青年海外協力隊の派遣国

【パキスタンってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「南アジアのカントリーカフェ」となっております!

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早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「パキスタン」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にパキスタンへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】パキスタンってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 イスラマバード

・通貨 パキスタン・ルピー

・時差 4時間日本より遅れている
※サマータイムはありません

・言語 ウルドゥー語(国語)、英語(公用語)

・電圧 230~240V、50Hz

・コンセント タイプB、タイプC、タイプD

・面積 79.6万平方キロメートル(日本の約2倍)

・気候 砂漠気候、ステップ気候、温帯夏雨気候

・経路  アジア(北京、バンコク、ドバイ、イスタンブール)経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約12~14時間から

・祝日 8月14日(独立記念日)

・産業 農業、繊維業

・挨拶 سلام وعليکم(アッサラームアレイクム)=こんにちは、شکريا(シュクリア)=ありがとう、مھر بانی(コーイーバートナヒーン)=どういたしまして、معاف کي جيے گا(Maaf kii dschiye ga)=ごめんなさい

 

言語

パキスタンの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、パキスタンの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

パキスタンでは以下の言語が主に使われています。

  • ウルドゥー語
  • 英語
  • パンジャーブ語
  • シンド語
  • カシミール語
  • コワール語
  • パシュトー語
  • バローチー語
  • ブラーフーイー語
  • ブルシャスキー語

公用語は「ウルドゥー語」と「英語」で、ウルドゥー語は国語としての役割を果たしており共通語ともなっています。

他にも「パンジャーブ語」や「シンド語」、「カシミール語」や「コワール語」などのインド語群に属する言語に加えて、イラン語群に属する「パシュトー語」や「バローチー語」、そして「ブラーフーイー語」と呼ばれるドラヴィダ語族や「ブルシャスキー語」という孤立した言語などがあります。

国語となっているウルドゥー語ですが、ウルドゥー語を母語として使っている人口はなんとパキスタン全人口の1割となっており、地域や民族によって様々な言語を使っています。

 

英語も公用語として使われていますが、母語が異なる者同士が意思の疎通を図る場合は、ウルドゥー語を用いることが多いんだとか。

ちなみにパキスタンの正式名称は「اسلامی جمہوریہ پاکِستان」で、ウルドゥー語とペルシア語「清浄な国」を意味しています。

 

英語は使えるの?

公用語として使われているパキスタンの英語ですが、ほとんどの初等中等教育はウルドゥー語で行われているため、英語が話せる人はそこまで多くありません。

一方で憲法や公文書は英語で書かれており、全ての高等教育機関が英語を教授言語としているため、裕福な家庭などでは英語を話せる人がぼちぼちいるんだとか。

 

気候・位置

「パキスタン・イスラム共和国」通称パキスタンは、南アジアに位置する連邦共和制国家で、東に「インド」、西には「アフガニスタン」、南西に「イラン」、そして北東には「中国」と国境を接しています。

またオマーンとも海上で国境を接しており、世界で5番目に人口の多い国でもあります。

パキスタンの北部にはカラコルム山脈とヒンズークシ山脈が連なり、「ケーツー(K2)」と呼ばれる標高8,611mの山があります。

 

国土の中央にはスライマン山脈が南北に走っており、カイバル峠はアフガニスタンと、大インド砂漠(タール砂漠)はインドとの国境となっています。

南部にはカッチ大湿地存在し、北部高地からアラビア海に向けてインダス川が流れています。

続いて、パキスタンの気候について、パキスタンには日本と同様四季が存在し、日本が春を迎える3月から5月は、パキスタンでは高温乾燥の春となります。

 

6月から9月は高温多雨でモンスーンの影響より風が吹く夏となり、10月から11月は気温が徐々に下がり季節が移り替わる秋となり、12月から2月になるとかなり寒い乾燥した冬を迎えます。

気候帯としては中部と南部が「砂漠気候」、北部は「ステップ気候」で、北部の山岳地帯は「温帯夏雨気候」となっています。

首都であるイスラマバードでは5月から7月に夏を迎え、この季節になると湿度も気温もかなり高くなります。

 

なんと最も暑くなる6月に45度を超すこともあるそうですよ。

主に8月から10月にかけてモンスーンとなり、夜間などで雷雨が多くなるそうです。

冬は気温が下がり寒く感じますが、春を迎える3月から4月には気温が暖かくなり街の花がたくさん咲きだすため、色鮮やかな風景を見られるんだとか。

 

衣服

では南アジアの国、パキスタンにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

パキスタンの民族衣装には、「ジュンロ」と呼ばれる服があります。

ジュンロはパキスタン北部にある山岳地帯のコヒスタン地方に住んでいる、コヒスタン族の若い女性が着る民族衣装で、幅が広くなっている袖と、ボリュームのあるスカートが特徴的です。

 

美しくかわいらしいビーズやボタンなどの装飾が施されており、それらには着ている人を守るという意味があるんだとか。

ほかにも「サルワール・カミーズ」と呼ばれる民族衣装があり、こちらは国民的なパキスタンの民族衣装とされています。

サルワール・カミーズは男女ともに着用できる衣装で、男性のサルワール・カミーズは「カミーズ」と呼ばれるシャツに「サルワール」とよばれるズボンを合わせて着用します。

 

女性の場合は、男性のに加えて「ドゥパッター」と呼ばれるストールも併せて着用します。

一般的なサルワール・カミーズはパジャマのような形をしており、ゆったりと着用できるようになっています。

日本でいう「パンジャビ・ドレス」や「パンジャビ・スーツ」とも呼ばれている衣装に近く、地味なものも多かったようですが、最近ではカミーズに装飾や刺しゅうを施したおしゃれなものまであるそうです。

 

では、私たちがパキスタンに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

地域によって気候が異なり、特に標高の高い場所では気温が低くなるため、派遣される場所に合わせた服装を持ってい行く必要があります。

一般的には春から秋にかけては夏服や長袖のシャツに加えて、1年を通して一日の中で時間帯によって気温差がある地域もあるので、長期滞在の場合は半袖や薄手の長袖に加えて、普通の長袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着できる服を持っていきましょう。

 

冬は冷え込むためダウンや厚手の上着、ヒートテックなどもあったら安心かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、パキスタンでの食事について、パキスタンで有名な主食は「小麦」や「コメ」です。

主に小麦は「チャパティ」と呼ばれる小麦粉を水で練って丸くした後に薄くして焼いたもので、ほかにもナンなどにしても食べられます。

「コメ」は日本で食べられる日本米とは違い、インドなどで食べられるインディカ米が主に食べられます。

 

またパキスタンの料理にはインドの料理と似通った点も多いほか、イラン系民族やムスリムの影響も受けています。

パキスタンの料理には香辛料がふんだんに使われているため、香り高くスパイシーな味付けになっているという特徴があることに加えて、油を多く含んだ料理も見受けられます。

地域によっても味付けは変わり、パキスタンの東部では味が濃かったり、スパイシーだったりしますが、一方西部や北部に関してはマイルドな味付けになっているんだとか。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは「チキン・ティカ・ボティ」と呼ばれる料理で、鶏肉に香辛料をふんだんにかけてから、焼いて作ります。

次は「コフタカレー」と呼ばれる、肉や魚で作ったお団子の入ったカレーについて。

 

インド同様みずみずしく、日本のカレーのようなドロッとした感じはありません。

日本でいうなればスープカレーのようなもので、スパイスがたくさん入っている割にはさらっと食べられるそうです。

「ムルグチョレー」はパキスタンの定番メニューともなっているカレーで、チキンやひよこ豆を使って作ります。

 

煮込む際に使用するのは水ではなく、トマトのピューレで、ナンと一緒に食べるとすごくおいしいそうです。

最後にデザートについて、パキスタンでとくに有名なデザートは「サブダナ・キール」と呼ばれるタピオカ入りの温かいスイーツで、パキスタンを代表するスイーツとして知られています。

お米で作ったディングの中には、たくさんのタピオカが入っており、温かいデザートなため冬に食べるのがおすすめです。

 

ほかにも「ラスグラ」と呼ばれる小麦粉とふくらし粉を団子状にした後に、甘いシロップに漬けて食べる定番デザートや、「ガージャルカハルワー」と呼ばれるすりおろした人参と牛乳やカルダモン、そして砂糖と一緒に煮込んで作るデザートなどがあります。

 

住居

続いてパキスタンでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、パキスタンでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にパキスタン旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

パキスタンの通貨は「パキスタン・ルピー」です。

1パキスタン・ルピー→0.65円(2022/1/19)で、過去5年の変動0.64円~1.09円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • 水、1500ミリリットル 約30パキスタン・ルピー=約20円
  • 夕食、1食 約100パキスタン・ルピー=約65円
  • 安宿、1泊 約120~250パキスタン・ルピー=約78~160円
  • ビール、1本 約200パキスタン・ルピー=約130円
  • ジュース、1杯 約10パキスタン・ルピー=約6円
  • お菓子、1袋 約10~20パキスタン・ルピー=約6~25円
  • 歯ブラシ 約15~190パキスタン・ルピー=約10~122円
  • 石鹸 約10~100パキスタン・ルピー=約6~65円

このように、パキスタンの物価は日本と比べ安くなっています。

しかしながら、値段に合った品質ということもあり、日本のクオリティを求めたらもっと高くなる可能性もあります。

また輸入品などは日本と同等、もしくはそれ以上になることもありますので注意してください。

 

続いて治安についてですが、パキスタンの治安は全体を通してもよくありません。

パキスタンの各地でイスラム過激派勢力によるテロが多発しており、外務省が出している危険レベル(コロナウイルス感染危険レベルとは別です)に最大のレベル4が出されている地域もあります。

レベル4は退避勧告で、アフガニスタンとの国境付近一帯、ロチスタン州のクエッタ市に出されています。

 

他にもレベル3に該当する地域も多く、テロ組織の活動が非常に活発な地域では外国人旅行者が誘拐・殺害される事件も発生しています。

国内も危険レベル2以上と高いため、渡航は控えたほうがよいでしょう。

スリや置き引きなどの犯罪も多く、武装強盗団による強盗や偽警官による詐欺事件もあとが立たないようです。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてパキスタンに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでパキスタンで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

まず、パキスタンの交通状況についてですが、車は日本と同じで左側通行となっています。

 

また走っている車の9割以上が日本車となっており、見かけることが多いかもしれません。

挨拶に関しては男同士は握手して抱き合って挨拶し、女同士なら頬に交互にキスをするのが一般的で、男女のあいさつでは、抱き合ったりはしません。

パキスタンの女性は、家族以外の男性に話しかけたり一緒に座ったりすることはほとんどないため、気を付けましょう。

 

食文化に関しては、日本と同じく一般的に1日3食となっていますが、夕方になると、地元のベーカリー作った焼き菓子や揚げ菓子などと共に、家族で集まりチャイを飲むことが多いです。

また、左手は不浄な手とされているため、右手だけで食べるようにしましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

おいしそうな料理がたくさんあるパキスタンですが、治安には心配しかありませんね。

日本車がたくさん走っているということなので、車の運転は安心できます。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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