青年海外協力隊の派遣国

【ホンジュラスってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ホンジュラス」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にホンジュラスへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】ホンジュラスってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 テグシガルパ

・通貨 レンピラ(Lempira)、1レンピラ=100センタボ

・時差 15時間日本より遅れている
※サマータイムはありません

・言語 スペイン語

・電圧 110V、50〜60Hz

・コンセント タイプA、タイプB

・面積 112,490平方キロメートル(日本の約3分の1)

・気候 熱帯性気候、温帯夏雨気候

・経路  ユナイテッド航空、アメリカン航空、デルタ航空、シンガポール航空、アビアンカ航空での乗り継ぎが一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約20〜30時間以上

・祝日 9月15日(独立記念日)

・産業 主に農林水産業(コーヒー、バナナ、パーム油、養殖エビ等)、縫製産業、観光業

・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして

 

言語

ホンジュラスの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ホンジュラスの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

何語を使っているの?

ホンジュラスでは以下の言語が主に使われています。

  • スペイン語
  • 英語
  • ミスキート語
  • ガリフナ語
  • ペチ語
  • タワカ語
  • トル語

公用語は「スペイン語」で、大多数の国民の母語となっていますが、カリブ海側や黒人、先住民によってその他の民族言語も話されています。

「英語」を話す人は約2.2万人、「ミスキート語」は約3.2万人、「ガリフナ語」は約2万人、「ペチ語」は約1,500人、「タワカ語」は約875人、トル語は約350人となっており、2言語教育が行われる地域が増えてきています。

 

ちなみにホンジュラスの正式名称はスペイン語で「 República de Honduras(レプブリカ・デ・オンドゥラス)」で、1,862年に正式に国名として決められました。

国名の意味は「深さ」や「深み」で、この名の由来は「クリストーバル・コロン」が1502年にこの地に上陸しようとして船の碇を降ろしたが、海底まで届かなかったため名付けられたと言われています。

また、他にも北西部の海岸に多くのヒカロの木が沈んでいたためなどの説もあります。

 

英語は使えるの?

ホンジュラスの公用語はスペイン語ですが、カリブ沿岸の地域や観光地化された地域のホテルやレストランなどでは通じることがあるようです。

 

気候・位置

「ホンジュラス共和国」通称ホンジュラスは、中央アメリカ中部に位置する共和制国家で、西に「グアテマラ」、南西に「エルサルバドル」、南東に「ニカラグア」と国境を接しており、北と東は「カリブ海」、南はフォンセカ湾を経て「太平洋」に面しています。

首都は「テグシガルパ」で、大陸部のほかにカリブ海岸に「スワン諸島」と「バイーア諸島」を領有していています。

ホンジュラスの中東部は農牧林業、南部はメロンの生産が盛んで、中西部は平野部でセメント工業、食品工業が発達し、山岳地域ではコーヒー豆、高原野菜・果樹を生産が行われています、

 

西部は全体に山地が広がっており、トウモロコシ、コーヒー豆、タバコの生産と谷底平野では牧畜が営まれています。

北西部はバナナ、柑橘類、サトウキビ、牧畜など多様な農業に加えて、属、科学、セメント工業なども発達しています。

最後に北東部は、人口密度が低くなっていますが、バナナ、アブラヤシなどのプランテーション農業が盛んで、観光開発が進行しています。

 

続いて気候に関して、ホンジュラスは基本的には「熱帯性気候」ですが、標高1,000メートル前後の高原地域では「温帯夏雨気候」となっています。

南の山岳地帯は、6月から11月までが「雨季」、12月から5月までが「乾季」とされており、気温は年間を通じて30度前後ですが、標高が上がれば気温は低くなります。

一方、カリブ海側の平地地帯では1年を通して雨が多く、高温多湿の気候です。

 

特に10月から1月は降水量が増え、湿度は上がりますが気温はやや下がるため過ごしやすくなります。

4月から8月になると気温は30度まで上がり、夜になっても気温が下がらないため熱中症に気をつけなければなりません。

 

衣服

では北米・中南米の国、ホンジュラスにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

ホンジュラスにはスカート部分を持ち上げると逆さの扇になるような、ワンピース型の民族衣装があります。

色は黒、赤、青、緑、白と様々存在し、大体2色以上が使われており非常にカラフルです。

 

主に祭りや結婚式などで着られますが、一番有名なのは「フォルクロリコ」と呼ばれるダンスをする際に着用されます。

フォルクロリコは男女ペアになって踊るのが一般的で、社交ダンスのような優雅なステップの踊りから、テンポの速いフラメンコのような踊りのものまで種類も豊富にあるそうです。

では、私たちがホンジュラスに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

 

ホンジュラスは年間を通して暖かい国なため、半袖に短パンのような軽装で十分過ごすことができますが、雨季になると少なからず気温が下がるため、薄手の上着や羽織りものを準備しましょう。

また、標高が高くなるにつれて気温は下がるため、雨季に高山地帯へ行く場合はセーターやジャケットといった長袖を持っていきましょう。

食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュもあったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、ホンジュラスでの食事について、ホンジュラスで有名な主食は「とうもろこし」です。

ホンジュラスではトウモロコシを粉にした後、平にして固めた「トルティーヤ(トルティージャ)」を頻繁に食べる他、米や豆、キャッサバも使われることが多くなっています。

トルティーヤに次いで、「バナナ(プラタノ)」も主食となっており、炒めたり、ポテトチップスのように油で揚げたりして、肉料理などと一緒に食べます。

 

ホンジュラスの料理はさほど辛くなく、お肉をメインにトルティーヤや野菜を一緒に食べるスタイルが一般的で、味付けはシンプルなものが多いそうです。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは、ホンジュラスで定番の朝食「Desayuno típico(デサジューノ・ティピコ)」です。

デサジューノ・ティピコは「フリホレス」と呼ばれるしょっぱい小豆と、ソーセージ、ソーセージ、チーズ、目玉焼き、トルティーヤ、焼きバナナを一つのプレートに載せた料理となっています。

 

スペイン語を直訳すると典型的な朝食となるので、料理名ではなさそうですが…ホンジュラスでは朝食もガッツリなようです。

次に紹介するのは「Baleada(バレアーダ)」で、この料理は小麦粉を水で捏ねて薄く丸型にして焼いた生地に、「フリホーレス」と呼ばれる煮豆を濾したものと、スクランブルエッグを挟んでいただきます。

店によってアレンジがされており、トマトやスパイス、チキンなどが挟まれていることがあるそうです。

 

「Enchilada(エンチラーダ)」はパリパリに油で揚げたトルティーヤの上にミートソースとキャベツの千切り、トマトやポテト、ゆで卵や粉チーズを乗せたスナックのことで、様々な食材を摂ることができるためおすすめな料理です。

「Empanadas(エンパナーダス)」はスペインでもよく売っている典型的な料理で、トウモロコシの粉と水を混ぜ合わせ、十分に捏ねた後、それで具を包んで、鉄板焼きにして作ります。

具には一般的に野菜の酢漬けや千切りが使われますが、こちらもお店によって変化し、チーズや豚の挽肉、鶏のひき肉などが使われます。

 

最後にホンジュラスで有名な「Sopa de Gallina(ソパ・デ・ガジーナ)」と呼ばれる国民的なスープを紹介します。

ソパ・デ・ガジーナは鶏ガラスープに野菜やハーブを加えて煮込んだあっさりとしたスープで、トルティーヤやご飯を入れてリゾット風にして食べる人も多いんだとか。

 

住居

続いてホンジュラスでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ホンジュラスでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にホンジュラス旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

また、ホンジュラスには現在も先住民族が住んでおり、その中のペチ族は伝統的な住居に住んでいます。

壁は土で着くられ、屋根は椰子の葉、暑い南部地方では寝室にベットがないことが多く、戸外に設置されたハンモックで寝ることがあるそうです。

 

物価と治安

ホンジュラスの通貨は「レンピラ」です。

1レンピラ→5.34円(2022/5/7)で、過去5年の変動4.25円~5.34円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • 水、1リットル 約12レンピラ=約65円
  • パイナップル、1個 約3レンピラ=約16円
  • バナナ、1本 約1レンピラ=約5円
  • メロン、1個 約25レンピラ=約125円
  • カットマンゴー、1袋 約15レンピラ=約75円
  • 食堂での昼食、1食 約50レンピラ=約270円
  • 食堂での夕食、1食 約90レンピラ=約480円
  • ホンジュラス料理(モーニング) 約220レンピラ=1,175円
  • 観光地近くのレストラン(ランチ) 約220レンピラ=1,175円
  • ステーキ(ディナー) 約415レンピラ=2,220円
  • 安宿、1泊 約245~610レンピラ=約1,310〜3,250円

このように、ホンジュラスの物価は日本と比べると安く感じます。

しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

続いて治安についてですが、ホンジュラスの治安はかなり悪いです。

 

首都テグシガルパ市を含むいくつかの地域では、外務省が危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)を出しており、その他の地域も危険レベル1(十分注意してください)となっております。

ホンジュラスは人口あたりの殺人事件発生率が世界で最も高い国の一つで、また約70%の人々が貧困状態にあるとされており、貧困により窃盗・強盗・殺人・麻薬犯罪などが起きてしまっています。

加えて、ギャングや麻薬の運び屋なども集まるため、犯罪率が非常に高くなっています。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてホンジュラスに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでホンジュラスで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

まず最初に、ホンジュラス含むラテンアメリカの誕生日会について紹介します。

 

ホンジュラスでは、誕生日にお菓子やプレゼントの入った、キャラクターの形をしたくす玉を用意し、誕生日を迎えた子供が棒でそれを叩き割ります。

薬玉は「ピニャータ」と呼ばれ、大学の先生がピニャータを作ったときは何週間もかかったといっていました。

誕生日会に来た参加者も中に入っているお菓子をもらうことができます。

 

また、ホンジュラスやスペインを含むキリスト教の国家では、4月に「セマナ・サンタ(聖なる週間)」と呼ばれる復活祭が行われ、この時期の信者は肉料理を口にできません。

スペインでは我慢できなくて食べてる人は多かったのですが、我慢した分復活祭が終わった後のお肉がとても美味しいそうです。

最後に交通ルールについてですが、ホンジュラスの車の走行は日本と逆で右側通行となっています。

 

運転マナーも悪く、サイドミラーや方向指示器のない車がよく走っているそうなので、運転するときは気をつけてください。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

ホンジュラスの伝統舞踊である「フォルクロリコ」はいったら絶対に見てみたいですね。

伝統衣装もカラフルで可愛く、また日本ではあまりみないスカートを持ち上げた際に扇のようになるデザインはとても興味深いです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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