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はるカタルーニャです。本日は「太平洋のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ミクロネシア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にミクロネシアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ミクロネシアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 パリキール(1989年11月、コロニアから遷都)
・通貨 米ドル
・時差 2時間日本より進んでいる ※サマータイムなし
・言語 英語の他、現地の8言語
・電圧 120V、60Hz
・コンセント タイプA、タイプB
・面積 700平方キロメートル(奄美大島とほぼ同じ)
・気候 熱帯雨林気候、熱帯モンスーン気候
・経路 グアムを経由するルートが一般的で、ヤップまでの飛行時間は合計4時間半程度、チュークとポンペイまでが5時間程度、コスラエへまでが7時間半程度。
※直行便なし。乗り換え時間により全体的な時間は変わります。
・祝日 5月10日(独立記念日)
・産業 水産業、観光業、農業(ココナッツ、タロイモ、バナナ等)
・挨拶 ヤップ語→Mogethin(こんにちは)、Kefel(さようなら)、Kammager(ありがとう)
言語
ミクロネシアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ミクロネシアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ミクロネシアでは以下の言語が主に使われています。
- ナウル語
- コスラエ語
- チャモロ語
- パラオ語
- ヤップ語
- ヌクオロ(ヌクロ)語
- カピンガマランギ(カピラマランギ)語
- ウォレアイ語
- ポンペイ語
- ユリシー語
公用語は英語ですが、地域によって言語が変わり、ミクロネシアの南東部においては「ナウル語」や「コスラエ語」のようなミクロネシア諸語が広く日常会話で使われています。
また、スペインやドイツ、日本、アメリカに支配されていた歴史もあり、それらの言語から多くの借用語彙が誕生しています。
ちなみに日本語からの借用語は「ナッパ」「ハラマキ」「ジドーシャ」などがあるそうです。
英語は使えるの?
ミクロネシアでの公用語は英語で、共通語としても使われているためほとんどの場所で英語が通じるそうです。
とても安心ですね(^^)
気候・位置
「ミクロネシア連邦」通称ミクロネシアは、オセアニア・ミクロネシア地域に位置する共和制国家で、「マリアナ諸島」の南東、「パラオ」の東、「マーシャル諸島」の西、「パプアニューギニア」の北、北東にあります。
またミクロネシアは607の小さな島々と環礁からなる島嶼国で、東・西カロリン諸島という名称でも知られています。
数多くの島がミクロネシアにはありますが、人が住んでいる有人島はわずか65しかないそうです。
続いて気候に関して、ミクロネシアはおもに海洋性の「熱帯雨林気候」となっています。
年間の平均気温は26〜28℃でほとんど一定の気温、温暖で降水量も多く、年間平均湿度は80%と多湿です。
また西部のマリアナ諸島には少しだけ乾季が存在し、その時期は「熱帯モンスーン気候」に分類される地域もあります。
主に雨期が4月~12月で、乾季が1月~3月となっており、乾季には貿易風の影響で風の強い日が多くなります。
なんとポンペイは世界で2番目に雨量の多い地域とも言われていて、年間降水量が約10,000ミリもあるんだとか。
衣服
太平洋に浮かぶTHE南の国であるミクロネシア…
そんな南国の国にはどのような伝統衣装があるのでしょうか!
ミクロネシアに住む「ヤップ」の女性は「ラバラバ」と呼ばれるトップレスの腰布を纏うそうです。
色鮮やかなストライプ生地を手織りし作るそうで、島によって巻き方が異なります。
またラバラバには数多くの種類があり、ハイビスカスの繊維や、ヤシの葉などで編んだもの、バナナの繊維や木綿糸で手織りしたものなどがあるんだとか。
一方男性は「スー」と呼ばれる日本で言うなればふんどしのような物を身につけます。
こちらも島によって着付けが異なるそうです。
他にも「チュークドレス」と呼ばれるゆったりとしたカラフルな柄のワンピースも好まれ、色は数多く存在し、胸部にはレースやスパンコールなどの装飾が施されているのもあります。
普段着以外にも正装として、冠婚葬祭にも着用されるそうなので、ミクロネシアに行ったら一着は購入しておきたいですね。
最後に「ポンペイスカート」と呼ばれるポンペイ島独特のスカートがあります。
現地では「ウロース」とも呼ばれ、女性の普段着として一般的に着用されている他、こちらも冠婚葬祭などで正装としても使われるそうです。
他にもおしゃれとして「マラマル」という、島に咲く美しい草花で編んだ花冠が存在し、女性だけではなく男性もかぶります。
続いて、私たちがミクロネシアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
先ほど気候を調べた際に、ミクロネシアは年間を通じてほとんど気温が変わらず、温暖ですごしやすいことがわかりました。
それを踏まえて、あまり気温が下がらないこともあり、ミクロネシアでは日本の夏服だけで過ごすことができます。
服装も規則やマナーはあまり求められないため、基本的に軽装を持って行けば十分ですが、日焼けやアウトドアを楽しみたい方などは、帽子やサングラス、日焼け止めなどを持って行った方が良さそうです。
またホテルやショップなどでは冷房が効きすぎていることもありますので、羽織り物など持って行った方が安心できます。
最後に、食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、ミクロネシアでの食事について。
ミクロネシアの主食はおもに「タロイモ」や「パンの実」です。
しかしながら、最近ではアメリカやオーストラリアなどから輸入される「コメ」も主食となりつつあり、他にもインスタント食品などが日常食として食べられています。
また食文化に関しては、周辺の島国と同様にスペインやドイツ、日本に加えてアメリカとさまざまな国の植民地を経験した影響で様々な国の食文化が混ざり合っています。
現在はアメリカの影響を強く受け、食料のほとんどを輸入に頼っています。
最初に主食としてあげた「パンの実」は、昔ヨーロッパ人が食べたときに「パンの味がする」といったことが名前の由来となっていると言われ、日本人は芋に似た味と感じるそうです。
また生魚は薄切りにして、ピリ辛ソースをつけて食べ、他にもカニやハマグリ、豚肉、ココナッツもよく食べられます。
他にも調味料で醤油やレモンをタレに使う料理があり、本当に様々な国の影響が食事に見られます。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
料理で有名なのは、鶏のもも肉を醤油やレモン汁、お酢や砂糖で作った「つけダレ」につけて焼き上げたチキンです。
ミクロネシア連邦のコスラエは柑橘類の名産地としてとても有名で、日本などからの移住者たちがもたらした醤油と地元の文化がミックスされたこの料理は喪黒根シアの名物料理となっています。
また「サカオ」と呼ばれるドリンクがあり、こちらはポンペイの人々が好んで飲むそうです。
胡椒科の木の根を叩いた後、ハイビスカスの葉でくるみ抽出します。
サカオにはアルコール成分は入っていませんが、麻酔性があるため気分が気持ちよく沈むような神秘的な体験をすることができるんだとか。
調味料としては、「ポンペイ・ペッパー」と呼ばれる、辛いばかりではなくて、香りと風味がとても豊かな物があります。
他にもデザートにはフルーツがよく食べられ、バナナ、ココナッツ、マンゴー、パイナップル、パパイヤといった南国フルーツが多いです。
あまり海外のマーケットでは出回っていない「サワーサップ」や「ブレッドフルーツ」「ローカルレモン」などがたくさん自生しているため、こちらもよく食べられています。
またバナナはかなり種類が多く、その中でも「カラチバナナ」は栄養価が高く、最近では世界で注目を浴びているそうです。
住居
続いてミクロネシアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ミクロネシアでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にミクロネシア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリで、観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
またミクロネシアのヤップの村々には「ぺバイ」や「ファルー」と呼ばれる集会場があります。
「ペバイ」は村の公民館のような場所で、村の男性、女性に加えて子供も、それぞれの目的をもって集まります。
「ファルー」は海岸に建ち、村の船着場や男性の作業場、そして仕事の伝習所のような役割を果たしているため、現在でも女性は近寄ることができないんだとか。
またヤップの伝統建築は釘が使われておらず、「ぺバイ」や「ファルー」が建つ広い石の土台は先祖代々伝わる大切なものなんだそうです。
物価と治安
ミクロネシアの通貨は「アメリカ合衆国ドル」です。
1 アメリカ合衆国ドル→112,32円(2021/10/11)で、過去5年の変動103,10円~117,90円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、水1500mlで1米ドルくらい、食事5~10米ドルくらい、安宿50~80米ドルくらいとなっている模様。
普通に安くないので、青年海外協力隊に行く前に貯金を少なからずしていった方が良さそうですね。
またミクロネシアにはチップの習慣はありませんが、ホテルで特別な用事を頼んだ時、心づけを渡してもいいでしょう。
続いて治安についてですが、ミクロネシア連邦の治安は比較的良好と言われています。
外国人観光客を狙った凶悪な犯罪は少なく、観光も安全ですが、いくら安全といっても海外にいることを忘れずに基本的な旅のルールは守りましょう。
特にスリやひったくりには要注意です。
財布はしっかりとバックの下に入れて、鞄も抱え込むように注意して持ち歩きましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてミクロネシアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでミクロネシアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まず最初は、文化について、ミクロネシアのコスラエ州では、教会が人々の生活に強い影響力を持ちますが、チューク地方では、現在でも氏族関係が重要な要素を持っているそうです。
またミクロネシアで最も「伝統的社会制度」を持つのはヤップ族で、今も厳しい身分制度が残っているので注意が必要です。
一方伝統的な面では、ミクロネシアには、たくさんの口頭伝承が存在しています。
その口頭伝承では、昔話を歌などにして伝えます。
その一部は貴重な音楽遺産でもあり、伝統音楽は世代を経て受け継がれています。
そしてなんとヤップ州では道路悪くのにも注意が必要なんだとか!
その理由としては、ヤップでは人の名前=土地の名前ともなっており、家に加えて、畑や山、海に至るまでが相続されます。
そのため、ヤップの島のほとんどが私有地になっているそうです。
またヤップには伝統的な生活の知恵を後世に残すために、毎年3月1日にヤップデイが開催されます。
ヤップデイの会場ではヤップ島各地の村から出される伝統的な踊りが、2日間にわたって披露され、他にも農産物や海産物の品評会を行ったり、ココナッツの皮むきやバスケット編みの競演などが行われたりします。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
ミクロネシアは小さくとも数多くの島から成り立っているため、それぞれで異なった興味深い文化がありましたね!
ヤップデイ是非とも参加してみたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!