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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ペルー」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にペルーへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ペルーってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 リマ
・通貨 ヌエボ・ソル
・時差 14時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 スペイン語(他にケチュア語、アイマラ語等)
・電圧 220V、60Hz
・コンセント タイプA、タイプC、タイプSE
・面積 約129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)
・気候 気候、気候、気候
・経路 カナダやヨーロッパ、そしてアメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約21〜30時間
・祝日 7月28日(ソル)
・産業 製造業、石油・鉱業、商業、農業、建設業
・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
ペルーの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ペルーの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ペルーでは以下の言語が主に使われています。
- スペイン語
- ケチュア語
- アイマラ語
公用語は「スペイン語」で、人工の大部分がこのスペイン語を使っています。
他にも一部地域では「ケチュア語」や「アイマラ語」が使われており、特に山岳地帯に住む先住民の多くは普段ケチュア語を話しています。
また、ペルー南部にあるチチカカ湖沿岸の地域ではアイマラ語がよく使われていることに加えて、セルバのアマゾン低地では、先住民によって独自の言語が話されています。
ちなみにペルーの正式名称は、スペイン語で「República del Perú (レプブリカ・デル・ペルー)」で、ケチュア語、アイマラ語での表記は共に「Piruw」となっています。
ペルーという言葉の語源については諸説あり、16世紀始めにパナマ地峡を支配していた「ビルー」という首長に由来しているというもので、先住民より「パナマの南にビルーという豊かな国が存在する」と聞いたスペイン人がその地をピルーと呼ぶ様になり、それが次第に「ペルー」になったと言われています。
英語は使えるの?
ペルーの公用語はスペイン語ですが、観光地化された地域やレストラン、ホテルなどでは普通に英語が通じることは多いようです。
しかしながら、ローカルな地へ行くとやはり英語はほとんど通じなくなり、地域によってはスペイン語すら通じない可能性があります。
少なからず日常会話程度のスペイン語を覚えてからいった方がよさそうです。
気候・位置
「ペルー共和国」通称ペルーは、南アメリカ西部に位置する共和制国家で、北は「コロンビア」、北西には「エクアドル」、東は「ブラジル」、南東には「ボリビア」、そして南は「チリ」と国境を接しています。
西側は「太平洋」と面し、首都は「リマ」で24の県とカヤオ特別区によって編成されています。
ペルーの国土はおおよそ3つの地形に分けることができ、一つ目は沿岸部にある「コスタ」は砂漠が広がり、国土の約12%を占めています。
二つ目は、「シエラ」と呼ばれるアンデス山脈の連なる高地で、約28%の国土を占めており、最後は「セルバ」と呼ばれるアマゾン川流域の地域で、国土の約60%となっています。
国内最高峰はオクシデンタル山脈の「ウアスカラン山」で標高6,778mもあります。富士山の約2倍ですね!
また、ペルーとボリビア両国最大となっている「ティティカカ湖」は、国境にもなっています。
続いて気候に関して、ペルーは「熱帯性気候」に属しますが南半球にあるため、北半球で暮らす私たち日本人の季節とは反対となります。
また、地域によって気候は変わり、太平洋から東に向けて標高500mまでの地点を示す「コスタ」は一年を通して過ごしやすい気候となっています。
2月が最も暑く、平均気温は約22度、一方最も寒い8月の平均気温は約14度となります。
首都リマではほとんど雨が降りませんが、クスコなどがある山岳地域は朝晩の気温差が激しく、体調管理に気をつける必要があります。
標高が高くなればなるほど涼しく、夜間はもっと冷え込むため、寒さ対策を十分にしましょう。
衣服
では北米・中南米の国、ペルーにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
ペルーの民族衣装には、「ポリェラ」と呼ばれる主に女性が着用する服があります。
ポリェラは裾が広いスカートのような形をしており、温暖な地域のポリェラは丈が短くなる一方で、寒い地域では丈が長くなり、地域によってデザインが変わってきます。
また、民族衣装を着る際には髪を三つ編みにするのが一般的なんだそうです。
一方男性の民族衣装には「チューヨ」と呼ばれる帽子があり、チューヨはニット帽のような作りでアルパカの毛や羊毛、リャマの毛で作られています。
一時期、日本でも流行った「ポンチョ」も実はペルーにあるアンデス山脈の先住民が着用していたもので、現在でも様々な形や色をしたポンチョが着られている地域もあります。
では、私たちがペルーに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
ペルーは日本と逆の季節が流れており、それに合わせて服を持っていく必要があります。
暑い時期でも山間部や標高の高い地域では朝晩の気温差が激しいため、上着やウインドブレーカーといった重ね着できる服を持っていくのがいいでしょう。
首都リマの夏は11〜4月となりますが、半袖だと寒い可能性もあるため、長袖も持っていきましょう。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、ペルーでの食事について、ペルーで有名な主食は「コメ」、「じゃがいも」、「ユカ(キャッサバ)」そして「食用バナナ(プラタノ)」です。
ペルーは地域によって主食が変わり、首都を含む海岸砂漠地帯では「コメ」を主食とし、その他新鮮な魚介がたくさん取れるため、シーフードがよく食べられています。
山岳地帯では「じゃがいも」が主食としてよく食べられますが、それに加えて「とうもろこし」を使った料理も多くあります。
なんとアンデス地域で収穫されるジャガイモの種類は3000種以上もあるんだとか!
アマゾン地帯では「ユカ」と呼ばれるキャッサバ芋と「プラタノ」と呼ばれる食用バナナが主食や基本的な食材として使われています。
このような主食がそれぞれの地域によって食されている他、パスタやパン、また高知ではキヌアもよく食べられています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのは「セビーチェ」と呼ばれるペルーを含むラテンアメリカ諸国よく食べられている伝統的な料理について。
セビーチェは新鮮な魚をカットした後にライムの搾り汁や薄くスライスした玉ねぎ、パクチーといったサッパリ系の食材を加えて、最後に「レチェデティグレ」と呼ばれる魚の出汁をかけていただきます。
次に紹介するのは「ロモサルタード」と呼ばれるセビーチェに並ぶ国民的な料理について。
ロモサルタードは牛肉に玉ねぎ、トマトやフライドポテトを一緒に炒めたシンプルな料理で、なんと味付けには醤油が使われていることもあり日本人好みの味となっています。
「タマーレス」はすりつぶしたトウモロコシとラードを混ぜ、捏ねた生地をトウモロコシの葉などに包んで蒸した料理で、こちらもペルーだけでなくラテンアメリカ諸国でよく食べられています。
「アヒデガジーナ」はペルー原産の「アヒアマリージョ」と呼ばれる黄色い唐辛子を使っており、鶏ガラの出汁とともに様々な食材を煮込んだ、黄色いカレーのような料理です。
最後にペルーで有名なドリンクについて紹介します。
ペルーでは「チチャ」と呼ばれる古代からアンデス地方で飲まれている、トウモロコシを発酵させて作る独特なアルコール飲料のことで、クリスタル、クスケーニャ、アレキペーニャといった様々な銘柄があります。
また「インカ・コーラ」と呼ばれる清涼飲料水も人気で、こちらは日本でお馴染みの茶色いコーラと違い黄色くなっています。
住居
続いてペルーでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ペルーでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にペルー旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
ちなみに地震のない国であるペルーの家は、約9割がレンガでできているそうです。
物価と治安
ペルーの通貨は「ヌエボ・ソル」です。
1ヌエボ・ソル→34.19円(2022/5/9)で、過去5年の変動26.30円~34.46円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 水、600ミリリットル 約1ソル=約34円
- ヨーグルト飲料、1本 約1ソル=約34円
- コーラ、1本 約1.5ソル=約51円
- アイス 約1.5ソル=約51円
- ランチ(食堂)、1食 約5〜8ソル=約170〜270円
- ロモ・サルタード(食堂) 約7ソル=約240円
- セビーチェ(食堂)、1食 約10〜20ソル=約340円〜680円
- ハンバーガー、1個 約10ソル=約340円
- クスケーニャ・ドラド、小瓶 約4ソル=136円
- ビール、1本 約3ソル=約102円
- 安宿、1泊(1人) 約20〜25ソル=約680〜850円)
このように、ペルーの物価は日本と比べ全体的に安くなっています。
しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、ペルーの治安はかなり悪くなっています。
コロンビアとの国境地帯やクスコ州の一部地域、フニン州の一部地域などに外務省は危険レベル3(渡航は止めてください、渡航中止勧告)を出しています。
またアマソナス州コンドル山脈のエクアドルとの国境地帯などにはレベル2(不要不急の渡航は止めてください)、首都であるリマ州などにはレベル1(十分注意してください)が出されており、どこの地域の安全とは言えない現状です。
ペルーは依然として強盗、窃盗の被害が多いため、指輪やネックレス、時計といった金目のものを身につけたり、一人で歩いたりすることは極力避けましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてペルーに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでペルーで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
ペルーの文化は、かつて栄えたインカ帝国やインディヘナ、その後整復しにきたスペインの文化が混ざり合っており、また植民地時代の影響でアフリカやアジアの文化も影響しています。
またペルーの食文化は日本と同じ1日3食ですが、昼と夜のメニューが一緒であることが多いそうです。
食事を残すことも多く、少しもったいないと感じるかもしれません。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
物価は安く、また地域によって主食が違い、料理も異なるため、ペルーでは様々な文化に触れ合うことができそうですね。
黄色のインカコーラも是非飲んでみたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!