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【スペイン語文法】点過去を用いた過去形(DELE:A2)

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はるカタルーニャです。本日は「点過去を用いた過去形に関する言語カフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

 

早速ですが、この記事では点過去を使うとどのような過去形が作られるのか、点過去の特徴や一緒に使われることの多い時制ついて、例文を用いてご説明させていただきます。

点過去形は日常的に使う過去形となっておりますので、頑張って覚えていきましょう!

 

【点過去】の活用(viajarやcomer、vivirなど)

スペイン語の点過去の文は、動詞を直接法点過去形に活用することにより作ることができます。

多くの単語には以下のような規則がありますので、ご紹介いたします。

 

-ar動詞

主語 動詞viajar(旅行する)
Yo(私) viajé 
Tú (君) viajaste
Usted /Ello /Ella(あなた、彼、彼女) viajó
Nosotros /as(私たち) viajamos 
Vosotros /as(君たち) viajasteis 
Ustedes /Ellos /Ellas(あなたたち、彼ら、彼女ら) viajaron

 

-er動詞

主語 動詞comer(食べる)
Yo(私) comí 
Tú (君) comiste
Usted /Ello /Ella(あなた、彼、彼女) com
Nosotros /as(私たち) comimos 
Vosotros /as(君たち) comisteis 
Ustedes /Ellos /Ellas(あなたたち、彼ら、彼女ら) comieron 

 

-ir動詞

主語 動詞vivir(住む)
Yo(私) viví 
Tú (君) viviste 
Usted /Ello /Ella(あなた、彼、彼女) viv
Nosotros /as(私たち) vivimos 
Vosotros /as(君たち) vivisteis 
Ustedes /Ellos /Ellas(あなたたち、彼ら、彼女ら) vivieron 

 

太字になっているところを変えるだけで、そのほかの動詞も点過去形に変化せることができますので、覚えておきましょう。

しかしながら、すべての動詞に使うことができるわけではなく、不規則変化する動詞もかなりあるため、よく使う単語は頭の中に入れておけば安心です。

 

【よく使われる不規則形】点過去、全12種類(serやirなど)の一覧表

続いて、点過去の不規則動詞についてご紹介いたします。

頻繁に使われる単語ほど、点過去では不規則になっている感じがするので、たくさんありますが少しずつ覚えていきましょう。

 

主語 動詞:ser(〜である)・ir(行く) 動詞:estar(〜である) 動詞:querer(欲しい)
Yo(私) fui estuve quise
Tú (君) fuiste estuviste quisiste
Usted /Ello /Ella(あなた、彼、彼女) fue estuvo quiso
Nosotros /as(私たち) fuimos estuvimos quisimos
Vosotros /as(君たち) fuisteis estuvisteis quisisteis
Ustedes /Ellos /Ellas(あなたたち、彼ら、彼女ら) fueron estuvieron quisieron
主語 動詞:poder(できる) 動詞:tener(持つ) 動詞:venir(来る)
Yo(私) pude tuve vine
Tú (君) pudiste tuviste viniste
Usted /Ello /Ella(あなた、彼、彼女) pudo tuvo vino
Nosotros /as(私たち) pudimos tuvimos vinimos
Vosotros /as(君たち) pudisteis tuvisteis vinisteis
Ustedes /Ellos /Ellas(あなたたち、彼ら、彼女ら) pudieron tuvieron vinieron
主語 動詞:poner(置く) 動詞:hacer(する) 動詞:ver(見る)
Yo(私) puse hice vi
Tú (君) pusiste hiciste viste
Usted /Ello /Ella(あなた、彼、彼女) puso hizo vio
Nosotros /as(私たち) pusimos hicimos vimos
Vosotros /as(君たち) pusisteis hicisteis visteis
Ustedes /Ellos /Ellas(あなたたち、彼ら、彼女ら) pusieron hicieron vieron
主語 動詞:saber(知る) 動詞:decir(言う) 動詞:pedir(求める)
Yo(私) supe dije pedí
Tú (君) supiste dijiste pediste
Usted /Ello /Ella(あなた、彼、彼女) supo dijo pedio
Nosotros /as(私たち) supimos dijimos pedimos
Vosotros /as(君たち) supisteis dijisteis pedisteis
Ustedes /Ellos /Ellas(あなたたち、彼ら、彼女ら) supieron dijeron pedieron

 

太字になっている単語は特に間違えやすくなっていますので、注意して下さい。

ちなみにSERとIRは点過去形だと同じ活用になっており、文中でどちらの用途で使われているのか分かりにくいかもしれませんが、その後の文を参考に見極めていきましょう。

 

【点過去とは?】過去の「終了した」出来事を表す

点過去は主に以下の過去の場面を説明したい時に使われます。

  1. 過去に終了して、区切られた期間に発生した出来事
  2. 終了した過去でその出来事が発生した回数※
  3. 決められた過去の期間に発生した、一連の完了した出来事
  4. 現在を含まない過去の状況を評価
  5. 現在を含まない過去の中で決定したことの理由を表す

【Por ejemplo:例文】

  1. Ayer fui al cine.(私は昨日映画館に行きました。)
  2. Pablo se casó ocho veces.(パブロは8回結婚しました。)※
  3. A los 18 años entré en la universidad.(私は18歳で大学に入学しました。)
  4. ¿Qué tal la fiesta de anoche?(昨日のパーティはどうでしたか?)
    Pues..estuvo muy bien.(ええっと、とても良かったです。)
  5. Ayer llegué tarde al trabajo porque perdí el autobús.(昨日はバスに乗れなかったので、仕事に遅れました。)

このように、もうすでに完了した過去を表したい場合は点過去が使われます。

キーワードとして、昨日や昨晩といった、すでに完了した過去(現在を含まない)を表す単語が使われている場合は、だいたいが点過去であると判断することができます。

 

【点過去】と共に使われやすい時制(Ya /todavía no /hoy /Este año)

続いて、現在完了が使われる分で用いられることの多い時制についてご紹介します。

  • Ayer /anteayer /anoche (昨日、一昨日、昨晩)
    El año /mes /fin de semana pasado(去年、先月、先週)
    El invierno /verano /otoño pasado(この冬、この夏、この秋:過ぎ去った)
    La semana /primavera pasada(先週、この春:過ぎ去った)
    El lunes /martes /miércoles pasado(月曜日、火曜日、水曜日:過ぎ去った)
    El otro día (先日)
    El día uno /el día dos /el día treinta(1日、2日、3日:何月の)
  • Aquel /Esa día /mes /año /fin de semana(あの日、あの月、あの年、あの週末)
    Aquel /Ese invierno /verano(あの冬、あの夏)
    Aquella /Esa semana(あの週)
  • En 2015 /En marzo(2015年に、3月に)
  • Hace tres días / Hace 5 años (3日前に、5年前に)

これらの単語が出てきた際は、だいたいが点過去となります。

しかしながら、線過去という状況を説明する時などに使われる過去形の時にもたまに使われるので、注意が必要です。

 

※【現在完了と点過去】経験の区別

経験や回数を表したい際、現在完了と点過去は日本語がほとんど同じになるため、違いが分かりにくいですよね。

しかし、これらの文には明確な違いが存在しているため的確に使い分ける必要があります。

まず、現在完了の回数や経験について詳しく説明させていただきます。

【Por ejemplo:例文】

  • 現在完了:Ana se ha casado dos veces.(アナはこれまでに2回結婚したことがあります。)
  • 点過去:Pablo se casó ocho veces.(パブロは8回結婚しました。)

 

「現在までに物事が起こった回数や経験」をあらわす例文” Ana se ha casado dos veces. ”は意味が「アナはこれまでに2回結婚したことがあります。」ですね。

これは現在アナが生きているため、現在完了が用いられます。

そのため、点過去形で表されている” Pablo se casó ocho veces. "、「パブロは8回結婚しました。」は現在はパブロは亡くなっていることになります。

 

もう一つ例文を上げて説明します。

【Por ejemplo:例文】

  • 現在完了:Mi abuela siempre ha vivido su pueblo.(私の祖母はいつも彼女の町に住んでいました。)
  • 点過去:Mi abuela siempre vivió  su pueblo.(私の祖母はいつも彼女の町に住んでいました。)

このように日本語に表すと同じですが、現在完了が使われている文は「祖母は生きていて、今は違うところに住んでいるけれど、その町に住んでいたという経験」を表しています。

一方、線過去の文は「祖母はもう亡くなっていて、いつもこの町に住んでいたという過去を懐かしんで語っている」感じになります。

少しややこしいですが、ここで間違えてしまうと、生きている人がもう亡くなっているかのように伝わってしまうので気をつけましょう。

 

 

まとめ

既に終了した過去について話したい時に点過去形は用いられます。

そのため、会話の中で昨日何をしたか、週末は何をしたかなど聞かれた際に使うことができ、頻繁に用いられる過去形となっていますので、ぜひ覚えてみて下さいね。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

 

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

 

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