青年海外協力隊の派遣国

【コロンビアってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「コロンビア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にコロンビアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】コロンビアってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 ボゴタ

・通貨 ペソ

・時差 14時間日本より遅れている
※サマータイムはありません

・言語 スペイン語

・電圧 110〜120V、60Hz

・コンセント タイプA、タイプB

・面積 1,139,000平方キロメートル(日本の約3倍)

・気候 熱帯性気候、西岸海洋性気候

・経路  アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約19時間30分〜

・祝日 7月20日(独立記念日)

・産業 農業(コーヒー、バナナ、さとうきび、じゃがいも、米、熱帯果実等)、鉱業(石油、石炭、金、エメラルド等)

・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして

 

言語

コロンビアの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、コロンビアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

コロンビアでは以下の言語が主に使われています。

  • スペイン語
  • ポルトガル語
  • 現地語

公用語は「スペイン語」となっており、日常生活で使われています。

コロンビアのスペイン語はアンダルシアの方言が強く残されており、また80以上の現地語を50万人以上の先住民が話していることに加えて、ブラジルと隣接している付近ではポルトガル語を話す人もいるそうです。

スペイン語とポルトガル語は似通った言語なため、そのどちらかが母国語となっている場合、例えば映画を見ていたとしても字幕さえあれば、意味を理解できると言われています。

 

ちなみにコロンビアの正式名称は、スペイン語で「República de Colombia(レプブリカ・デ・コロンビア)」で、この国名はアメリカ大陸の発見者「クリストーバル・コロン」に由来しています。

そのため、コロンビア「コロンの地」を意味しています。

 

英語は使えるの?

コロンビアの公用語はスペイン語であり、コロンビアの人々は英語が苦手な人が多いため、基本的には英語は通じません。

観光地化された地域のレストランやホテルなどでは一部通じることもあるかもしれませんが、日常会話程度のスペイン語は覚えていきましょう。

 

気候・位置

「コロンビア共和国」通称コロンビアは、南アメリカ北西部に位置する共和制国家で、東は「ベネズエラ」、南東には「ブラジル」、南は「ペルー」、南西には「エクアドル」、そして北西は「パナマ」と国境を接しています。

北部には「カリブ海」が、西部には「太平洋」が広がり、南アメリカ大陸の中で唯一太平洋と大西洋に面した国となっています。

首都はボゴタで、33の県によって構成されています。

 

コロンビアの最高峰は「クリストバル・コロン山」で標高5,775mと高く、北部海岸のサンタ・マルタ近くに聳え立っています。

続いて気候に関して、コロンビアは国土の全てが北回帰線と南回帰線の間にあるため、基本的には「熱帯性気候」や「西岸海洋性気候」となっています。

1年を通して湿度が高く、また雨季と乾季に分けられます。

 

乾季は6月から8月と、12月から2月で、雨季は3月から5月と、9月から11月となり、1年を通してこの時期は雨が多くなります。

また、地域や標高によって気温や気候は少なからず変化します。

標高900メートル以下の地域は基本的に熱帯性気候で、年間平均気温は24度以上と高く、この地域は「ティエラ・カリエンテ(Tierra caliente)」と呼ばれています。

 

標高900〜2,000メートル付近は「ティエラ・テンプラーダ(Tierra templada)」と呼ばれ、年間平均気温は17度から24度と過ごしやすくなりますが、降水量は1,500〜3,000ミリにも達し湿度がかなり高くなっています。

標高2,000〜3,000付近の年間平均気温は12度から16度と低く、国土の15%はこの位置に属しています。

標高3,000〜4,500付近は木の生えない草原地帯が広がっており、「パラモ(páramos)」とよばれかなり寒くなっています。

 

そして標高4,500メートル以上の地域では常に気温が低いため、雪が溶けず、1年を通して積雪があります。

首都であるボゴタは、標高2,640mの高地に位置するため、「高山気候」の特徴があり、赤道に近くなっていますが、1年を通して過ごしやすい気候となっています。

朝晩の気温差が激しく、雨季にはほぼ毎日スコールが降ります。

 

衣服

では北米・中南米の国、コロンビアにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

コロンビアのカリブ海側に面した常夏の地域であるカタルヘナには、オレンジや黄色、赤や青といったラテン系の色合いをしたドレスがあります。

このドレスはレースが広く、そして太くつけられていて、ヒラヒラとしておりとても可愛らしい見た目になっています。

 

カタルヘナという地域はコロンビアで1番美しいと言われている地域で、世界遺産にも登録されているため、コロンビアに行ったらぜひこの地域で民族衣装を着て写真を撮りたいですね。

それ以外にも、様々なデザインや色をした民族衣装がコロンビアには存在し、日本の3倍の国土があり、気候もそれぞれの地域で変わってくるため、その地域ならではの民族衣装が多いそうです。

では、私たちがコロンビアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

 

コロンビアは地域によって気候が大きく変わるため、訪れる場所によって服装を変える必要があります。

例えば首都であるボゴタでは1年を通して気温の変化はあまりありませんが、1日の中での寒暖差が激しいため、日中の長袖に加えて、上着やジャケット、アウターといった防寒対策が必要となります。

赤道に近いこともあり、日差しがかなり強く紫外線の影響を受けやすいので、日焼け止めやサングラス、帽子なども持っていきましょう。

 

また雨季には雨が突然降り出すことが多いため、雨具を常備し、雨が降り出すと気温も下がりやすくなるため、上着も持っているようにしましょう。

食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、コロンビアでの食事について、コロンビアで有名な主食は「コメ」や「キャッサバ」、「じゃがいも」や「とうもろこし」です。

お米は日本と同じく水で炊くか、油を混ぜて炊いて食べることが多いです。

キャッサバは「ユカ」、じゃがいもは「パパ」と呼ばれ、大抵は茹でたり、揚げたりして食べられますが、スープにして食べられることも多くあります。

 

コロンビアではカリブ海側、太平洋側、アンデス山脈側、そしてアマゾン付近で食文化が全く異なり、隣国ベネズエラやエクアドル、ペルーとの共通点も多く料理のレパートリーは多種多様となっています。

主菜には鶏肉や牛肉、豚肉に加えて、魚といった肉類がメインで出されます。

味付けは決して濃くないため食べやすく、主食も米が食べられているため、日本人の口に馴染みやすい食文化であるとも言えます。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは「タマレス」と呼ばれるコロンビアを含むラテンアメリカで超有名な料理について。

タマレスは鶏肉や卵、じゃがいもやアセイツナと呼ばれるオリーブの実をバナナの葉にくるんで蒸し焼きにして作ります。

 

具材は地域によって様々で、自分のお好みの具を用いて作ることができるため、人気が高く、朝ごはんとして食べられることが多くなっています。

次に紹介するもコロンビアやスペインで有名な「エンパナーダ」と呼ばれるソウルフードのついて。

エンパナーダは南米風のミートパイとも呼ばれ、鶏肉や牛肉、じゃがいもやチーズ、そして野菜といった具材をトウモロコシの粉で作った生地で包み込んで、三日月型にしてからオーブンで焼き上げた料理で、こちらも地域や家庭によって中身は変わってきます。

 

レモンやソースをかけて食べることが多く、焼く以外にも油で揚げたエンパナーダなどもあります。

「アヒアコ」はじゃがいもので作ったスープのことで、コロンビアの首都であるボゴタを代表する料理となっています。

鶏肉やとうもろこし、じゃがいもや牛乳、コリアンダーを一緒に煮込んで、白米やアボガドなどに添えていただきます。

 

体に芯から温まるこのスープは、朝晩に冷え込むことの多いコロンビアでなくてはならない料理となっています。

続いて、コロンビアで有名なデザートについて紹介します。

「レチェアサダ」は、必ずといっていいほど、どのコロンビアのパン屋さんでも売っているケーキで、味はプリンに似ていて、かなり甘く、生クリームや牛乳、卵や砂糖、バニラエッセンスなどを用いて作られます。

 

最後にコロンビアで人気のあるドリンクについて紹介します。

「Chocolate con Queso(チョコラテ・コン・ケソ)」は日本語でチョコとチーズという意味があり、その名の通りチョコラテにチーズが入った飲み物です。

聞く感じあまり美味しそうではありませんが、暖かいホットチョコレートの中で溶け出したチーズは相性が良く、冷え込むコロンビアではかなり愛されているドリンクとなっています。

 

「Guarapo(グアラポ)」はサトウキビで作られたジュースのことで、屋台などでは、機械で潰して絞り出した新鮮なサトウキビのジュースをその場で提供します。

レモン汁を加えて飲むことも多く、爽やかな甘さが特徴的なさっぱりとしたドリンクとなっています。

そして「Lulada(ルラダ)」はコロンビアのある町のご当地ジュースで、「Lulo(ルロ)」と呼ばれる果物とレモン汁を水で割って砂糖を加えていただきます。

 

住居

続いてコロンビアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、コロンビアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にコロンビア旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

コロンビアの通貨は「コロンビア・ペソ」です。

1コロンビア・ペソ→0.032円(2022/5/25)で、過去5年の変動0.026円~0.039円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • 水、1リットル 約1,600ペソ=約51円
  • 玉ねぎ、6個 約8,000ペソ=約255円
  • じゃがいも、500グラム 約1,000ペソ=約32円
  • トマト、500グラム 約2,245ペソ=約71円
  • パスタ、250g 約1,600=約51円
  • 牛肉、500グラム 約5,000=約160円
  • 旧市街のレストラン、1食 約10,000ペソ=約320円
  • 新市街のレストラン、1食 約30,000ペソ=約960円
  • 3つ星ホテル、1泊 約156,290ペソ=約5000円から
  • 4つ星ホテル、1泊 約218,807ペソ=約7000円から
  • 5つ星ホテル、1泊 約312,581ペソ=約1万円から

このように、コロンビアの物価は日本と比べ、全てが安く感じますが、中でも野菜はかなり安くなっています。

しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

続いて治安についてですが、コロンビアの治安はかなり悪くなっています。

 

外務省はアラウカ県やカウカ県、ナリーニョ県やノルテ・デ・サンタンデール県北部に危険レベル3(渡航は止めてください=渡航中止勧告)を出しており、またアンティオキア県北部やセサール県、ノルテ・デ・サンタンデール県南部などといった地域に危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)を出しています。

それ以外の多くの地域でも危険レベル1(十分注意してください)が出されており、テロや誘拐、殺人や強盗、麻薬の密売などが頻繁に起きています。

日常的にスリやひったくり、置き引きといった軽犯罪に加えて殺人等の重犯罪が多発しているため、十分注意して行動する必要があります。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてコロンビアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでコロンビアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

コロンビアの文化は、ヨーロッパやラテンアメリカに住んでいた先住民、植民地時代に連れてこられた黒人やアジアといった様々な民族の文化が混ざり合って構成されています。

 

コロンビアの食文化はスペインと似ていて、1日のメインが昼の3時に食べられます。

その理由として、コロンビアでは夜にたくさん食べると体調を崩しやすくなると言われているからのようです。

食事のマナーとしては、食事中に自分より後に食べ始める人がいたら”hay para todos”と声をかける習慣があります。

 

またコロンビアの文化として、アイコンタクトが大切にされており、目があったら挨拶をするように心がけましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

コロンビアはお米が主食で料理も美味しそうでしたね。

地域によってかなり気候がかわるため、その地域にあった服装を持っていけるようにしましょう。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós !  また会いましょう!

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