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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ガーナ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にガーナへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ガーナってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 アクラ (Accra)
・通貨 ガーナセディ(Ghana cedi) 補助通貨はペセワ (Pesewa) 1セディ=100ペセワ
・時差 9時間日本より遅れている ※サマータイムなし
・言語 英語(公用語)、各民族語
・電圧 230ボルト、50ヘルツ
・コンセント Dタイプ、Gタイプ(BF型)
・面積 238,537平方キロメートル(日本の約3分の2)
・気候 熱帯モンスーン気候、サバナ気候
・経路 デルタ航空(ニューヨーク経由)が一般。最短で25時間弱。
※直行便なし。乗り換えは1~3回。
・祝日 3月6日(独立記念日)
・産業 農業(カカオ豆)、鉱業(貴金属、非鉄金属、石油)
・挨拶 マーハ(おはよう)、マーチン(こんにちは)、マージョ(こんばんは)、エティセン(元気ですか?)、メホイエ(元気です)
言語
では続いて、ガーナの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ガーナの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ガーナでは公用語で「英語」が使われています。
ですが、一般的には「チュイ語」が共通言語として利用されています。
他にも「フランス語」が、お隣のトーゴ、ブルキナファソ等のフランス語圏との国境沿いを中心として主に使用されているようです。
また、これらの言語も民族間や地域において使われているようです。
- アカン語
- ダバニ語
- エウェ語
- ガー語
- トウィ語アクアペム方言
- トウィ語アサンテ方言
- ダガリ語
- ダバニ語
- アダングメ語
- ガ語
- ゴンジャ語
- カセム語
- ファンティ語
- ンゼマ語
などなど…めちゃくちゃ多くの民族言語が使われています!
豆知識ですが、「ガーナ」とは現地語で「戦士王」という意味があるそうです。
英語は使えるの?
ではガーナで英語は通じるのでしょうか。
英語教育は幼少のころからしっかりされており、日常生活で英語を使う機会も多いようなので基本的にはガーナの人々は英語を喋れるようです。
言語に関してはちょっとは安心できそうですね。
気候・位置
続いてガーナの気候、位置についてです。
ガーナ共和国は西アフリカに位置する共和制国家で、イギリス連邦の加盟国です。
そんなガーナは東に「トーゴ」、北に「ブルキナファソ」、西に「コートジボワール」と国境を接しおり、そして南には大西洋が広がっています。
最高標高点は885メートルで、多量の降雨に恵まれて熱帯雨林が広がっています。
ガーナの首都アクラの年平均気温は約27℃、平均最高気温が約29℃で、平均最低気温が約25℃です。
一年を通して気温差はほとんどなく、一日の中での気温差もあまりありませんが年間降水量は約750mm(東京が1,520mm)と少ない印象があります。
加えて、なんとガーナでは南部と北部で気候が大きく異なります。
まずアシャンティ州以南は「熱帯気候」で、サバンナ州以北は「サバンナ気候」に分類されており、熱帯気候地域では湿度が高く、逆にサバンナ気候地域では乾燥しています。
そして熱帯気候地域・サバンナ気候地域どちらにおいても、雨季と乾季の2つの季節があります。
それに加えて、「ハマターン」という時季もあります。
ガーナの雨季は5~11月頃ですが、日本の梅雨とは少し違い、1日に数時間だけ何度かスコールが降るのがガーナの雨季の特徴です。
北に行くほど降水量は少なくなり、乾燥の度合いが強くなりますが、少ない地域でも1,000ミリ前後の降水量はあるみたいです。
そして乾季は12~4月頃で、ガーナでは乾季のほうが暑くなっております。
サバンナ州以北では日中の気温が40度前後と非常に暑くなり、そんな最も過酷な季節は2~4月頃ですのでこの時期にガーナへ行くのは覚悟した方がよさそうですね。
また12~1月の約1ヶ月間だけですが、毎日濃霧のかかっているのような、視界の悪い天気が続きます。
実はこれ、雲でも霧でもなく「砂」で先ほども出てきた「ハマターン」と呼ばれるサハラ砂漠の砂が飛んできて上空が砂で覆われる季節におきる現象です。
もともと砂ぼこりのひどいガーナですが、この季節は特に深刻なようです。
ですが、暑さの厳しい乾季では「ハマターン」の時季に太陽光が砂で遮られるため朝晩は涼しくなり、特に北部では肌寒いくらいに温度が下がるようです。
また注意点としては乾季、そしてハマターンの時季になると湿度の低さがかなり深刻になります。
なんと保湿クリームを使っていても、塗った先から手や唇の水分が奪われ、ガサガサになっていくのだとか…他にも日差しが強いので帽子やサングラスで紫外線対策をした方がいいみたいです。
衣服
アフリカの服そうってなるとどうしても露出が多くなるイメージ…
そんなガーナでの代表的な服装は色と模様がきれいな「ケンテ」と呼ばれる伝統衣装!
ケンテはアカン族とエウェ族の民族衣装で、かつて存在したアシャンティ王国の王族のために作られたのが始まりです。
今では身分に関係なく多くの人が着ていますが、その特徴はあざやかな色彩と芸術的な模様もようです。
例えば青は「調和と愛」、緑は「収穫」、金は「富」というように、色にはそれぞれ意味があります。
しかしながら生地が高い上に使い勝手も悪い事から普段は全く着られていないみたいです。
他にもダゴンバ族には「スモッグ」と呼ばれる伝統衣装があり、これは比較的着られる事が多いようです。
では、私たちはどんな服装を心掛けるべきなの?
ガーナでの服装は、基本的には真夏の服装でOK!砂ぼこりや泥で汚れやすいので、大切な服や白い服などは持っていかないようにしましょう。ガーナの赤土で汚れが目立ってしまうようです。
また日差しがとても強いので、日焼けが気になる方は帽子や薄手の長袖があると安心です。
クロックスなどの水で洗い流せる靴がお勧め、乾きにくいスニーカーや革のサンダルは避けましょう。
ビーチサンダルなら現地でも100円程度で調達できるようです。
そしてマスクですが、乾季には暑すぎるためストールやハンカチで口を覆う方が便利みたいです。
また、マラリアに感染する可能性があるため、蚊帳のような服を現地で購入したり、上記に記載した気候にあわせて日本から服を持って行ったりするのも快適に生活する上では必要になりそうですね。
代表的な食事
では、ガーナでは一般的にどのような料理が食べられているのでしょうか。
ガーナの食事は、主食にシチューを付け合せるのが基本となっています。
ですがそんな主食の種類はとても多く、例を挙げると「ヤムイモ」「キャッサバ」「プランテンバナナ」「モロコシ」「トウモロコシ」「トウジンビエ」のほかに、なんと「米」の消費が都市化の進展に伴い増えているようです。
食べ方としてはイモ類やバナナはそのまま、キャッサバや穀物は一度粉状してから練って粥にして食べるようです。
また、イモ類やバナナを杵と臼でついて餅状にした「フフ」も広く食べられています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか?
主にガーナでは赤い料理が多くて、「シト」という唐辛子のペーストがとても人気で、様々なおかずを盛り合わせる楽しさもあるようです。
モチ状の主食をちぎって煮汁につけて食べるアフリカ定番スタイルのほか、米もパスタもおかずも「シト」も全部乗っけたボリュームあるワンプレートもガーナらしい一皿です。
南部ではキャッサバやプランテンバナナ、北部ではミトウジンビエやソルガムといったように、同じガーナでも地域が違えば食べるものも違ってきます。
ガーナ及び周辺国では、ヤム(ヤム芋)は特別な存在で、結婚や葬儀その他の祭事などではヤム芋が大量にふるまわれます。
臼と杵でなめらかについて「フフ」、ふかして「アンペシ」、揚げて「フライドヤム」などにして食べることが多いみたいです。
また、ガーナ国内は水源が豊富で稲作も盛んで、「オモトゥオ」という炊いた白米を握って握ってライスボールにしたものが「日曜日の料理」とされている地域もあるんだとか。
他にもガーナでは「食パン」も食べられています。
実は西アフリカに食パンがあるのがすごいことで、ガーナを取り囲む国はすべて元フランス領ゆえパンといえばフランスパン、食パンが人気なのは、ここが西アフリカでは数少ない元英領であることの表れです。
では最後に飲み物についてですが…まず「ビール」!
ビールはガーナ国内で製造されており、「クラブ」と「スター」が2大銘柄、その他ガルダーやギネスもあります。
キャッサバイモを原料とするブラウンビール「ルートエクストラ」やレモンと砂糖入りのジュース感覚の低アルコールビールである「クラブシャンディ」も人気です。
自家製の酒には、ピト(ミレットやソルガムの発酵酒)やパームワイン(ヤシの樹液の発酵酒)があり、北部はピト、南部はパームワインになる傾向があります。
また「アペテシ」はパームワインやサトウキビジュースを蒸留した、アルコール度数の高い蒸留酒です。
住居
青年海外協力隊の人は、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いのであまり必要のない情報かもしれませんが、ガーナでは賃貸なのか、そしてどんな家なのかについてまとめてみます。
派遣終了中もしくは後にガーナ旅できたら楽しそうですよね!
まずガーナのホテルは、安宿でなければ大抵は狭いが、冷蔵庫も付いていて、テレビもあり、ティーポットもあるみたいです。
海外にしては珍しい感じがしますがホットシャワーの水圧抜群で、Wi-Fiのつながりも早いようです。
値段はピンキリで、観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあります。
ガーナは貧富の差が激しく、お金持ちの人はとってもお金を持っているので豪邸に住んでいますが、貧しい方は小屋に暮らしているとか…。
その小屋というのも日本のように土地を買ったり借りていたりではなく、勝手に小屋を建ててしまっているようです。
小屋は3~4畳が平均で、電気・水道がない家はざらにあるという話です。
最近は、外国人マンション建設ラッシュ がありマンションの値が高騰しています。
賃貸ももちろんありますが、なんとガーナでは2年分前払いで家を借りるそうです。
また、民族がすんでいる家で例を挙げるとすると、キノコ型の家や屋根だけあるような家もあるようなので、一度は見てみたいですね。
物価と治安
ガーナの通貨は「ガーナセディ(Ghana cedi)」です。
また補助通貨としてペセワ (Pesewa)があり1セディ=100ペセワで取引されています。
1 セディ は19.01 円(2021/5/10)で、過去5年の変動17.50円~28.35円となっています。
しかしながら、物価がとても安いイメージのあるアフリカと言っても、ガーナの物価は予想以上に高いようです。
続いて、ガーナの治安についてです。
ガーナの治安は西アフリカ諸国において比較的良い部類とされているのですが、日本政府における2017年時点での危険情報によればガーナ全域が危険レベル1との注意が発令されています。
また2020年2月時点から隣国ブルキナファソの治安悪化に伴い、ブルキナファソとの国境地域とトーゴ、コートジボワールとの一部の国境地域に対する危険度がレベル2に引き上げられています。
加えて、首都アクラを中心に外国人を狙った犯行が発生している他、観光客を狙った巧妙な詐欺事件も発生しているとの報告もあります。
ガーナに行く際は悪質なガイドに気を付けるよう注意が出されている点から、現時点で治安の心配がないと言い切るのは難しそうです。
文化的特徴
ガーナに派遣されて困らないためにも、現地で生活する上で大切なマナーを知っておいた方がいいですよね。
早速ですが、マナーや文化についてまとめていきたいと思います。
- ガーナでは、左手は不浄の手と考えられているため、人に対して何かをするとき、左手は使ってはいけません。
※左手を使うことは、相手を尊敬していないことと同じ意味を持ちます。ですのでものを渡すときはもちろんのこと、手を振るのも右手で行いましょう。
- ガーナでは挨拶が重要視されています。
※お店で商品を見始める前には、必ずお店の人に挨拶をしましょう(隣に座っている乗客には挨拶をしましょう)
- ガーナの人々は本当のことを言ってその場の空気を悪くするより、嘘をついてでも会話を楽しむことを重視しています。
※求婚や、連絡先を教えてくれとせがまれることは多々あります。そんなとき、嫌だからといって強く断るよりは、嘘をついて「また今度教えるから」などと断るほうが効果的ですので、嘘でもその場の会話を楽しむ方がいいみたいです。
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食事やおやつを食べる際には周りに声をかけたほうがいいみたいです。
※何かを食べるときは必ず周りの人に「You are invited!(一緒に食べよう)」と声をかけましょう。これはガーナにおける食事のマナーとなっています。ですが本当にガーナの人々が食事に手を出してくることはほとんどないみたいなので安心して食べられそうですね。
- ガーナでは、「煙草は悪い人間が吸うもの」というイメージが強いです。
※そのため、喫煙スペースがないのはもちろんのこと、ガーナ人の前では吸わない方が無難です。どうしても吸いたい場合は、建物の陰などに隠れてコッソリ吸のがいいみたいです。
上記のことはマナーとして気をつけていきましょう。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてみました。
生活する上で守るべきマナーが結構あったので、しっかり覚えて行った方が良さそうでしたね。
ガーナのチョコレートは日本でも有名ですよね!行ったら絶対に食べてみたい!(^^)!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!