青年海外協力隊の派遣国

【エクアドルってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「エクアドル」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にエクアドルへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】エクアドルってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 キト

・通貨 米ドル

・時差 14時間日本より遅れている(ガラパゴス諸島は15時間)
※サマータイムはありません

・言語 スペイン語(他にケチュア語、シュアール語等)

・電圧 110〜120V、60Hz

・コンセント タイプA、タイプB

・面積 25.6万平方キロメートル(本州と九州を合わせた広さ)

・気候 熱帯気候

・経路  アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約20〜25時間から

・祝日 5月24日(独立記念日)

・産業 鉱工業(石油)、農業(バナナ、カカオ、コーヒー)、水産業(エビ)

・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして

 

言語

エクアドルの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、エクアドルの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

エクアドルでは以下の言語が主に使われています。

  • スペイン語
  • ケチュア語
  • シュアール語

公用語は「スペイン語」で、日常的に最も使われている言語となっていますが、先住民により「ケチュア語」や「シュアール後」、そしてオリエンテのアマゾン低地に住む先住民によって多様な言語が使用されています。

スペイン語のみが公用語として定められていますが、ケチュア語も統一ケチュア語が制定され、学校教育でも教えられています。

ちなみにエクアドルの正式名称は、スペイン語で「República del Ecuador(レプブリカ・デル・エクアドル)」です。

 

由来は、1830年にコロンビア共和国から分離独立する際に、「キト共和国」と名乗ることは他の諸都市の反発を招くことが予想されたため、キト直下を通る赤道から名前をとり、エクアドル(スペイン語で赤道の意味があります)となりました。

 

英語は使えるの?

エクアドルはスペイン語が公用語なため、英語はほとんど通じません。

観光地化されたレベルの高いレストランやホテルなどでは一部通じることがあるかもしれませんが、基本的には通じないため、日常会話程度のスペイン語を覚えてからいきましょう。

 

気候・位置

「エクアドル共和国」通称エクアドルは、南アメリカ北西部に位置する共和制国家で、北に「コロンビア」、東と南に「ペルー」と国境を接しています。

西は「大西洋」に面しており、本土から西に約1,000キロメートルほど離れたところにエクアドル領である「ガラパゴス諸島」があります。

首都はキトで、22の県によって構成され、最大の都市は「グアヤキル」となっています。

 

エクアドルの国土は標高によって3つに分けられ、中央のアンデス山脈が縦断している地域は「シエラ(La Sierra)」、太平洋岸の亜熱帯低地は「コスタ(La Costa)」、東部のアマゾン川上流熱帯雨林が広がる地域は「オリエンテ(El Oriente)」と呼ばれています。

国内の最高峰はオクシデンタル山脈の「チンボラソ山」で、標高は6,267メートルと富士山の約2倍ほど高くなっています。

続いて気候に関して、エクアドルは基本的に赤道直下なため「熱帯気候」となりますが、寒流である「ペルー海流(フンボルト海流)」の影響により、過ごしやすい気候になっているほか、標高の高さにより少しづつ気候は変わります。

 

海岸地域である「コスタ」の平均気温は25〜28度で、雨季と乾季があり、5月から11月は乾季で日中に平均気温は25度前後と暖かく過ごしやすい一方、12月から4月までの雨期は気温、湿度が共に上がり日中平均気温が30℃を超える日もあるため、かなり暑い日が続きます。

山岳地帯である「シエラ」は4000~6000メートル級の山が数多く存在し、そのほとんどが活火山で、中でも標高5,897メートルの「コトパクシ」は世界一高い活火山と言われています。

首都キトはこの地域にあり、またシエラの気候は標高が高いこともあって気温が低く、年間の平均気温は14度となっています。

 

季節はコスタと同じく雨季と乾季に分けられ、4月から9月は乾季、10月から3月は雨季となり、特に6月から8月は天候が安定しているため、晴天の日が続きます。

最後に熱帯雨林地帯である「オリエンテ」ですが、この地域では1年を通して雨が降り、降水量が多くなっています。

高温多湿で年間の平均気温は25度前後と蒸し暑さが続きます。

 

衣服

では北米・中南米の国、エクアドルにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

エクアドルのオタバロと呼ばれる地方には、真っ白なブラウスにカラフルな刺繍を施した民族衣装があります。

このブラウスに合わせて黒色や紺色のロングスカートを履き、また金色のネックレスやブレスレットで着飾ります。

 

若者からお年寄りまで、オタバロの女性はこの民族衣装を愛着しています。

では、私たちがエクアドルに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

エクアドルは地域によって気候に差があるため、行く地域に合わせた服装を持っていく必要があります。

 

首都であるキトはシエラと呼ばれる位置にあり、標高が高いため1年を通して気温が低く、特に朝晩は冷え込むためセーターやジャケットといった防寒具を持っていきましょう。

赤道直下なため、涼しくても紫外線は強く、肌に悪いため気になる方は帽子やサングラス、日焼け止めも持っていきましょう。

また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、エクアドルでの食事について、エクアドルで有名な主食は「お米」や「トウモロコシ」に加えて「イモ」や「バナナ」がよく食べられています。

バナナといっても料理用の甘くないバナナが使われます。

また地域によって主食が異なり、海岸地方では「プラタノ(料理用バナナ)」がよく食べられますが、アンデス地方では「お米」や「トウモロコシ」がよく食べられます。

 

エクアドルの料理は先住民の食文化やスペイン、イタリア、フランス、そしてアフリカといった移民や黒人の食文化が融合しており、多様性に富んでいます。

また食習慣はスペインと似ていて、朝と夜は軽く、お昼にしっかり食べます。

エクアドルはラテンアメリカですが、ペルー、ボリビアとは違って、コカ栽培は非合法であるため、コカ茶は飲めません。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは「セビーチェ(Ceviche)」と呼ばれるエクアドルの国民的料理について。

セビーチェは魚介をふんだんに使った冷製スープのことで、エクアドルの海岸地帯でよく食べられ、エビや貝などを使って作られます。

 

次に紹介するのは「カングレホ(Cangrejo)」と呼ばれるエクアドルのソウルフードについて。

カングレホは「マングローブガニ」のことを意味し、カニを茹でただけのシンプルな料理です。

お店で食べる場合は、丸ごと一匹茹でたものが出てくることが多く、お腹いっぱいカニを食べることができます。

 

「ロクロ(Locro)」はエクアドルの代表的なスープのことで、アンデス地域で暮らすケチャ民族の伝統料理となっています。

じゃがいもとチーズで作られたスープにはスライスされたアボガドがトッピングされ、パンにつけて食べる人も多いそうですよ。

最後にエクアドルでポピュラーなスイーツについて紹介します。

 

エクアドルでは「Espmilla de Guayaba(エスプミージャ・デ・グアヤバ)」と呼ばれるお菓子がとても人気です。

「エスプミージャ」とは、スペイン語で「泡」を意味し、グァバ果汁と卵白をあわ立てて作るメレンゲのお菓子で、エクアドルではよく食べられる定番のデザートとなっています。

 

住居

続いてエクアドルでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、エクアドルでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にエクアドル旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

エクアドルの通貨は「アメリカ合衆国ドル」です。

1ドル→127.90円(2022/5/23)で、過去5年の変動103.24円~130.57円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • トマト、1キロ 約1.1ドル=約140円
  • オレンジ、1キロ 約1.5ドル=約191円
  • 牛ひき肉、1キロ 約3.3ドル=約422円
  • 牛乳、1リットル 約0.8ドル=約102円
  • 国産ビール、0.5リットル 約1.5ドル=約191円
  • 輸入ビール、33ミリリットル 約3.0ドル=約383円
  • ランチ、1食(食堂) 約1.5ドル~3.5ドル=約191〜447円

このように、エクアドルの物価は日本と比べ安くなっています。

しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

続いて治安についてですが、エクアドルの治安は良くありません。

 

外務省はエスメラルダス県北部地域やスクンビオス県、オレジャナ県やカルチ県に危険レベル3(渡航は止めてください=渡航中止勧告)を出しており、またカルチ県南東部にはレベル2(不要不急の渡航は止めてください)を、首都であるキトを含むその他多くの地域にもレベル1(十分注意してください)が出されています。

都市部での犯罪件数が増加傾向にあり、観光客を狙ったスリやひったくりといった盗難被害や、殺人といった凶悪犯罪まで発生していますので、十分注意して行動しましょう。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてエクアドルに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでエクアドルで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

エクアドエルは現在もカトリックによる影響が根強く存在しており、妊娠中絶が強く反対されています。

 

またチップ制なため、レストランなどでは合計金額の10%ほど置いていきましょう。

食事マナーとしては、食事に招待された場合嫌いなものがあってもなるべく2口くらいは手をつけた方が好印象になりやすいです。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

エクアドルの首都を含む高山地帯は「永遠の春」と言われ、1年を通して過ごしやすい気候となっています。

物価も安いので、生活面では困らなさそうですね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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