青年海外協力隊の派遣国

【パラグアイってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「パラグアイ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にパラグアイへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】パラグアイってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 アスンシオン

・通貨 グアラニー

・時差 13時間日本より遅れている
※サマータイムはありで、サマータイムが実施される10~3月は12時間の時差となります

・言語 スペイン語、グアラニー語(ともに公用語)

・電圧 220V、50Hz

・コンセント タイプA、タイプC

・面積 40万6,752平方キロメートル(日本の約1.1倍)

・気候 亜熱帯性気候、温帯性気候

・経路  アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約30〜35時間から

・祝日 5月14日(独立記念日)

・産業 農業、製造業(自動車部品など)、電力

・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして

 

言語

パラグアイの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、パラグアイの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

パラグアイでは以下の言語が主に使われています。

  • スペイン語
  • グアラニー語
  • ドイツ語

公用語は「スペイン語」と「グアラニー語」で、国民の約94%は「グアラニー語」を話すことができ、また「スペイン語」も75%の国民によって話されています。

一方で、パラグアイの全人口の約2.5%に当たる16万人は「ドイツ語」を話していると言われています。

ちなみにパラグアイの正式名称は、スペイン語で「República del Paraguay(レプブリカ・デル・パラグアイ)」で、日本での正式片仮名表記は「パラグァイ」となっていますが、通常は「パラグアイ」や「パラグワイ」などと表記されています。

 

パラグアイの由来は、パラグアイに流れる大きな川であるパラナ川で、「パラグアイ(Paraguay)」はグアラニー語で「大きな川から」を意味していたため、名付けられたと言われています。

その他、「鳥の冠を被った人々」を意味するという説もあります。

 

英語は使えるの?

パラグアイではグアラニー語やスペイン語、ごく稀にドイツ語を話す人がいますが、基本的には英語が通じないと思って行った方がいいでしょう。

首都近郊の中級レベル以上のホテルやレストランでは通じることも多いようですが、あまり観光地化されていないため英語を使う機会がパラグアイにはなく、英語を話せる人はごくわずかとなっているため、会話程度のスペイン語を覚えていきましょう。

 

気候・位置

「パラグアイ共和国」通称パラグアイは、南アメリカ中央南部に位置する共和制国家で、東と北東は「ブラジル」、西と北西には「ボリビア」、南と南西は「アルゼンチン」と国境を接する内陸国となっています。

パラグアイは首都と17の県に区分され、また国土は広大な「パラグアイ川」によって「東パラグアイ(Paraguay Oriental)」と「西パラグアイ(Occidental Paraguay)、そしてチャコと呼ばれる地域に分かれます。

人工の約97%は森林丘陵地帯となっている東パラグアイに住んでおり、この地は丘陵と平原が交錯する地形で、森林と肥沃な大地より構成されています。

 

また東部にあるアマンバイ山脈はブラジルとの国境となっています。

一方西部は大草原地帯でかなり人口が少なく、アルゼンチンとの国境となっているピルコマヨ川が流れています。

パラグアイの森林面積は約780万ヘクタールで、国土の約20%を占めるるほどです。

 

続いて気候に関して、パラグアイは全体的に「亜熱帯性気候」で、一部「温帯性気候」となっています。

平均気温は17~24.5度で、夏季の11~3月には30℃以上になることもあります。

高温多湿で夏はかなり暑く降水量も多いですが、冬は暖かいため過ごしやすくなります。

 

衣服

では北米・中南米の国、パラグアイにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

パラグアイの民族衣装には、「ニャンドゥティ」と呼ばれるドレスがあります。

ニャンドゥティはグアラニー語で「蜘蛛の糸」という意味を持ち、主に民俗舞踊や、アルパと呼ばれる小型のハープの演奏の際に着用されます。

 

一つ一つ時間をかけて施された刺繍はとても美しく、ニャンドゥティに華やかさを足しています。

また「アオポイ(ao po’i)」と呼ばれる衣装もあり、こちらは綿でできた生地に刺繍を施したもので、服だけでなくテーブルクロスやカーテンにも使われています。

公共の場でもアオポイを着ることが多いため、パラグアイに行ったら一枚買って持っておくのもいいかもしれません。

 

風通しも良く、暑い夏にはぴったりな衣装のようです。

では、私たちがパラグアイに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

パラグアイには季節の移り変わりがあるため、その季節に合わせた服装を持っていく必要があります。

 

夏は日本と同じ40度を超える日もあるため半袖や短パンといった涼しい服装を、一方冬になると特に山間部では雪が降ることもあるため防寒具が必要になってきます。

また朝晩で気温の変化が大きい日も多くあるため、重ね着できる上着なども持っていきましょう。

パラグアイは9月から10月が春と言われ、平均最高気温は27〜29度、平均最低気温は16〜19度と温暖で過ごしやすい気候となっています。

 

そのため薄手の服装を持っていくのが良さそうですが、朝晩は冷え込むことがあるため長袖の上着といった防寒具を持っていきましょう。

11月から3月は夏となり、気温も平均最高気温が31〜34度、平均最低気温は21〜22度とかなり暑く、また高温多湿なため日本の夏をイメージして行った方がよさそうです。

4月はパラグアイの秋となり、平均最高気温は約23~25度、平均最低気温は約14~16度と春と同じく過ごしやすい気候となっています。

 

最後に冬は5月〜8月で、ところにより標高の高い地域などでは積雪がありますが、基本的には温暖で服装もそこまで厚くしなくて大丈夫そうです。

冬である5月でも半袖で過ごせる日もあるようなので、高山地帯に行かないならそこまで荷物は嵩張らないかもしれません。

また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、パラグアイでの食事について、パラグアイで有名な主食は「キャッサバ」です。

キャッサバはパラグアイでは「マンジョッカ」と呼ばれ、食感も味も良い芋です。

マンジョッカは普段粉にしてからチーズと一緒に「チーパ」と呼ばれるパンにしていただきます。

 

チーパはラテンアメリカで食べられるパンで、ブラジルでは「ポンデケージョ」、ボリビアでは「クニャペ」と呼ばれています。

パラグアイでは肉を好んで食べることが多く、それによって上がった血圧を下げるために、グアラニー人から受け継がれてきた飲み物である「マテ茶」を頻繁に飲みます。

またビタミンも豊富なため健康にも良く、国民に愛されたドリンクとなっています。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは「アサード(Asado)」と呼ばれる、パラグアイを含むラテンアメリカで有名な料理について。

アサードは元々ガウチョと呼ばれるカウボーイの食文化で、肉を岩塩や胡椒といったシンプルな香辛料を使いながら焼き上げて作ります。

 

「ミラネッサ(Milanesa)」は「ミラノ風」という意味を持つ、薄いカツのことで、豚ではなく牛肉や鶏肉が主に使われます。

薄く切ったお肉にパセリなどで味付けをし、卵とパン粉をつけてから油で揚げて完成です。

パンに挟むことも多いらしく、日本で言うカツサンドのようなものでしょうか。

 

「アルボンディガス(Albondigas)」はパラグアイ風の肉団子のことで、トマトソースで煮込まれたミートボールは想像するだけで美味しそうですね。

「カルド・デ・ガジーニャ(Caldo de Gallina)」はペルーなどでもよく食べられている鶏のスープのことで、主に鶏肉とじゃがいもが一緒に煮込まれています。

最後に紹介するのは、パラグアイで有名なドリンクについて。

 

先ほども紹介しましたが、マテ茶は「テレレ(Terere)」とも呼ばれ、食後に飲むことによってさっぱりすることができるため、頻繁に飲まれます。

日本でいるラーメンと黒烏龍茶のような関係ですかね。

 

住居

続いてパラグアイでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、パラグアイでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にパラグアイ旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

パラグアイの通貨は「グアラニー」です。

1グアラニー→0.019円(2022/5/10)で、過去5年の変動0.015円~0.021円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • バナナ、12本 約5,300グアラニー=約100円
  • 玉ねぎ、1キロ 約2,600グアラニー=約50円
  • お醤油、500ミリリットル 約10,500グアラニー=約200円
  • ごま油、320ミリリットル 約31,600グアラニー=約600円
  • 海苔、100枚入り 約68,500グアラニー=約1,300円
  • 一番安い一品のみですと400円くらいですが、本格的なレストラン料理となると1,600円から3,000円以上はいきます
  • 安宿、1泊 約42,140グアラニー=約800円
  • ランチ(食堂)、1食 約10,500グアラニー=約200円

このように、パラグアイの物価は日本と比べ、一般市民の食料品価格は非常に安くなっています。

しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

続いて治安についてですが、パラグアイの治安は全体的に見ればそこまで悪くありませんが、地域によってはかなり悪くなっています。

 

アマンバイ県内の県境付近、コンセプシオン県などの地域に、外務省は海外危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)を出している他、首都アスンシオン市及びその周辺地域などにも危険レベル1(十分注意してください)が出されています。

コンセプシオン県などでは、反政府武装グループが、誘拐・殺人等の凶悪犯罪を引き起こしていることに加えて、アスンシオン市や、ブラジル、そしてアルゼンチンと国境を接する一部地域では、麻薬組織の抗争や強盗等の犯罪に巻き込まれる危険性がありまますので、十分注意して行動する必要があります。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてパラグアイに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでパラグアイで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

パラグアイの文化はスペインとグアラニーの文化を根に持っているため、国民の大半はスペイン語とグアラニー語のバイリンガルで、さまざまな文化や伝統があります。

 

学校の行事や春の祭りなどでは、必ずといっていいほど伝統的な歌とダンスが披露され、中でも女性が踊るボトルダンスは、頭の上にワインボトルや瓶をのせて行います。

また、パラグアイの朝はとても早く、なんと朝の7時から仕事や学校が始まります。

スペインの文化を根に持つ国らしく、昼休憩は2時間ほどあり、午後はゆっくり過ごしているようです。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

パラグアイの人々の大半はバイリンガルってめちゃくちゃすごいですね。

美味しそうな肉料理の多いパラグアイで、それと共に本場のマテ茶も飲んでみたいです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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