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はるカタルーニャです。本日は「東南アジアのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「カンボジア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にカンボジアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】カンボジアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 プノンペン
・通貨 リエル
・時差 2時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 クメール語
・電圧 220V、50Hz
・コンセント タイプA、タイプC
・面積 181,035平方キロメートル
・気候 気候、気候、気候
・経路 成田空港からの直行便あり(コロナ前)で、所要時間は約7時間から
・祝日 11月9日(独立記念日)
・産業 農業(GDPの25.0%)、工業(GDPの32.7%)、サービス業(GDPの42.3%)(2017年、ADB資料)
・挨拶 អរុណសួស្ដី(アロム・スオスダイ)=おはようございます、ជំរាបសួរ(チョムリアップスオ)=こんにちは、សាយណ្ហសួស្ដី(サイヨン・スオスダイ)=こんばんは、អរគុណ(オークン)=ありがとう、សូមទោស(ソムトー)=すみません、ជម្រាបលា(チョムリアップ リア)=さようなら
言語
カンボジアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、カンボジアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
カンボジアでは以下の言語が主に使われています。
- クメール語(カンボジア語)
- チャム語
- フランス語
- 英語
公用語は「クメール語」で、国民の約90%以上がこの言語を使っていると言われています。
また、少数民族の中では「チャム語」と呼ばれる言語も使われており、高齢者などは「フランス語」を話せる人もいます。
正式名称は、クメール語で「ព្រះរាជាណាចក្រកម្ពុជា(プレアリアチアナーチャッカンプチア)」と書き、プレアは王の称号、リアチアは「王」、ナーチャックは「国」を意味し、リアチアナーチャックは「王国」となります。
ちなみに隣国のタイの正式名称とよく似ているそうです。
英語は使えるの?
カンボジアでは公用語は英語ではないため流暢に英語を話せる人はそこまでいません。
しかしながら、都市などにある観光地やホテル、観光客向けのレストランなどでは英語表記のメニューがある他、中国語などで表記されていることもあり、観光する分には困らなさそうです。
青年海外協力隊でカンボジアに行くなら、面接の前などにも少なからずカンボジア語などを勉強しておいた方が安心できるかもしれません。
気候・位置
「カンボジア王国」通称カンボジアは、東南アジアに位置する立憲君主制国家で、西には「タイ」、北は「ラオス」、そして東は「ベトナム」と国境を接し、南は「タイランド湾」に面しています。
カンボジアには国土の中央部に湖と河川の複合体である「トンレサップ湖」があり、なんと日本最大の湖である琵琶湖の4倍もの大きさがあります。
またトンレサップ湖は大河メコン川の支流となっておりこの地域の水運と漁業、そして農作業を支えており、この平野部にはカンボジアの人口のうち3分の1の人々が暮らしています。
国土の大部分は海抜100メートル以下と低くなっていますが、東北部にアンナン山脈につながるモンドルキリ高原が存在し、北部にはダンレク山地が、プノンペンの西方にはカルダモン山脈が連なっています。
カンボジアの最高峰は「アオラル山」で、標高は1,813メートルと富士山の半分くらいの高さです。
続いて気候に関して、カンボジアは「熱帯モンスーン気候」に属しており、雨季と乾季があります。
雨季は5月から11月で、最も降水量が多くなるのは海岸地域では8月、そのほかの地域では9月となっています。
乾季は11月から4月で、「浦東風」という乾いた風が吹きます。
カンボジアの年平均気温は27度と1年を通して日本の夏のような気温となっており、乾季には40度まで気温が上がることがあります。
一方雨季になるとタイ湾から吹く風の影響で、22度まで気温が下がることがあり、肌寒く感じる日もあるかもしれません。
またカンボジアは地域により降雨量が異なり、南西部の海岸地域が最も降雨量が多く、北東部の高原山岳地域もその次に多くなっています。
琵琶湖の4倍の大きさを誇るトンレサップ湖は、雨季に雨がたくさん降り増水すると、
湖面積がほぼ10倍に拡大するのだとか。
また雨季に値する7月から8月にかけては「小乾季」という1、2週間雨が降らない時期も存在し、年間の降水量は年によって様々となります。
衣服
では東南アジアの国、カンボジアにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
カンボジアの民族衣装には、「サンポット」と呼ばれる服があります。
サンポットはアンコール王朝を築いたクメール人の民族衣装で、素材は絹でできています。
サンポットはパンツ兼スカートのような役割を果たし、女性は巻きスカートに、男性は銀の装飾で前を占めてズボンのようにして着用します。
トップスにはブラウスやシャツを合わせ、女性に人気なのは赤や紫、黄色といった鮮やかな色で、正装として大切に着用されています。
カンボジアの気候にもあった素材とデザインのため、カンボジアに行ったら1枚は手に入れたいですね。
ほかにも「チョン・クバン」と呼ばれる女性用の民族衣装もあり、こちらは縦2メートル、横幅は3メートルぐらいの大きな1枚布でできており、腰に巻きつけて着用します。
様々な民族衣装の存在するカンボジアで、ぜひお気に入りの一枚を見つけてください。
では、私たちがカンボジアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
カンボジアは1年を通して真夏のような気候となっていましたね。
そのため服装に関しても、日本の夏に着るような服装があれば大丈夫です。
しかしながら、ホテルやレストラン、ショッピングモールなどの室内では、冷房がかなり効いていることもあり半袖だと寒い可能性があります。
日焼け対策も兼ねて薄い上着や羽織もの、スカーフなども準備しましょう。
カンボジアの人々は先ほど紹介した民族衣装を着ていることもありますが、たいていはシャツや短パン、サンダルなどで生活をしており、トラブルを避ける面でもカンボジアの方々に似たラフでカジュアルな服装を心がけると良いでしょう。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
標高の高い地域は一日の中で時間帯によって気温差があるため、半袖や薄手の上着に加えて、長袖などの服もあったら安心です。
代表的な食事
続いて、カンボジアでの食事について、カンボジアで有名な主食は「コメ」です。
コメといっても日本でよく食べられている日本米とは違い、カンボジアでは長細くてパラパラとした「インディカ米」や「もち米」が一般的に食卓に並びます。
インディカ米は主食として日本のご飯のような役割を果たし、もち米はちまきにしたり、フルーツと合わせてデザートにしたりします。
カンボジアでの料理で有名なのは「クメール料理」で、「プラホック」と呼ばれる魚を発行させてペースト状にした調味料が使われています。
隣国タイやベトナムと異なり、辛い香辛料や香草をあまり使わないため、比較的日本人にも食べやすい味付けになっています。
おかずはカンボジアの中央にある大きな湖「トンレサップ湖」でとれる淡水魚が使われることが多く、魚料理のレシピは様々です。
他にも、インドや中国の食文化からの影響も見られ、「カレー」や「米麺」などの料理が存在します。
カンボジアでは主にスープ系のおかずとご飯の組み合わせが基本で、それに加えて炒め物や漬物、焼き物や和え物が付け加えられます。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
最初に紹介するのは、「アモック」と呼ばれる料理について。
アモックはカンボジアでかなり有名なカレー風味の料理で、鶏肉や雷魚、野菜をココナッツミルクで蒸し、香辛料で味付けをして作ります。
卵が入っていることもあり、辛すぎずマイルドな口当たりで、子供にも人気なカンボジア風カレー味の茶わん蒸しです。
主におもてなし等の特別な日に食べられる料理で、カンボジアに行ったら絶対に食べたい料理の一つでもあります。
次に紹介するのは「クイティウ」と呼ばれるカンボジアで定番のモーニングです。
クイティウはベトナムのフォーに近いスープ麺で、野菜とお肉がたっぷりと入った具沢山な料理となっています。
麺はコメで作られているためラーメンよりもあっさりとしており、エビやイカなどの魚介類も入っているため栄養満点です。
一般家庭では自分のお好みの具材を入れて作るため、種類は豊富で様々なクイティウを楽しむことができます。
「プリアサイッコー」は牛肉とライムで作られた、サラダのようでもありマリネのようでもある料理です。
ビールのお供に食べられることが多く、レモンやライムが使われるため、暑い日にもってこいの酸っぱさが特徴的です。
最後にカンボジアで人気のあるデザートについて紹介します。
カンボジアのデザートにはカボチャや里芋、小豆や寒天といった健康的な食材が用いられ、中でもカボチャで作る「カボチャプリン」はみんなが大好きといってもいいほどよく食べられます。
牛乳ではなくココナッツを用いるのが特徴的で、素材そのものを楽しむことができるカンボジアならではのデザートです。
住居
続いてカンボジアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、カンボジアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にカンボジア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
カンボジアの通貨は「リエル」です。
1リエル→0.028円(2022/1/26)で、過去5年の変動0.026円~0.030円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 水、500ミリリットル 約2,000リエル=約57円
- コーラ、330ミリリットル 約3,510リエル=約100円
- フルーツスムージー、1杯 約4,212~6,318リエル=約120~180円
- ビール、1杯 約1,755リエル=約50円
- コーヒー、1杯 約7,722~15,445リエル=約220〜440円
- ローカルレストラン、1食 約3,861~11,583リエル=約110〜330円
- 日本食レストラン、1食 約19,306〜77,226リエル=約550〜2200円
- ゲストハウス、1泊 約19,306〜56,165リエル=約550〜1600円
- 中級ホテル、1泊 約77,226~270,291リエル=約2200〜7700円
- 高級ホテル、1泊 約386130~1158,392円=約11,000〜33,000円
このように、カンボジアの物価は日本と比べ安くなっています。
おおよそ日本の3分の1程度で、現地の人々が普段使っているスーパーなどでの食材や生活必需品はとくに安くなっています。
一方、観光地化された地域でのレストランや輸入品、ブランド品などは日本と同等、もしくはそれ以上となることもありますので注意が必要です。
続いて治安について、カンボジアの治安は国全体に外務省が危険レベル1を発令しているため良くありません。
過去の長期にわたる内戦で埋められた地雷は未だ地面の中に残されており、銃器などが現在も出回っていて、それを用いた強盗事件がたびたび発生しています。
ビジネスや投資といった詐欺事件も発生していますので、十分注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてカンボジアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですので、カンボジアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まず、観光について、寺院はカンボジアでは神聖な場所となっており、肌の露出した服装は好ましくありません。
寺院などに行く場合はできる限り肌の露出を避け、薄手の上着やストールなどで対策しましょう。
またカンボジア含むアジア諸国では、頭を神聖な場所としている国が多く、精霊「が宿っているとされているため、子供でも頭をなでるなどの行為はしないでください。
食事に関しては、カンボジアでは音を立てずに食事をすることがマナーとされているため、スープや麺類をすすって食べることはしないようにしましょう。
家庭内では家長が食事を始めるまではほかの人も食べないため、家に招待された際は周りを見て食事を始めましょう。
またカンボジアには僧侶がおり、日々修行によって徳を積んでいます。
その徳は女性に触れただけで全てなかったことになるため、女性は僧侶に触れたり近づいたりしないようにしましょう。
交通ルールに関しては、カンボジアではルールがほとんど存在しないため、道路を横断する際は特に危険です。
道路を横断する際は、必ず安全確認を行ってからにしましょう。
またトイレ事情として、トイレットペーパーがなかったり、流れなかったりします。
水に流せるティッシュは必ず持参し、使った紙はトイレの近くにあるゴミ箱に入れましょう。
まとめ
ここまで自分が青年海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
雷魚とか食べたことがないため味が想像つきませんが、カンボジアに行ったら挑戦してみたいですね。
治安に関しては不安な点が多いので気を付けて行動したほうがよさそうですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!