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はるカタルーニャです。本日は「東南アジアのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「マレーシア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にマレーシアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】マレーシアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 クアラルンプール
・通貨 リンギット
・時差 1時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語
・電圧 220V、50Hz
・コンセント タイプBF
・面積 約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍)
・気候 熱帯気候
・経路 成田や羽田空港からの直行便あり(コロナ前)で、所要時間は約7時間から
・祝日 8月31日(独立記念日)
・産業 製造業(電気機器)、農林業(天然ゴム、パーム油、木材)及び鉱業(錫、原油、LNG)
・挨拶 Selamat pagi(スラマッ パギ)=おはようございます、Selamat tengahari(スラマットゥンガハリ)=こんにちは(12~14時)、Selamat petang(スラマッ プタン)=こんにちは(14~日没)、Selamat malam(スマラマッ マラム)=こんばんは、Terima kasih(トゥリマ カシ)=ありがとうございます 、Minta maaf(ミンタ マアフ)=ごめんなさい
言語
マレーシアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、マレーシアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
マレーシアでは以下の言語が主に使われています。
- マレー語
- マレーシア語
- 広東語
- 福建語(閩南語)
- 潮州語
- 客家語
- 福州語
- 華語(標準中国語)
- タミル語
- 英語
公用語は「マレー語」か「マレーシア語」で、なぜ曖昧なのかというとマレー語にはインドネシア語などを含む場合があるためです。
マレー語には多言語が含まれているということにより、政府は「マレーシアの国語としてのマレー語」を「マレーシア語」と呼ぶことに定めたのですが、憲法などのことを踏まえてあくまでも国語は「マレー語」であると認識されているからです。
かつてのマレー語には固有の文字がなかったため、最初はアラビア文字を改良したジャウィ文字が使用されていましたが、現在はローマ字表記が一般的となっています。
またマレーシアには、昔中国南部からたくさんの人々が移ってきた影響が言語にも表れています。
それらの人々は華人と呼ばれ、彼らは「広東語」や「福建語(閩南語)」、「潮州語」や「客家語」、そして「福州語」などを母語として使っており、共通語には標準中国語である「華語」が使われています。
ほかにもインド系の人も多く存在し、「タミル語」が母語として使われています。
小中学校では民族別に彼らが使う言語に合わせてマレーシア語か中国語、タミル語のどれかを用いて教える工夫がとられており、いずれの学校でもマレーシア語と英語が必修科目となっています。
ちなみにマレーシアの正式名称はマレー語で「Malaysia」で、サンスクリット語の「山脈のある土地」を意味する「マラヤドヴィパ (Malayadvipa)」を語源としており、「ムラユ(Melayu)の国」という意味があります。
英語は使えるの?
英語学習が必須となっているマレーシアでは、ほとんどの場所で英語が通じることが多いです。
マレーシアは1967年まで英語が公用語とされていたこともあり、年配の方でも英語を話せる人は多く、また現在でも「準公用語」として日常的に英語が広く使用されています。
場所によっては英語より中国語のほうが通じることもあるようなので、派遣される地域の言語をあらかじめ学んでおければ少しは安心できそうですね。
中国語に関しては話せても書けないという人が多いようです。
気候・位置
マレーシアは、東南アジアに位置する連邦立憲君主制国家で、マレー半島南部およびボルネオ島北部からなり、「タイ」や「インドネシア」、「ブルネイ」とは陸上で、「シンガポール」や「フィリピン」、「ベトナム」とは、海を隔てて国境を接しています。
マレー半島南部は国土の4割を占めたいと国境を接し、ボルネオ島北部では6割を占め、インドネシアやブルネイと国境を接しています。
マレー半島は南北に740キロ、東西には320キロあり、ティティワンサ山脈が走っています。
一方ボルネオ島にはユネスコ世界遺産に登録された「キナバル国立公園」が存在し、また標高4,095メートルもある、マレーシアの最高峰「キナバル山」があります。
続いて気候に関して、マレーシアは「熱帯気候」に属していますが、海に囲まれていることもあり気温はそこまで上がりません。
1 年を通して気温は23度から33度に変化しますが、湿度に関しては年間を通して常に高く、4月から10月の「南西モンスーン」や、11月から3月の「北東モンスーンの影響」で年間降水量は2,500ミリにもなります。
衣服
では東南アジアの国、マレーシアにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
マレーシアの民族衣装には、「バジュ・クルン」と呼ばれる服があります。
バジュ・クルンは主にマレー系の民族衣装で、通学や通勤といった普段の生活を送る中でも着用されているため、マレーシアの街中ではよく着ている人を見かけます。
マレーシアにはイスラムの文化が根強く残っており、マレーシアの女性はイスラムの戒律に則った服装をする必要があります。
そのため、腕や足などが露出されず体のラインもあまり見えないような衣装を着用する人が多く、これらの特徴を持った衣装がバジュ・クルンと呼ばれています。
長袖のブラウスに、くるぶしまで届く長いスカートを組み合わせるのが一般的で、バジュ・クルンは地域によってデザインが異なり、様々な色のものがあります。
中でも鮮やかな色をしたバジュ・クルンはとてもかわいく、中にはビーズや刺繍、そしてキラキラと光るラインストーンなどの装飾が施されているものがあり、毎日のお出かけを彩ってくれます。
またマレーシアには中国系の民族も多く、彼らは「チャイナドレス」といった中国の民族衣装を特別な日などに着用します。
インド系の人々は「サリー」という南アジアの国で有名な民族衣装を着用します。
話を戻しますが、「バジュ・クルン」を着用する際にはセットで「トゥドゥン」と呼ばれるスカーフを頭に巻いていることが多いです。
バジュ・クルンとトゥドゥンの柄や色合いなどを考えてコーディネートし、日々のおしゃれに変化を与えてくれます。
一方マレーシアに男性の中でもマレー系に人々は普段シャツとスラックスを着用していることが多く、「バジュ・ムラユ」と呼ばれる民族衣装がありますが、これは金曜日の集合礼拝や改まった席に行く際に着用されます。
では、私たちがマレーシアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
マレーシアの気候は1年を通して日本の夏のような気温となっていましたね。
ですので、日本の夏に着る服装を持っていけばよさそうです。
イスラムの文化が根強く残る地域に滞在する場合は、女性は服装にルールがあるため肌の露出を控えたほうが良さそうですが、イスラム教でない人々も少なからず生活しているため無理してすべてを合わせる必要はなさそうです。
生活しながらどのくらいの露出なら大丈夫か少しずつ判断して服を選びましょう。
外となかでは気温差があるので、長期滞在の場合は半袖や薄手の長袖に加えて、フリースなどの重ね着できる服を持っていきましょう。
代表的な食事
続いて、マレーシアでの食事について、マレーシアで有名な主食は「ナシ」と呼ばれている「コメ」です。
マレーシアでは日本でよく食べられている日本米ではなく、マレーシアの在来種である「香り米」や「タイ米」がよく食べられます。
マレーシアの料理は、昔から現在に至るまで様々な民族と交流があったということに影響されています。
主にマレー系や中国系、インド系の料理に分けられますが、これら以外の民族の食材や調理法から影響を受けて融合した料理も多く存在しています。
マレー系の料理の特徴はココナッツなどの果物に加えて香辛料やハーブなどをふんだんに使い香り豊かで辛みのある料理が多いことです。
インド系の料理に関しては、主に南インドの料理が多く、特に有名なのはカレーで、こちらもココナッツが使用されていることが多く、ほかにも豆や野菜がふんだんに使われているという特徴があります。
カレーの種類としてはチキンカレーやフィッシュカレーに加えてイカカレーが一般的で、たくさんのスパイスが使われています。
最後に中国系の料理についてですが、こちらは福建料理や広東料理など料理が多くなっている一方で、マレーシアの食材や料理法の影響を受けた独自の料理が存在しています。
それは「ニョニャ料理」とも呼ばれ、中華料理の食材に香辛料ふんだんに使って調理した、見た目は中国系の料理ですが、味はマレー的なスパイスのきいた料理となっています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
マレーシアの代表的な料理といえば「サティ(サテー)」と呼ばれる牛肉や鶏肉などの串焼きです。
サティは鶏肉や牛肉、そして羊肉などの肉を香辛料に漬けてから串にさして炭火でじっくりと焼いて作ります。
最後に甘辛いソースをかけていただきます。
次に紹介するのはシンガポールなどでも名物料理となっている「チキンライス」について。
チキンライスは鶏肉を煮出して作った出汁を使いご飯を炊き、盛り付けの際に蒸した鶏肉をご飯の上に乗っけて完成です。
「ナシゴレン」はインドネシアなどでも食べられている南アジアの定番料理で、野菜やシーフードなどの具材と一緒にご飯を炒め、オイスターソースやニンニク、チリソースなどで味付けをしたマレーシア風の炒飯です。
屋台などでも人気の一品となっており、小魚やキュウリ、目玉焼きを乗っけて食べるのがマレーならではのナシゴレンとされています。
「ラクサ」はコメで作った麺を魚介ダシやスパイスなどで味付けした、ココナッツ風味のカレー麺です。
地域によって味が変わるため、様々なラクサを楽しむことができそうですね。
続いて中国の料理を紹介します。
中国系料理の代表として挙げられるのは「肉骨茶(バクテー)」と呼ばれるスープです。
肉骨茶は骨付きの豚肉をクコの実や高麗ニンジンといった数種類の漢方や薬草を混ぜて一緒に煮込んだスープで、かつての中国系移民の労働者がスタミナを補給するため食べていたとされています。
最後にマレーシアで人気のあるデザートについて、「Cendol(チェンドル)」と呼ばれるものがあります。
チェンドルは緑色のゼリーがかかった、日本でいうかき氷のようなデザートことで、かき氷のように削った氷の上にココナッツミルクやチェンドルと呼ばれる小豆、パームシュガー、米粉で作られた緑色のゼリーをかけていただきます。
日本のあんみつにも近いデザートで、1年中熱くなっているマレーシアでは人気のデザートとなっています。
お店ごとにトッピングが変わるため、様々なチェンドルを楽しむことができます。
住居
続いてマレーシアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、マレーシアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にマレーシア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
マレーシアの通貨は「リンギット」です。
1→27.19円(2022/1/23)で、過去5年の変動24.63円~28.30円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- グアバ、1個 約9リンギット=約244円
- マンゴスチン、1個 約2リンギット=約54円
- ドリアン、1個 約26リンギット=約707円
- ドラゴンフルーツ、1個 約5リンギット=約135円
- ミネラルウォーター、1.5リットル 約1.5リンギット=約40円
- コーラ、1.5リットル 約3.6リンギット=約97円
- 牛乳 約8リンギット=約217円
- タイガービール、330ミリリットル 約8.2リンギット=約223円
- ハイネケン、1瓶 約10.89リンギット=約296円
- ワイン、1本 約60~90リンギット=約1.631~2.447円
- ポテトチップス、1袋 約5.5リンギット=約150円
- 鶏肉、100グラム 約1.3リンギット=約40円
- 鮭、100グラム 約7リンギット=約180円
- 卵、30個 約13リンギット=約350円
- フードコート、1食 約7.8~15リンギット=約210~408円
- ランチ、1食 約40~60リンギット=約1,087~1,630円
- ディナー、1食 約80~120リンギット=約2,173~3,260円
- 中級ホテル、1泊 約91.92リンギット=約2,500円~
- 高級ホテル、1泊 約367.67リンギット=約10,000円~
このように、マレーシアの物価は日本と比べ安くなっており、だいたい日本の物価の半分から3分の1程度だと言われています。
しかしながら年々物価が上昇していることもあり、また全てが安くなっている訳ではありません。
輸入品やブランドなどは日本と同等、もしくはそれ以上となっている可能性もありますので、余裕もって行きましょう。
続いて治安についてですが、マレーシアの治安は他国と比べると比較的良くなっていますが、観光客に関しては主に都市部においてスリや置き引き、そしてひったくりなどが起きていますので、十分注意して行動しましょう。
また全ての地域で比較的治安が言い訳では無く、マレーシアのサバ州東側の島嶼部及び周辺海域並びに一部のサバ州東海岸には外務省が危険レベルをレベル3まで引き上げていますので治安は悪くなっています。
サバ州東海岸のうち、レベル3発出以外の地域もレベル2と危険レベルは高くなっていますので、この地域には近づかないようにしましょう。
これらの危険地域では、イスラム過激派組織「アブ・サヤフ・グループ(ASG)」等による外国人誘拐事件が発生しているため、他人事とは思わず安全に生活できるように心がけてください。
文化的特徴
青年海外協力隊としてマレーシアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでマレーシアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まず、イスラム教では左手は不浄なものとされています。
そのため、もしイスラム系の方と食事や挨拶をする際には左手を使わないようにしましょう。
また、初対面での挨拶で、異性だった場合には握手を求めないようにしてください。
マレーシアで挨拶をする際は、軽く握手をしてからそのまま自身の手を左胸あたりに軽く付けます。
南アジアでも同じような文化がありましたが、マレーシアでは頭をなでるのはタブーとなっていますので気をつけてください。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
見た目は中華なのに味はマレー系の調理ってとても気になりますよね。
チェンドルも一緒に是非食べてみたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!