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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「パナマ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にパナマへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】パナマってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 パナマシティー
・通貨 バルボア(硬貨のみ)、米ドル
・時差 14時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 スペイン語
・電圧 110V、60Hz
・コンセント タイプA、タイプB
・面積 75,517平方キロメートル(北海道よりやや小さい)
・気候 亜熱帯気候
・経路 アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約19~31時間から
・祝日 11月3日(独立記念日)
・産業 第3次産業(パナマ運河運営、コロン・フリーゾーンを経由しての中継貿易、国際金融センター、便宜置籍船制度、観光、商業、不動産業等)
・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
パナマの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、パナマの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
パナマでは以下の言語が主に使われています。
- スペイン語
- ジャマイカ英語
- クナ語
公用語は「スペイン語」で、国民の大多数が母語として話していますが、アフロ・アンティーリャスなどには「ジャマイカ英語」を話す人々や、先住民の中には「クナ語」を話す人もいます。
ちなみにパナマの正式名称はスペイン語で「República de Panamá(レプブリカ・デ・パナマ)」で、先住民であるクエバ人の言語で「魚が豊富」という意味を持っているとされています。
英語は使えるの?
パナマでは高学歴者や観光地化された地域では英語がよく通じるようです。
また、アメリカ英語とイギリス英語の一部が混ざっているジャマイカ英語をアフロ・アンティーリャスなどではよく話され、地域によって英語が通じたり、通じなかったりと様々です。
しかしながら、地方や先住民の数でいる地域に行くとなると英語はほとんど通じないことがありますので、公用語であるスペイン語を少なからず覚えておくのが安心できそうです。
気候・位置
「パナマ共和国」通称パナマは、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置する共和制国家で、北西に「コスタリカ」、南東は「コロンビア」、北は「カリブ海」、そして南は「太平洋」に面しています。
パナマは10の県に分けられていて、首都は「パナマ市」です。
また国土の約78%は山地や丘陵となっており、全体を通して山脈が多く、低地では熱帯雨林が広がっています。
熱帯雨林に関して、パナマの東部のダリエン地方には、アメリカ大陸に残された最大規模の熱帯雨林と湿地帯があり、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
最高峰は「バル火山」で、標高は3,475mと高く、隣国であるコスタリカの近くに位置しています。
河川の約500ほど存在し、中でも「チュクナケ川」は231kmで国内最長の川となっています。
パナマではかつて国土の9割以上が森林となっていましたが、2000年には森林面積が約39%にまで低下しています。
そのうちの約23%は色々な自然保護区に指定されていて、また世界全体でも10位以内に入る自然保護大国ともなっています。
続いて気候に関して、パナマは1年のうちであまり気温の変化はありませんが、高温多湿で雨季と乾季に分けられ、「亜熱帯気候」に属しています。
乾季は12月中旬〜4月、雨季は5月〜12月中旬まで続き、1日中雨が降り続く日本の梅雨とは違って、パナマではスコールと呼ばれる激しい雨が午後に数時間降ります。
パナマ国内の全体的な年間降水量は約2,000〜3,000ミリと多く、またパナマシティでは1,500〜2,000ミリ、カリブ海側ではなんと3,000〜5,000ミリにも達します。
最も暑い時期は2月から5月で、1日の最高気温は32度を超え、平均最低気温は25度となります。
また最も寒い時期は9月から12月までで、1日の平均最高気温は30度未満ですがそれでも暑く、平均最低気温は24度となっています。
衣服
では北米・中南米の国、パナマにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
パナマの民族衣装には、「ポジェラ」と呼ばれる服があります。
ポジェラは女性が身につける伝統衣装で、ブラウスとロングスカートが基本的なスタイルとなっています。
この民族衣装はスペインによる植民地時代に伝わりましたが、年月を経てスペインやラテンアメリカの国々との違いが現れ、様々な色と刺繍が施されています。
とても複雑な模様が描かれるため、その制作には8ヶ月以上かかることも少なくはなく、またブラウスには宝石が散りばめられ、髪には亀の甲羅とパールを使って作られた髪飾りを身につけます。
主に祭りや地元のイベント、カーニバルやお祝い事の際にこの民族衣装は身につけられます。
男性の民族衣装としては「フォーマル・モントゥノ」と呼ばれる服が存在し、白い長袖シャツと黒い長ズボンが一般的なスタイルとなっています。
それに加えて「ソンブレロピンタオ」と呼ばれる黒いラインの入った麦わら帽子や、「チャカラ」という小さな斜め掛けバック、そして「チネラス」という白と黒色をした靴を合わせます。
では、私たちがパナマに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
パナマは赤道付近に位置しているため、年間を通して高温な気候となっていましたね。
そのため、パナマでは日本の夏に着るような服装を持っていくとよさそうです。
しかしながら、朝晩は冷え込んだり、レストランやお店では冷房が効き過ぎていることもあるため、薄手の上着や羽織物を持っていきましょう。
また、西部の山岳地帯では、他の地域よりも気温が下がるため、徳に朝晩は長袖やセーターといった防寒具が必要になることもあります。
雨季にはかなり雨が降るため雨雲忘れないようにしてください。
最後に、食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、パナマでの食事について、パナマで有名な主食は「お米」です。
日本で食べられている日本米とは違い、パナマのお米は日本のお米よりも長く、インディカ米と呼ばれる種類のお米が一般的となっています。
また炊き方も異なり、パナマでは水と油を一緒に炊き上げます。
パナマでは、米に合わせて肉や豆が一緒に食べられることが多く、そのほかにもトウモロコシや芋、鶏肉や魚を使った料理もよく食卓に並びます。
料理はスペインによる植民地化の影響より、スペイン料理やコロンビアといった中南米の料理と似ています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのは「タマレス」と呼ばれる国民的な料理について。
タマレスは粉状にしたトウモロコシの粉を練り上げて、鶏肉やレーズンと共にバナナの葉っぱで包み茹でた料理で、家庭により具材が変わり、トマトやその他の野菜が入っていることも多くあります。
とうもろこしの優しい甘みが口に広がるため、コーンケーキとも呼ばれているそうです。
次に紹介するのは「グアチョ」と呼ばれるパナマのソウルフードについて。
グアチョは鶏肉やキャッサバ、ご飯、そしてイカや貝といったシーフードを一緒に煮込んだ具がたくさん入っている料理です。
こちらも家庭によりレシピが変わり、地域によってはシーフードを使わないところもあります。
見た目はカレーのように黄色く、日本人の口のも合いやすい栄養たっぷりな料理となっています。
「サンコーチョ」はパナマを代表する有名な料理で、骨つきの鶏肉で作ったスープです。
続いてパナマで有名な飲み物について紹介します。
パナマでは「チチャ」と呼ばれる果物のジュースを水で薄めて砂糖を足したドリンクがとても人気です。
チチャに使われるフルーツはパインやオレンジ、バナナやマンゴーといった南国フルーツで、甘いものが大好きなパナマ人にはなくてはならない国民的なドリンクとなっています。
最後にパナマで人気のあるデザートについて紹介します。
パナマでは「アロス・コン・レチェ」と呼ばれるお米と牛乳を使ったデザートがあります。
中南米でよく食べられているデザートで、お米と牛乳を合わせるって思うとなんだかびっくりしてしまいますが、スペインで食べた時には甘くてドロドロとしていて美味しかったです。
住居
続いてパナマでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、パナマでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にパナマ旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
パナマの通貨は「アメリカ合衆国ドル」です。
1ドル→129.27円(2022/5/14)で、過去5年の変動103.24円~130.57円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 米、1キロ 約1.5ドル=約193円
- 卵、12個 約2ドル=約253円
- 鶏肉、1キロ 約7ドル=約904円
- 牛肉、1キロ 約10ドル=1,290円
- りんご、1キロ 約3.6ドル=465円
- バナナ、1キロ 約1.4ドル=180円
- じゃがいも、1キロ 約1.7ドル=約219円
- 国産ビール、500ミリリットル 約79セント=約102円
- 輸入ビール、330ミリリットル 約2.6ドル=約336円
このように、パナマの物価は日本と比べそこまで安いとは感じません。
物にもよりますが少し安いくらいの印象です。
また、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、パナマの治安は地域によりますが悪い方だと思います。
外務省はダリエン県、エンベラ自治区、コロンビアとの国境地域などに海外危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)を出しており、また首都であるパナマ市やその他の地域にも危険レベル1(十分注意してください)を出しています。
銃器を用いた殺人等の凶悪犯罪や、コロンビアとの国境付近では麻薬の密輸が行われていてかなり危険ですので、危ない地域には立ち入らず、一人で行動しないなど十分注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてパナマに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでパナマで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
パナマの文化は先住民の文化やアフリカ、そしてスペインの文化が混ざっています。
パナマにはチップの習慣はありませんが高級なホテルなどでは渡した方がいい時もあります。
マナーとして、教会に入る際は帽子を外し、短パンやミニスカートなどは避けましょう。
また、パナマでは屋内施設での喫煙は全面的に禁止されていますので、注意してください。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
お米が主食であるパナマの食文化はとても嬉しいですね。
長い年月をかけて作り上げられた美しい刺繍の施されているポジェラもぜひ着てみたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!