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はるカタルーニャです。本日は「欧州のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ブルガリア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にブルガリアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ブルガリアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 ソフィア
・通貨 レフ
・時差 7時間日本より遅れている
※サマータイムありで、3月最終日曜のAM3:00(=AM4:00)~10月最終日曜のAM4:00(=AM3:00)まで時差は6時間となります。
・言語 ブルガリア語
・電圧 220V、50Hz
・コンセント タイプC、タイプSE
・面積 11.09万平方キロメートル(日本の約3分の1)
・気候 大陸性気候、地中海性気候
・経路 羽田発の場合、フランクルフルトやミュンヘン、ロンドンやドーハを経由するのが一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約17時間~19時間から
・祝日 3月3日(オスマン帝国からの解放記念日)
・産業 農業(穀物・酪農)、工業(化学・石油化学、食品加工)
・挨拶 Добро утро(ドブロ ウトロ)=おはよう、Добър ден(ドバル デン)=こんにちは、Добър вечер(ドバル ヴェチェル)=こんばんは、Довиждане(ドヴィジュダネ)=さようなら、Благодаря(ブラゴダリャ)=ありがとう
言語
ブルガリアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ブルガリアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ブルガリアでは以下の言語が主に使われています。
- ブルガリア語
- トルコ語
- ロマ語
公用語は「ブルガリア語」で、他にもトルコ語やロマ語を話す人もいるようです。
また2015年のブルガリア語は、EU公用語において唯一キリル文字を使用する言語となっています。
ちなみにブルガリアの正式名称は「Република България」です。
英語は使えるの?
ヨーロッパに属しているため、英語が通じそうなイメージがありますが、ブルガリアはヨーロッパの中では特に英語が通じにくい国だと言われています。
そのためもし協力隊で派遣されるようであれば現地のブルガリア語などを勉強する必要があります。
ですが最近は観光も盛んになってきたため空港やホテル、両替所など英語が通じる所が多くなってきました。
気候・位置
「ブルガリア共和国」通称ブルガリアは、、ヨーロッパのバルカン半島に位置する共和制国家で、北に「ルーマニア」、西に「セルビア」、北に「マケドニア」、南に「ギリシャ」と「トルコ」と国境を接し、東は「黒海」に面しています。
国土の3分の1が山岳地帯となっており、バルカン半島にはブルガリアの最高峰である「ムサラ山(標高2,925m)」がります。
バルカン半島の由来となったバルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈にはさまれた一帯は、「バラの谷」と呼ばれており、バラの一大生産地となっているため各地にバラ畑が点在しています。
続いて気候に関して、ブルガリアはバルカン山脈で気候が大きく分けられます。
バルカン半島より北側は「大陸性気候」で、冬になると気温がかなり下がりますが、日本とは違い多湿です。
逆に夏は気温が上がり、乾燥しています。
最高気温は40度を超えることもあるため、日本のような暑さを想像してしまいますが、乾燥しているためそこまできつく感じることはないようです。
一方南部は温暖で湿度が高いため「地中海性気候」に区分されています。
平均気温が夏の気温は20度後半と過ごしやすく、鮮やかな紅葉も楽しめますが、雨が降津ことが多いようです。
特に10〜11月は頻繁に雨が降るようなので、この時期には雨具が必須となっています。
衣服
では欧州の国ブルガリアにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
ブルガリアの民族衣装は、「ノシヤ(Носия)」と呼ばれており、地域によってデザインが変わります。
ブルガリア刺繡が施されているものが多く、さまざまな種類があります。
刺繍は花や葉のように自然にあるものからデザインされ、夏には緑色、秋は黄色など季節を表すために違う色の刺繍糸を使います。
「クマン、スクマーン(Soukman)」も民族衣装で、ワンピースのような形をしており、主に女性が着ることが多いです。
脇もしくは腰に入った切り替えが特徴的で、襟ぐりが狭くて深いものが多く、袖がないものが多いです。
素材はウールで、色は黒が多くなっていますが、裾に色とりどりの小布をアップリケする地方もあります。
他にも民族衣装があり「リザ(Riza)」はブラウス、「サヤ(Saya)」は前明きのドレスです。
ブルガリアの衣装は4つのパートから成っており、クマン、リザ、サヤを着た後に色とりどりの刺繍を施したエプロンを重ねると、私たちが想像するようなブルガリアの民族衣装となります。
では、私たちがブルガリアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
ブルガリアは日本と同じく四季がある国なためその季節に合った服を持っていく必要があります。
ブルガリアの春は3月~5月で、平均最高気温は約9度〜約20度、平均最低気温は約1度〜約9度と肌寒く少し厚手の服やダウンがあると安心です。
また、朝晩はとても冷え込むため、寒さ対策もしましょう。
次にブルガリアの夏は6月〜8月中旬頃までとなっており、気候は日本の初夏に似ており、平均最高気温が約23度〜約26度、平均最低気温が約12度〜約14度となっています。
真夏にはいったら半袖で過ごしても大丈夫ですが、朝晩は少し肌寒くなっているため薄手の上着や長袖があると安心です。
秋は9月〜11月で平均最高気温は約9度〜約22度、平均最低気温は約1度〜約11度とかなり涼しくなる日がありそうです。
9月はまだ暖かいか少し肌寒い程度ですが、10月に入ると冷え込む日が多く、11月は日本の冬のような寒さになります。
また雨も多くなるため雨具が必須ですが、ブルガリア人の中には傘を差さない人も多くいるようです。
最後にブルガリアの冬は12月〜2月で、平均最高気温は約2度〜約5度、平均最低気温は約-3度〜約氷点下5度と日本の東北に住んでいる方でないとでなければ耐えられない寒さです。
厚手のコートやダウン、ウインドブレーカーに加えて、マフラーや手袋、耳当てなどの防寒対策具を持っていきましょう。
ちなみにバルカン山脈より北は積雪もあり、寒さも南に比べて厳しくなるため、寒さが苦手な人はカイロなどもあったほうがいいかもしれません。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、ブルガリアでの食事について、ブルガリアで有名な主食は「パン(バニッツァ)」です。
私たちにとってのパンは毎日、もしくは週1くらいで食べるものなため、特に特別感なく食していますが、他ブルガリアでのパンは命を支ささえる食べ物として特別にあつかわれています。
主食ということもあり、街にはパン屋さんが多く、特にブルガリアで有名なパンであるバニッツァはパイ生地からできています。
形は渦巻き状のものや、三角形、そして棒状のものと様々で、具もチーズやホウレンソウ、ヨーグルトやナッツがあり種類が豊富です。
外はカリッとしていますが中はふわふわで、特に出来立てがおいしいため、パン屋さんでは焼きあがるのを待っているお客さんも多いようです。
ブルガリアの料理に関しては、周辺のバルカン半島諸国と類似するものが多く、ひき肉料理や煮込み料理、シレネと呼ばれるヤギの乳からつくられるチーズ、ヨーグルトなどが代表的です。
またブルガリアには紀元前の時代からトラキア人が、その後はローマ帝国やブルガリア帝国、オスマン帝国などの支配を通じて多種多様な民族が流入しました。
その影響で周辺諸国の食文化がブルガリア料理にもみられます。
主にトルコ料理、ギリシア料理やルーマニア料理、アルバニアや旧ユーゴスラヴィア諸国の料理と類似するものが多くなっておりますが、互いに少しずつ異なっています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
ブルガリアの家庭料理ではよくオーブンが使われます。
「ムサカ」はひき肉とジャガイモ、そして野菜をいためた後にオーブンで焼きます。
ほかにも「カヴァルマ」と呼ばれる、肉と野菜をトマトと煮込んだ後にオーブンで焼く料理もあります。
デザートとしては、「ケクス・ス・キセロ・ムリャコ」と呼ばれるヨーグルト入りのケーキが定番で、見た目はパウンドケーキのようですが、ヨーグルトが入っている影響があり食感はしっとりしていてとてもおいしそうですよ。
「ヴァレナティクヴァ」はカボチャにはちみつやクルミをかけた後、水と砂糖で煮込んで作るデザートで、ブルガリアのデザートとして有名なんだとか。
最後にドリンクについて、ブルガリアでは「ラキヤ (ракия / Rakia)」と呼ばれる、南スラヴ諸国で見られるアルコール度数の高い蒸留酒が有名です。
なんとアルコール度数が40%~60%程度もあるそうですよ!
ほかにも「アリアナ (Ариана / Ariana)」や「ザゴルカ (Загорка / Zagorka)」、「シュメンのシュメンスコ (Шуменско / Shumensko)」そして「プロヴディフのカメニツァ (Каменица / Kamenitsa)」は、ブルガリアで有名なビールの代表的なブランドなため、ぜひブルガリアに行ったら飲んでみたいですね。
住居
続いてブルガリアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ブルガリアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にブルガリア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
またブルガリアには、青や緑、赤など、カラフルな壁の家が多くあるという特徴があります。
装飾も施され、街全体がカラフルなっているため、散歩も特別な時間になります。
ブルガリアには18世紀から19世紀頃に富豪が多く住んでいた地域があり、その人たちが競い合うように自分の家の壁をカラフルに彩ったことで、できたそうです。
物価と治安
ブルガリアの通貨は「レフ」です。
1レフ→66.78円(2021/12/30)で、過去5年の変動58.72円~69.86円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- ファーストフード店、1食 約7.49レフ=約500円
- レストラン、1食 約9.29レフ=約620円
- 水、500ml 約0.25レフ=約16円
- ジュース、500ml 約2レフ=約124円
- 牛乳、1L 約1.15レフ=約71円
- ワイン(スーパー)、1本 約8レフ=494円
- ビール(スーパー)、500ml 約1.77〜2レフ=約109~124円
- チョコレート菓子 約1.6〜5レフ=約98〜308円
- ナッツ類、100g 約1.99レフ=約123円
- 鶏肉、1Kg 約8.94レフ=約552円
- 牛肉、100g 約13.17レフ=約814円
- 卵、12個 約3.11レフ=約192円
- レタス、1株 約1.08レフ=約67円
- りんご、1個 約2〜2.5レフ=約124〜155円
- アイスクリーム、1kg 約3〜5レフ=約185〜308円
- ヨーグルト、400ml 約0.8レフ=約50円
- ホステル、1泊 約14.98~44.93レフ=約1,000~3,000円
- 3つ星ホテル、1泊 約74.88レフ=約5,000円
このように、ブルガリアの物価は日本と比べかなり安くなっています。
おおよその目安としては、ブルガリアの物価は日本の半分くらいで、安い分品質は落ちます。
またすべてが安いわけではなく輸入品などは日本と同等か、高くなる可能性もあるためお金には余裕を持っていきましょう。
続いて治安についてですが、ブルガリアは殺人などの凶悪犯罪から窃盗罪などの軽犯罪まで、犯罪の発生率自体は近隣のヨーロッパ諸国と比べても低いという統計結果がでています。
そのため治安は良いほうに分類されると思います。
しかしながら観光客の多い首都ソフィアやヴァルナなどでは、観光客を狙った犯罪が多発しているため、注意が必要です。
文化的特徴
青年海外協力隊としてブルガリアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでブルガリアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
ブルガリアではお客様を迎えたり、お祝いをしたりするときに「ポガチャ」と呼ばれる伝統的な丸い形をしたパンを作ります。
クリスマスイブになるとポガチャはいつもと異なりコインを入れて焼くのが伝統で、切り分けらえたパンの中にコインが入っていた人は幸せになれるそうです。
またブルガリアは世界とYES・NOの顔と首でする意思表示が逆です。
そのため、「はい」と伝えたい場合には首を横に振り、「いいえ」と伝えたい場合には頷く動作をします。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
4パートに分けられたブルガリアの民族衣装はブルガリアに行ったら絶対に着たいですね!
エプロンの刺繍は美しくもありかわいくもあるそうなので、お土産に持って帰りたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!