青年海外協力隊の派遣国

【ニジェールってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!

はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ニジェール」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にニジェールへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】ニジェールってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 ニアメ(Niamey

・通貨 西アフリカCFAフラン

・時差 時間日本より遅れている ※サマータイムなし

・言語 フランス語(公用語)、ハウサ語等

・電圧 220V、50Hz

・コンセント Type A、Type B、Type C、Type D、Type E、Type F

・面積 1,266,700平方キロメートル(日本の約4倍)

・気候 気候

・経路 ドバイやパリなどを経由する経路が一般的

※直行便なし。乗り換えは1~3回。ドバイを経由した場合、所要時間は最低でも20~22時間ほど。

・祝日 12月18日(共和国の日)

・産業 農牧業、鉱業

・挨拶 フランス語

 

言語

ニジェールの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ニジェールの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

ニジェールでは以下の言語が主に使われています。

  • フランス語
  • ハウサ語
  • ジェルマ語
  • フラニ語

このうち公用語は「フランス語」のみとなっていますが、日常的にはフランス語よりハウサ語やジェルマ語、フラニ語を含む各民族言語が話されています。

ちなみにニジェールの正式名称はフランス語で、République du Niger(レピュブリク・デュ・ニジェール)で、国内を流れるニジェール川が国名の由来とされています。

 

英語は使えるの?

ニジェールでは、英語が話せる人はあまりいないようです。

公用語であるフランス語もあまり通じず、主に公職に就いているニージェル人のみ、ハウサ語、ジェルマ語、フランス語と、3つの言語を使い分けられるようです。

その中でもまれに英語を話せる人がいるんだとか。

 

気候・位置

「ニジェール共和国」通称ニジェールは、西アフリカにサハラ砂漠南縁のサヘル地帯に位置する共和制国家で、「アルジェリア」「マリ」「ブルキナファソ」「ベナン」「ナイジェリア」「チャド」「リビア」と国境を接しています。

地形は基本的に南に向かうほど標高が低くなりますが、ニジェール中央のアイル山地および北端のリビア国境の山地を除いてはおおむね平坦な地形です。

最高地点はアイル山地の「イドゥカル・ン・タジェ山 (別称バグザン山、標高2022m) 」で、最低地点はニジェール川の標高200mとなっています。

 

続いて気候に関して、ニジェールは「乾燥地帯」に位置し、年間を通じて流水があるのは国土南西部を流れるニジェール川のみです。

ニジェールの気候は北部に行くほど乾燥しており、北部・中部を中心に国土の5分の4をサハラ砂漠が占めています。

以前記載したマリ共和国も国土の何割かサハラ砂漠となっていましたが、ニジェールもかなりの割合を占めていて驚きました。

 

また南部は全域が「サヘル地帯」に属しており、「ステップ気候」となっています。

サヘル北部は降水量が150mから300㎜ほどと少なく、農耕は不可能となっていますが、わずかに育つ草を利用して遊牧が行われています。

サヘル中部は降水量が300mから600㎜ほどとなり、天水農業ができ、牧畜も行われています。

 

南下するほど降水量は増加していき、ベナン国境に近いニジェールの最南部は全国土の1%ほどにすぎませんが、降水量が600mから750㎜ほどとなり農業が盛んです。

雨季は南に行くほど長くなるが、おおよそ6月~9月が雨季に当たり多湿となります。

2月にはサハラ砂漠から非常に乾燥した季節風「ハルマッタン」が吹き込むため気温が下がり、また砂塵がひどくるそうです。

 

ちなみにニジェールの首都であるニアメでは 1 年を通して気温は17度~41度に変化しますが、15度未満または43度を超えることは滅多にありません。

現在の日本では夏42度超すこともあり、冬は氷点下を記録するので、気温差は日本の方がありますね。

 

衣服

アフリカの服装ってなんだかとてもカラフルで露出が多くなるイメージを持たれる方が多いと思います。

そんなアフリカの国ニジェールには「ブーブー」と呼ばれる民族衣装があります。

男性のブーブーは一般的に胸の部分に刺繍がしてあり、上下繋がったものの上にさらにズボンをはきます。

 

一方女性のブーブーはとてもカラフルで、上下の色と生地を合わせるのが一般的となっています。

またさらに違う布で頭から全身を包み込みます。

男性のブーブーは形が同じような物しかなく色と刺繍の模様が変わるくらいですが、女性のブーブーは男性のものより多種で派手なものが多く刺繍のデザインもいろいろあるそうです。

 

では私たちがニジェールに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

実は民族衣装を常に着ているイメージのあるアフリカですが、現在のアフリカで民族衣装を常に着ているのはごく少数の民族のみ。

大抵は日本人も着ているような洋服を着ています。

 

またニジェールは地域によって気候や気温が変わってくるようなので、それに併せて日本から着やすい服を持って行くのが良さそうです。

また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

一日の中で時間帯によって気温差があるので、半袖、上着、フリースなどの重ね着を前提に服を準備してください。

 

代表的な食事

続いて、ニジェールでの食事について。

西アフリカに位置する国のほとんどは、かつてフランス領だったためニジェールを含むそれらの地域では「キビ」「米」「キャッサバ」「ソルガム」「トウモロコシ」「ヤム芋」「雑穀」「豆」が主に主食として使われます。

またそれらの主食とともに、ピーナッツペーストやトマトソース、オクラなどを使ったシチューが食卓に並びます。

 

他にも羊肉や牛肉を内臓と一緒に焼いた「ナマ」という食べ物も良く食べるそうです。

加えて、ニジェールの料理は様々なスパイスが用いられることでも有名です。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは、「ダンブンダコプト( Danbou nda Kopto)」で、これは「クスクス」と呼ばれる小麦、コメ、ヒエ、トウモロコシなどで作られる主食とモリンガの葉を混ぜた料理です。

次に「マサ(Massa)」について、コメ粉で作った甘くない揚げパンのようなものです。

 

スパイスで有名なこともあり、マサには少しピリ辛な香辛料をつけて食べます。

続いて「チェチェナ」と言う料理についてです。

これはササゲ豆をコロッケのように揚げたものでフランスパンに挟んで食べます。

 

最後に「モリンガのサラダ」についてです。

ニジェールの料理はモリンガがよく使われるようで、ピーナッツソースと絡めて食べるそうです。

サラダにそんな濃いソースかけたら逆に健康的ではなくなってしまうのではないかと思いましたが、なんとモリンガの葉は栄養価は高いがめっちゃ苦いため味の濃いソースをかけないと食べられないそうです。

 

住居

続いてニジェールでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ニジェールでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にニジェール旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。

 

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

 

物価と治安

ニジェールの通貨は「西アフリカCFAフラン」です。

1 西アフリカCFAフラン→0.20円(2021/08/31)で、過去5年の変動 0.17円~0.21円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • 水1500ml、500CFAフラン=約98円
  • 屋台(どんぶり飯)、250 CFAフラン=約49円
  • 安宿、5000~8500CFAフラン=約980円~1680円

安いですね!しかしながら輸入品などは割高になっているようなので、短期滞在の場合はシャンプー等持って行った方が良いかもしれません。

続いて治安についてですが、とても悪くさらに北緯15度より北のエリア一帯が危険区域となっているようです。

首都ニアメを除くほぼ全域で、外務省危険情報の「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」及び「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」が発出されています。

 

もし訪れることがあったとしたらかなりの警戒が必要です。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてニジェールに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでニジェールで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

ニジェールでは9月中旬頃、家畜を連れた人々が「塩の平原」に集まり結婚や子供の誕生を祝う祭りを行います。

 

中でもウォダベ遊牧民、通称ボロロ族による「ゲレウォール」と言う行事はとても興味深いです。

内容は男性の美しさを魅せるイベントで、男性がメイクをして美を競い、それを女性が選ぶというものです。

白目や白い歯が強調される地域もあれば、赤い顔料を塗った男性達によるゲレウォールもあります。

 

また女性が「美男子」を選ぶ基準の中に、美しいだけでなく「背が高い」というのも重要なようです

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

ニジェールの民族衣装である「ブーブー」、是非着てみたいですね。

また、スパイスの効いたニジェール料理も味わってみたいです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

-青年海外協力隊の派遣国

Copyright© はるカタルーニャ , 2024 All Rights Reserved.