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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「セントビンセント」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にセントビンセントへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】セントビンセントってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 キングスタウン
・通貨 東カリブ・ドル(EC$)
・時差 15時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 英語(公用語)、セントビンセント・クレオール語
・電圧 230V、50Hz
・コンセント タイプBF
・面積 390平方キロメートル(五島列島の福江島とほぼ同じ)
・気候 熱帯海洋気候、サバナ気候
・経路 カナダ、アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約27時間〜
・祝日 10月27日(独立記念日)
・産業 観光業、農業(バナナ産業)
・挨拶 英語
言語
セントビンセントの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、セントビンセントの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
セントビンセントでは以下の言語が主に使われています。
- 英語
- クレオール語
公用語は「英語」となっておりますが、グレナディーン諸島の一部では、フランス語が混じった「パトワ」と呼ばれている「クレオール語」が話されています。
ちなみにセントビンセントの正式名称は、英語で「Saint Vincent and the Grenadines(セイント・ヴィンセント・アンド・ザ・グレナディーンズ)」で、セントビンセントの由来はカトリック教会の聖人である「サラゴサのヴィセンテ」に由来しています。
1498年の1月22日にクリストファー・コロンブスがセントビンセントを発見し、この日は「ヴィセンテの祝日」だったため、コロンブスはこの島を「サン・ヴィセンテ島」と名付け現在でもそう呼ばれています。
また、「グレナディーン」はスペインの地名である「グラナダ」から由来すると言われています。
英語は使えるの?
セントビンセントでは英語が公用語となっているため通じます。
しかしながら、英語に少なからず訛りがあることに加えて、グレナディーン諸島の一部ではフランス語が混ざったクレオール語が話されているため、理解するのに苦労することがあるかもしれません。
気候・位置
「セントビンセント及びグレナディーン諸島」通称セントビンセントは、カリブ海の小アンティル諸島に位置し、火山島のセントビンセント島と珊瑚礁のグレナディーン諸島から成る立憲君主制国家です。
イギリス王国の一か国でもあり、北に「セントルシア」、東に「バルバドス」、南西に「グレナダ」が存在します。
観光業とバナナ産業が発達しており、また漁業も盛んな国となっています。
最高峰は「スフリエール山 」で標高は1,234mと富士山の3分の1ほどですが、活火山なため大規模な噴火活動がまれに起こります。
続いて気候に関して、セントビンセントは「熱帯海洋性気候(サバナ気候)」です。
また季節も雨季と乾季に分けられ、5月から11月は雨季、12月から4月は乾季となります。
年間を通して気温の変化は少なく、平均気温は24〜27度で、9月に最も暑くなり平均最高気温は30度を超えます。
1月になると最も寒くなりますが、それでも平均最高気温は29度と高く、平均最低気温も23度と過ごしやすい気候となっています。
標高が高くなればなるほど降水量は増え、気温も少しだけ低くなりますが、全ての地域でハリケーン(サイクロン)の動きに影響を受けるため気候の情報は随時入手するようにしましょう。
衣服
では北米・中南米の国、セントビンセントにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
セントビンセントには、ブラジルでとても有名なお祭りであるリオのカーニバルで着られる衣装と似た民族衣装があります。
セントビンセントの女性たちは、ビキニのように露出が多く目のやり場に困るようなセクシーな衣装を着て、セントビンセントで有名なお祭り「Vincy Mas」を楽しみます。
リオのカーニバルと同じように、大きな羽を使った飾りを背中から頭にかけてつけ、またスパンコールやビーズなどの装飾もされます。
とてもカラフルで派手な見た目ですが、衣装は重いもので10キロを超えるものもあり、それを着て踊ることのできるセントビンセントの女性は本当にすごいですね。
では、私たちがセントビンセントに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
セントビンセントは1年を通して温暖な気候となっているため、半袖や短パンといった日本の夏に着用するような服装を用意しましょう。
しかしながら、朝晩は気温が下がることもあるため、羽織物や薄手の上着も持っていきましょう。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、セントビンセントでの食事について、セントビンセントで有名な主食は「パン」や「コメ」です。
そのほかにも主将産業である「プランテーン」と呼ばれる料理用のバナナも主食として食べられ、「パンの実」と呼ばれる焼くとパンのような食感になる果物も食べられます。
また、セントビンセントは海に囲まれていることもあり、シーフードを使った料理が毎日のように食べられています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのはセントビンセントで国民的な料理となっている「Calaloo soup(カラルースープ)」について。
カラルースープは「ダシーン」と呼ばれる里芋のような植物の葉や、「ダンプリング」と呼ばれるすいとんのような物に、じゃがいも、バナナ、スイートポテト、人参、玉ねぎを加えてミキサーでどろどろにしたスープです。
次に紹介するのは「ブルジョル(Buljol)」と呼ばれるセントビンセントで有名な料理について。
ブルジョルは塩漬けにした魚やトマト、ピーマンや玉ねぎ、グリーンピースを使って作られたスープのことで、香ばしく焼かれたパンの実と一緒に食べられます。
「Roti(ロティ)」は小麦粉を練って薄く焼いた後に蒸したじゃがいもと鶏やレバーをカレー風味に煮込んだ料理で、軽食ですが美味しい上に腹持ちがいいためセントビンセントの人々の大好物となっています。
「Pelau(ペラウ)」はピラフのような料理ですが、砂糖を使うため甘みがあり、私たちの想像する味とは少なからず変わっています。
油と砂糖でカラメルを作ってから水を足して鶏肉を煮込み、米や野菜を加えてケチャップと共に炊き上げて作ります。
最後にセントビンセントで有名なドリンクについて紹介します。
セントビンセントはイギリスの植民地化にあった影響より、紅茶を飲む習慣があります。
また、アルコール類ではビールの他にラム酒をカクテルにして飲むことが多く、果物を使ったフルーツジュースやお酒も多く存在します。
住居
続いてセントビンセントでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、セントビンセントでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にセントビンセント旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
セントビンセントの通貨は「東カリブ・ドル」です。
1東カリブ・ドル→47.26円(2022/5/23)で、過去5年の変動38.40円~48.20円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 牛乳、1リットル 約5.40東カリブ・ドル=約255円
- チーズ、1キロ 約36東カリブ・ドル=約1,700円
- ビール、1本 約8.00東カリブ・ドル=約378円
- ソーセージ、1キロ 約28東カリブ・ドル=約1,300円
- ミッドレンジワイン、1本 約33東カリブ・ドル=約1,500円
- ランチ、1食 約15~20東カリブ・ドル=700〜1,000円
- 安宿、1泊 約70~90東カリブ・ドル=3,300円〜4,250円
- ホステル、1泊 約157東カリブ・ドル=約7,400円
- 三つ星ホテル、1泊 約315東カリブ・ドル=約14,000円
このように、セントビンセントの物価は日本と比べ生活に必要なものは安く感じますが、外食やホテルといった観光客向けのものそこまで安くありません。
また、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、セントビンセントの治安は外務省が危険レベルを出していないこともあり、安全と言っていいでしょう。
セントビンセントは観光大国であるため、治安当局が観光地でパトロールを強化し被害を減らしていますが、観光客を狙ったスリやひったくりは起こり得るため、持ち物の管理はしっかりと行い、夜中に出歩かないなど注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてセントビンセントに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでセントビンセントで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
セントビンセントでは2月から3月にかけて「Vincy Mas」と呼ばれるリオのカーニバルと似たお祭りが行われます。
この時期になると、セントビンセントの人々は色とりどりの衣装に身を包み、「Soca」のリズムに合わせて踊りながら街中を練り歩きます。
またセントビンセントではチップの文化があるため、サービスをしてもらったらチップを忘れずに渡すようにしましょう。
荷物を運んでもらった際は2ドルほど、レストランでは食事代金の10%くらい、ディナーでは20%くらいが相場となっています。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
1年を通して温暖な気候であるセントビンセントなら寒がりな私でも不便なく生活できそうです。
治安も良く、物価もそこまで高くないため、生活には困らなさそうですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!