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【スペイン語文法】PorqueやComoなど理由を表す接続詞(DELE:B1)

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はるカタルーニャです。本日は「”理由を表す接続詞”に関する言語カフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

 

早速ですが、この記事では理由を表す接続詞(porqueやcomo、debido aやpor、dado queなど)について記載してあります。

理由を表す接続詞は多くあり、使い分けが少し難しいかもしれませんが、例文を用いてご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【直接法/接続法】理由を表す接続詞(porqueやComo、porなど)計10種類の一覧表

スペイン語で「なぜならば、〜だから」と言う理由を述べたい時、以下の単語がよく使われます。

〜直接法が用いられる接続詞〜

  • porque(なぜならば、〜だから)
  • Como(〜なので、〜だから)
  • debido a(〜が原因で、〜によって、〜のために)
  • a causa de(〜が原因で、〜によって、〜のために)
  • por(〜のゆえに、〜のために)
  • puesto que(〜だから、〜なので)
  • dado que(〜だから、〜なので)
  • ya que(〜だから、〜なので)

これらの接続詞は文の初めか、文中か、フォーマルな文かそうでないか、などによって使い分けられます。

また、B1からは否定文と共に理由を述べたい場合、以下の接続詞がよく使われます。

 

〜接続法が用いられる接続詞〜

  • No es que(sino que、es que、es porque)
  • No porque(sino que、es que、es porque)

意味は「〜ではなく、〜だから」となり、こちらは文が長くなることが多く、少し複雑なので注意して使っていきましょう。

 

【porque】文中で使われやすい接続詞(直接法)

まず最初に、" porque "についてご説明させていただきます。

" porque "は「なぜならば、〜だから」と言う意味を持ち、直接法と共に文の中心で使われることが多い接続詞です。

スペイン語でもっとも多く使われる因果を述べる接続詞なので、知ってる人も多いかもしれませんが、似た単語である「疑問詞:por qué(なぜ?、なんて!)」や「名詞:porqué(理由)」などと間違えないように注意して下さい。

 

【Por ejemplo:例文】

  • No vino porque no quiso.(彼は来たくなかったため、来ませんでした。)
  • Os lo repito porque es muy importante.(とても重要なことなので、君たちにもう一度繰り返します。)
  • Se producen porque, al forzar mucho nuestro cuerpo en el ejercicio.(それらは私たちが体をたくさん動かすことによって発生します。)

このように" porque "で導かれる節の多くは主文の後に置かれるため、" porque "は文の中心に来ることが多くなっています。

しかしながら、「¿Por qué causa no quieres volver ?(どうして君は来たくないの?)」のように理由を聞かれた場合は「Porque quiero viajar por varios países.(なぜならその日は旅行したいからです)」のように、文の先頭に" porque "が来ることもあります。

 

【Como】文の先頭で使われる接続詞(直接法)

続いて、" Como "についてご説明させていただきます。

" Como "は「〜なので、〜だから」と言う意味を持ち、文の先頭で使われる接続詞となっています。

 

【Por ejemplo:例文】

  • Como llovía a cántaros, nos quedamos dos horas en la estación.(土砂降りの雨だったので、私たちは2時間駅に留まりました。)
  • Como mis abuelos llamaron con insistencia, fui a visitarlos.(祖父母がしつこく電話をかけてくるので、会いにいきました。)

このように、理由や原因を主節の前に持ってきたい場合は" Como "を使います。

日本語的にはこっちの方がしっくりきますね。

 

【debido a (que)/ a causa de (que) 】文の中心で使われる接続詞(直接法)

” debido a "や" a causa de "は「〜が原因で、〜によって、〜のために」といった意味があり、特にフォーマルな文章で" porque "に変わって用いられることが多くなっています。

また、これらの接続詞は文の先頭でも、文中(2番目の文)でも使うことができます。

使い方
debido a 名詞
que + 直接法
a causa de

 

【Por ejemplo:例文】

  • Debido a la lluvia no puedo salir.(私は雨のため出掛けられませんでした。)
  • No ha salido bien debido a que cuando hicimos ya era de noche.(それをしたのが夜だったため、うまくいきませんでした。)
  • Se ha cortado la circulación a causa de un incendio.(火事のため交通が遮断されました。)

DELEなどのテストの長文に出てくる可能性が高いので、覚えておきましょう。

理由に動詞を使いたい場合は、後ろに" que "がつきますので注意してください。

 

【por】文の中心で使われる接続詞

” por ”は一般的に否定的な意味がある文に用いられることが多く、「〜のゆえに、〜のために」と言う意味があります。

また、原因となる形容詞名詞不定詞が” por ”の後ろに来ます。

【Por ejemplo:例文】

  • Por no saber qué decir me fui.(何を言えばいいかわからなかったため、私は出ていきました。)
  • No pude levantarlo por lo pesado que era.(私はそれが重かったため、持ち上げられませんでした。)
  • Le pusieron una multa por exceso de velocidad.(スピード違反したため、彼は罰金を課されました。)
  • Nadie la quiere por su mal carácter.(彼女は性格が悪いので誰からも好かれていません。)
  • No hace los deberes por vago.(怠け者なので宿題をしません。):形容詞
  • No hace los deberes por ser un vago.(私は怠け者なので宿題をしません。):不定詞
  • No hace los deberes por vagancia.(怠惰なため宿題をしません。):名詞

 

【puesto que/ dado que /ya que】対話者が理由を知っている場合(直接法)

" puesto que "や" dado que "、" ya que "は特に「話している相手も、その原因や理由について知っている場合」に使われます。

直接法の文で用いられるほか、主節の前後で使うことができ、「〜だから、〜なので」と言う意味があります。

【Por ejemplo:例文】

  • Voy a recogerlo, puesto que nadie quiere ir.(誰も行きたがらないので、私が彼を向かいに行きます。)
  • Podrías cuidar de los niños, puesto que no vas a venir a la cena.(夕食に行かないため、お子さんの面倒を見ましょうか?)
  • Dado que no hay pregunto, no podremos realizar el proyecto.(予算がないので、その計画は実現できないでしょう。)
  • ponte el abrigo, ya que hace mucho frío hoy.(今日はとても寒いのだから、コートを着なさい。)
  • Ya que vas a ver a María, dile, por favor, que me llame.(君はマリアに会いに行くので、私に電話してと伝えて下さい。)

文の先頭でも、文中でも使うことができるのはとても便利ですね。

 

【No es que /No porque + sino que /es que /es porque】間違いを訂正し、正しい理由を述べる(接続法/直接法)

最後に” No es que "と" No porque "についてご説明させていただきます。

” No es que "と" No porque "はその前の文章で述べられた理由や原因を否定し、正しい別の理由を述べたい時に使われます。

間違っている原因を説明する際は「接続法」を使い、その後正しい原因を説明する際に「直接法」用いられます。

使い方
理由を表す文 no es que 接続法+「,」 sino que 直接法
no porque es que
es porque

 

【Por ejemplo:例文】

  • Estoy cansada, no es que trabaje mucho, es que estoy enferma.(私は疲れていますが、たくさん働いたからではなく、病気だからです。)
  • Como poco, no es que no me guste comer, sino que tengo poco apetito.(私は少しだけ食べますが、食べたくないわけではなく、ほとんど食欲がないからです。)
  • Salga solo los fines de semana, pero no porque no me apetezca entre semana, es que no tengo tiempo libre.(私は週末だけ出かけますが、それは私の体調が悪いからではなく、自由な時間がないからです。)

この接続詞を使う場合、文は長くなりがちですが、スペイン語でさまざまな表現ができるようになりますので、ぜひ覚えて下さいね。

 

まとめ

今回は理由を表す接続詞についてご説明させていただきいました。

主節の前に置くか、文中に置くか、対話者が理由を知っているか、訂正するかによってそれぞれ使い分けることができましたね。

日本語だと理由は最初の文にくるため、少し難しいですが、頑張って使い分けられるようにしましょう!

 

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

 

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