はる¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルーニャです。
本記事では、ユーレイルパス(モバイル版)の使い方を完全網羅し、
初心者がつまずきやすい「アプリ有効化」「座席指定」から、損をしない「Omioとの使い分け」まで、実体験ベースで解説します。


- 旅行代理店での実務経験
- 海外60カ国・150地域以上の渡航歴
- 海外旅行エリアスペシャリスト資格保有
- 1年以上の海外在住・留学経験あり
- 旅スタイル:一人旅・女子旅・カップル旅・鉄道・バックパック
「モバイルパスのアプリ操作が難しそう…。」
「座席指定ってどうやるの?Omioも使うべき?」



その気持ち、めっちゃわかります!



私も最初は「改札でスマホの充電が切れたらどうしよう」とか、不安だらけでした。
この記事では、
- ユーレイルパス(モバイル版)の登録・有効化
- 一番の難関である「座席指定」の具体的な方法
- Omioを使った、損をしない使い分け
を、画像付きで解説します。
さらに、私自身が4度の利用で培った「検札時のトラブル回避術」や、旅行業界での実務経験から言える「プロの視点」まで、詳しくお伝えします。
- 初めてモバイル版ユーレイルパスを使う方
- 座席指定(予約)のやり方がわからず不安な方
- Omioなどのアプリとパスをどう使い分けるか知りたい方



私は、これまで4回ユーレイルグローバルパスを使い倒してヨーロッパを周遊しました。
そこで見たものや学んだことを写真も含めて、皆さんに有益な記事を書かせていただきます。
あなたのヨーロッパ鉄道旅が最高の思い出になるよう、旅のガイドブック(道しるべ)になるよう丁寧にまとめますので、是非ご参考ください!
- ユーレイルパス アプリ(Rail Planner)の正しい設定手順
- Omioを使った「パス利用」と「個別購入」の損益分岐点の見極め方
- フレキシブルタイプと紙のパス、それぞれの使い方のコツ
1. まず理解すべき「2つのツール」の役割分担


ユーレイルパスを使いこなすには、以下の2つのツールを明確に使い分ける必要があります。
ここを混同すると混乱の元になります!
- ユーレイル公式サイト(Web)
パスの「購入」と、座席指定券の「購入」を行う場所。 - Rail Planner(アプリ)
購入したパスを「表示」し、日々の乗車スケジュールを「管理」する場所。



ざっくり言うと、「お金を払うのはWebサイト」「チケットとして見せるのはアプリ」と覚えておけばOKです。
2. 【準備編】購入からアプリ有効化までの手順


現在は紙のチケットよりも、スマホ一つで管理できるモバイルパスが主流です。



紙のチケットの方が「旅してる感」があって記念になりそうだけど…ダメ?



お気持ちは分かります!でも、紛失したら再発行不可ですし、郵送を待つ時間もかかります。
何より、毎日乗車記録を手書きする手間が大変なので、基本的にはモバイルパス一択で問題ありません!
紙のパスを取り扱っているところも今ではかなり少ないんです。
購入時の重要注意点:メールアドレスの選び方
アカウント作成時、キャリアメール(docomo, Softbank等)やYahoo!メールは絶対に使わないでください。
現地でSIMを入れ替えた瞬間に「認証コードが届かない」「ログインできない」という事態になり、パスが表示できなくなることがあります(詰みます)。特にYahooはヨーロッパでの制限がありますので注意が必要です。



これ、本当に気をつけてください!



実は私、留学中にYahoo!カレンダーで予定管理していたんですが、ヨーロッパからのアクセス遮断で突然開けなくなって絶望した経験があります(泣)。
アプリへのパス追加(Add your pass)
まずは、こちらから公式アプリをダウンロードしておきましょう。
公式アプリ「Rail Planner」をダウンロードしたら、以下の手順でパスを登録します。
難しい操作ではないので、サクッと済ませちゃいましょう!
アプリを開き、下部メニューの「My Pass」→「Add your pass」をタップします。


まだアカウント作成や購入が済んでいない方は、以下の公式サイトから手続きできます。
※右上の「Log in」または「My Account」からログインできます。



日本語も選べるので安心して下さい!
購入確認メールに記載されたPass Reference Number(パス参照番号)とLast Name(姓)を入力します。


「Connect a trip」で新しい旅行名(例:Europe Trip)を作成し、パスと紐付けます。


パスの有効化(Activate)のタイミング
最後にパスポート番号を入力し、利用開始日を設定して「Activate」を行いますが。
開始日が1日でもズレると、貴重なパスの有効日数が減ってしまいます。
そのため、日本にいる間は操作せず、出発直前まで「Activate」しないのが鉄則です。



えっ、日本にいる間に全部済ませておいた方が安心じゃないですか?



それが落とし穴なんです!
もし飛行機が遅延して、現地到着が1日遅れたらどうなりますか?
一度アクティベートした後に開始日(現地時間の0:00)を過ぎてしまうと、開始日の変更ができなくなります。 つまり、パスの有効期間が1日分減ってしまう可能性があるのです。
3. 【実践編】Rail Planner アプリの使い方と乗車方法


有効化が済んだら、実際のアプリの使い方を見ていきましょう。
基本の流れは「検索して、保存して、スイッチON!」の3ステップです。
オフラインでも使える!列車の検索
「Planner」タブで出発地と目的地を入力して検索します。



ヨーロッパって、地下鉄とか田舎だと電波がないことも多いですよね。
検索できなくて困りませんか?



そこがこのアプリの凄いところなんです!
実は時刻表データがアプリ内にダウンロードされているので、機内モードやトンネルの中でも検索やチケット表示ができちゃうんです。
検索結果には、以下のように重要な情報が色分けされて表示されます。
ここを見落とすと「乗れない!」というトラブルになるので要チェックです。
- Not in Pass network(赤)
ユーレイルパス対象外です。地下鉄や、メトロがこれに当たります。別途、駅で切符を買ってください。
ただし、スイスの山岳鉄道などはパスを見せるだけで割引価格になるケースが多いです。切符を買う際は、窓口で必ずパスを提示してみましょう。 - Seat reservation required(オレンジ・Rマーク)
パスだけでは乗れません! 運賃はパスでカバーされますが、別途「座席指定券」の購入(課金)が必須です。 - 表示なし
予約不要です。空いている席に自由に座ってOK!ドイツやスイス、ベルギーなどはこのタイプが多く、パスの恩恵を一番感じられます。



私がリヒテンシュタインへチューリッヒから向かった時「Not in Pass network」のマークがあり本当に焦りました。



ですが、現地で切符を買って普通に乗れたので良かったです。
より詳しく座席指定の方法をまとめたブログがありますので、気になる方はぜひ確認してください。
▼「予約券が買えない!」国別の具体的な座席指定の手順と格安予約術はこちら






検索画面の右上の「Filters(フィルター)」から「No seat reservations required(座席予約不要)」をオンにすると、追加料金なしで乗れる列車だけを絞り込めます。



「時間はかかってもいいから安く移動したい!」という時に最強の機能です。
乗車直前の儀式:スイッチをONにする


乗りたい列車を「Save journey」でMy Tripに保存したら、乗車直前に黄色のスイッチをオン(有効化)にします。
これにより「My Pass」タブにQRコード(Ticket)が表示されます。検札が来たら、このQRコードを見せるだけでOKです。



これ、忘れたらどうなりますか?



無賃乗車(キセル)扱いになり、高額な罰金を請求される可能性があります。
電車に乗って席に着いたら、「まずスイッチON!」を習慣にしましょう。
フレキシブルパスの重要注意点
「1ヶ月に4日」などのフレキシブルパスの場合、スイッチをオンにした瞬間に、貴重な「1日分」が消費(カウント)されます。



乗ってもいないのに1日分無駄になるだけは避けたいですね。
4. ここが最難関!国別「座席指定」の攻略法





アプリで検索したら「Reservation required」って出ました。
これ、無視して乗っちゃダメですか?



絶対ダメです!!
検札で高額な罰金を請求されたり、最悪の場合は次の駅で降ろされます。
ここはちょっと複雑ですが、一緒に攻略していきましょう!
多くの方が躓くのがここです。
アプリでこの表示が出た場合、パス(乗車券)とは別に「指定席券」を購入(課金)する必要があります。
ユーレイル公式サイトでも予約できますが、手数料が高かったり、データ連携がうまくいかず空席なしと表示されることも…。



国ごとに、公式・準公式サイトを使った「最安かつ確実な予約ルート」を解説します。
フランス(TGV)・ユーロスターの場合


このエリアは少し特殊で、列車によって予約サイトを使い分けるのが正解です。
結論から言うと、ロンドン発着のユーロスターは「ユーレイル公式サイト」、フランス国内のTGVなどは「B-Europe」を使うのが最もスムーズです。
ちなみに、私は座席指定を出発3週間前に行いましたが、すでに全て売り切れでした。



この経験から、ユーロスターだけは「2〜3ヶ月前」が安全圏だと断言できます。



結局当日駅で購入しようと思ったものの、もう空きはないと言われてしまいました。
その列車に乗れないと今日泊まる宿がないと必死に伝えたところ、どうにかチケットを売ってもらえましたが基本的には駅でも当日は座席指定ができないことが多いので、早めに計画を立て予約しましょう!
ユーロスター利用者が陥る「Incomplete」の罠
ユーレイル公式サイトでユーロスターを予約すると、アプリ上では「Incomplete(不完全)」と表示されることがあります。
これはイギリス入国審査(API)に必要なパスポート情報などが足りないためです。
必ず予約後にユーロスター公式サイトへ行き、「Manage Booking」からチケット番号を入力して、乗客情報を登録してください。
これを忘れると、当日の改札でバーコードが反応せず、乗車拒否されます(泣)。



ユーロスターは通常の手配時にもパスポートの入力が必要なのでまだ持っていない方は早めにパスポートを取得しましょう!
▼ユーロスターの乗客情報登録はこちら
イタリア・オーストリア・ドイツの場合


こちらはオーストリア連邦鉄道(ÖBB)の公式サイトが最強です。
ドイツ鉄道やイタリア鉄道(Trenitalia)の列車も、ここでまとめて予約できます。
トップページの乗客設定(Who is going?)で「Add discount」を押し、検索窓で「Eurail」と入力して「Eurail Global Pass」を選択します。
これをするだけで、座席指定料(約10ユーロ〜)だけで購入できるようになります。ユーレイル公式サイトだと手数料が上乗せされるので、こちらの方が安いです!
※必ず「Eurail Global Pass」割引を適用してください。



オーストリア鉄道は寝台列車も有名ですね!



もっと詳しく知りたいという方向けに別ブログを作成しましたので、ぜひ読んでください。
▼「予約が取れない!」ユーロスターの枠確保と寝台列車をお得に予約する方法はこちら


スペイン・ポルトガルの場合
ここが一番アナログです。なんとWeb予約がほぼできません。
無理にネットで予約しようとすると手数料がかかるため、「現地窓口」での予約が一番安くて確実です。



えっ、令和の時代にWeb予約できないんですか…?



残念ながらそうなんです…。
現地の駅の窓口に行き、パスを見せて「I want to reserve a seat to Madrid」と伝えて購入する必要があります。
窓口で購入すると、飛行機のチケットのような横長の切符が発券されます。乗車時は、モバイルパスのQRコードではなく、この紙のチケットを改札機に通すことが多いです。



特にこの2カ国は英語が通じにくいので注意が必要ですね。
改札での注意点:QRコードの使い分け


パリの北駅やリヨン駅、オランダのスキポール空港など、自動改札がある駅では注意が必要です。
「どっちのQRコードをかざせばいいの?」問題が発生します。
- 車内検札
Rail PlannerアプリのQRコード(パス)を見せる。 - 自動改札機(TGVなど)
別途購入した「座席指定券」のバーコードをかざす。



パスのQRコードを一生懸命改札にかざしても扉が開かず、後ろの人に舌打ちされる…というのはユーレイルパス初心者の「通過儀礼(あるある)」です(笑)。



もし開かなければ、すぐに駅員さんにスマホの画面を見せれば通してくれますよ!
▼「鉄道旅に何を持っていけばいい?」4回の周遊で分かった神アイテムリストはこちら


5. プロはこう使う!Omioとユーレイルパスの賢い使い分け





「Omio」って交通比較アプリですよね。
これでユーレイルパスの座席予約もできるんですか?



残念ながら、Omioでパス用の座席予約(0円や割引価格での購入)はできません。
でも、「パスを使うべきか、使わないべきか」を判断する最強のツールなんです!
私はOmioを予約ツールとしてではなく、「パスを使うべきかどうかの審判」として活用しています。
損益分岐点をチェックする「3ステップ」
フレキシブルパス(例:1ヶ月に4日)の場合、1日あたりの単価が決まっています。
短距離の安い移動で、その貴重な「1日分」を使ってしまうのはもったいないですよね?
例えば、4日間パスが約52,000円だとすると…
1日あたりの価値 = 約13,000円 です。
この金額より高いか安いかが、パスを使うか温存するかの分かれ道です!
移動したい区間(例:ローマ〜フィレンツェ)の日時を入力して検索します。
表示されたチケット価格と、自分の「パス1日単価」を比べます。
- Omioの方が安い場合:パスは温存して、Omioで個別チケットを購入する。
- パス単価より高い場合:迷わずユーレイルパスを使う!



ご紹介はしましたが、座席指定が必要なイタリアやフランス、スペインやポルトガルは手間がかかるので、ユーレイルパスよりその都度切符を買う方がおすすめです!
そんな時に便利なのが、ヨーロッパの鉄道やバス、飛行機の料金をまとめて比較・予約できる「Omio(オミオ)」というサービスです。日本語にも対応しており、複数の鉄道会社の公式サイトを個別に調べる手間が省けるので、私も料金比較の際によく利用しています。



まずはOmioで主要な移動区間の料金を調べてみて、パス代を上回るかチェックしてみるのがおすすめですよ!
ご予約・ご出発の前には、必ずユーレイル公式サイトや各鉄道会社の最新情報をご自身で確認されることを強く推奨いたします。
「現地に行ったら工事でバス代行だった!」というのも、ある意味ヨーロッパ旅の醍醐味と思って、柔軟に楽しんでくださいね。
▼「ストライキで列車が止まった!」万が一のトラブル完全対策マニュアルはこちら


【保存版】ヨーロッパ鉄道旅で役立つ神サイト・リンク集
最後に、この記事で紹介した重要なサイトや、旅のプロが愛用する情報源をまとめておきます。
ブックマークしておくと、現地のホテルなどで調べ物をする時に役立ちますよ!
- Eurail 公式予約ページ
大元の予約サイト。困った時はまずここをチェック。 - The Man in Seat 61(英語)
世界中の鉄道オタクが崇拝する、鉄道旅のバイブル的サイト。
「この区間はどう移動するのがベスト?」という疑問の答えが全て載っています。 - ÖBB(オーストリア国鉄)
イタリア、ドイツ、オーストリア方面の格安座席予約に必須。 - B-Europe
フランスTGVやタリスの予約ならこちら。
まとめ:ユーレイルパスを使いこなして、自由なヨーロッパ鉄道旅へ!


今回は、ユーレイルパスのアプリ有効化から座席指定、Omioとの併用術、そして国別の攻略法までを網羅的に解説しました。
最終チェックリスト
- アカウント登録はGmail等で行い、アクティベートは現地到着後に行う!
- フランス、イタリア、スペイン…国ごとに「座席指定」のルールが違うことを忘れない!
- Omioで価格比較をして、パスを使う日を見極めて節約する!
ダイナミックプライシングという制約から解放され、車窓から見える雄大なアルプスの山々、歴史ある街並み、そして人々との出会いを心ゆくまで楽しむ。ユーレイルパスは、単なる移動手段ではなく、それ自体が目的となる素晴らしい旅のツールです。



最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。



¡Buen viaje!(良い旅を!)
さらにディープに鉄道旅を極めたいあなたへ
ここまで紹介したステップ別のガイドは、効率よく準備するための「地図」です。もし、私の実際の失敗談をもっと詳しく知りたい、あるいは全10記事の内容をひとまとめにチェックしたいという情熱的な旅人の方は、ぜひこちらの「網羅版バイブル(親記事)」を読み込んでみてください。
▼ユーレイルパスの全ノウハウが詰まった「網羅版バイブル(親記事)」はこちら

