青年海外協力隊の派遣国

【エジプトってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「中東のカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「エジプト」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にエジプトへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】エジプトってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 カイロ

・通貨 エジプト・ポンド

・時差 7時間日本より遅れている
※サマータイム

・言語 アラビア語、都市部では英語も通用

・電圧 220V、50Hz

・コンセント タイプC

・面積 約100万平方キロメートル(日本の約2.7倍)

・気候 砂漠気候、ステップ気候、地中海性気候

・経路  トルコのイスタンブールや中東のアブダビ、ドバイ、カタールなどで乗り継ぐのが一般的な行き方。
※直行便は不定期運航。乗り換えは1~3回。所要時間は直行便で約13時間

・祝日 6月18日(独立記念日)

・産業 製造業(16%),石油・天然ガス(17%),小売・卸売(11%),農林水産業(11%)

・挨拶 صبلح الخير(サバーフルヘイル)=おはようございます、السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)= こんにちは、أهلاً و سحلاً(アハランワサハラン)=ようこそ

 

言語

エジプトの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、エジプトの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

エジプトでは以下の言語が主に使われています。

  • アラビア語
  • フランス語
  • 英語
  • エジプト語(コプト語)
  • ヌビア諸語

公用語は「アラビア語」です。かつてエジプトがイスラムに征服された際に、イスラム化とともにアラビア語が普及しました。

正則アラビア語であるフスハーが公用語ですが、実際にはアラビア語のエジプト方言というものがあり、それが使われています。

イスラム征服以前の古代エジプトの公用語であった「エジプト語(コプト語)」は、現在では少数のキリスト教徒が典礼言語として使用していますが、日常言語としてコプト語を使用する母語話者は数十名程度で、めったに聞くことはありません。

 

ちなみにエジプトの国名は、古代エジプト語の「フート・カア・プタハ」からきており、「プタハ神の魂の神殿」という意味を持ちます。

 

英語は使えるの?

エジプトは世界的に有名な観光、そして旅行業の国なため、観光地などでは英語が通じやすいです。

外国人旅行客が多く利用するようなレストランやホテルなどでは、問題なく英語でのコミュニケーションが取れます。

またエジプトでは英語をはじめとした外国の言語教育に力を入れているため、英語だけではなくフランス語なども話せる人がいます。

 

気候・位置

「エジプト・アラブ共和国」通称エジプトは、中東および北アフリカに位置する共和制国家で、アフリカ大陸では北東端にあり、西に「リビア」、南に「スーダン」、北東のシナイ半島では「イスラエル」、そして「パレスチナ国のガザ地区」と国境を接しています。

北部には地中海があり、東部は紅海に面していますが、国土の95%が砂漠となっています。

ナイル川の西側にはサハラ砂漠の一部である西部砂漠(リビア砂漠)があるほか、東側には紅海とスエズ湾に接する東部砂漠(シャルキーヤ砂漠)があります。

 

続いて気候に関して、エジプトは国土の大半は「砂漠気候」となっておりますが、地域によって気候が変わってきます。

首都であるカイロを含む周辺の地域では「半乾燥気候」と「半砂漠気候」、カイロより南側の地域や、東方砂漠、西方砂漠は「砂漠気候」に分類されますが、北部海岸地帯に位置するアレキサンドリアは温暖な「地中海性気候」で、ナイル川の河口に広がるデルタでは「ステップ気候」となっております。

砂漠気候の地域では平均年間降水量は30ミリ未満と、めったに雨が降りません。

 

一方地中海地方は冬季に雨が降ります。同時期のカイロはかなり気温が下がりとても寒いそうです。

また3月から5月にかけては「ハムシーン」と呼ばれる砂嵐が続きます。

気温に関して、夏の日中気温は40度を超え、真夏には50度になることもあるそうです。

 

一方冬になると平均気温は13~14℃まで下がり、砂漠地帯は昼夜の温度差も激しいため、冬の夜はもっと気温が下がります。

そのため服装には注意が必要です。

 

衣服

では中東、そして北アフリカの国、「エジプト」にはどのような民族衣装があるのでしょうか。

アラビア語を話し、イスラム教が浸透している国となると、肌の露出を下げるためにスカーフをまいたり、男性はひげを生やし白い帽子をかぶっているようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

そんなエジプトの民族衣装には、「ガラビア」呼ばれる服があります。

 

ガラビアは、木綿、麻、モスリンなどで作られ、白や茶色、黒や青など地味な色彩で、柄は無地かイギリスで「エジプトの縞」と呼ばれた太目の縞模様が多くなっています。

アラブ民族の「タウブ」と呼ばれるゆったりしたワンピースが原型であるとされ、ガラビアも帯や腰紐など、体を締め付け風通しを悪くするような物は一切使わず、緩やかなワンピースです。

ワンピースの下には下着として綿のアンダーシャツを着るのが一般的となっています。

 

ほかにも「ニカブ(nikab)」と呼ばれるものもあり、こちらも主に女性が身に着けます。

ニカブには「マスク」という意味があり、その名の通り目以外の全てを覆い隠すような服です。

色は全身真っ黒と地味に思えますが、ヴェールの裾に白、胸元には黒で刺繍が施されており、かわいいそうです。

 

一方「クーフィーヤ(kaffiyeh)」と呼ばれる服は男性が主に着る伝統衣装で、通常はクーフィーヤをヴェールのように頭にかけて、頭から腰にまで着用します。

では、私たちがエジプトに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

エジプトの冬は日本ほど寒くなく、最高気温18〜22度と動きやすい気温なため、基本的には夏用の服装を準備しておけば大丈夫ですが、夏になると稀に50度を超す地域もあり、かなり暑い上に紫外線が強いため肌の露出に気をつけましょう。

 

また一日の中で時間帯によって気温差があるので、長期滞在の場合は半袖や薄手の長袖に加えて、普通の長袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着できる服を持っていきましょう。

エジプトは11月から3月にかけて食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

最後に、イスラムの文化を考慮し、女性も男性も肌の露出はできる限り避けた方がいいかもしれません。

 

代表的な食事

続いて、エジプトでの食事について。

エジプトで有名な主食は「アエーシ(イーシュ)」と呼ばれるパンです。

一般的な食事はサラダとスープから始まり、主菜は肉料理や魚料理にパンや米が添えられ、食事の最後はデザートと紅茶(シャーイ)でしめくくります。

 

そんな文化を持つエジプト料理は、地中海の料理や、西アジア料理の影響が見受けられるほか、西ヨーロッパ料理の影響も見られます。

また、エジプトの料理には豆や野菜を使ったヘルシーな料理が多く、特にトマトが使用される割合が高いです。

そんなエジプトの国民料理として挙げられるのは「ターメイヤ」です。

 

日本でも一回は聞いたことがある人も多いはず!

ターメイヤはソラ豆やヒヨコ豆を潰して作ったコロッケで、スパイスが効いていてとてもおいしいです。

そのまま食べてもおいしいですが、パンにはさんで食べる人も多いそうですよ。

 

次に紹介するのはエジプトの代表的な料理の一つである「王様のスープ」と呼ばれるスープです。

モロヘイヤをたっぷり使っており、とてもヘルシーなうえにミネラルやビタミンもたっぷり入っているため美容にも良いそうです。

ほかにも「コシャリ」と呼ばれる料理はエジプト国民が愛してたまらない料理で、米、マカロニ、スパゲティ、レンズ豆の上にトマトソースをかけて食べます。

 

ほとんどが炭水化物で太らないか心配になってしまいますが、そんなことも気にならないくらいおいしいんだとか。

チリソースや揚げ玉ねぎなどをトッピングし、よく混ぜて食べるともっとおいしくなるそうです。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

エジプトの料理にはイスラムの文化も多く見受けられるため、禁忌の食材である豚肉は食べられることがなく、主に羊肉、鶏肉、牛肉が使われます。

それ以外にもラクダやウサギも食べられ、鳥類では、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、カワラバト、ヨーロッパウズラ、野生のカモやオナガガモなどが食べられます。

 

なかなかラクダの肉は食べる機会はないので、エジプトに行ったら是非食べてみたいですね。

肉料理としては、「フラーハ・マシュウィー」と呼ばれる、鶏肉の丸焼きが食堂の店先にある回転式グリルで焼かれていることが多いそうです。

魚料理は主に地中海や紅海で獲れる海水魚と、ナイル川や湖で獲れる淡水魚の両方が料理に使われます。

 

ほかにもエビ、カニ、カキ、ムール貝、タコ、イカも食べられます。

そしてデザートには「メハラベイヤ」と呼ばれる牛乳とコーンスターチのプディングや、「アターイフ」と呼ばれるクリームや種実類を詰めたパンケーキがよく食べられます。

最後に飲み物に関して、エジプトで最もよく飲まれているのは「紅茶」で、その中でも「アッシャーイ・ビンナアナーア」と呼ばれるミントを入れて煮出したものが人気なんだとか。

 

またアルコール飲料に関して、イスラムの文化上飲酒ができない地域や国は多いですが、エジプトの世俗的なムスリムや他宗教の信者は抵抗なくお酒を飲みます。

ビールやワインに加えてナツメヤシから作った「ジビブ」呼ばれる地酒もあります。

 

住居

続いてエジプトでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、エジプトでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にエジプト旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。

 

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

エジプトの通貨は「エジプト・ポンド」です。

1エジプト・ポンド→7,23円(2021/12/15)で、過去5年の変動5.94円~7.26円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • ケバブ→25ポンド=180円
  • お茶→6ポンド=45円
  • パン→3ポンド=21円
  • マンゴー、3つ→20ポンド=145円
  • ポテチ→5ポンド=36円
  • 水、1.5リットル→5ポンド=36円
  • コーラ、1缶→5ポンド=36円
  • SIMカード、3.5ギガ→85ポンド=615円
  • ファリホステル(ドミトリー)、1泊→ 90ポンド=650円
  • 安宿(ダブルベッド)、1泊→120ポンド=870円
  • ホテル、1泊→400ポンド=2900円

このように、エジプトの物価は日本と比べ結構安くなっているようです。

続いて治安についてですが、エジプトの治安は外務省による海外安全ホームページによると、コロナの感染危険レベルとは別の治安に関する情報には、多くの観光客が訪れるナイル川沿岸の都市は危険レベル1の「十分注意してください」に該当しています。

しかしながら「不要不急の渡航はやめてください」に当てはまるレベル2、そして渡航中止勧告のレベル3が発表されている地域もありますので注意が必要です。

 

首都であるカイロ含む地域においても、テロ事件発生の可能性は排除されないことに留意してください。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてエジプトに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでエジプトで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

エジプトは一夫多妻制により4人まで婚姻できます。そのため多くの場合、婚姻時に女性は改姓をせず夫婦別姓となりますが、改姓する女性もいるそうです。

 

また一妻多夫制ですが、現在では1人と結婚する人が多いそうです。

結婚の文化に関して、エジプトの花嫁は結婚式の日に、豊富なデザインの中から好みの柄を選び、肌に白いヘナで花柄や蝶のような美しい模様を描いてもらいます。

このような「ヘナタトゥー」の文化は、最近の日本でも世界文化交流の場で体験できるため、聞いたことがある人も多いかもしれません。

 

またイスラム文化で有名な「ラマダーン」と呼ばれる断食もあります。

エジプトのラマダーンは年に1度行われ、その期間中の日の出から日没までは飲食が禁止となっていますが、日が沈んだ後には家族や親戚、友人を集めて、「イフタール」とよばれる日没後の食事を楽しみます。

イフタールでは、「アターイフ」と呼ばれる揚げ菓子が食卓に並ぶことが多くが多く、かなりカロリーがあるため逆に太ってしまう人もいるんだとか。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

ターメイヤと呼ばれるスパイスたっぷりな国民料理であるコロッケがとてもおいしそうでしたね。

治安に関してはテロや犯罪が心配になりますが、古代エジプトの都市が観光地化されているため、是非行ってみたいです。

 

一生に一度はピラミッドやスフィンクスを見てみたいですよね!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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