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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「チリ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にチリへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】チリってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 サンティアゴ
・通貨 ペソ
・時差 ほとんどの地域は13時間、日本より遅れている
※サマータイムはありで、毎年8月中旬から5月中旬までが12時間の時差となります
・言語 スペイン語
・電圧 220V、50Hz
・コンセント タイプC(まれにタイプO)
・面積 756,000平方キロメートル(日本の約2倍)
・気候 砂漠気候、ステップ気候、地中海性気候、西岸海洋性気候、ツンドラ気候
・経路 アメリカやカナダ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約26〜38時間
・祝日 2月12日(独立記念日)
・産業 鉱業、農林水産業、製造業(食品加工、木材加工)
・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
チリの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、チリの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
チリでは以下の言語が主に使われています。
- スペイン語
- マプーチェ語
- ケチュア語
- アイマラ語
- ラパ・ヌイ語
- ウイリンチェ語
- ドイツ語
- イタリア語
- クロアチア語
公用語は「スペイン語」で、そのスペイン語の中でも「チリ・スペイン語」と「チロエ・スペイン語」が日常生活で最も広く使われています。
そのほかにも先住民の中で「マプーチェ語」や「ケチュア語」、「アイマラ語」や「ラパ・ヌイ語」、「ウイリンチェ語」などが話されていて、特にマプーチェ語はチリ最大の非公用語言語となっています。
また、移民のコミュニティ内では「ドイツ語」や「イタリア語」、「クロアチア語」といった言語も話されることがあります。
ちなみにチリの正式名称は、スペイン語で「República de Chile(レプブリカ・デ・チレ)」で、日本語は「チリ」や以前は「チリー」と表記されていました。
国名の由来は諸説あり、15世紀にインカ帝国に征服される前、この地を支配していた先住民ピクンチェ族の族長である「ティリ(Tili)」から転じたと言われています。
ほかにも、ケチュア語で「寒い」を意味する「Chiri」や、「雪」「地上最深の場所」を意味する「Tchili」、マプチェ族の言葉で鳥の鳴き声を表す擬音語である「cheele-cheele」に由来するなどの説があります。
英語は使えるの?
チリの公用語はスペイン語なため、英語はほとんど通じません。
観光地化されたレベルの高いレストランやホテルでは英語を話せる人がいることもありますが、基本的には通じないため、日常会話程度のスペイン語を覚えてからいきましょう。
気候・位置
「チリ共和国」通称チリは、南アメリカ大陸南西部に位置する共和制国家で、東に「アルゼンチン」、北東に「ボリビア」、北に「ペルー」と国境を接し、西は「太平洋」、南はフエゴ島を挟んで「ドレーク海峡」に面しています。
国土は南北に細長く、北から南までの総延長は約4,630キロメートルにも及び、アルゼンチンと共に南アメリカ最南端に位置しています。
チリは大きく3つに分けることができ、西部の太平洋が広がる海岸線と、東部のアンデス山脈、そして北部にあるアタカマ砂漠です。
最高峰はアンデス山脈の「オホス・デル・サラード山」で標高海抜6,893メートルと富士山の2倍ほど高く、また日本と同じ地震大国でもあります。
続いて気候に関して、チリは南北に長いため、地域によって気候は変化し、北から大きく分けると順に「砂漠気候」、「ステップ気候」、「地中海性気候」、「西岸海洋性気候」、「ツンドラ気候」となります。
北部は世界で最も乾燥した砂漠とされるアタカマ砂漠があり、荒涼とした荒野が続きます。
1年を通して雨がほとんど降らず、年間降水量は1mm以下と言われるほど。
南半球にあるため季節は日本と真逆になり、最も暑い時期を迎える夏は1月で、平均気温は約19度と、寒流であるペルー海流の影響により、赤道に近づく北部でもあまり気温は上がりません。
また最も寒い季節は1月で、平均気温は14度ほどとなっています。
アタカマ砂漠やタラパカ砂漠からなる砂漠地帯は寒暖の差が激しく、日中は40℃近くまで気温が上がっても、朝晩は0℃近くまで冷え込むこともありますので防寒対策は忘れないようにしましょう。
頭部と東南部は「高山ツンドラ気候」でイースター島は「亜熱帯気候」に属します。
中部にはサンティアゴが存在し、この地域一帯には肥沃な渓谷地域が広がっており、「地中海性気候」に属しています。
温暖な気候で日本と同じくはっきりとした四季ありますが、季節は日本と逆になりますので注意してください。
主に6月から8月が冬となり、気温は下がりますが、積雪することはない一方で、湿度が上がります。
夏は12月から2月で、気温は上がりますが湿度は下がるため、カラッとした暑さを感じることになります。
また、1年のうち300日以上が晴天となり、特に9〜4月は雨が降ることはほとんどありませんが、この地域も1日の寒暖の差が激しいため、夏でも上着を用意しておいた方がよさそうです。
チリ南部は「ツンドラ気候」で湿度が高くて冷涼な気候となり、夏の12月から2月に間は避暑地として旅行者で賑わいます。
1年を通じて気温が低く、夏を迎える11月から2月の間でも10度前後と低く、冬は積雪があり厳しい寒さを迎えます。
地域によっては年間降水量が2500ミリを超えるほど雨が多く降ることもあり、基本的に雨季は5〜8月となっていますが、その前後の月でも雨が多く降る日が続くこともあります。
衣服
では北米・中南米の国、チリにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
チリの民族衣装には、「ポンチョ」と呼ばれる服があります。
ポンチョはチリやアルゼンチン、ペルーといったラテンアメリカの「ガウチョ」と呼ばれるカウボーイが身につける民族衣装のことで、お祭りやお祝い事がある際に着用されます。
主に色は灰色や茶色、赤色や黒、そして白色でウールやシルクで作られます。
以前日本でもポンチョが流行ってみんな冬に着ていましたよね。
では、私たちがチリに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
チリは南北に長く、地域によって気候が変わるため、その地域に合わせた服装を持っていく必要があります。
特に南部は夏でも気温がそこまで上がらないため、ダウンジャケットや厚手のフリースといった防寒具が必要になります。
北部は乾燥が激しいため、風通しの良い長袖などを持っていきましょう。
どの地域でも日差しが強いため、日焼け対策のためにサングラスや帽子、日焼け止めなども持っていきましょう。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、チリでの食事について、チリで有名な主食は「トウモロコシ」や「じゃがいも」、「豆」や「お米」です。
チリにはこれといった主食がないため、これらが炭水化物を適当に食べられており、お米に関しては主に「インディカ米」が使われています。
様々な主食が食べられている分、チリには料理のレパートリーも豊富で、様々な食事を楽しむことができます。
またチリの料理は植民地時代にスペインの文化がかなり定着したことにより、類似している点も多く。食材にはトマトや魚、牛肉や羊肉が多く使われます。
味付けに関しては様々な調味料を使分けたりはしないのが特徴で、主に塩やお酢、砂糖やオリーブオイル、レモンやニンニク、オレガノやっクミンが使われシンプルでさっぱりとした、優しい味付けになっています。
食事の時間に関しては、スペインと似ていて14時頃にとるランチがメインで、朝ごはんは7時頃、19時頃に軽食、そして21時過ぎに夕食を取ります。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのはチリを代表する魚介料理である「セヴィーチェ」について。
セヴィーチェはイカなどの魚介類と、角切りしたトマト、微塵切りにした玉ねぎをオリーブオイルやライム汁とあえて、塩胡椒で味をつけて完成します。
味付けはさっぱりとしていて、冷やして食べるため前菜としてよく食べられます。
次に紹介するのは「カスエラ」と呼ばれるチリの定番料理について。
カスエラは骨のついた肉やじゃがいも、かぼちゃや野菜などをじっくり時間をかけて煮込み、クミンやオレガノと言ったハーブで味付けしていただきます。
栄養価が高く、とても体が温まるため、寒い日には有難い料理となっています。
「エンパナーダ」はスペイン語で「包む」という意味があり、その名の通り魚介類や肉類、野菜やチーズで作った具をとうもろこしなどで作った生地で包んでから三日月型にしてオーブンで焼いたり、油で揚げたりして作ります。
具材に関しては、地域や家庭によって様々存在し、多くのエンパナーダを楽しむことができます。
続いて、チリの有名なデザートについて紹介します。
チリで最もポピュラーなデザートは「アルファフォーレス」と呼ばれるクッキーです。
アルファフォーレスは無塩バターと粉砂糖を混ぜて焼いたクッキを2枚使い、クリームを挟んで完成です。
子供からお年寄りまで誰もが愛していると言っても過言ではないほどシンプルですがとても美味しいおやつとなっています。
「Torta Tres Leches(トルタ・トレス・レチェス)」はスペイン語で3つの牛乳のケーキという意味で、その名の通り3種類のミルクが使われています。
激甘なためカロリーがかなり気になるデザートの一つでもあります。
最後にチリで有名なドリンクについて紹介します。
チリはワインの大生産国として知られており、よく日本でもチリ産のワインが売られていますよね。
ほかにも地酒として「チチャ」や「ピスコ・デ・チレ」があり、南部ではアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部などと同様にマテ茶を飲む習慣があります。
住居
続いてチリでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、チリでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にチリ旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
チリの通貨は「チリ・ペソ」です。
1チリ・ペソ→円(2022/5/25)で、過去5年の変動0.13円~0.19円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 水、1.5リットル 約890ペソ=約136円
- 牛乳のカートン、1リットル 約849ペソ=約130円
- ソーセージ、1キロ 約13,000ペソ=約2,000円
- ワイン、1本 約4,000ペソ=約615円
- ビール、1本 約1,600ペソ=約258円
- ランチ(食堂)、1食 約6,000ペソ=約824円
- ホステル、1泊 約26,000ペソ=約4,100円
- 三つ星ホテル、1泊 約59,000ペソ=約9,200円
- 高級ホテル、1泊 約141,000ペソ=約21,000円
- アパート(ワンルーム)、1ヶ月 約334,444ペソ=約46,000万円 ※市内中心部
このように、チリの物価は日本と比べ少し安いか、同等といったように感じられます。
家賃などは日本よりも大幅に安く契約することができたり、公共交通機関の料金も安かったりするため、そこまで生活には困らなさそうです。
その一方で、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、チリは南米の中でも治安の良い国として知られていますが、外務省はチリの全土に危険レベル1を出しており、安全とは言い切れません。
また、観光客を狙ったスリや置き引き、ひったくりといった盗難被害も多く報告されているほか、地下鉄運賃の値上げに反対する抗議活動から発展した政府に対する大規模な抗議活動が行われたこともあり、治安は悪くなってきていますので、十分注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてチリに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでチリで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
チリの文化はスペインによる征服によりスペインの文化が根強く残っているほか、それ以前のインカ帝国やマプーチェ人の文化と混ざり合っています。
チリの食文化は、欧米に共通するルールが多く、レストランなどでフライドポテトなどを食べる際は手で食べずにフォークを使いましょう。
また、食事に招待された際は、出された料理全てに手をつけるのが礼儀となっていますので、嫌いな料理でもなるべく2口くらいは食べた方が良さそうです。
食事をいただいた次の日には電話などでお礼を必ず伝えましょう。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
チリの料理を思い浮かべると、どうしても名前からピリ辛そうな料理を思い浮かべてしまいますが、実際は至ってシンプルで、優しい味付けになっているため日本人の口にも合いやすいそうです。
実はチリから飛行機を使って南極行けるようなので、いつか「宇宙よりも遠い場所」に行ってみたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!