し、現地のインフラとどのように向き合っているのか、そのリアルな実情を詳しくご紹介させていただきます!
ブータンでの住まいはどうなる?協力隊員の住居事情



青年海外協力隊員の住居は、JICAが隊員の安全と健康を最優先に考えて手配します。
ブータンでは、配属先によって異なりますが、アパートや一軒家タイプの住居が提供されることが一般的です。伝統的な建築様式を取り入れた建物も多く見られます。
- アパート・一軒家
リビング、寝室、キッチン、バスルーム(お湯も出る)が備わっており、快適な生活が送れます。
冬の寒さに備え、薪ストーブや電気ストーブが設置されていることが多いです。 - 伝統的な住居
ブータンでは、多色の木製の装飾や小さなアーチ形の窓が特徴的な伝統家屋が多く残っています。隊員が住む家も、こうした伝統的なデザインが取り入れられていることがあります。
いずれの住居も、基本的な生活を送る上で必要な設備は整っていますが、冬の寒さ対策は非常に重要になります。
電気・水道・インターネットは?ブータンのインフラ整備状況



また、ブータンでの生活では、日本のインフラ環境との違いを実感する場面が多くあります。
- 電気
水力発電が主な電力源で、国内需要を上回る電力を生産しています。しかし、送電網の整備が追いついていない地域や、悪天候により停電が起こることもあります。電圧も不安定なことがあるため、電化製品用に変圧器やサージプロテクターがあると安心です。 - 水道
水道は整備されていますが、断水も時折発生します。そのため、水を貯めておくためのタンクやバケツがあると便利です。安全な飲み水を確保するために、煮沸するか浄水器を使用することが必須です。 - インターネット
首都ティンプーなど主要都市では比較的安定したインターネット環境がありますが、地方では速度が遅かったり、不安定だったりすることが多いです。多くの隊員は、SIMカードを購入し、スマートフォンのテザリング機能を活用して通信環境を確保しています。



インフラはまだまだ発展途上な部分もあるんですね。
ブータンでの生活は、日本での当たり前が当たり前ではないことの連続です。こうした環境の違いを受け入れ、工夫しながら生活を楽しむ姿勢が大切になります。
そのために不可欠なのが、まさに「命綱」とも言える大容量モバイルバッテリーです。





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頻繁に起こる停電の中でも、スマートフォンの充電を気にせず使える安心感は絶大ですね。


ブータン生活のリアル体験!物価・治安・服装から文化まで徹底解説
青年海外協力隊としてブータンでの活動を具体的に考え始めると、日々の生活に直結する「お金のこと」と、何よりも大切な「安全のこと」は、特に気になるポイントではないでしょうか。



ブータンの物価って、どんな感じなんだろう?



日本とは違う文化や習慣がたくさんありそうだけど、どんなことに気をつければいいのかな?



「幸せの国」だから治安は良いって聞くけど、実際の状況ってどうなの?



気をつけるべきことって何だろう…?
そんな疑問や不安が次々と浮かんでくるかもしれません。
このセクションではブータンの通貨「ニュルタム」の基本情報から、気になる物価水準、そして外務省の危険情報に基づいた最新の治安状況や具体的な安全対策まで、あなたがブータンで安心して、そして賢く生活するための必須情報を分かりやすく解説します。
ブータンの通貨「ニュルタム(Nu.)」の基本とリアルな物価事情
ブータンの通貨は「ニュルタム(Ngultrum)」で、略称は「Nu.」です。インド・ルピーと等価で、国内ではインド・ルピーも広く流通しています。
2025年9月現在のレートで、1 Nu.あたり約1.8円となっています。
※レートは常に変動するため、あくまで目安です。
物価は、日本と比較すると全体的に安いですが、多くの製品をインドからの輸入に頼っているため、輸入品は割高になります。ローカルな市場で手に入る野菜や米などは安価です。
水(1L) | 約25 Nu.(約45円) |
コーラ(300ml) | 約30 Nu.(約54円) |
ローカル食堂の食事 | 約150 Nu.(約270円) |
カフェのコーヒー | 約150 Nu.(約270円) |
国産ビール(650ml) | 約100 Nu.(約180円) |
※上記はあくまで一例です。JICAから支給される現地生活費で十分に生活は可能ですが、輸入品に頼りすぎず、地元の食材を活用するなど計画的な支出が求められます。
引用:Google
ブータンの治安状況|外務省危険レベルと協力隊員の安全対策



ブータンの治安は、敬虔な仏教徒が多く、国王が深く敬愛されていることもあり、全般的に良好です。
しかし、日本の治安レベルとは大きく異なることを常に意識する必要があります。
2025年9月現在、外務省の海外安全情報では、ブータン全土に特定の危険情報は発出されていません。
ただし、近年は薬物関連の犯罪や、若者による窃盗などの犯罪が増加傾向にあります。特に夜間の単独行動は避けるべきです。
もちろん、JICAは隊員の安全を最優先に考えており、危険な地域に派遣することはありません。
外国人は裕福に見られやすく、犯罪の標的になりやすいことを自覚する必要があります。貴重品の管理を徹底し、知らない人からの誘いには安易に乗らないようにしましょう。
※情報が古い場合があるため「ブータンの外務省の海外安全情報」より最新情報を確認してください。
夜間の一人歩きを避ける、華美な服装や装飾品を身につけない、貴重品は分散して管理するなど、JICAから指示される安全対策を徹底することが、自身の身を守る上で最も重要です。
引用:外務省の海外安全情報
引用:ブータン安全対策基礎データ
ブータン生活での服装ガイド|普段着の選び方と民族衣装の魅力



服装に関する疑問は、派遣前の準備においてとても大切なポイントになりますよね。
日常生活を快適に過ごすための実用的な普段着選びのコツから、ブータンの文化が感じられる民族衣装「ゴ」と「キラ」、そして協力隊員として知っておきたい服装マナーまで、あなたのブータン生活をより豊かに、そしてスムーズにするための服装情報を網羅的にガイドします!
まずは、日々の活動や生活シーンに合わせた、具体的な服装選びのポイントから詳しく見ていきましょう。
シーン別・ブータンでの最適服装ガイド|普段着から活動時まで徹底解説
ブータンでの服装は、活動地域の標高、季節、そして朝晩の大きな寒暖差に対応することがポイントです。
- 重ね着できる服が基本
標高の高い地域では「一日に四季がある」と言われるほど日較差が激しいため、Tシャツ、薄手の長袖シャツ、フリース、ウインドブレーカーなど、簡単に着脱して調整できる服装が非常に役立ちます。 - 冬の万全な防寒対策
首都ティンプーの冬は氷点下まで冷え込みます。ダウンジャケット、ヒートテックなどの保温性の高いインナー、厚手の靴下、手袋、ニット帽は必須です。 - ゾン(寺院など)を訪れる際の配慮
宗教施設を訪れる際は、肌の露出(半袖、短パン、サンダルなど)は避けるのがマナーです。襟付きのシャツや長ズボン、靴を着用しましょう。 - 日差しと虫から肌を守る
標高が高く日差しが非常に強いため、季節を問わず帽子、サングラス、日焼け止めは必須です。また、標高の低い地域では蚊に刺されるのを防ぐためにも、肌の露出は控えるのが賢明です。



ただ涼しいだけの服装ではダメなんですね!寒暖差と紫外線対策が重要ですね。
伝統が息づくブータンの誇り!民族衣装「ゴ」と「キラ」
ブータンでは、公の場や職場、学校などで民族衣装の着用が義務付けられています。男性用は「ゴ」、女性用は「キラ」と呼ばれ、日常生活に深く根付いています。
「ゴ」は日本の着物に似た筒袖の衣装で、膝丈までたくし上げて帯で締め、胸元が大きなポケットのようになります。「キラ」は一枚の大きな布を体に巻き付け、肩をブローチで留め、上からジャケットを羽織るスタイルです。色鮮やかで美しい織物で作られています。



協力隊員も、配属先での活動中は民族衣装を着用することがあります。民族衣装を身にまとうことは、ブータン文化への敬意を示す素晴らしい方法の一つです。
ブータン文化に触れる:習慣・マナーで気をつけること
いざブータンへ!活動への期待に胸を膨らませる一方で、「現地の文化や習慣に馴染めるかな?」「知らずに失礼なことをしてしまったらどうしよう…」といった不安も少しあるかもしれません。
異文化の中でスムーズに生活し、現地の人々と良好な関係を築くためには、ブータンならではの生活習慣や、大切にされているマナーを事前に理解しておくことが非常に重要です。



ブータンでは、どんなことに気をつければいいんだろう?日本とは全然違うのかな?



国王様をとても尊敬しているって本当?



もしかして、日本人の感覚だと『えっ?』と思うような習慣もあるのかな…?
ブータンには、私たちが知っておくべきユニークで大切な文化や習慣がたくさんあります。
ここでは、そんなあなたの疑問や不安を解消し、ブータンの人々とのコミュニケーションを円滑にするための具体的なポイントを詳しく解説します。
現地での生活をより豊かに、そしてトラブルを避けるために役立つ「ブータン文化の心得」を一緒に学びましょう!
ブータンで守るべき基本的なマナー|日常生活での注意点
- 国王・王室への敬意
ブータン国民は国王と王室を深く敬愛しています。公の場で王室を批判するような言動は絶対に避けましょう。 - 宗教施設でのマナー
ゾンや寺院を訪れる際は、脱帽し、肌の露出を控えた服装を心がけましょう。堂内では静かにし、仏像などにむやみに触れたり、カメラを向けたりしないようにします。 - 食事のマナー
伝統的には手を使って食事をします。食事に招かれた際は、勧められてもすぐには食べ始めず、一度か二度は辞退するのが礼儀とされています。 - 頭は神聖な場所
人の頭をなでる行為は、相手を見下していると受け取られる可能性があるため、特に子どもの頭をむやみになでないようにしましょう。



国王様への敬意は本当に大切なんですね!
GNH(国民総幸福量)の精神
ブータンは、経済的な豊かさ(GDP)だけでなく、国民の精神的な幸福を重視する「国民総幸福量(GNH)」という独自の哲学を国づくりの指標としています。
この精神は、伝統文化の保護、環境保全、良い統治といった政策に反映されています。
協力隊員として活動する上では、目に見える成果だけでなく、地域の人々の幸福感や精神的な豊かさに貢献するとはどういうことかを考える姿勢が大切です。物質的な豊かさだけではない、ブータンならではの価値観に触れることは、非常に貴重な経験となるでしょう。


ブータンの食文化を味わう!代表的な料理と食事のポイント
ブータンでの生活において、大きな楽しみの一つであり、また文化を深く理解する上で欠かせないのが「食」ですよね。



ブータンの人たちは普段どんなものを食べているんだろう?



「世界一唐辛子を食べる国」って本当?辛いものは苦手だけど大丈夫かな…。



国民食があるって聞いたけど、どんな食べ物なの?
そんな風に現地での食事について、期待と少しのドキドキが入り混じっている方も多いのではないでしょうか。
このセクションでは、あなたのブータンでの食生活を豊かにし、現地の人々とのコミュニケーションを深めるためのヒントが満載です
代表的な主食や料理はもちろん、独特の飲み物文化まで、ブータンの食の世界を一緒に探求していきましょう!
ブータンの基本料理と主食|赤米・エマダツィ・パクシャパを解説
ブータンの食事は、赤米を主食とし、唐辛子とチーズをたっぷり使ったおかずと一緒に食べるのが基本スタイルです。
- 赤米
少しパラパラとした食感の赤米が主食です。標高の高い場所で栽培され、栄養価も高いと言われています。 - エマ・ダツィ (Ema Datshi)
唐辛子(エマ)をチーズ(ダツィ)で煮込んだ、国民食ともいえる最もポピュラーな料理。ブータン人にとっては日本の味噌汁のような存在です。非常に辛いですが、ご飯との相性は抜群です。 - パクシャ・パー (Phaksha Paa)
豚バラ肉と大根、唐辛子を炒め煮にした料理。干し肉を使うこともあり、ご飯が進む一品です。



エマ・ダツィ、辛そうだけど美味しそう…!「幸せの国」の味を体験してみたい!
ブータンの食文化|唐辛子は野菜!
ブータン料理を語る上で欠かせないのが**唐辛子**です。日本では香辛料として使われますが、ブータンではナスやピーマンと同じように「野菜」として扱われ、ほぼ全ての料理に大量に入っています。
また、チーズやバターなどの乳製品も多用されます。特にヤクの乳から作られるチーズは、料理に深いコクを与えます。辛いものが苦手な場合は、注文時に「辛さ控えめで」とお願いすることもできますが、限界があることは覚悟しておきましょう。



唐辛子が野菜だなんて…!辛いもの好きにはたまりませんね!
ブータンの飲み物文化|バター茶「スジャ」と地酒「アラ」
ブータンで伝統的に飲まれているお茶が「スジャ」と呼ばれるバター茶です。お茶に塩とバターを入れて撹拌したもので、少し塩気のあるスープのような味わいです。体を温めるため、寒い地域では欠かせない飲み物です。
お酒では、「アラ」と呼ばれる米や麦から作られる蒸留酒(焼酎のようなもの)や、「シンチャン」というどぶろくのような醸造酒が広く親しまれています。
協力隊員として活動する中で、家庭訪問の際にスジャやアラを勧められる機会も多いでしょう。これは歓迎の印です。一口でも口をつけるのが礼儀とされていますが、無理に飲み干す必要はありません。



バター茶、どんな味か気になりますね!文化を尊重しつつ、無理なくいただくのが大切ですね!


先輩隊員の声:ブータンでのリアルな体験談



実際にブータンで活動した先輩隊員は、どんな壁にぶつかり、何を感じ、どう乗り越えていったのでしょうか?
今回は、そんな厳しい環境の中でも、現地の人々と向き合い、奮闘した先輩隊員たちの「生の声」を、JICA海外協力隊の公式レポート「世界日記」やインタビューからご紹介します。
Aさん(体育教師)は、赴任当初、日本の便利な生活とのギャップに戸惑ったそうです。しかし、子どもたちと毎日泥だらけになって遊び、近所の人とお茶を飲みながら語り合う日々の中で、物質的な豊かさだけが幸せではないと気づいたと語ります。「ブータンの人々は、家族や友人との繋がり、助け合いの精神を何よりも大切にしています。その温かい心に触れたことが、私の人生の宝物です」
Bさん(理学療法士)は、最初は国民食エマダツィの強烈な辛さに全く歯が立たなかったそうです。しかし、同僚が「これは外国人向けに辛さを抑えた特別版だよ」と気遣って作ってくれたり、一緒に食事をするうちに、少しずつその辛さの奥にある美味しさがわかるように。「今では、エマダツィの辛さが、同僚たちの優しさや一緒に過ごした時間を思い出す『絆』の味になりました」と振り返っています。
参照情報:JICA海外協力隊 ブータン「世界日記」
※上記体験談は、ウェブサイトに掲載されている多数の隊員の活動報告や生活の様子を参考に、リアルなエピソードとして再構成したものです。



最初は壁があっても、誠実に向き合うことで信頼関係が築けるんですね。
だからこそ見える景色もあるんだそうです!


青年海外協力隊ブータン:応募プロセスと帰国後のキャリアパス
「青年海外協力隊としてブータンで活動したい!」
その熱い想いを実現するための第一歩から、貴重な経験を積んだ後の未来まで、あなたはどんな道のりを想像していますか?
応募条件や選考プロセスといった「挑戦への入口」はもちろんのこと、ブータンでの活動を終えた後の「キャリアや人生への活かし方」も、きっと気になる大切なポイントですよね。
ここからは、あなたがブータンへの挑戦を具体的にイメージし、さらにその先の未来まで見据えられるよう、応募から派遣までの流れ、そして帰国後のキャリア形成に至るまで、青年海外協力隊ブータン派遣の「始まりから未来まで」をご紹介します。
ブータン派遣への第一歩:応募から選考、派遣まで
ブータンへの扉を開くための具体的なステップは、実はかなり長い道のりです。
応募プロセスの中で、それぞれの段階でどのような準備が必要なのか、気になる方も多いかと思います。



ブータン派遣に応募したいけど、何から始めればいいの?選考ってやっぱり厳しいのかな?



派遣までのスケジュールを具体的に知りたい!
そんなあなたの疑問を解決するべく、わかりやすい図でご紹介します。
青年海外協力隊の応募プロセスはざっくりとこんな感じです!
年2回(春募集・秋募集)のタイミングでJICA海外協力隊のウェブサイトから応募します。
職務経歴や語学力などを基にした書類選考と、人物面や技術力を評価する面接が行われます。
2次選考から約2ヶ月後に合否が通知されます。合格者は候補者となります。
語学訓練(主に英語、必要に応じてゾンカ語)や国際協力、安全対策など、派遣に必要な知識とスキルを身につける合宿形式の訓練です。
訓練修了後、いよいよブータンへ出発。約2年間のボランティア活動が始まります。
- 職務経歴書では「なぜブータンか?」を明確に
数ある派遣国の中で、なぜブータンで活動したいのか。ブータンが掲げるGNH(国民総幸福量)の理念への理解や、ブータンの開発課題と自分のスキル・経験がどう結びつくのかを具体的に記述しましょう。 - 面接では「困難をどう乗り越えるか」を具体的に
ブータンでの生活は、高地での生活や厳しい冬の寒さ、インフラの不便さ、日本とは全く異なる文化や価値観など、様々な困難が伴います。面接では、そうした環境でどのように健康を維持し、ストレスを管理し、現地の人々と協力して課題を乗り越えていけるのか、あなたの「人間力」が問われます。
引用:JICAブータン
より詳しい応募条件、選考対策、そして派遣までの全貌を徹底解説した完全ガイドをご用意しました。
もっと詳しく知りたい方は以下リンクをぜひ読んでください!





合わせて2025年秋募集の要項や詳細を公式サイトから確認して見ましょう!
また、私はこの本を読んで青年海外協力隊に応募するための勉強をしています。
青年海外協力隊とは何なのか、実際に「コミュニティ開発隊員でフィリピンへ」「日本語教育隊員でドミニカ共和国へ」「看護師隊員でブルキナファソへ」派遣された方々の貴重な経験談など、知りたいすべてが盛り込まれています!
ブータンでの経験を未来へ:帰国後のキャリアと人生設計
ブータンでの活動を終えた後の自分、想像できますか?



協力隊経験者の人たちって、どんな道に進んでいるの?就職に有利だったりする?



無事に派遣されたとして、その経験って帰国後どう活かせるんだろう?



協力隊の経験って、具体的にどんな仕事に繋がるの?
ブータンでの貴重な2年間を終えた後、そんな風に将来について考えるのは当然のことですよね。
帰ってきた私たちは、国際協力の最前線で培った実践的なスキル、多様な価値観を受け入れる異文化理解力、そして数々の課題をクリアしてきた問題解決能力という、大きな成長を手にしているはずです。
ここでは、ブータンでの経験を輝かしい未来へと繋げるための方法を一緒に探すべく、青年海外協力隊に派遣された方々の今をご紹介します!
私が出会った!青年海外協力隊に派遣された方々の今
私は高校2年生の頃からずっと青年海外協力隊で国際協力をしたくて、とにかくいろんな情報を集めてきました。
そんな中で私が出会った、帰国後の青年海外協力隊の方々の現在をご紹介します。
Aさんはタンザニアに「コミュニティ開発」で派遣後、帰国してからは地元のJICAデスクで2年働き、その後アフリカの農家で起業をしました。



現在はクラウドファンディングも行って日本とアフリカの架け橋になっています!
地元のJICAデスクはたまたま後任がいなかったようですが、代々派遣後の隊員が2年の任期で行なっているそうです。
Bさんはコロンビアに『青少年教育』で派遣後、地元の大手商社に転職しました。
面接では、予測不能な環境で現地の人々と粘り強く交渉し、プロジェクトを成功させた経験が高く評価されたそうです。



キャリアアップもできて、スペイン語も習得して帰国できていて本当に理想的な進路ですね!
私が学んできたスペイン語と同じ言語圏に派遣されていたこともあり、たまにスペイン語で会話をしてくださいました!
Cさんは理系の会社で開発をしていましたが、マラウィ帰国後に地元の古民家を譲り受け、地域活性化にもつながるプロジェクトを行っています。



私が大学生の頃はよくボランティアに参加させていただき、一緒に茅葺き屋根を修復したり、水車を作ったりしました。
ずっと青年海外協力隊に行くことを目指してきましたが「現地で何のために派遣されたいのか」と問いかけてくれた彼のおかげで進路を決められました!
こんな感じに、私が知っている青年海外協力隊に派遣されていた方々は、世界をもっと良くできる、エネルギッシュで活動家の方が多かったです。
まだまだ多くの隊員たちの進路を聞いてきましたので、より詳しく青年海外協力隊派遣後のステップや就職の強みなどを知りたい方はこちらのブログをご参考ください!


まとめ:青年海外協力隊ブータン派遣はあなたの人生を変える挑戦
ここまであなたが青年海外協力隊でブータンに派遣された際に、知っておきたい情報についてご紹介させていただきました。
今回のブログでは以下の内容がわかりましたね!
- 青年海外協力隊のブータン派遣の基本情報
- 青年海外協力隊ブータン派遣の職種と活動内容
- ブータンでの生活を徹底シミュレーション!住居・食事・お金・安全について
- 青年海外協力隊ブータン:応募プロセスと帰国後のキャリアパス
生活する上で守るべきマナーや注意点が結構あったので、しっかり覚えて行った方が良さそうでしたね。特に、国王や王室への敬意、そして「幸せの国」ならではの価値観を尊重する姿勢が大切です。
あなたの挑戦をここから始めよう!
ブータンへの熱い想いが少しでも具体的になったなら、次はいよいよ行動に移す時です。
まずはJICAの公式サイトで最新の募集要項をチェックし、より詳しい応募のステップは以下の記事で完璧にマスターしましょう!





ここまで読んでいただきありがとうございます。



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