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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「リベリア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にリベリアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】リベリアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 モンロビア(Monrovia)
・通貨 リベリア・ドル
・時差 9時間日本より遅れている ※サマータイムなし
・言語 英語(公用語),その他各部族語
・電圧 120V
・コンセント A2タイプ、B3タイプ
・面積 111,370平方キロメートル(日本の約3分の1)
・気候 多湿な熱帯気候
・経路 ブリュッセルやパリなどの他都市経由で片道最低23時間程
※直行便なし。乗り換えは1~3回。
・祝日 7月26日 独立記念日
・産業 鉱業(鉄鉱石,金,ダイヤモンド)、農林業(天然ゴム,木材)
・挨拶 英語
言語
リベリアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、リベリアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
「英語」が主に公用語とされていますが、他にもこんな言語が使われています。
- クペレ語
- ダン語
- ヴァイ語
- マンニカ語
- メンデ語
このようにリベリアでは多くの民族言語が使われており、実際には上記を含む28以上の各部族言葉が使われています。
ちなみに豆知識ですが、リベリアという国名は、ラテン語のLiber(自由な)から来ているようです。
英語は使えるの?
英語が公用語となっているものの、話したり書いたり出来るのは一部の人々に限られているようですので、しっかり現地語を学んでいくなどの対策をした方がよさそうですね。
気候・位置
「リベリア共和国」通称リベリアは西アフリカに位置し、北に「ギニア」、西に「シエラレオネ」、東に「コートジボワール」と国境を接し南は大西洋に面しています。
地形は内陸部に行くにしたがって標高が上がっていき、北部にある最高峰のニンバ山の標高は1,752m、国土のほとんどは「熱帯モンスーン気候」に属し、非常に高温多湿で沿岸部を中心に熱帯雨林が広がっています。
降水量は非常に多く、首都モンロビアの降水量は年5300㎜に達するが、内陸部では2000㎜程度にまで降水量は減少するようです。
主に4月~11月が雨季、12月~3月が乾季となっており、首都モンロビアのある沿岸部は、乾季の続く11月〜4月が最も過ごしやすい季節と言われていますが、12月〜2月頃にかけては、砂塵を含んだ季節風「ハマターン」が発生します。
「ハマターン」とは西アフリカ地域特有の貿易風のことで、サハラ砂漠の砂を巻き上げ、濃霧のように視界を砂で覆う現象のこと。
ひどい日には日中も薄暗くなる程なんだとか。
衣服
アフリカの服装ってなんだかとてもカラフルで露出が多くなるイメージを持たれる方が多いと思います。
しかしながら、そんなアフリカの国リベリアの方々が着ているのは西欧のブランドの服!
西欧人と変わらない服装をしており、リベリアのファッションとその他の世界から入ってきたファッションの区別は難しくなっているようです。
それでも、リベリアの人々はアフリカでデザインされ、地元で育てられた綿の衣装を身に纏うこともあるようです。
「お国の衣装」と呼ばれる非常に美しい典型的なリベリアの衣装、是非とも着てみたいですよね!
では、私たちはリベリアでどのような服装をしたらいいのでしょうか?
先ほども記載しましたが、リベリアの大半の地域は高温多湿なため、半袖シャツとパンツのような軽装がおすすめです。
道路は未舗装のところが多いので、スーツケースよりもバックパックが良いでしょう。
砂地や草木の多い場所を歩くのはなかなか疲れるものですので、長く歩くときには、サンダルではなくしっかりしたスニーカーなどの靴を履きましょう。
サンダルを履きたいシーンでは、アウトドア用などの底の厚いものが良いでしょう。また、日差しが強いので、つばのある帽子やサングラス、日焼け止めなどを持参することをおすすめします。
食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも持って行った方がよさそうです。
代表的な食事
続いて、リベリアでの食事について。
リベリアでは「キャッサバ芋」や「アブラヤシの油(パームオイル)」などがよく使われており、キャッサバ芋を餅状にした「フフ(フーフー)「ダムボーイ」「ジービー」などが主食となっています。
それらの主食とともに「肉(山羊肉、豚足などもポピュラー)」や「ヤム芋」「オクラ」「とうがらし」「ココナッツ」などを使い、「シチュー(なすシチューなど)」を食べるリベリアの食文化は典型的な西アフリカ式です。
ただし、同じ食べ物でもネーミングはアメリカ的なんだとか。
そしてリベリアの人々は朝食に「ファリーナ」という キャッサバをすりおろして乾燥させたものに、砂糖、ミルクを混ぜた甘いものを好んで食べるようです。
おいしそうですね。
他にもうれしい情報!なんとリベリアでは私たちが大好きな「コメ」も料理に使われています!
トマトや肉が入った炊き込みご飯である「ジョロフライス」や、刻んだモロヘイヤやプラトリーフという葉の混ぜ込みご飯である「チェックライス」、肉やコンソメで炊き込んだ「ドライライス」などなど、様々なコメ料理があるみたいなので食に関しては安心ですね。
またリベリアは579kmもの海岸線を持っているため、魚もよく食べられます。魚の主な調理法は「フライドフィッシュ(素揚げ)」のようです。
他にもリベリアでは自国で製造している飲み物もあります。中でもビールはなかなかの品質なのだそうです。
最後にひとつだけリベリアの食生活で気になることがあったとすれば「1日2食」という人が多いことです。
一日三食の私たちにとってはおなかのすく時間が長そうですね。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのか気になりますよね!
なんと、リベリアの地方に住んでいる民族の人々は野生動物の肉を好んで食べるみたいです!
基本的に、森の中で捕獲したものは何でも食べるようで、「サル」「シカ」「ネズミ」「リス」「アリクイ」「ヤマアラシ」「コウモリ」「ヘビ」「カエル」「トカゲ」などなど…その他家畜として飼っている「ニワトリ」「ヤギ」「ヒツジ」「ブタ」等も食べているみたいです。
またこれらの肉のことを総称して、現地では「ブッシュミート(Bush Meat)」と呼んでいるんだとか。
そしてそれらの野生動物の肉はしっかりと下処理をしたあと、焼いて燻製の状態にするようです。つまり丸焼き!
他にもアフリカらしくリベリアでは「虫」も貴重な食材となっています。現地の人は「ボコボウ」と呼ぶらしいです。
住居
では続いてリベリアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、リベリアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にリベリア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
首都に近い地域の一軒家だと年家賃200万のするんだとか…アジア感覚で調べてみたら思いのほか高くてびっくりしました。
また、首都では多くの住居が日本の建築物ほど丈夫さはないが、住めそうなマンションと家があります。
そしてなんと、マンバポイントにある高級ホテルともなると 1 泊税込み/朝食・洗濯サービス・インターネットアクセス付で US$160.00ドル(シングル)
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
リベリアの通貨は「リベリア・ドル」です。
100リベリアドル→63.64円(2021/05/15)で、過去5年の変動51円~130円となっているため、まあまあ変わりやすい印象。
物価については首都など観光地化された栄えた地域を含め、リベリア全体でみるとかなり高価格だと言われています。
例えば周辺国なら50円程度で食べられるような食事が500円程度したり、外国人向けのレストランではランチが1,500円程度したりというような感覚です。
クレジットカードについては、MASTERやVISAのブランドであれば、外国人用のホテルではほぼ通用するようです。
それ以外の場では現金が必要になりますが、アメリカドルを持参していけば、なんと両替せずともそのまま使用できるところもあるんだとか!
一般的には食事で3~4米ドル、安宿25~30米ドルとなっています。
ちなみに集落での食事は(ご飯とスープ)は大体、日本円にして140円で、サルを一頭の価格は700円程度らしいのでまあ安いのかな?(笑)
文化的特徴
青年海外協力隊としてリベリアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね。
ですのでリベリアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まず、リベリアには約16の部族がます。それに加え「アメリコ・ライベリアン」と呼ばれる、アメリカ合衆国の解放奴隷たちの子孫が2.5%カリブ諸国からの移民の子孫も2.5%おり、非アフリカ系の住民は「レバノン人」「シリア人」そして少数の「白人」も存在します。
そして驚くことにアフリカ系の黒人優位の観点から、これらの非アフリカ系の住民達はアフリカ系の黒人では無いため、選挙権が認められていません。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
ヨーロッパでの服装なども街中では普通に見かけられ、食文化に「コメ」が入っているなど私たちも暮らしやすい国だと分かった反面、内戦などによる治安の悪化が気になります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!