スペイン留学

スペイン・ブニョールのトマト祭り「ラ・トマティーナ(La Tomatina)」とは?

¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!

はるカタルーニャです。

本日は「祭り大国として有名なスペイン・ブニョールのトマト祭り(トマティーナ)に関する国際文化カフェ」となっております!

 

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、この記事では祭り大国として有名なスペイン王国・ブニョールで行われる「トマト祭り:ラ・トマティーナ(La Tomatina)」について、詳しくご説明させていただきます。

スペインの祭りについて知りたい方や、トマティーナの歴史や伝統を学びたい方にとてもおすすめな記事となっておりますので、是非参考にしてみてください。

 

ちなみにこのブログの管理人は、2022年8月のブニョールのトマト祭り(トマティーナ)に参加しており、そこで見たものや学んだことを写真も含めて記事を書かせていただいております。

 

目次

【ブニョールのトマト祭り(La Tomatina:ラ・トマティーナ)って何?】ひたすらトマトを投げてぶつけ合うお祭り

まず最初に、ブニョールのトマト祭り(La Tomatina:ラ・トマティーナ)について、一番最初に知りたい情報を簡単にご紹介させていただきます。

  • 国 スペイン
  • 地域 ブニョール(バレンシアの西部)
  • 時期 8月の最終水曜日
  • 目的 トマトを投げ合う
  • 食べ物 野菜のパエリアなど
  • 交通 バレンシアから電車で1時間ほど
  • 言語 スペイン語、バレンシア語

「トマト祭り」として日本でもかなり有名なこのお祭りは、スペインでは「トマティーナ」と呼ばれ、毎年夏の終わりに開催されます。

2017年にはこのトマト祭り(トマティーナ)に約22,000人が参加し、コロナ明けの2022年にも約15,000人の参加者と130トンのトマトが使われました。

世界的にも有名なこのトマティーナには、100を超える異なった国籍、地域からの観光客も訪れます。

 

ちなみに、アジアの中ではダントツで日本人参加者が多く、出会うアジア系の観光客はほとんど日本人でした。

ではそんなブニョールのトマト祭り(トマティーナ)について、ここからは詳しくご紹介させていただきます。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)の開催時期はいつ?】8月の最終水曜日に行われる

ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)は毎年、8月の最終水曜日に行われます。

しかし、この日はメインである「トマトを投げる日」であり、前日から前夜祭が行われています。

前夜祭ではそこまで大きなイベントはありませんが、イルミネーションにより街は彩られ、大通りには屋台が並びます。

 

そのため、観光客やブニョールの住民は屋台の並ぶ通りで、お酒や食べ物を買い、音楽に乗って踊ったり歌ったりします。

次の日、8月最終水曜日になると朝10時より「El palo jabón(エル・パロ・ハボン)」と呼ばれる、石鹸の塗られた長い木の棒の先につけられた、「生ハム」を取るイベントが始まります。

生ハムが取られるとメインのイベントである「トマティーナ」が始まるとされていますが、2022年は12時までに取ることができなかったため、その時間にトマティーナが始められました。

 

木の棒の先についた生ハムを取るのは簡単なように思えて実はとても難しかったです。

棒は何メートルもあり、石鹸が塗られているため滑る上に、マンションの屋上から住民がバケツやホースなどで水をかけてくるので、登ることはほとんどできませんでした。

また、女性は近くにいても踏まれることはあまりありませんが、男性は思いっきり台にされ踏まれるため注意が必要です。

 

もし生ハムを取ることができたら、その年のトマティーナの英雄になれるので、是非チャレンジしてみてくださいね。

そして、時刻が正午、12時になると人々が密集している通りに巨大なトラックが推し入ってきて、「トマティーナ」が始まります。

たった1時間のトマトを投げる戦争は、短いように思えてもかなりハードでなかなか終わりません。

 

最初はトラックから降ってきたトマトを投げるだけですが、次第に道はトマトに埋もれ、トマトの川になり、最終的にはトマトの海となります。

13時になるとトマティーナは終了し、村増動員で掃除が始まります。

その後、トマティーナの公式ではバレンシアでアフターパーティーが17時頃から行われます。

 

20ユーロほどなどで、体力に自信があったら参加してみるのも良さそうですね。

私はかなり疲れたのでそのままホテルに直行しました。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)の見どころとは?】トマト投げまくって、トマトの海で泳ぐ!

ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)1番の見どころは、なんといっても「大量のトマトを参加者全員で投げまくれる」ところ!

日本では、食べ物は粗末にしてはいけないと小さい頃から教えられますよね。

誰かに食べ物を投げることもほとんどない日本では、トマティーナは絶対に行われないような祭りです。

 

そんなトマティーナに参加して得られる経験は、とても貴重で楽しく、素晴らしく、そして美しいものでした。

街全体で盛り上げるために協力し、参加者も全力で楽しむためにトマトを投げます。

トマトを投げられ、踏みまくり、そしてトマトの川で寝転がって、みんなどトマトまみれになって…本当に何が何だか分からず、おかしくて笑顔になります。

 

私は、スペインの様々な祭りにこれまで行ってきましたが、1番の一生の思い出に残ると思うほど素晴らしかったお祭りは、この「トマティーナ」だと思います。

体力的にも精神的にもトマト嫌いには過酷な祭りでしたが、それでも行ってよかったと思える祭りでした。

見るだけではもったいないですし、参加費も12ユーロとかなり安いので、もし行く機会がありましたら是非参加してみてくださいね。

 

また、トマティーナにはトマトを投げる以外にも見所があります。

それは高い木の棒の先についた生ハムを取るイベント「El palo jabón(エル・パロ・ハボン)」です。

みんな英雄になるために人々を踏みつけて上へ上へと登っていきいます。

 

結局協力しないと生ハムは取ることができないのですが、挑戦する気持ちさえあれば誰でも生ハムを手にするチャンスがあります。

男女共に注意点があり、男性は先ほども言った通りめちゃくちゃ踏まれるので頭上に注意してください。

女性は男性に囲まれるため、必ずと言っていいほどセクハラに遭います。

 

真剣に生ハムを取ろうとしている人もいれば、人混みに紛れて女性のお尻を触るために待機している人もいるので注意してください。

ちなみに、「Quiero subir(キエロ スビール):上に行きたい!」って言ったら周りの男性が持ち上げてくれるので、もし挑戦したい人がいたら大声で叫んでみてください。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)は1日で足りる?】バレンシア観光含めて数日必要

では、ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)は1日で足りるのでしょうか?

留学などでスペインに来ている場合、授業などもあるためなかなか長期休みを取れないですよね。

そんな中で気になるのが、何日で回れるのか、です。

 

結果的には、ブニョールのトマト祭り(トマティーナ)は1日あれば十分楽しむことができます。

しかしながら、バレンシアからブニョールまでは1時間ほどかかり、朝が早くなるほか、全身トマトまみれになります。

そのため、トマティーナの前後ではバレンシアかブニョールでホテルを取っておいた方いいと思います。

 

ホテルは半年前から段々と金額が上がるため、行くことを決めたらすぐに予約してしまった方が安く済むでしょう。

バレンシアで2泊3日あればバレンシアの観光と、トマティーナの両方を楽しむことができるのでとてもおすすめです。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)の時期に食べられる料理とは?】Los arroces con verdurasと呼ばれる野菜のパエリア

スペインではその地域で有名な祭りが開催される時期にあわせて名物料理が販売されます。

そして、ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)が開催される8月に、ブニョールでは「Los arroces con verduras(野菜とご飯:野菜のパエリア)がよく食べられます。

トマティーナの典型的な料理といえばこれが挙げられ、屋台などでもパエリアとして売られています。

 

ブニョールはバレンシアの西部に位置しているため海から遠く、野菜が豊富に採れたため野菜をふんだんに使った料理が多くなっています。

それにより、ブニョールでは野菜をたっぷり使ったパエリアが食べられます。

トマティーナと季節は反対ですが、冬には豚のお肉をたっぷり使ったパエリアも食べられます。

 

また、ブニョールで食べたい料理は他にもあり、それは「Olla podrida:腐った鍋」と呼ばれています。

もちろん本当に腐っているわけではありませんので安心してください。

この料理は中世から伝わる伝統料理で、その名に反して絶品です。

 

材料にはトマトやジャガイモ、レバーやブラッドソーセージ、ベーコン、パプリカ、ニンニクが使われ、煮込んでスープにます。

冬に最も飲まれますが、伝統料理なため是非挑戦してみてください。

また、このスープに使われるソーセージやパエリアに使われている肉は、このブニョールの地で育てられた豚が使われることが多いです。

 

そのため、豚を使った料理に加え、ソーセージもかなり絶品で、ブニョールにきたら様々な種類のソーセージをトライしてみるのも良さそうです。

普通のソーセージの他、ブラッドソーセージと呼ばれる赤黒いソーセージや、白いソーセージなどがあります。

加えて、「el Mojete(モヘテ)」と呼ばれる料理もトマティーナの行われる夏の夜によく食べられます。

 

材料には、潰したトマトや玉ねぎ、ソーセージやオリーブオイル、水、塩、そしてグラスピー粉と呼ばれるガラス豆(えんどう豆)を粉末状にした物が使われます。

ムルシアやラ・マンチャにも同じ名前の料理がありますが、ブニョールではこのモヘテに食パンをディップして食べるのが一般的です。

そして、〆には様々なデザートが食べられます。

 

さつまいものケーキや、アーモンドのケーキが有名で、トマティーナ後に食べると疲れが吹っ飛びます。

どの料理もとても美味しいので、是非食べてみてくださいね。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)にはどうやって行くの?】マドリード経由なら何処からでも行ける

では、ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)にはどうやっていったらいいのでしょうか?

バレンシアまでの道のりは、とりあえずスペインに住んでいる方ならマドリードに行けば経由でバレンシアに行くことができます。

また、ビルバオやパンプローナあたりからは、バレンシアまでの長距離移動バスが出ているため、費用を抑えたい場合はこちらを使うこともおすすめです。

 

バスの予約や検索に関してはOMIOというヨーロッパの交通機関を調べられるアプリが日本語で検索できるためとても便利です。

予約画面の最終ページで手数料を取られるため、それが嫌な場合は本家のバス予約サイトで行いましょう。

たまにバレンシア行きの航空券も国内なら数千円で買えることもあるため、スカイスキャナーなどで調べてちょうど良いものを探してください。

 

そして、バレンシアに着いたらバレンシアのノルテ駅(北駅)から電車が、トマティーナの時期には40分に1本ほど、直通で出ているので、それを使ってブニョールまで行きましょう。

2022年では、往復で1人7ユーロ、50分ほどで行くことができました。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)の注意点は何?】熟れていないトマトに注意!

ここからはブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)に行った際に注意していただきたいことについてご紹介させていただきます。

まず、一番に気をつけてほしいことはトマティーナ中に飛んでくるトマトの中に熟れていないトマトがあり、ぶつかるとかなり痛いことです。

赤くても熟れきっていないトマトが割と多く使われ、ぶつかると普通に痛いです。

 

それも含めていい思い出となりますが、それでも顔面からぶつかるとかなりダメージがでかいので、トマトが当たりそうな時は腕や手などで防御しましょう。

また、トマティーナの会場は音楽フェスやライブのように人がたくさんいて、前に進むのもやっとなほど混み合います。

体臭や汗、香水などの匂いが凄まじく、またトマティーナが始まるとトマトの匂いも混ざるため、かなり居づらくなります。

 

人が多くてすぐには移動することもできないため、苦手な人はシュノーケル用のゴーグル(鼻まで塞がるやつ)を持っていきましょう。

加えて、トマティーナのチケットをバレンシアで交換する際に、ロッカーやジュース、パエリアやサンドイッチと交換できるチケット購入を勧められます。

ここで、ロッカーのチケットを購入しておくことをお勧めします。

 

当日はチケットを持っていても、人が多く長蛇の列ができ、荷物を預けるだけでも大変です。

そのため、事前に空いているところで買っておくのが得策です。

しかしながら、公式が販売しているパエリアは、作り置きしてありそこまで美味しくないので、現地で住民が売っている出来立てのパエリアを食べることをお勧めします。

 

また、写真を撮るなら携帯の防水カバーを持っていきましょう。

防水カバーがあればその中に携帯以外にもお金やチケットを入れておくことができとても便利です。

スペインにも売っているためわざわざ日本から持ってくる必要はありませんが、質は日本製の方が良いため、心配な方は事前に買ってきましょう。

 

また、ゴーグルや防水ケースを忘れてしまっても、現地でアフリカ系の人々がそこまで高くない金額で売っているため、そこまで心配する必要はありません。

最後に、スペインでは人混みで女性はセクハラに遭いやすいので注意してください。

もう文化なのかなんなのかはわかりませんが、スペインでは人が多いところや、ディスコ、パーティーに行くと必ずと言っていいほど体を触られます。

 

最初は私の防御力が未熟なせいだと思いましたが、浮気が一般的なスペイン、ラテンアメリカではもはや当たり前のように起きていることなのかもしれません。

特に生ハムを取りに行くときは、棒の付近にはほとんどメンズしかおらず、上に上げてもらうときにお尻など触られるのはもう諦めるしかありません。

しかし、普通に何もしてなくても触ってくる人がいるので、そこは本当に注意してください。

 

「君を守ってあげる」とかいいながら抱き締めたり体触ってきたあのおじさんを私は一生忘れません(笑)

また、スペインはスリが頻繁に行われる国で、バレンシアも大きな観光地なため気をつける必要があります。

ブニョールは田舎町なため、危険な雰囲気はありませんでしたが、一応お財布や携帯は人目につかないバッグの底に入れるなど対策を行いましょう。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)はどうして行われるの?】伝統を受け継ぎ楽しみ、観光客を増やすため

では、どうしてブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)は行われるのでしょうか。

トマティーナには長い歴史があり、行われる理由もそこから垣間見ることができます。

最初はパレードに参加できなかった若者たちが不満をぶつけるためにトマトを投げ合ったことが始まりだと言われています。

 

しかしながら、現在に至るまでに一度はトマティーナは禁止され、そして意味も変化してきました。

参加する側、そして住民は「トマトを投げ、楽しみ、またトマティーナという伝統を受け継ぎ、行える喜びを分かち合うため」にトマティーナの再開催を市に申請しました。

そして、市は「地域をグローカル化させ、観光客をより集める目的」で、限定された時間のみでそれを許可しました。

 

このように、トマティーナには住民の熱い思いに加えて、自治体や国の目的も合わさり、限定的に行われるようになりました。

現在、このトマティーナで使われているトマトはバレンシア州の北部に位置するカステリョン県で作られています。

実はここで採れるトマトは、トマティーナのために特別に栽培されているトマトであり、安価で風味が消費に適さないんだとか。

 

飛んでくるトマトを食べるわけにはいかないので、実際どんな味のトマトだったかはわかりません。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)の歴史とは?】巨人パレードに参加できなかった若者がトマトを投げたのが始まり

では、そんなブニョールのトマト祭り(トマティーナ:Tomatina)はなぜ行われるようになったのでしょうか。

トマティーナの起源には様々存在しており、決定的な起源は昔メディアが現地住民に調査してもはっきりとはわからなかったそうです。

その説の一つは、ある日男性が広場で音楽を演奏したり、歌ったりしていたところに、若者のグループの1人が広場にある屋台からトマトをとり、彼に投げつけたそうです。

 

その後喧嘩になり広場にいたほとんどの人が巻き込まれ、トマトを投げ合ったことがトマティーナの始まりだと言われています。

また、他にも説があります。

それは、1944年もしくは5年に行われた「大きな人形を使った巨人のパレード」に関係しています。

そのパレードに参加できなかった若者が、参加できた人と喧嘩し、野菜を投げあったことがトマティーナの始まりだとも言われています。

 

こちらの説の方がスペインの中では濃厚で、信じられていますが詳しいことはブニョールの住民もわからないそうです。

その翌年、同じ8月の最終水曜日が来ると、同じことが繰り返されました。

しかしながら、このときは屋台のトマトを使ったわけではなく、自宅から持ってきたトマトを使ったそうです。

 

そして、1950年代に入るとトマティーナは禁止され、それ以降トマティーナを再び行い、持続させるために住民は活動を行いました。

トマトを投げる行為は禁止されても、持続させるべくなんらかの形でこのイベントは祝われ続けたと言われています。

実はこの禁止された年に参加者の何人かが逮捕されたため、住民もその次の年からは強行突破できなかったんだとか。

 

その後、1957年になるとブニョールの住民は、トマティーナを復活させるためにでも活動を行いました。

大きなトマトを入れた棺桶と共にパレードを行い、再びトマティーナの開催を認めさせました。

最終的に1959年、トマティーナはブニョールでの開催が許可されました。

 

それ以降、2002年には自治体により観光客の増加やグローカル化の目的のために規模が大きくなり現在のトマティーナに至ります。

 

【ブニョールのトマト祭り(トマティーナ)が行われる地域の言語は何?英語は通じる?】スペイン語とバレンシア語と英語が通じる

ここからは、ブニョールで使われている言語について。

ブニョールでは主に一般的なスペイン語が使われていますが、バレンシア語と言われるバレンシア地方特有のスペイン語に似た言語も使われています。

また、電車などのアナウンスでは、スペイン語の他にバレンシア語と英語が使われているため、安心して旅行できるでしょう。

 

ブニョールでは祭りの開催委員のほとんどがスペイン語や英語を話せるため、バレンシア語を学んでいく必要はありません。

しかしバレンシア語である「Gracies:グラシエス(ありがとう;スペイン語だとグラシアス)」など、住民と話す際に使うと喜んでもらえるかもしれません。

 

【トマティーナはスペインのブニョールだけで開催されるの?】アメリカやコロンビア、中国などでも行われている

では最後に、トマティーナはスペインのブニョールのみの祭りなのか?についてご説明させていただきます。

なんと、世界的に有名なトマト祭り「トマティーナ」は、実は他の地域でも時期は別で行われています。

1982年よりアメリカのコロラドで毎年行われているほか、コロンビアのスタマルチャンでは2004年から毎年6月15日に開催されています。

 

また、中国の広東省東莞市でも、1019日に行われています。

世界にはスペインのトマティーナみ似たようなお祭りがたくさんあるようです。

 

まとめ

ここまで、スペインのブニョールで有名なトマト祭り(Tomatina:トマティーナ)についてご紹介させていただきました。

今回の記事をまとめると以下のようなことが分かりましたね。

 

  • トマティーナとは、ひたすらトマトを投げてぶつけ合うお祭り
  • 開催時期は、8月の最終水曜日
  • トマティーナの見どころは、トマト投げまくって、トマトの海で泳げるところ!
  • トマティーナは、バレンシアの観光を含めて数日必要
  • トマティーナの時期には、「Los arroces con verduras」と呼ばれる野菜のパエリアが食べられる
  • ブニョールにはマドリードから、バレンシアを経由して行ける
  • 熟れていないトマトや女性はセクハラに注意
  • トマティーナは伝統を受け継ぎ楽しみ、観光客を増やすために行われている
  • 巨人パレードに参加できなかった若者がトマトを投げたのが始まり
  • ブニョールでは、スペイン語とバレンシア語と英語が通じる
  • トマト祭りはアメリカやコロンビア、中国などでも行われている

 

2022年8月よりコロナを乗り越えて再開したトマティーナは、今後も素晴らしい思い出と記憶を私たちに残してくれます。

もしスペインに行く予定がありましたら、ぜひトマティーナに行ってみてくださいね。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

 

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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