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はるカタルーニャです。本日は「中東のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ヨルダン」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にヨルダンへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ヨルダンってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 アンマン(Amman)
・通貨 ヨルダン・ディナール(JD)
・時差 7時間日本より遅れている
※サマータイムありで4月から10月頃までは時差6時間となります。
・言語 アラビア語(英語も通用)
・電圧 220V、50Hz
・コンセント タイプA、タイプB、タイプBF、タイプC、タイプSEとホテルによって変わってくるそうです。
・面積 8.9万平方キロメートル(日本の約4分の1)
・気候 砂漠気候、ステップ気候、地中海性気候
・経路 アジア(バンコク)、中東各都市(ドバイ、アブダビ、ドーハ、イスタンブール)経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約17~19時間となっている。
・祝日 5月25日(独立記念日)
・産業 製造業、運輸・通信業、金融業、観光業
・挨拶 صبلح الخير(サバーフルヘイル)=おはようございます、السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)= こんにちは、أهلاً و سحلاً(アハランワサハラン)=ようこそ
言語
ヨルダンの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ヨルダンの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ヨルダンでは以下の言語が主に使われています。
- アラビア語
- 英語
公用語は「アラビア語」です。
またその公用語のアラビア語ですが、話し言葉としては「フスハー」と呼ばれるヨルダンの方言があります。
ちなみにヨルダンの国名の意味は、国土の西に流れているヨルダン川からきています。
英語は使えるの?
アラビア語が公用語となっているヨルダンですが、実は英語も少なからず通じます。
ヨルダンでは幼稚園児のころから、英語教育が始まるため話せる人はいますが、貧富の差により限られてきます。
そのため、首都や観光地は思ったよりも通じますが、郊外に出てしまうと英語が通じるのは珍しく、難民キャンプ内ではめったに話せる人はいません。
青年海外協力隊では、主に田舎地域で暮らすことになるため、アラビア語の学習が必要になりそうです。
気候・位置
「ヨルダン・ハシミテ王国」通称ヨルダンは、中東・西アジアに位置する立憲君主制国家で、「イスラエル」「パレスチナ暫定自治区」「サウジアラビア」「イラク」「シリア」と国境を接しています。
ちなみにイスラエルやパレスチナ暫定自治区とは、ヨルダン川と死海が国境となっています。
続いて気候に関して、ヨルダンは地域によって気候がかなり変わっていて、内陸部は「ステップ気候」、西部や地中海付近は「地中海性気候」そしてサウジアラビアやイラクの国境付近では「砂漠気候」になります。
東部は乾燥していますが森林高原が広がっており、オアシスや川があります。
ヨルダンの渓谷の東側は高原地帯となっており、首都アンマンやカラクといった都市もこの高地帯に位置しています。
ヨルダンの南部には「ラム山」があり、標高は1,754mと富士山の半分ほど、また最高峰は海抜1,854mの「ウンム・アッ=ダーミー山」となっています。
ヨルダンの南西端はアカバ湾に接しており、ヨルダンは様々な特徴を持った地域が数多くあるため、気候も地域によって変わりたくさんあるように感じますが、実は国土の80%は砂漠地帯に属しているため殆どが乾燥した土地ということになります。
ヨルダンには日本のように四季があります。
平均気温は、夏は30度超えることもあり、冬は氷点下まで下がります。
またほとんどが砂漠地帯なため、夏は雨もあまり降らず乾燥し、昼夜の気温差も激しくなっています。
一方西部に関しては、11月から3月に降水量が増え、山や首都アンマンにも雪が積もります。
衣服
では中東に国ヨルダンにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
アラビア語を話し、イスラム教が浸透している国となると、肌の露出を下げるためにスカーフをまいたり、男性はひげを生やし白い帽子をかぶっているようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
そんな中東の国ヨルダンの民族衣装には、「カンドーラ」や「ディジターシュ」という服があります。
頭からかぶり、肌の露出を防ぐ「カンドーラ」は男性のアラブ服です。
カンドーラという名称以外にも、「ガラベーヤ」や「ディジターシュ」と呼ばれることも多いようです。
ヨルダンでは「ディジターシュ」と呼ぶのが一般的なようですが、どの呼び方でもたいていは通じるみたいです。
一方ヨルダンの女性の民族衣装は、地域によって織物の織方や模様が異なります。
では、私たちがヨルダンに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
ヨルダンは夏が暑く、冬は寒い日本のような気候です。
では、月別の服装についてご紹介させていただきます。
3~4月は、日本と同じ春のような服装。主に薄手の長袖に上着があれば大丈夫ですが、4月の中旬にもなると日中はかなり厚くなるため半袖を持って行ってもよさそうです。
続いて5~10月は日本でいう夏。しかしながら、ヨルダンの夏をなめてはいけません。
平均気温は30度くらいですが、なんと暑い地域となると50度にも気温が上がることがあります。
湿度も高い地域もあり、蒸し暑くなりますが、日差しもきついことに加えて、文化を考慮してを露出するのは控えたほうがよさそうです。
そのため、半そでに肌を隠すためのスカーフなどを現地で購入し日よけ代わりに着用することをお勧めします。
11月は秋となり、ヨルダンに来るベストなシーズンとなっています。
平均最高気温が19度、平均最低気温は10度と日本の秋と同じくらいでしょうか。
薄手の長袖に上着など、春と同じような服装でよさそうです。
最後にヨルダンの冬である12月から2月について、とても冷え込み雨や山間部では雪が降ることもあるため雨具も必要です。
首都アンマンの冬の気温は、平均最高気温は11度から14度、平均最低気温は4度〜6度と日本の冬と同じくらいの寒さですね。
ヒートテックや厚手の上着があると快適に過ごせそうです。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
一日の中で時間帯によって気温差があるので、長期滞在の場合は半袖や薄手の長袖に加えて、普通の長袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着できる服を持っていきましょう。
最後に、肌の露出のみならず、女性は髪にも注意が必要です。
なるべく髪も見えなくなるようスカーフを巻き、男性も女性に比べてタブーは少ないですが、短パンなど過度な露出は避けてください。
代表的な食事
続いて、ヨルダンでの食事について。
ヨルダンで有名な主食は「ホブス」と呼ばれる丸みをおびた平たいパンです。
このアラブのパンにディップして食べたり、香辛料で味付けした挽肉を包んで焼いたり、乾燥させたものを砕いて、クルトンのようにサラダにトッピングして食べたりします。
またホブスには欠かせないお供が存在します。
それは「ムタッバル」と呼ばれ、ペースト状にした焼きナスを、ヨーグルトやレモン汁と混ぜあわせて作られた料理です。
ホブスをディップして食べるととてもおいしいそうです。
またホブスはひよこ豆をペースト状にしてニンニクやスパイス、オリーブオイルや塩などを混ぜたものとも一緒に食べます。
続いて「マンサフ」と呼ばれる伝統的なヨルダンの料理についてご紹介します。
マンサフは、客が来た時や祭り、そして特別な日の料理として食べられることも多く、羊肉やヨーグルト、様々なスパイス、そして塩コショウで味付けしたスープをコメにかけて食べます。
日本ではヨーグルトにコメは、中々ない組み合わせですが、ヨルダンは発行製品が多くヨーグルトはかなりの割合で料理に使われます。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
先ほどご紹介させていただいたように、ヨルダンには発酵食品が多いです。
その理由としては湿度が低いためで、発酵食品の中でもヨーグルトを使った料理が圧倒的に多く食卓に並びます。
ヨーグルトを使った料理で有名なのが「ムタッバル」です。
他にも「ラブネ」と呼ばれるヨーグルトの水分を飛ばした日本でいうギリシャヨーグルトのような物に塩やニンニク、ミントの葉を入れ、オリーブオイルを混ぜた料理があります。
「ヒヤールビラバン」は刻んだキュウリやミントの葉をヨーグルトに入れて食べる、ヨルダンのサラダです。
また「マンディ」呼ばれるアラブの国々でよく食べられるコメ料理があります。
佐奈ざまな種類のスパイス使ったピラフに、焼いた鶏肉をのせて食べます。
最後は皆さんが知っている料理「ケバブ(カバーブ)」について。
ヨルダンでもケバブはよく食べられており、羊肉や鶏肉をひき肉したものに様々な野菜、そしてスパイスを加えて作ります。
日本でいう焼き鳥のように、大きな角切りの肉を野菜とともに串にさして食べることもあるそうです。
住居
続いてヨルダンでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ヨルダンでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にヨルダン旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
ヨルダンの通貨は「ヨルダン・ディナール」です。
1ヨルダン・ディナール→160.08円(2021/12/7)で、過去5年の変動145.09円~165.67円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 水、500ml=0.28JD(約40円くらい)
- ストリートフード、1食分=1JDから(約160円くらい)
- 市内の食堂、1食分=2~5JD(約320円から800円くらい)
- 観光客向けのレストラン、1食分=8~15JD(約1,280円から2,400円くらい)
- ホステル、1泊=3.12JD(約500円くらい)
- 中級ホテル、1泊=28JD(約4,500円くらい)
- 5つ星ホテル、1泊=150JD(約24,000円くらい)
- SIMカード、月18GB=12JD(約2,000円くらい)
このように、ヨルダンの物価は日本と比べ安くなっております。
しかしながら、観光業に力を入れていることもあり、観光地のレストランではワインやビールが日本よりも高い金額で提供され、観光地などの体験型アトラクションも日本より高くなっているようです。
続いて治安についてですが、ヨルダンの治安は安定しております。
周辺国の情勢がかなり悪いため、不安定なイメージを持たれる方も多いですが、 ヨルダンの人々は親日家も多く、欧米やその他の国や地域と比べてスリなどの犯罪率も低くなっているため、生活しやすい環境となっています。
文化的特徴
青年海外協力隊としてヨルダンに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでヨルダンで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まず、ヨルダンのルールについて。ヨルダンには2つのタブーがあります。
1つ目は、現地の人々と会話をするときに、「イスラエル」という言葉。
イスラエルという言葉を使うと、周囲にいた人が振り向くくらい驚かれます。
ヨルダンではタブーな言葉なので声に出さないように注意してください。
2つ目は、「宣教師(ミッショナリー)」という言葉です。
パレスチナ社会ではキリスト教宣教師には市民権がないため、安全に生活するためにもこの2つの言葉を発することはタブーであると覚えていきましょう。
続いて、チップについてですが、中東にはチップの習慣はありませんでしたが、現在は欧米の影響により観光地では定着しつつあります。
そのため、周りを見てチップを払っているようであれば、置いていったほうがいいかもしれません。
そして最後はサインについて。
日本や数多くの国ではOKという意味をあらわす親指と人差し指をくっつけ丸くしたサインは、ヨルダンなどの国では「ぶっ飛ばしてやる」という過激な意味を持つサインです。
争いごとを避けるためにも、ヨルダンではむやみにOKサインをしないようにしてください。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
ヨルダンのある中東地域でヨーグルトなどの発酵食品がよく食べられることは全然知りませんでした。
様々な種類があり、おいしそうでしたね!是非食べてみたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!