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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ボリビア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にボリビアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ボリビアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 ラパス(憲法上の首都はスクレ)
・通貨 ボリビアーノス
・時差 13時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 スペイン語及びケチュア語、アイマラ語を中心に先住民言語36言語
・電圧 220V、50Hz
・コンセント タイプA、タイプC
・面積 110万平方キロメートル(日本の約3倍)
・気候 ツンドラ気候、温暖冬季少雨気候、サバナ気候
・経路 アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約26時間から
・祝日 8月6日(独立記念日)
・産業 天然ガス、鉱業(亜鉛、銀、鉛、錫)、農業(大豆、砂糖、トウモロコシ)
・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
ボリビアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ボリビアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ボリビアでは以下の言語が主に使われています。
- モシ語
- バウレ語
- イグナシ語
- タカナ語
- アラオナ語
- モビマ語
- レイェサノ語
- カビネニャ語
- アヨレオ語
- マチゲンガ語
- シリオノ語
- トロモナ語
- タピエテ語
公用語は「スペイン語」と「ケチュア語」、「アイマラ語」と「グアラニー語」の4言語となっています。
主に都市部ではスペイン語のみを話す人が多く、田舎にいくにつれてケチュア語やアイマラ語、グアラニー語が使われるようになります。
またそのほかにも先住民の言語が36言語以上あると言われています。
ちなみにボリビアの正式名称は、スペイン語で「Estado Plurinacional de Bolivia(エスタド・プルリナシオナル・デ・ボリビア)」で、ボリビア独立の功労者である「シモン・ボリバル」が由来となり、「ボリバルの国」という意味があります。
英語は使えるの?
ボリビアは他民族国家なため、様々な先住民の言語が使われています。
そのため英語はほとんど通じず、簡単な英語も理解できない方が多いようです。
一部、観光地化されたレベルの高いレストランやホテルなどでは英語を話せる人もいる可能性がありますが、基本的には全く通じないため、日常会話程度のスペイン語を覚えていきましょう。
気候・位置
「ボリビア多民族国」通称ボリビアは、南アメリカに位置する立憲共和制国家で、北と東に「ブラジル」、南には「アルゼンチン」、南東は「パラグアイ」、南西には「チリ」、北西に「ペルー」と国境を接している海に面さない内陸国となっています。
ボリビアの首都は憲法上は「スクレ」ですが、実際に政府主要機関があるのは「ラパス」となっており、ラパスは世界最高高度にある首都と言われています。
また、9つの県によって構成され、国土の約62%はアマゾンの熱帯地域であり、「リャノ(llano)」または「オリエンテ「oriente」と呼ばれ、南半球に位置しているため晴れた日には「南十字星」を見ることができます。
国土面積の約29%は標高3000m以上のアンデス山脈地域で、一年を通して寒い気候となっています。
そして、国土の約9%は温暖な気候で、「バジェ(valle)」と呼ばれ、アンデス地帯とアマゾン地帯の中間に位置し、果樹栽培などに適した気候となっています。
続いて気候に関して、ボリビアの気候は全体的に「温暖冬季少雨気候」に属していますが、標高により各地域で気温が変わってきます。
平野部にある「トリニダッド市」の年間の平均気温は約26度前後と高く、半袖で過ごすことができる一方、首都である「ラパス」のある鉱山地帯では「ツンドラ気候」で年間の平均気温は約8度とかなり涼しく防寒具が必要になります。
年間を通して寒暖差はあまりありませんが、雨季と乾季により季節は変わります。
4月から10月までは乾季で乾燥した気候となりますが、11月から3月にかけて雨季となるため降水量が増えます。
衣服
では北米・中南米の国、ボリビアにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
ボリビアの民族衣装には、「ポリェラ」と呼ばれる服があります。
ポリェラはボリビアの先住民であるアイマラ族やケチュア族の女性が身に着けてきたスカートのことで、ふっくらとしたスカートはとても可愛らしくカラフルに彩られています。
また「ポンチョ」と呼ばれる昔日本でも流行った、四角い布の真ん中に穴が空いた形をした上着もよく着用され、寒さから身を守るための防寒具として役割を果たしています。
では、私たちがボリビアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
ボリビアは標高によって気温が変わるため、その地域に合わせた服装を持っていく必要があります。
例えば首都ラパスは標高4,000m近い高地にあるため、一日の気温差が大きくなっています。
昼間は長袖1枚でも大丈夫な気温となっていても、朝晩はダウンジャケットが必要なくらい冷え込むことが多いので、アウターやウインドブレーカーといった防寒語を持っていく必要があります。
観光地としてかなり有名なウユニ塩湖のある地域も標高が約3,700mもある高地に位置しているためインナーといった防寒具を持っていきましょう。
平野部は年間を通して25度前後と暖かくなっているため、半袖や薄い長袖で日中は過ごせますが、こちらも朝晩冷え込む可能性がありますので、上着や羽織物を持って行った方がよさそうです。
どの地域でも日差しは常に強いため、帽子や日焼け止め、サングラスといった紫外線対策グッズもあると安心できます。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、ボリビアでの食事について、ボリビアで有名な主食は「じゃがいも」や「トウモロコシ」、「パン」です。
地域によって気候が変わるため食文化も少しづつ変わってきますが、ペルーの食文化と似ていて、主にこれらの主食と共に牛肉や鶏肉、「クイ」と呼ばれる天竺ネズミの一種が食べられます。
豚肉は高級な食材とされているためあまり食卓には並びません。
内陸国なため食べられる魚のほとんどは川魚で、特にチチカカ湖で取れる「トゥルーチャ」と呼ばれる鱒の一種が料理に使われます。
アンデス山脈の標高4000mを超える高地に、人口80万を超える大都市があります。 この地域では高地でも育つジャガイモやトウモロコシが主に栽培されています。 主食はジャガイモ。
気候の違いから料理もそれぞれ少しずつ違いますが、おおまかには、ボリビアの食文化はペルーとよく似ていて、じゃがいも、とうもろこし、パンを主食に、肉(牛肉、鶏肉、そしてクイという)をよく食べます。
平野部の気候が暖かい地域ではキャッサバやパパイヤ、マンゴーといった食材も頻繁に食べられます。
ボリビアには約220種類以上のじゃがいもがあり、特にアイマラ族はじゃがいもを好んで食べるため、じゃがいもに関する単語が200以上あると言われています。
そのほかにも「キヌア」や「プラタノ」と呼ばれる料理用のバナナも食べられています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのは「Chicharrón de chancho(チチャロン・デ・チャンチョ)」と呼ばれるボリビアの国民的料理について。
チチャロン・デ・チャンチョはよく日曜日に食べられる豚で作った唐揚げのことで、日本のようなころもはなく、豚肉をそのまま素揚げにして作ります。
豚肉は揚げる1日間から下準備でレモンやニンニクといった調味料に漬け込まれ、味が内部までに染み込んだチチャロン・デ・チャンチョはとてもジューシーで病みつきになってしまう美味しさなんだとか。
次に紹介するのは「Sopa de mani(ソパ・デ・マニ)」と呼ばれるボリビア人みんなが大好きなピーナッツのスープについて。
ソパ・デ・マニはピーナッツのペーストが入ったクリーミーなスープで、トッピングとしてフライドポテトが乗せられています。
「Cuñapé(クニャペ)」はチーズとキャッサバの粉を練って焼いて作ったパンのことで、もちもちしたっ食感とチーズによって引き出されるしょっぱさが甘いホットドリンクと相性抜群です。
寒い日には一緒に食べたくなる、ボリビアにはなくてはならない主食のひとつとなっています。
「アルファフォレス(Alfajores)」はボリビアを含むラテンアメリカで有名なクッキーのお菓子で、郷土菓子としても知られています。
厚みのあるクッキを2枚使って、その間に「ドゥルセ・デ・レチェ(Dulce de Leche)」と呼ばれる甘いミルクのクリームを挟み込んで完成です。
シンプルですがアレンジも多く、さまざまなアルファフォレスを楽しむことができます。
最後にボリビアで有名なドリンクについて紹介します。
ボリビアではビールが有名で、ラパスの「パセーニャ(Paceña)」や、オルロの「ウァリ(Huari)」、コチャバンバの「タキーニャ(Taquiña)」や、サンタクルスの「ドゥカル(Ducal)」といった各地域ごと代表する銘柄があります。
またビール以外でも「チチャ」と呼ばれる発酵酒がスペイン侵略以前から飲まれており、ほかにもブドウを蒸留して作った「シンガニ」などがよく飲まれています。
住居
続いてボリビアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ボリビアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にボリビア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
ボリビアの通貨は「ボリビアーノ」です。
1ボリビアーノ→18.37円(2022/5/24)で、過去5年の変動14.56円~18.99円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 牛乳、1リットル 約5ボリビアーノ=約91円
- コーラ、2リットル 約11ボリビアーノ=約202円
- 鶏肉、1キロ 約13ボリビアーノ=約238円
- 牛肉、1キロ 約25ボリビアーノ=約460円
- 玉ねぎ、1キロ 約5ボリビアーノ=約91円
- トマト、1キロ 約6ボリビアーノ=約110円
- キャベツ、1玉 約5ボリビアーノ=約91円
- じゃがいも、1キロ 約6ボリビアーノ=約110円
- お米、1キロ 約6ボリビアーノ=約110円
- ランチ(食堂)、1食 約13〜20ボリビアーノ=約238〜367円
- 安宿、1泊 約50ボリビアーノ=約918円から
このように、ボリビアの物価は日本と比べ安く感じられ、また南米の中でも1番安いとも言われています。
首都から離れ田舎の方へ行くと、輸送費用などに関係で全般的に物価が少しだけ高くなるようです。
また、全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、ボリビアの治安はそこまで悪くはありません。
一部の都市と観光名所を除いて、ボリビアの治安は少しづつ改善傾向にあると言われています。
しかしながら、外務省は首都ラパスやサンタクルス県サンタクルス市などの地域に危険レベル1(十分注意してください)を出しており、2019年の大統領選挙の際に不正が行われた疑いがあることから発展した暴動で多数の死傷者が出たこともありますので、十分注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてボリビアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでボリビアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
ボリビアの人々は一般的にとても陽気でおおらかな性格をしている人が多く、ゆったりとした時間を過ごしています。
そのため待ち合わせ時間に遅れたり、ドタキャンになったりと几帳面な性格の多い日本人にとっては、合わせるのが大変なこともあるかもしれません。
また人懐っこい人が多いため、家に招かれることも少なくはありません。
挨拶の際もヨーロッパのようにハグやチークキスが頻繁に行われます。
スペインと同じくシエスタと呼ばれるお昼寝の時間があり、午前の授業や仕事が終わった後はみんな家に帰り、昼食をとってお昼寝をします。
その時間はお店も閉まることが多いので、注意が必要です。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
多民族国家であるボリビアには今もなお数多くの民族が共生しており、さまざまな文化や言語があります。
首都であるラパスは天空の都市とも言われ、とても美しいと言われているため、ぜひ行ってみたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adios! また会いましょう!