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はるカタルーニャです。本日は「太平洋のカントリーカフェ」となっております!
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早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「サモア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にサモアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】サモアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 アピア
・通貨 タラ
・時差 4(冬時間)~5時間(夏時間、9月終わりから4月初めまで)日本より進んでいる
※サマータイムあり。サマータイムの期間中は世界で一番早く日付が変わる国となります。
・言語 サモア語、英語(共に公用語)
・電圧 240V、50Hz
・コンセント 三つ穴のタイプO、Iタイプ
・面積 2,830平方キロメートル(東京都の約1.3倍)
・気候 熱帯海洋性気候
・経路 フィジー、オーストラリア、ニュージーランド経由が一般的。
※直行便なし。乗り換えは1~3回。11時間ほど。
・祝日 1月1日(独立記念日)
・産業 農業、沿岸漁業及び観光業
・挨拶 malo (マロ)=やあ、こんにちは、oa mae oe ?( オア マエ オエ)=調子はどうですか、faafetai(ファアフェタイ)=ありがとう、maanaia (マアナイア)=素敵
言語
サモアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、サモアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
サモアでは以下の言語が主に使われています。
- サモア語
- 英語
公用語は「サモア語」と「英語」で、サモアに住む人々は普段サモア語を使っており、公文書などもサモア語で書かれています。
英語は主に学術的文書や記録を報告する際に用いられ、日常的に使うことはあまりないようです。
ちなみにサモアの正式名称はMālō Sa'oloto Tuto'atasi o Samoa(マーロー・サッオロト・トゥトッアタシ・オ・サモア)ととても長く、国名は「モア神の聖地」という意味があります。
英語は使えるの?
サモアで英語は公用語に入っているため、学校などで学ぶ機会があるようですが、文法や発音がめちゃくちゃな人が多いとのこと。
しかしながら、英語の発音がローマ字読みの発音に近く、日本人にとっては聞き取りやすいんだとか。
気候・位置
「サモア独立国」通称サモアは、南太平洋であるオセアニアに位置しており、東に「アメリカ領サモア」を挟んで「クック諸島」があり、南には「トンガ」、北にはニュージーランド領の「トケラウ諸島」があります。
サモアは「サバイイ島(面積1,700km²)」と「ウポル島(1,115km²)」の大きな面積を持つ2つの島で構成されているほか、7つの小さな島もあります。
サバイイ島とウポル島はともに火山島で、サバイイ島にある最高峰シリシリ山は標高1,858メートルに達します。
また、海岸地帯には珊瑚礁が発達している地域があり、観光に適しています。
西経171度線を境として西側に位置するサモアとは反対に、東側にはアメリカ領サモアがあり、国としては分かれていますが、どちらも文化や習慣が同じなポリネシア系の人々が住んでいます。
続いて気候に関して、サモアは典型的な高温多湿の「熱帯海洋性気候」となっています。
雨季と乾季があり、雨期は11月から4月、乾季は5月から10月と季節や気候に関してともに日本の反対です。
年間平均気温は27度前後で、とても住みやすい気温となっていますが年間降水量は2500~5000mmと多めです。
ちなみに、サモアの首都アピアの夏は短く、湿度、気温はともに高くなっており、天気は曇りとなることが多いようです。
そして冬も短く、風は強いですが日本に比べてとても温かいです。
1年を通して気温は24度から31度に変化しますが、22度未満または32度を超えることは滅多にないようなので、とてもすごしやすい気候といえるでしょう。
衣服
南の国の人々が着ている服ってどんなものだと思いますか?
とてもカラフルでワンピースやアロハシャツのような薄い服装を思い浮かべる方が多いと思います。
そんなオセアニアに浮かぶ太平洋の国サモアの伝統衣装は「イエファイタガ」と「プレタシ」です。
イエファイタガは男性の、プレタシは女性の正装となっています。
サモアで行われる公式行事に加えて、普段生活する中でもこれらの民族衣装を着ています。
イエファイタガは、巻きスカートのような形をしていて、アロハシャツと合わせて着用します。
プレタシはセットアップのようになっていて、色や柄、そしてデザインが豊富です。
サモア人は派手な柄や色が好きな人が多いです。
行事などで正装を着て集まることがあると皆が色とりどりな服装をしているためとても華やかな場になるんだとか。
また他にも「ラバラバ」と呼ばれる巻きスカートのような服装も人気で、正装の1つにもなっています。
では私たちがサモアに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
サモアの人々は普段半袖に短パン、そしてビーチサンダルをはいて生活をしており、仕事に行くときなども正装であるラバラバに襟付きシャツを着てビーチサンダルを履きます。
そのため、余りこだわりがないようであれば現地で服を調達してしまった方が馴染みやすいかもしれません。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
一日の中で時間帯によって気温差があるので、半袖、やフリースなどの羽織り物等もあると安心です。
代表的な食事
続いて、サモアでの食事について。
サモアの主食は主に「タロイモ」と「グリーンバナナ(ファイ、プランテン)」、そして「パンの木の実」です。
これらの主食を蒸し焼きにしたり、茹でたりした後に、ココナッツクリームと一緒に食べるのが一般的となっております。
主菜には島の海で取れる魚や鳥肉、豚肉などが使われています。
他にも「サトイモ(タアムー)」もよく食べられており、これは主食であるタロイモがかつて疫病により収穫できなくなった際増産され、それ以降食べられるようになったそうです。
また「キャッサバ(マニオッタ)」も頻度は多くないようですが食べられています。
「パンの実」に関しては私たちにはあまり馴染みが無く何かわからない人も多いと思います。
サモアではパンの実のことを「ウル」と呼び、たき火などで加熱し食べます。
大きさはなんとハンドボールからバレーボールほどのサイズがあり、食べ応えはイモのようなんだそうです。
日本人が大好きな「コメ(アライサ)」も伝統的な主食ではありませんがよく食べられ、日本のようにカレーライスにして食べることもあるほか、「サイミン」と呼ばれるインスタントラーメンも好まれているようです。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
サモアで有名なおかずは「プアア」と呼ばれる豚肉料理です。
祝い事や祭りの際に丸焼きにした豚が振る舞われます。
丸焼きの他にも一般的にはぶつ切りにした豚肉を炒めた物や揚げられた料理がよく食べられています。
また「モア」と呼ばれる鶏肉もよく食べられ、家庭料理や食堂、そして市場でも鶏肉を揚げたフライドチキン(これもモアと呼ばれています)がよく見られます。
クリスマスのごちそうとして有名な七面鳥(ピーピー)やソーセージ(ソシン)もよく食べられるんだとか。
そしてサモアで一番有名な料理は「パルサミ」です。
パルサミとは、たくさん重ねたタロイモの葉っぱの中にココナッツクリームを入れて、それをまたバナナの葉などで包み蒸し焼きにした料理です。
この太平洋に浮かぶ国々、そして地域一帯では、このようなバナナの葉にくるみ、蒸し焼きにした料理が古くから伝えられており、伝統的な手法で作る場合は、地面を掘って焼き石を入れ、その中に材料を入れます。
自然のオーブンで作ったりょうりを「ウム」と呼び、その方法で作られたパルサミはとてもおいしいんだとか。
是非食べてみたいですね!
ちなみにウムを作るときはかなりの力仕事となるため、男性の仕事となっているようです。
住居
続いてサモアでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、サモアでの住居について、いくらくらいで住めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にサモア旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
またサモアでは「ファレ」と呼ばれる伝統的住居があり、雨や風が強く気温が高いという気候に合わせて風通しを良くするために、壁や間仕切りのない、柱と屋根しかないそうです。
洪水時には流されやすくすぐ壊れてしまいますが、つくりも簡単なため復旧にそれほど時間はかからないようです。
物価と治安
サモアの通貨は「タラ」です。
1タラ→44円(2021/11/25)で、過去5年の変動38.05円~46.81円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 水1000ml、5タラ=222円くらい
- ランチ、4~7タラ=177円~310円くらい
- サモアスタイルのファレ、130~150タラ=5,769円~6,656円くらい
- お酒大瓶、5~6タラ=221円~266円
このようになっており、全体的な物価は日本より少し安いくらいですが、輸入品に関しましては日本より高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、サモアは一般的に「安全な国」と言われております。
しかしながら近年不就労の若年層が首都アピアに集まるようになり、犯罪発生率の増加が問題になりつつあるため、十分注意して行動して下さい。
文化的特徴
青年海外協力隊としてサモアに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでサモアで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
サモアを含むこの南太平洋の国一帯は「肥満」文化です。
この地域の人々は元来のポリネシア人の太りやすい体質を持っており、痩せにくく、また太っている方が評価されていたことがあったため痩せにくいようです。
そんな肥満大国であるサモアでは、ガムを食べてる途中に食事の機会があった場合、顔などにガムを貼り付けて、食事が終わってからまたかみ始める人もいます。
ガムの味が残っているのに捨ててしまうのはもったいないからなんだとか。
またサモアは母系社会です。
そのため、村落などでは村落の首長である「マタイ」やチーフ、そして牧師を除くと男性の権限は強くありません。
また子供を多く産む傾向があり、しつけは厳しく家事を厳密に割り当てます。
食事に関しては客や主人が先に食べて、乳児を除いて大人が食べ終わるまで若者や子供が食事をすることが無いくらい厳しくなっています。
他にも長女に産まれた場合、夫を迎えることが多く婿入婚が一般的となっているようです。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
サモアの伝統料理である「パルサミ」、是非食べてみたいですね!
気候もすごしやすそうなので是非訪れてみたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!