
¡Hola! はるカタルーニャです。



本日は「青年海外協力隊の応募カフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます。
この記事では、皆さんが青年海外協力隊という夢を実現するために必要な全ステップの情報をご紹介させていただきます!
応募資格の確認から、複雑に思える応募書類の準備、緊張する選考の各ステップ、そして合格後に待っている派遣前訓練に至るまで、誰にでも分かりやすく解説しているので、ぜひ最後までご愛読ください!
- 青年海外協力隊に興味はあるけれど、何から始めれば良いか分からない人
- 青年海外協力隊の応募資格や選考プロセスについて、詳しく知りたい人
- 応募書類の書き方や面接対策など、選考を突破するための具体的なノウハウを知りたい人
- 合格後の派遣前訓練や、実際に派遣されるまでの流れを具体的にイメージしたい人
青年海外協力隊への挑戦、すなわち国際協力への第一歩ですね!
そんな人生を変えてしまうかのような経験を得られる青年海外協力隊ですが、きっと合格までには様々な困難が待っているかもしれません。
それは青年海外協力隊を知った今も始まっていて、たくさんの不安と疑問が浮かび上がってきますね。



青年海外協力隊の応募にはどんな準備が必要なんだろう?



選考って、一体どんなことをするんだろう…



語学力や社会人経験って、どれくらい重要視されるのかな…?



そもそも、自分に応募資格があるのか、ちょっと心配…。
でも、心配はいりません!
応募への道のりは、一つひとつのステップに分解して準備を進めれば、決して難しいものではないんです。
きっとこのブログを読み終える頃には、やるべきことが明確になり、自信を持って夢へ進めるようになっているはずです。
- 青年海外協力隊に応募するために必要な資格や条件、求められる人物像
- 複雑に思える応募書類の準備から提出までの具体的な手順と、各書類作成のポイント
- 書類選考や面接といった各選考段階の内容、評価ポイント、そして効果的な対策方法
- 合格後に待っている派遣前訓練の内容や生活、そして実際に派遣されるまでの全体の流れ
青年海外協力隊のOBそしてOG合わせて100人以上と実際に話をした、未来の隊員が送る未来の隊員のためのブログを是非参考にしてみてください!


夢を叶える道のり!青年海外協力隊になるまでの全プロセス
最初に、青年海外協力隊の応募プロセスはざっくりとご紹介します。
- ウェブ入力
- 郵送(問診票・健康診断書)
- 書類審査
- 健康審査
- 語学力審査等
- ウェブ面接
- 人物・技術面接
- 健康審査
- 応募者用マイページにて、合否結果を確認!
- 講座及び語学(対象者のみ)の事前学習があります。
- 応募時に資格がない、または派遣前訓練開始までに取得見込みで申し込んだ方など。
- 原則、派遣前訓練開始前に健康診断を各自医療機関で受診し、健康診断書の提出が必要。
- 希望者かつ参加要件を満たす方は、約2.5ヶ月間「日本国内の地域課題解決に取り組む実習機会」が提供されます。
- 合宿形式の訓練に参加
- JICAが指定する言語の学習も
- オンライン、もしくは対面で行われます。
- 派遣前訓練修了日から約2週間~2ヶ月後
夢への第一歩!青年海外協力隊 応募資格と求められる人物像



青年海外協力隊に挑戦したい!
そう思ったとき、誰もが最初に気になるのが「そもそも、私に応募資格はあるんだろうか?」という点ですよね。
ここでは、応募の土台となる「年齢」や「国籍」といった基本条件から、皆さんのキャリアが活かせる「職務経験」まで、一つひとつ丁寧に解説します!
「自分は条件を満たしていないかも…」と不安な方も、ぜひ読み進めてみてください。
私は応募できる?年齢・学歴・技術・経験の基本条件をチェック
まずは、JICA海外協力隊が公式に定めている、応募の絶対条件から確認しましょう。
- 国籍:応募時に日本国籍を有していること。
- 年齢:応募時に満20歳から満45歳までであること。(※長期派遣の場合。短期派遣は要件が異なります)
以前は「青年海外協力隊」は39歳まででしたが、制度が変わり現在は45歳まで応募可能になりました。学歴は問われません。この2つの条件をクリアしていれば、誰にでも協力隊への可能性はあります。
求められる職務経験や専門性の目安
次に、多くの方が気になる「実務経験」についてです。
協力隊はボランティアですが、現地の課題解決に貢献するため、原則として何らかの職務経験や専門性が求められます。
ただし、必要な経験年数や内容は、応募する「職種」や「要請(派遣先の具体的な仕事内容)」によって大きく異なります。
- 例1:看護師、理学療法士など
国家資格と、一定期間(例:3年〜5年以上)の実務経験が必須となる場合が多いです。 - 例2:コンピュータ技術、マーケティングなど
特定の資格は不要でも、その分野での実務経験が求められます。 - 例3:コミュニティ開発、青少年活動など
「経験不問」の要請も数多くあります。
この場合、職務経験よりも人物面やポテンシャルが重視されます。
まずはJICA海外協力隊の公式サイトにある「シゴトを知る」で、自分の経歴や興味に合いそうな要請がないか探してみましょう。皆さんが「これは大した経験じゃない」と思っていることが、実は途上国では喉から手が出るほど求められているスキルかもしれません!
語学力はどれくらい必要?英語レベルとその他の言語の重要性



海外で活動するなら、語学がペラペラじゃないとダメなんでしょ?
これも、非常によくある心配事の一つです。
結論から言うと、必ずしも応募の時点で高い語学力は必要ありません。
多くの要請で求められる英語力の目安
要請によって求められる語学レベルは様々ですが、一つの目安としてTOEICスコアが用いられます。
- Dレベル(TOEIC 330点〜):応募可能な要請があります。
- Cレベル(TOEIC 470点〜):応募可能な要請がぐっと増えます。
- Bレベル(TOEIC 730点〜):多くの要請で目安とされるレベルです。
見ての通り、必ずしもハイスコアが求められるわけではありません。
まずはご自身の現在のレベルで応募できる要請を探してみるのがおすすめです。
詳しくは青年海外協力隊の公式ページ【語学力審査について】からご確認ください!
英語以外の言語(フランス語、スペイン語など)も強みに
派遣国はアジア、アフリカ、中南米など多岐にわたります。
そのため、英語以外の言語が公用語の国もたくさんあります。
- 中南米:スペイン語、ポルトガル語
- アフリカの一部:フランス語
これらの言語能力があれば、たとえ英語のスコアが低くても応募できる要請がたくさんあり、大きな強みになります。
私はラテンアメリカに青年海外協力隊で派遣されたいと思ったこともありますが、実は英語が苦手すぎたこともあり、ローマ字読みで発音できるスペイン語を勉強し始めました。
英語が苦手なら別の言語を勉強してみるのもありかもしれません!
スペイン語なら5級でもDレベルとして申請できちゃいます。
ですので「TOEICスコアが足りない…」「全く話せない…」という方も諦めないでください。
- 合格後の「派遣前訓練」で学べる!
合格者には、約70日間の派遣前訓練が用意されています。
ここで、派遣国の言語を集中的に学ぶことができるので、現時点で話せなくても大丈夫です。 - 「語学力不問」の要請を狙う!
数は少ないですが、語学力があまり問われない要請もあります。(英語Dなど) - 今から勉強を始める!
応募から選考までは数ヶ月あります。その期間に勉強して、スコアを伸ばすことも十分可能です。
大切なのは「話せること」よりも「伝えようと努力する姿勢」だと私は思います。
実はTOEIC350点しかない私ですが60ヵ国、世界2周できています。
現地での言語の壁が心配でも、きっとどうにかなりますので一緒に一歩踏み出してみませんか!
協力隊員に求められる資質とは?適性と心構えを理解しよう
ここまで、経験や語学力といった「スキル」の話をしてきましたが、協力隊の選考でより重視されるのが「人物面」、つまり皆さんの資質や心構えです。
なぜなら、途上国での活動は、計画通りに進まないことの連続だからです。
そんな予測不能な環境で2年間を乗り越え、現地の人々と共に活動するには、人間的な強さや協調性が必要ですね。
協力隊員に不可欠な5つの資質
特に、以下のような資質が求められる可能性が高いです。
- 異文化理解と適応力:自分の「当たり前」が通用しない環境を楽しみ、現地の文化や習慣を尊重できる力。
- コミュニケーション能力:言葉が通じなくても、ジェスチャーや笑顔で心を通わせようとする積極性。
- 主体性と問題解決能力:指示を待つのではなく、自ら課題を見つけ、どうすれば解決できるか考えて行動する力。
- 協調性と柔軟性:現地の人々や他の隊員と協力し、予期せぬ事態にも臨機応変に対応できる力。
- 忍耐力とストレス管理能力:物事がうまく進まなくても投げ出さず、心身の健康を自分で保つ力。
青年海外協力隊の隊員たちの中では有名なエピソードですが、実はITで派遣先まで渡航したのにパソコンが一切ない場所だったり、看護師で行った方が現地で治療・診断を求められたり、蓋を開けたら自分が今できることがなかった、なんて話をよく聞きます。
ですが、そんな隊員達も2年の任期で飛ばされているため、行ったからには何かしら貢献したいと思い彼らなりに毎日考え続け、どうにかできることを増やして行ったそうです。
黒板にキーボードを書き、タイピングから教え、子供達が大きくなった際にパソコンを使える機会を増やしていきました。
また、看護師は医者ではないので、治療や診断といった、医師の業務を代行することは絶対にできません
現地の医療スタッフと協力し、彼らの知識やスキルを最大限に引き出す努力を行い、2年後にはその隊員がいなくても医療がスムーズにまわるようになったそうです。
これまでの人生で身につけてきた知識や経験が現地で全く使えない!
そんな状況でも実は忍耐力や異文化を理解する適応力があれば、どんなことでも大体は乗り越えていけます。
そのため、青年海外協力隊の選考では知識や経験とは関係ない「自分自身の強み」も聞かれます。
こういった能力は、皆さんのこれまでの人生や仕事の中で、きっと発揮してきたことがあるはずです。
自分の経験を振り返り、これらの能力と結びつけてみましょう!
すべての土台となる「明確な動機」
そして、最も大切なのが「なぜ、協力隊に行きたいのか?」という明確な動機です。
- 「なぜ国際協力に関わりたいのか?」
- 「数ある選択肢の中で、なぜ青年海外協力隊なのか?」
- 「自分の経験を、現地でどう活かしたいのか?」
この問いへの答えが、応募書類や面接で熱意を伝える源泉となり、そして何より、困難に直面したときの皆さんを支える一番の力になります。
ぜひ、じっくりと自分自身と向き合ってみてください。
高校2年生のあの日から始まった、協力隊への夢。
そのすべては、プロフィールから!


ステップ解説①:応募書類で熱意を伝える!準備と提出の完全ガイド
「よし、応募しよう!」と決意を固めた際、次に待ち受けるのが、少し複雑に思える「応募書類」の準備ですね。



何から手をつければいいの?



どんな情報が必要?
そんな不安で、一歩が踏み出せない方も多いかと思います。
ですが、応募は正しい手順で一つひとつ進めていけば、決して難しいものではありません!
ここからは、公式ウェブサイトの膨大な情報の中から「絶対に押さえるべきポイント」を抜き出し、応募完了まで迷わず進めるよう、徹底的に深掘りしていきますので、是非最後まで読み進めて行ってください!
情報収集がカギ!JICA海外協力隊ウェブサイトの活用法と募集要項の読み解き方
応募準備の第一歩であり、最も重要なのが「公式情報の確認」です。
すべての答えはJICA海外協力隊の公式ウェブサイトにあります。
まずは公式サイトをブックマークし、応募期間中は毎日チェックするくらいの気持ちでいましょう!
最新の募集情報、募集中の要請(職種・派遣国)の探し方



自分に合う仕事はあるのかな?
そんな疑問は、公式サイトのトップページにある「募集情報」や「応募する」といったボタンから、最新の募集情報を確認できます!
そして、必ずチェックしたいのが「要請情報検索」のページです。
ここでは、皆さんの職種や経験、希望する国や地域で絞り込んで、どんな仕事(要請)が募集されているかを探せます。
春募集・秋募集が終了している時期も「検索実行」を押せばこれまでにどんな募集があったのか確認できますので、参考程度に是非みてみてください!
マイページ登録の手順と、応募に必要な情報の確認
応募を決めたら、まずは「マイページ」を作成しましょう!
メールアドレスを登録するだけで簡単に作成でき、以下のことが可能になります。
- 応募者調書(エントリーシート)の下書き保存
- 提出書類のアップロード
- JICAからの連絡の確認
早めに登録し、応募に必要な情報(個人情報、学歴、職歴など)の入力項目を一度確認しておくと、後で慌てずに済みます。



目標や夢が浮かんだら、20〜30分以内に小さな一歩を踏み出すことが成功の鍵だそう!
脳のやる気は短時間で冷めてしまうので、メモ・検索・連絡など“今すぐ動く”ことで実現に一歩近づきます。
思いついたら30分以内に動け。未来が変わるのは今この瞬間だ!
by 青年海外協力隊の誰かの名言
募集説明会や個別相談の活用
オンラインや各都道府県で定期的に開催される「募集説明会」には、ぜひ一度参加してみてください!
職員の方から制度の詳しい説明が聞けるだけでなく、協力隊経験者(OB/OG)のリアルな体験談を聞ける貴重な機会です。
私もこれまで5回以上行ったことがあり、運営ボランティアとしても数回参加させていただいておりますが、質疑応答の時間では、ウェブサイトだけではわからない疑問を直接解消できます。
また、「健康に関する個別相談」など、専門的な相談窓口も用意されているので、不安な点がある方は積極的に活用しましょう。
【最重要】応募者調書(エントリーシート)徹底攻略!自己PRと志望動機で合格を引き寄せる
応募書類の中でも、合否を左右するのが「応募者調書」です。
あなたの熱意と人柄、そして「なぜあなたでなければならないのか」を伝えるための最も重要な書類です。
各項目の書き方のポイント
職務経歴については、単に会社名や業務内容を羅列するのではなく、応募する要請に「どう活かせるか」を意識して書きましょう。
例えば、「〇〇の業務で、△△という課題を解決した経験」など、具体的な実績や成果を数字で示すと説得力が増します。
技術・経験の場合、資格やスキルはもちろん、コミュニケーション能力、問題解決能力、異文化適応力といった「ポータブルスキル」も強力なアピール材料です。
具体的なエピソードを交えて記述しましょう。
自己PRや志望動機は「なぜ協力隊なのか?」「なぜその国、その要請なのか?」を自分の言葉で深く掘り下げることが重要です!
皆さんの過去の経験と、応募する要請の内容をしっかり結びつけ、「私だからこそ、この要請でこのように貢献できる」という一貫したストーリーを作り上げましょう。
審査員に響く記述 vs NGな書き方
審査員は、私たちが2年間の厳しい環境で活動をやり遂げ、現地の人々と共に課題解決に取り組める人材かを見ています。
そのため、少しでも審査員の心に響く文章を作りたいですね。
まずは実際に例文で見てみましょう!
ペルソナ:60ヵ国を旅した旅行関係の仕事をしている「はるカタルーニャ」が、「職種:観光」で「行ったことのない南米へ」青年海外協力隊に行きたい場合
改善点のある例文改善点のある例文
世界60ヵ国を旅しましたが、南米にはまだ行けていません。
しかし、昔から南米の文化に強い憧れがあり、青年海外協力隊として現地の観光業に貢献したいです。旅行関係の仕事で培ったコミュニケーション能力を活かして、現地の人々と協力して頑張りたいです。
- 具体性の欠如:「60ヵ国旅した」という経験が、単なる「旅好き」のアピールで終わってしまっています。その経験から何を得て、どう活かせるのかが見えません。
- 受け身な姿勢:「貢献したい」「頑張りたい」という言葉だけでは、どのように貢献するのかという計画性や主体性が伝わりません。
- ありきたりな表現:「コミュニケーション能力」は多くの人が使う言葉です。具体的なエピソードがないと、審査員の印象に残りません。
- 「憧れ」だけでは弱い:「行ったことがないのに、なぜ?」という疑問に対して、「憧れ」だけでは理由として不十分です。熱意が空回りしている印象を与えかねません。
- 経験との繋がりが希薄:60ヵ国を旅した経験が、なぜ「南米」という結論に結びついたのか、そのプロセスが見えません。
良い例文
現職の旅行会社では、お客様の漠然とした「旅のイメージ」をヒアリングし、安全で付加価値の高い旅行プランを企画・提案することに従事しています。
この「旅行者の潜在的なニーズを汲み取り、魅力的な形にする企画提案力」は、本要請で求められている「地域の観光資源を活用した新たなツアー開発」で必ず活かせると確信しております。
また、世界60カ国を旅する中で、観光が地域経済を潤す一方で、過度な開発が現地の文化や環境を損なう事例も数多く見てきました。
その経験から、観光資源が豊かでありながら、これから本格的な開発を迎える地域でこそ、私の「持続可能で安全な観光を計画するノウハウ」が活かせると強く考えるようになりました。
南米大陸にはまだ行ったことはありません。
しかし、だからこそ私は、手つかずの自然と固有の文化が眠るこの地で、先入観なく現地の皆様の声に耳を傾け、ゼロから信頼関係を築くことができると考えています。
私の「多様な文化に対応してきたリスク管理能力」そして「旅行者目線でのマーケティングスキル」を活かし、現地の方々と共に「地域住民の暮らしと文化を守りながら、持続可能な収入向上に繋げるエコツーリズムの基盤を作る」という課題の解決に貢献したいです。
- 経験の一般化と応用:「60ヵ国の旅」から得た教訓を、「過度な開発の課題」という普遍的なテーマに昇華させ、「これから開発を迎える地域で貢献したい」という明確な目標を設定しています。
- 弱みを強みに転換:「行ったことがない」という事実を隠さず、「だからこそ、先入観がない」「ゼロから信頼関係を築ける」という、協力隊の活動で非常に重要視される資質(=現地への敬意、柔軟性)のアピールに繋げています。
- 貢献意欲の具体性:「なぜ南米か」という問いに、「大きな可能性を秘めた土地だから」と答えつつ、そこで自分のスキルを活かして具体的に何がしたいかを明確に示しています。
語学力証明書の準備と提出 – 種類・有効期限・提出方法
語学力は、現地での活動や生活の基盤となる重要なツールです。
苦手意識がある方も、まずは必要な条件を確認し、計画的に準備を進めましょう。
認められる語学試験の種類
英語であればTOEIC L&R、英検、TOEFL iBTなどが一般的です。
スペイン語圏ならDELE、フランス語圏ならDELF/DALFなど、英語以外の言語試験のスコアももちろん有効です。
公式サイトで認められている試験の種類を必ず確認してください!
必要なスコアの目安と有効期限
求められる語学レベルは要請によって様々で、Dランク(TOEIC 330点相当)が応募の最低ラインです。
ただし、これはあくまで目安です。
語学力不問の要請もありますが、高いスコアを持っていれば選考で有利になる可能性があります。
証明書の有効期限は、応募締切日から遡って2年以内など、募集回ごとに規定されています。
期限切れのスコアは使えないため、手元のスコアの有効期限を確認し、必要であれば早めに受験を計画しましょう。
提出のタイミングとオンラインでのアップロード方法
語学力証明書は、公式スコアシートをスキャン(または撮影)し、PDFやJPEG形式のデータでマイページからアップロードします。
応募締切日までに提出が必須ですので、結果発表までに時間がかかる試験は特に注意が必要です。
健康診断書の取得と提出 – 指定項目と医療機関選びの注意点
海外での2年間の活動を乗り切るためには、心身の健康が不可欠です。
健康状態も選考の重要な判断材料となります。
健康診断の受診時期と、指定された検査項目
健康診断は、必ず応募期間内に受診してください。
JICA所定の「健康診断書」の様式を公式サイトからダウンロードし、そこに記載されているすべての検査項目を受ける必要があります。
一般的な会社の健康診断や人間ドックでは項目が不足することが多いので注意が必要です。
診断書の様式と、提出までの流れ
※事前に電話で確認すると確実!
健康状態で気になることがある場合の事前相談の重要性
持病や既往症がある場合、隠さずに正直に申告することが大切です。
応募前に「健康に関する個別相談」を利用すれば、JICAの嘱託医に自身の健康状態で応募が可能か相談できます。
不安な方は必ず利用しましょう。
その他必要な書類とオンライン応募の最終確認 – 締切厳守!
- 応募者調書
- 語学
- 健康診断書
この3つが三大書類ですが、人によっては他にも必要なものがあります。
最後まで気を抜かずに確認しましょう。
職種や経験によって必要な資格証明書、免許証など
応募する要請に「必須」とされている資格(例:看護師免許、教員免許、学芸員資格など)は、その証明書のコピー提出が必要です。
自身の応募要請の資格条件を再度確認し、漏れなく準備してください。
オンライン応募システムでの入力・提出手順と、提出前の最終チェックリスト
すべての書類が揃ったら、マイページで最終提出を行います。
提出ボタンを押す前に、必ず以下の点を確認しましょう。
- 全ての必須項目を入力したか?
- 応募者調書の誤字脱字はないか?(声に出して読むのがおすすめ)
- 必要な書類(語学、健康診断、資格免許)のデータはすべてアップロードしたか?
- ファイル形式やサイズは指定通りか?
締切日時は日本時間で厳守です。1秒でも過ぎれば受け付けられません。
締切直前はサーバーが混み合い、アクセスできなくなるリスクも考えられます。
焦ってミスをしないためにも、締切日の2〜3日前には提出を完了させることを強くおすすめします!
ステップ解説②:いよいよ本番!選考プロセスを突破する完全攻略法
熱意を込めた応募書類を提出し、あとは結果を待つのみ…ではありません!
ここからが、皆さんの人間力と専門性が試される、本当の選考の始まりです。



書類選考では、一体どこを見られているんだろう?



面接でうまく話せるか不安…
書類を提出したからこそ、次々と湧き上がる新たな疑問や不安。
でも大丈夫です!選考プロセスには、それぞれ明確な「評価ポイント」と「対策」があります。
ここからは、一次選考(書類)から二次選考(面接)、そして合格発表までの全貌を徹底解説していきます。
皆さんの熱意と努力が正しく評価され、合格を勝ち取るための具体的な戦略をお伝えします!
一次選考(書類選考)– 評価ポイントと通過のための戦略
応募書類は、皆さんと青年海外協力隊との最初の接点ですね。
ここで「会ってみたい」と思わせることが、すべての始まりです!
審査員は、主に以下のポイントを見ています。
- 応募資格の充足度:年齢や必要な資格・免許などを満たしているか。
- 書類内容の整合性:職務経歴書と志望動機に矛盾はないか。
- 適性・資質:青年海外協力隊員に求められる柔軟性、協調性、ストレス耐性など。
- 経験・技術:応募する要請(仕事)で求められる専門性や経験を持っているか。
- 熱意・意欲:「なぜ協力隊なのか」「なぜその要請なのか」が、具体的に書かれているか。
通過の鍵は、「求められる人物像」と「自分」との接点を、具体的なエピソードで示すことです。
特に【ステップ解説①】で作成した「応募者調書」が勝負の分かれ目。
「役に立ちたい」という想いだけでなく、「私のこの経験が、この要請でこう活かせます」という貢献のビジョンを明確に伝えましょう!
第三者に読んでもらい、客観的な意見をもらうのも良いかもしれません。
一次選考の結果は、募集要項に記載された時期に、応募時に作成したマイページ上で発表されます。
メールで通知が届くわけではないので、発表期間中はこまめにマイページにログインして確認しましょう。
二次選考(人物面接)– 頻出質問と自己分析に基づいた効果的な回答術
書類選考を通過したら、次は面接です。
近年はオンラインでの個人面接が主流となっており、面接官はJICA職員や外部の有識者など2〜3名で、時間は30分程度のようです。
頻出質問とその意図
面接では丸暗記した答えではなく、自身の言葉で話せることが重要です。



自己紹介と志望動機を教えてください
面接官が知りたいこと:あなたの情熱と、応募書類との一貫性を見ています。
1〜2分で簡潔に話せるよう練習をしておきましょう!



あなたの長所・短所は何ですか?
面接官が知りたいこと:自己分析力と客観性。
短所は、それをどう克服しようとしているかをセットで話すと好印象です。



ストレスにどう対処しますか?
面接官が知りたいこと:途上国での厳しい環境への適応力。
具体的なストレス解消法を話しましょう。



これまでの人生で最も困難だったことは何ですか?
面接官が知りたいこと:問題解決能力と粘り強さ。
どう考え、どう行動し、何を学んだかを伝えましょう。
スキルや経歴だけでなく、面接官は「現地の人はこの人と一緒に働きたいと思えるか」も見ています。
ハキハキとした声、明るい表情、相手の目を見て話す誠実な態度を心がけましょう。
わからない質問には、知ったかぶりをせず「勉強不足で存じ上げません。帰宅後、すぐに調べます」と正直に答える方が好印象です。
逆質問の準備
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがかなり多いです。
これは絶好のアピールチャンス!「特にありません」は絶対にNGです。
【良い例】
【悪い例】
服装は男女ともにスーツが無難です。
オンライン面接では、背景は白い壁などシンプルな場所を選び、事前にカメラ映りやマイクの音声チェックを済ませておきましょう。
二次選考(技術面接・その他)– 専門性と実務経験をアピールするチャンス!
人物面接とは別に、職種によってはあなたの専門性を問う「技術面接」が実施されます。
「技術面接」では、応募した職種に関する専門知識や、これまでの実務経験について深掘りされます。
例えば、看護師なら臨床経験、PCインストラクターなら指導経験やトラブルシューティング能力などです。
単に「できます」と答えるのではなく、「どのような状況で(Situation)、どのような課題に対し(Task)、自分がどう行動し(Action)、どんな結果を出したか(Result)」というSTARメソッドを意識して、具体的な事例を交えて説明しましょう!
また、職種によっては、技術面接に加えて以下のような試験が行われることがあります。
- プレゼンテーション、実技試験(例:体育、PCインストラクターなど)
- 適性検査、小論文(例:青少年活動など)
これらの有無は募集要項に明記されています。
自分の応募職種に該当するものがないか、必ず確認しておきましょう!
選考結果の通知と合格後の手続き – 次のステップへ!
長い選考プロセスを乗り越えた先には、合格発表が待っています。
二次選考の結果も、一次選考と同様にマイページ上で発表されます。
合格者には「内定」の通知が届き、派遣国や派遣時期(例:202X年度1次隊)が内示されます。
内容を確認し、定められた期日までに内定を承諾するかどうかの手続きを行います。
合格はゴールではなく、新たなスタートです。ここから派遣に向けた準備が本格化します。
- 各種書類の提出:健康診断書の再提出、住民票や戸籍抄本の提出など。
- 派遣前訓練への参加:約70日間の語学や異文化理解を学ぶ合宿形式の訓練が待っています。
- 予防接種や旅券の準備
合格通知を受け取ったら、指示に従って一つひとつ着実に準備を進めていきましょう。
いよいよ、青年海外協力隊という皆さんの夢が現実になる時です!
ステップ解説③:夢への最終章!派遣前訓練と渡航準備のすべて
長い選考プロセスを乗り越え、ついに掴んだ「合格」の二文字。
しかし、喜びも束の間、すぐに次のステージ「派遣前訓練」が待っています。



約70日間の合宿生活って、一体どんな感じなんだろう?



語学に自信がないけど、ついていけるかな…



出発までに、他に何を準備すればいいの?
合格したからこそ見えてくる、新たな疑問や不安があるかと思いますが、派遣前訓練は、皆さんを「候補生」から、世界で活躍できる「協力隊員」へと成長させてくれる、かけがえのない時間ともいえます。
ここからは、訓練の全貌から出発直前の準備まで、皆さんが自信を持って世界へ飛び立つための情報を詳しく解説します。
JICA訓練所での共同生活 – 派遣前訓練の目的と概要
派遣前訓練は、約70日間にわたり行われる合宿形式の研修です。
その目的は、途上国での2年間の活動を乗り切るための基礎体力(語学力、知識、心構え)を身につけること。
全国から集まった同期と共に、濃密な時間を過ごします。
訓練は、長野県の「JICA駒ケ根訓練所」か福島県の「JICA二本松訓練所」のいずれかで行われます。
どちらも豊かな自然に囲まれた環境で、勉強に集中するには最高のロケーションです。
派遣される国や言語によって、どちらの訓練所に配属されるかが決まります。
訓練期間は約70日間で、平日は朝から夕方まで授業がびっしりと組まれています。
カリキュラムの約7割は「語学」が占めており、残りの3割で国際協力に関する講座や安全対策などを学びます。
まさに「協力隊員養成所」と言えますね。
派遣前訓練で何を学ぶ?語学・異文化理解・安全対策から専門技術まで
訓練は厳しいですが、その内容はどれも現地での活動に直結する重要なものばかりです。
そして、訓練の核となるのが実は語学!
英語、フランス語、スペイン語などのクラスにレベル別に分かれ、ネイティブ講師から集中的に学びます。
授業外の自習も必須で、多くの候補生が「人生で一番勉強した70日間だった」と語るほど。
最初は話せなくても、仲間と切磋琢磨する中で着実に力は伸びていきます。
また、そのほかにも国際協力論、異文化理解、健康管理、安全対策といった座学も行われます。
特に、事件や事故から身を守るための安全対策・危機管理の講座は、非常に実践的です。
厳しい環境で心を保つためのメンタルヘルスについても学びます。
生活の基本は寮での共同生活です。食事は3食、食堂で提供されます。
門限などの規則はありますが、週末や平日の夜には、ランニングをしたり、体育館で汗を流したり、同期と語り合ったりと、リフレッシュの時間も大切です!
訓練修了から出発まで – 最終的な渡航準備と心構え
約70日間の訓練を終えると、修了式を迎えます。
その後、出発まで約1ヶ月の一時帰宅期間に入り、最終的な渡航準備を行います。
国によってはビザ取得と予防接種が必要なところもあるため、JICAの指示に従い、準備を行いましょう!
荷物は航空会社の重量制限(例:23kgのスーツケース2個まで)があるため、取捨選択が重要です。
- 必須品:パスポート、ビザ、航空券、常備薬、PC、SIMフリースマホ。
- あると便利なもの:日本の調味料(出汁、味噌など)、愛用の文房具、趣味の道具(カメラ、楽器など)、日本の家族や友人との写真。
- 現地調達できるもの:ほとんどの衣類、シャンプーなどの日用品。荷物は最小限に抑え、足りないものは現地で買うくらいの気持ちでいるのがコツです。
青年海外協力隊で派遣中に、お休みの日とかは観光に行ってもいいそうです!
そのため、身軽に荷物を運べるバックパックなども用意しておくのも良さそうですね。


このバックパックは収納がかなり多く、背面にこっそりとセキュリティーチャックがあるのがポイント!
私が世界一周した時もこのリュックでアジア、ヨーロッパ、アメリカを旅してきました。
みなさんも是非現地での滞在をより快適にできるグッズを持っていってくださいね!
出発前に、役所へ「海外転出届」を提出するのを忘れないようにしましょう。
これを提出することで、日本での住民税や国民健康保険の支払い義務がなくなります。
その他、郵便物の転送手続きや運転免許証の期間前更新なども済ませておきましょう。
【Q&A】青年海外協力隊の応募に関するよくある質問
最後に、青年海外協力隊を応募するにあたり、よくある質問事項を【Q&A】でお答えします。
- 応募に年齢制限の上限はありますか?
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あります。応募時の年齢が20歳から69歳までの方が対象です。
以前は「青年海外協力隊(〜39歳)」「シニア海外協力隊(40歳〜)」と分かれていましたが、現在は制度が一本化されています。そのため、幅広い年代の方が「海外協力隊」として活躍しています。社会人経験を豊富に積んだシニア世代の方も、その知見を活かせる要請がたくさんあります。
- 学生のうちに応募することは可能ですか?その場合の注意点は?
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可能です。大学4年生や大学院生の方が在学中に応募するケースは非常に多いです。
卒業を前提とした応募になるため、派遣前訓練のスケジュールと卒業・修了時期が重ならないかを確認する必要があります。応募書類には「卒業見込み証明書」の提出が求められます。就職活動と並行して準備を進める方も多くいますが、計画的なスケジュール管理が重要になります。 - 社会人経験がない(または短い)のですが、応募できますか?
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応募できます。職種によっては、社会人経験を問わない要請もあります。
特に「青少年活動」や「コミュニティ開発」といった職種では、社会人経験の長さよりも、学生時代のボランティア活動やサークル活動で培ったリーダーシップ、コミュニケーション能力、熱意といったポテンシャルが重視される傾向があります。まずは「要請情報検索」で、ご自身の経歴で応募できる仕事がないか探してみることをお勧めします。 - 語学力に全く自信がありません。それでも挑戦できますか?
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挑戦できます。語学力に自信がない方でも合格の可能性は十分にあります。
要請の中には「語学力不問」のものや、求められるスコアのハードルが比較的低いものも多数あります。また、合格後には約70日間の派遣前訓練があり、そこで集中的に語学を学ぶことができます。もちろん、語学力が高ければ応募できる要請の選択肢は広がりますが、「語学力がないから」という理由だけで諦める必要は全くありません。 - 希望する職種の経験が浅いのですが、不利になりますか?
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一概に「不利になる」とは言えません。経験年数だけでなく、その「質」と「熱意」が重要です。
一度不合格になったとしても、それはあなた自身が否定されたわけではありません。不合格の理由を自己分析し、「次の応募までに語学スコアを上げる」「関連分野での実務経験を積む」といった目標を立てて再挑戦することで、合格に大きく近づけます。諦めない気持ちが大切です。
- 選考に一度落ちてしまっても、再応募はできますか?
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はい、何度でも再応募できます。実際に、複数回挑戦して合格を掴む方はたくさんいます。
一度不合格になったとしても、それはあなた自身が否定されたわけではありません。不合格の理由を自己分析し、「次の応募までに語学スコアを上げる」「関連分野での実務経験を積む」といった目標を立てて再挑戦することで、合格に大きく近づけます。諦めない気持ちが大切です。
- 応募してから実際に派遣されるまで、平均してどれくらいの期間がかかりますか?
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応募締切 →(約2ヶ月後)一次選考結果発表 →(約1ヶ月後)二次選考 →(約1ヶ月後)合格発表 →(数ヶ月後)派遣前訓練(約70日間)→ 派遣
例えば、秋募集(11月頃締切)に応募した場合、翌年の7月頃から訓練が始まり、9月〜10月頃に派遣される、といったスケジュール感になります。 - 帰国後のキャリアが不安です。何か支援はありますか?
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はい、JICAにはキャリアサポート専門の相談員がおり、手厚い支援体制が整っています。
帰国後の進路相談やキャリアカウンセリング、協力隊経験者向けの就職説明会などが実施されています。協力隊で培った問題解決能力や異文化適応力は、多くの企業から高く評価されており、その経験を活かしてキャリアアップする方も少なくありません。
まとめ:夢への一歩はここから!私たちの挑戦が世界を変える力になる
この記事では、青年海外協力隊になるための道のりを、以下のポイントに沿って網羅的に解説してきました。
- 応募するための基本条件と、協力隊員に求められる人物像
- 合格を引き寄せる応募書類(応募者調書)の書き方と準備のコツ
- 書類選考から面接まで、選考プロセスを突破するための具体的な戦略
- 合格後に待っている派遣前訓練の内容と、渡航までの最終準備
- 応募前に解消しておきたい、よくある質問へのQ&A
青年海外協力隊への道は、応募書類の準備から始まり、選考、そして派遣前訓練と、決して平坦な道のりではありませんでしたね。
しかし、その一つひとつのステップを乗り越えるたびに、私たちは確実に成長し、世界で活躍するための力を身につけていくはずです。
もし少しでも迷っているなら、まずは応募してみましょう!
きっと私たちのその小さな勇気が、誰かの未来を照らし、世界をより良い方向に動かす、大きな力になると思います。



¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!



¡Adelante!さあ、一緒に夢を叶えましょう!