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はるカタルーニャです。本日は「ヨーロッパのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はスペインに留学へ行った際に必要となるであろう基本情報と、普通にスペインへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】スペインってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
- 首都 マドリード(マドリード市の人口約333万人)
- 通貨 ユーロ
- 時差 8時間日本より遅れている
※サマータイムありで、毎年3月の第4日曜日に行われます。10月の第4日曜日に終わり、その期間の時差は7時間となります。 - 言語 スペイン語(カスティージャ)、バスク語、カタルーニャ語、ガリシア語、バレンシア語、アラン語
- 電圧 230V、50Hz
- コンセント タイプC
- 面積 50.6万平方キロメートル(日本の約1.3倍)
- 気候 地中海性気候、大陸性気候、亜熱帯気候
- 経路 成田空港からマドリードまでの直行便がありますが、値段が高いためカタールやドバイを経由するのが一般的
※所要時間は約14〜18時間から - 祝日 10月12日(イスパニアの日:コロンブスによるアメリカ到達の日)
- 産業 自動車、食料品、化学品、観光業
- 挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
スペインの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、スペインの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
スペインでは以下の言語が主に使われています。
- スペイン語(カスティーリャ語・カスティージャ語)
- カタルーニャ語
- バレンシア語
- バスク語
- ガリシア語
- アラン語
- アストゥリアス語
- アラゴン語
公用語は「スペイン語」で、スペイン語はスペインやラテンアメリカの国々、合わせて21カ国で公用語として広く使われています。
そのほかにも、各自治州によって地方公用語が定められており、「カタルーニャ語」や「バレンシア語」、「バスク語」や、「ガリシア語」、「アラン語」がそれぞれの地域で使われています。
「アストゥリアス語」や「アラゴン語」は公用語とはなっていませんが、固有言語として認められていて、このようにスペインではスペイン語以外にもさまざまな言語が話されています。
かなり有名な話ですが、スペインのバスク地方で話されている「バスク語」は、そのほかの話されている言語のようにロマンス語(ラテン語に由来する言語)から成り立ったものではないため、スペイン語との共通点もほとんどなく、学習するのが困難な言語となっています。
ちなみにスペインの国名の正式名称は定められておらず、スペイン語で「España(エスパーニャ)」や「Estado español(エスタード・エスパニョール)」、「Nación española(ナシオン・エスパニョーラ)」や「Reino de España(レイノ・デ・エスパーニャ)」などがあります。
国名の由来は「ハイラックスの島」で、フェニキア語の「i-shaphanim」からきています。
「i-shaphanim」はその後、古代ギリシア語で「Ἱσπανια(Hispania)」、古ラテン語で「Hispānia」、俗ラテン語で「Spania」、アングロ=ノルマン語で「Espayne」と変化していき、現在使われている「España(エスパーニャ)」へとなりました。
英語は使えるの?
スペインでは割と英語を話せる人が多くいます。
観光業が盛んな地域のレストランやホテルでは、英語を少なからず理解できる人が多くいるため、安心して生活できます。
しかしながら、私が白い街アルテアというバレンシア州にある観光地でフリーハグをした際に、「Free Hugs」を理解できない人もいたので、田舎に行くと話せない人が増えていく傾向にあると思います。
地理
「スペイン王国」通称スペインは、南ヨーロッパのイベリア半島に位置する議会君主制国家で、西に「ポルトガル」、北東には「アンドラ」と「フランス」、南は「イギリス領ジブラルタル」、アフリカ大陸にあるセウタとメリリャでは「モロッコ」と国境を接しています。
また、スペインの本土以外にも西地中海にある「バレアレス諸島」やアルボラン海にある「アルボラン島」、大西洋のアフリカ大陸付近にある「カナリア諸島」や北アフリカの飛地領土である「セウタ」、そして「メリリャ」も領土となっています。
スペインの本土は高原や山地に覆われていて、降水量は少ないですが、地下水を用いることにより農業に向いた土地となっているため、北部では麦や畜産物が、中部ではそれらに加えて葡萄が、東部では柑橘類や米、そして南部ではオリーブや野菜の収穫が盛んです。
しかしながら、スペインの農業は地下にある帯水層からの水に頼り切っているため、現在は国土の20%が砂漠化し、乾燥地や半乾燥地は国土全体の75%にも達していると言われています。
確かに、スペイン(アリカンテ)では日本のような木が生い茂った山はほとんど見たことがなく、田舎に行ってもほとんどが土で、草はあまり生えていません。
気候
続いて気候に関して、スペインは基本的に「地中海性気候」で、日本と同じような季節変化を迎えますが、地域により少なからず気候の変化があります。
マドリードやトレドといったスペインの中心地では「大陸性気候」に属していて、夏は暑く冬は寒い日本で言う東京のような気温です。
暑い夏とはいっても、スペインの夏は基本的に乾燥しているため、日陰に入れば少し気温が下がり、カラッとした暑さとなっています。
バルセロナなどカタルーニャ地方から、南部のアンダルシア地方は「地中海性気候」となっていて、温暖で過ごしやすい気候となっていますが朝晩の寒暖差が激しいため上に一枚羽織れるものがあると安心です。
バスク州からガリシア州にかけての北部は「西岸海洋性気候」で、スペインの中でも降水量が多い地域となっています。
積雪に関しては、スペイン北部が多くなっていますが、スペイン南部でもグラナダの高山付近では冬になると雪が積もります。
一方スペインの東部に位置するバレンシア地方では、冬に気温があまり下がらないため、積雪はほとんどありません。
ちなみに本土から南西に離れたカナリア諸島は「亜熱帯気候」に属しています。
また、スペイン南部にあるセビリア(セビージャ)は夏に50度を越す暑さを頻繁に記録するため、熱中症にならないよう十分注意してください。
衣服
私たちがスペインに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
スペインは地域によって若干の気候差がありますが、基本的には日本の東京の同じ時期に着る服装があれば十分です。
標高が高くなる地域などは気温がほかの地域と比べ下がりますので、それも考慮して服を持っていきましょう。
またスペインの女性は、夏に日本ではあまり見かけない露出がかなり多い服を着用しています。
あからさまに下着をつけていない人もいるため、最初はびっくりするかもしれません。
スペインではZARAやMANGOで服を安く買えるため、荷物が嵩張るのが心配ならこちらで買っても良さそうです。
しかしながら、かなり派手だったり、露出が多かったりするため、欲しいと思える服があるかは人によると思います。
食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
スペインの主食
続いて、スペインでの食事について、スペインで有名な主食は「パン」です。
スペインでは皆さん毎日パンを食べていて、パン好きには嬉しい国かと思われがちですが、スペインのパンはフランスパンのようにかなり硬いため好き嫌いが分かれます。
食べるだけでも口が疲れてしまうため、私はあまり食べませんが、スペインの人々はこの硬いパンに生ハムやトマト、チーズを挟んだ「Bocadillo(ボカディージョ)」をよく食べます。
また、地中海側ではパエリアが頻繁に食べられるため、「お米」もよく食卓に出されます。
パエリアに使われるお米は「バレンシア米」と言い、日本米に似た丸くて太いお米なので、いつでも日本の味を楽しめます。
スペインでは素材を生かした調理法で料理を作るため、地域ごとにそれぞれの特産品を使った料理が存在します。
北部では煮物が、中部では焼き物や、そして南部では揚げ物が有名で、スペイン料理の共通点を挙げるとしたら、ほとんどの料理にオリーブオイルが使われていることです。
現在スペイン料理は「地中海の食事」としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
スペインでよく食べられる料理
ではスペインにはどのような料理があるのでしょうか。
まず最初に紹介するのは、日本でもかなり有名で誰でも一度は食べたことがある「パエリア・パエジャ(Paella)」について。
パエリアはバレンシア地域の郷土料理で、各地域ごとにパエリアの味は変わってきます。
お祭りの際はもちろん、親戚が集まる時には必ず食卓に並び、みんなで「パエジャラ」という取っ手がついた平たい鍋を囲んでいただきます。
私の通っているアリカンテ大学の食堂にも毎日パエリアが出され、とても美味しいためリピートし続けていますが、大抵はお米に芯が残っていて少し食べにくいです(笑)
一般的にはサフランで黄色に色つけされたパエリアが有名ですが、赤色をした唐辛子で味付けをしたアリカンテのパエリアは赤みがかっていて、逆にイカ墨で色つけされた真っ黒なパエリアもあります。
具材には鶏肉やウサギの肉、パプリカやインゲンに加えて、キャベツの芯のような味のするAlcachofa(アーティチョーク)が使われたり、また頻繁にエビやイカといった海産物も使われたりします。
次に紹介するのは「トルティージャ・デ・パタタ(Tortilla de patata)」と呼ばれるスペイン風オムレツについて。
トルティージャ(トルティーヤ)はバルやホームステイ先でよく出される家庭的な料理で、卵と一緒にたくさんのじゃがいもをオムレツ風に焼き上げて作ります。
かなりボリューミーなためひとかけら食べただけでもお腹が一杯になってしまいます。
家庭によっては秘伝の手作りソースと一緒に食べることができます。
「ガンバス・アル・アヒージョ(Gambas al ajillo)」はスペインのソウルフードとも言われる超高カロリーな料理です。
アヒージョはエビやニンニク、唐辛子をオリーブオイルで煮込んだもので、オリーブオイルがぐつぐつと煮えたぎった状態でスープ皿いっぱいに注がれており、パンなどと共に食べます。
よくよく考えたら、スープのように見える液体は全て油のはずなのに、気が付いたらフランスパンと共に食べ切ってしまっています。
怖くてカロリーは聞けません。
「クロケタ(Croqueta)」は日本でも有名なコロッケのことで、スペインの国民的料理とも言われています。
ハムや鶏肉の入ったコロッケが一般的ですが、地域によってはタラやタコが入っていることもあり、日本とは違って一口サイズで作られます。
特に揚げたてはホクホククリーミーで、とても美味しいため是非スペインに来たら食べてみてくださいね。
「ガスパチョ(Gazpacho)」はアンダルシア地方が発祥の冷製野菜スープで、トマトやきゅうり、パプリカや玉ねぎ、ニンニクなどを調味料と共にミキサーにかけて作ります。
流石に生のパプリカは食べたことがなかったため、私はホームステイ中にマザーが作ってくれたガスパチョを飲んでお腹を壊しました。
続いてスペインで有名なデザートについて紹介します。
スペインでは「フラン(fran)」と呼ばれるプリンがとても人気です。
日本ではトロトロのプリンが流行ったこともあり、プリンは柔らかいイメージですが、スペインのプリンは卵感が強く、硬めに作られています。
日本のプリンも好きですが、素材本来の味を楽しめるスペインのプリンもまた格別に美味しいため、食べたら病みつきになること間違いなしです。
「チュロス」はスペインで頻繁に食べられるおやつのことで、特に冬場になるとホットチョコレートと共に食されます。
砂糖をたっぷり振りかけてから、どろどろのホットチョコレートにつけて食べるのがおすすめで、こちらもかなりカロリーが気になりますが本当に美味しいためスペインに来たら1度は食べていただきたいデザートとなっています。
最後にスペインで有名なドリンクについて紹介します。
スペインでは「サングリア」と呼ばれる赤ワインをベースに柑橘系のジュースを入れた甘味のあるカクテルがとても人気です。
オレンジやレモン色のジュースと赤ワインは混ぜない限り分離されたままで、サングリアはグラデーションも楽しむことができる可愛いお酒となっています。
また赤ワインや白ワインの生産国であるため、週末には必ずといっていいほどみんな夜まで飲み歩き、ビールも人気なためスペインではさまざまなお酒を楽しむことができます。
住居
続いてスペインでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
スペイン全体を通して、一人暮らしをするために部屋を借りるとなると大体月々の家賃相場は450ユーロ〜500ユーロですが、シェアアパートで1部屋借りて生活を送るなら家賃・光熱費全て込みで家賃相場が月々250〜400ユーロくらいと少し安めに感じます。
しかしながら、私も今実際に家賃260ユーロの物件に住んでいますが、安いシェアハウスには冷暖房がついていないため注意が必要です。
冷房なしで夏を越したことがないため、この夏生き抜ける自信がありません(笑)
ホテルに関しては、格安ホテルもありますが値段はピンキリ。
より都市に近い国では、田舎と比べると高くなる傾向にあります。
物価
スペインの通貨は「ユーロ」です。
1ユーロ→136.29円(2022/5/26)で、過去5年の変動115.85円~138.84円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、Carrfour Marketという私が現在住んでいるバレンシア州のアリカンテにある、大学近くにあるスーパーで実際に見て調べてきました。(2022/05/26)
その結果、アリカンテの物価は以下のようになっています。
- にんじん、1キロ 0.55ユーロ=約74円
- ピーマン、1キロ 2.29ユーロ=約312円
- トマト、1キロ 1.59ユーロ=約216円
- ぶどう、500グラム 2.50ユーロ=約340円
- 牛肉(ステーキ用)、1キロ 10.99ユーロ=約1500円
- 鶏肉、1キロ 3.99ユーロ=約543円
- マーガリン、450グラム 2.69ユーロ=366円
- スズキ、1キロ 8.5ユーロ=約1,160円
- 鮭、1キロ 23.95ユーロ=約3,265円
- ヒメジ、1キロ 15.90ユーロ=約2,167円
- ヨーグルト、4個パック 2.09ユーロ=約284円
- 牛肉、1リットル 0.99ユーロ=約134円
- マヨネーズ、1本 1.89ユーロ=約257円
- ケチャップ、560グラム 0.79ユーロ=約107円
- ツナ缶、6缶入り 3.95ユーロ=約538円
- ビール、1本(500ミリリットル) 1.21ユーロ=約164円
- バレンシア米、1キロ 1.47ユーロ=約200円
- パスタ、500グラム 0.75ユーロ=約102円
- オリーブオイル、1リットル 3.49ユーロ=約475円
- ファンタ(レモン)、2リットル 1.52ユーロ=約207円
- コーラ、2リットル 1.84ユーロ=約250円
- プリングルス(オニオン味)、165グラム 1.93ユーロ=約263円
- ボディーソープ(ダヴ)、600ミリリットル 2.95ユーロ=約402円
- ジャンプー(パンテーン)、340ミリリットル 3.99ユーロ=約543円
- リンス(パンテーン)、200ミリリットル 4.19ユーロ=約571円
このように、スペインの物価は日本と比べ果物や牛肉、などは少しだけ安く感じますね。
しかしながら、ブランド物や輸入品、その他物の種類によっては金額に差があり、日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
特にスーペルメルカド(スーパーマーケット)の種類によって金額も変わり、私の中ではCarrfour MarketとMercadonaがやすい印象です。
スペインの100均と言われているTEDiなどは実際はそこまで安くなく、日本の100均で売っているようなものは、こちらでは3倍以上払わないと手に入らないこともあります。
治安
続いて治安についてですが、スペインの治安は比較的田舎に関しては安全と言えます。
観光地化された地域では日常的にスリやひったくりが行われており、日本人の盗難被害もかなりの数出ています。
特にサグラダファミリアのあるバルセロナでは、あまりにも日本人が盗難被害にあるため、スペイン語と英語のアナウンスに加えて日本語でも注意書きがされているほどです。
私の友達がバルセロナに行った際はお財布と携帯両方とも盗まれた上に、私自身もバレンシアの火祭りに行った際には普通にバックを開けられ、外国人の友達はおワイフを盗まれていました。
保健に入っていれば安心だと思うかもしれませんが、シリアルナンバーや盗まれた際の信用できる電話番号を設定していないと、保険会社からお金をもらえないため、留学前に全てメモし、設定しましょう。
スリの種類としては、広げた新聞や地図等で鞄やポケットを覆って財布等を盗む「目隠しスリ」や、ケチャップ等を衣服に付けた上で汚れを指摘し、注意をそらした上で鞄や財布等を盗む「ケチャップスリ」などがあります。
文化的特徴
スペインに留学するとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地の方々と仲良くなれそうですよね!
ですのでスペインで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
スペインの人々は情熱的で明るく、とても気さくな人が多いですが、そんなスペインでも日常生活を送る上で守るべきマナーがありあります。
まず公共の場で靴や靴下を脱ぐとみなさんびっくりしてしまいますのでなるべく控えるようにしましょう。
海などは大丈夫です!
また、たいていのレストランでは紙ナプキンが置いてあり、食後にどのようにナプキンを置いたかによって意味が変わってきいます。
ナプキンを綺麗に畳んで買えるのは「食事が美味しくなかった」という意味を表すため、紙ナプキンは綺麗に畳まずにぐしゃりとさせてからテーブルの上に乗せて帰りましょう。
スペインでは「シエスタ」と呼ばれるお昼寝の文化があります。
大体シエスタはお昼の2時くらいから4時くらいにかけて行われ、午前の学校や仕事が終わったらみんな家に帰り、ご飯を一緒に食べてからお昼寝して、また仕事場や学校に戻ります。
シエスタの時間帯はお店が閉まってしまうこともあるため注意が必要です。
ちなみに日曜日にスーパーは空いておらず、日本のコンビニのような24時間何でも売っているようなお店もほとんどないため、土日の食材は平日のうちに買いだめしておく必要があります。
加えて、シエスタの影響でお昼の時間が遅れ、夜ご飯も21時過ぎから食べる文化のため、それぞれ朝食と昼食、昼食と夜ご飯の間にもご飯を食べる文化があります。
1日5回もスペインでは食事をするため、太らないか心配になりますね。
歴史
最後にスペインに行って現地の人を理解する上で知っておくべき歴史についてまとめていきます。
120万年前には現スペインのあるイベリア半島に人類が居住していたことが分かっています。
紀元前500年から紀元前300年頃、現在のスペインの地の地中海沿岸部に「フェニキア人」と「古代ギリシャ人」が植民都市を築きました。
紀元前202年になると、ローマはスペインの沿岸部である「カルタゴ植民都市」を占領しました。
その後、イベリア半島全域に支配を広げてから、この地を「属州ヒスパニア」とし、ローマによる500年以上の支配が続きました。
409年、スエビ族やヴァンダル族、アラン族や西ゴート族がこの地に侵入し、ローマによる支配は終わりを告げました。
415年頃には、西ゴート族が南ガリアに「西ゴート王国」を建国し、418年頃にヒスパニア全域を支配しました。
711年になると、北アフリカからイスラーム勢力の「ウマイヤ朝」が侵入し、西ゴート王国は「グアダレーテの戦い」に敗れて718年に滅亡しました。
この征服により、イベリア半島の大部分はイスラームの統治下に置かれました。
13世紀に入るとキリスト教連合軍が勢力を高め、南下していきました。
1492年のグラナダ陥落により781年という長い期間され続けたイスラーム支配が終わりを迎えました。
16世紀前半、コンキスタドーレスと呼ばれる征服者たちがラテンアメリカに辿り着き、アステカ文明やマヤ文明、インカ文明など中南米の文明を滅ぼしました。
そしてハプスブルク朝の「カルロス1世」と「フェリペ2世」の時代がやってきて、スペインは「太陽の没することなき帝国」と言われるほど栄えました。
1561年には、フェリペ2世は宮廷を「マドリード」に移し、それが現在の首都にもなっています。
19世紀初頭、ナポレオン戦争やその他の要因により、スペインの経済は崩壊状態に陥り、1808年3月にスペインの直接支配を目論んだフランスによってナポレオンの兄のジョゼフが「ホセ1世」としてスペイン国王に即位しました。
1808年になると、スペインでは独立戦争がスタートし、1873年にはスペイン史上初の「共和制移行」が起こりましたが、翌1874年には王政復古しました。
第一次世界大戦が始まると、スペインは中立の立場を貫き、その頃にアメリカから流行り始めた「インフルエンザ」を唯一公表したため「スペイン風邪」と呼ばれるようになりました。
1939年4月1日から1975年11月22日までの間は、フランシスコ・フランコによる36年間にもわたる、「フランコ独裁時代」が始まりました。
1975年11月22日、フランコ将軍が死ぬと「フアン・カルロス王子」が王座に就き、王政復古がなされました。
その後、民主化されたスペインは1982年に「北大西洋条約機構(NATO)」に加入しました。
2017年10月27日には、カタルーニャ州が「カタルーニャ共和国」となるべく独立宣言を行いましたが、認められずスペイン側はカタルーニャの自治権を剥奪し直轄統治を開始しました。
2021年9月から10月にかけて、例年、降水量が少ない南東部やアンダルシア州、バレンシア州などで記録的な集中豪雨が次々に発生し、河川の氾濫などで自動車に取り残された人が亡くなるといった被害が出ました。
まとめ
ここまでスペインにスペイン語留学する際に、知っておきたい情報についてまとめてきました。
スペインのパンは硬すぎてあまり好きではありませんが、バレンシア米は日本米に似ていてとてもおいいしため、生活には困りません。
日本食料理店もスペインには多く、サーモンやマグロ、とびこ以外の生魚は食べられませんが、日本食を身近に感じることができます。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!