【英語とスペイン語の共通点と違い】単語・文法・語源の比較|60カ国旅したプロが効率的な学び方を解説

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はる

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はるカタルーニャです。

カタルーニャ

ご来店いただき本当にありがとうございます!

本日は「英語力がスペイン語学習の最強の武器」に関する世界の言語カフェとなっております!

早速ですが、今回は「スペイン語と英語の共通点って何?」「どれくらい似てるの?」という皆さんの疑問に、世界2周60カ国を旅し、英語に挫折した過去を持つ私の視点から、詳しくお答えしていきます。

こんな方におすすめ
  • 英語を学んできた経験を活かして、効率よく新しい言語(第三言語)を習得したい方。
  • スペイン語に興味はあるけれど、「ゼロから学ぶのは大変そう…」と一歩踏み出せずにいる方。
  • 英語の複雑な発音や文法で挫折してしまったが、もう一度、外国語学習に挑戦したいと思っている方。
  • 旅行が好きで、アメリカやヨーロッパなど、英語とスペイン語が話せるともっと旅が楽しくなる地域に興味がある方。

実は英語を勉強したことがある方はスペイン語学習がより簡単になります!

はる

私も英語が苦手でスペイン語を始めたのですが、それでも英語の知識を使って楽にスペイン語を学習できたと感じました!

この記事を読めば、あなたの英語力がスペイン語学習をどれだけ楽にしてくれるかが分かり、きっと新しい言語への挑戦が楽しみになるはずです。

このブログを読めばわかること
  • 英語とスペイン語の単語がなぜ似ているのか、その歴史的な背景(語源)がスッキリ理解できる。
  • HotelやCameraなど、あなたの知っている英単語がそのままスペイン語として使える具体例。
  • 英語学習でつまずきがちな「文法」が、スペイン語ではどれだけシンプルになるか。
  • 英語の知識を最大限に活用して、スペイン語を効率よく、そして楽しく学ぶためのコツ。

ここからみなさんがスペイン語を始めたい!と思えるようなメリットをたくさんまとめていきますので、ぜひ最後までおつきあい下さい!

目次

【結論】スペイン語と英語、4つの大きな共通点

スペインの地方都市アリカンテのシンボルサンタバルバラ城

まず最初に、スペイン語と英語の主な共通点を4つご紹介します。
これを知るだけで、スペイン語へのハードルがぐっと下がるはずです。

  1. 語源が一部同じ:歴史の中で深く交わり、多くの単語を共有している。
  2. 文字がほぼ同じ:どちらも「アルファベット」を使うので、すぐに読める。
  3. 単語がそっくり:知っている英単語が、そのままスペイン語として使えることが多数。
  4. 文法の骨格が似ている:語順の基本「主語→動詞→目的語」が同じ。

ヨーロッパの言語というだけでなく、歴史的な背景からこの二つの言語は深く結びついています。
では、それぞれの共通点を、もう少し詳しく見ていきましょう!

共通点1:【語源】元を辿れば親戚?歴史が作った奇跡の共通点

カタルーニャ

英語ってドイツ語の仲間(ゲルマン語派)で、スペイン語はラテン語の仲間(ロマンス諸語)じゃないの?

そう思ったあなたは、かなり鋭いです!
その通り、二つの言語の直接の家系は異なります。
しかし、歴史の大きな流れの中で、二つの言語は運命的な出会いを果たしました。

話は1066年のイギリスに遡ります。この年、フランスから来た「ノルマン人」がイギリスを征服しました。
彼らが話していたのは、フランス語。
そしてフランス語は、スペイン語と同じく「ラテン語」から発展した言語です。

この結果、当時のイギリスの支配階級はフランス語を話し、公式文書もフランス語で書かれるようになりました。
その過程で、膨大な数のフランス語(≒ラテン語由来)の単語が、元々の英語に流れ込んできたのです。

つまり、英語は「ゲルマン系の骨格」を持ちながら、「ラテン系の単語」を大量に肉付けした、ハイブリッドな言語に進化した、というわけです。
だからこそ、スペイン語と驚くほど多くの単語を共有しているのです。

共通点2:【文字】アルファベットという最高のスタートライン

スペインのアリカンテにあるサンタバルバラ城付近の旧市街

これは言うまでもありませんが、スペイン語も英語と同じ「アルファベット」を使います。
これは、新しい言語を学ぶ上で、この上なく大きなアドバンテージです。

韓国語のハングルや、ロシア語のキリル文字のように、新しい文字体系をゼロから覚える必要がないのです。
私たちは、ABCを知っているだけで、すでにスペイン語を読むためのスタートラインに立っています。

もちろん、スペイン語には英語にない特殊な文字がいくつかありますが、たったこれだけです。

  • Ñ / ñ:「ニャ、ニ、ニュ」の音を表す、スペイン語の象徴的な文字。
  • ¿ ¡:文の最初につく、逆さの疑問符と感嘆符。
  • á, é, í, ó, ú:アクセント(強く読む場所)を示すための親切な目印。

数も少なく、ルールも単純なので、すぐに覚えることができますよ。

共通点3:【単語】あなたの語彙力はすでに1000語以上?

語源が似ているため、スペイン語と英語には驚くほど多くの「コグナート(同源語)」、つまり形も意味もそっくりな単語が存在します。専門家の間では、その数は数千語にものぼると言われています。

いくつか例を見てみましょう。あなたの知っている単語がいくつあるか、数えてみてください!

カテゴリ英語 (English)スペイン語 (Español)読み方(目安)
全く同じ形HotelHotelオテル
AnimalAnimalアニマル
IdeaIdeaイデア
少しだけ違うCameraCámaraカマラ
InformationInformaciónインフォルマシオン
UniversityUniversidadウニベルシダッ
ImportantImportanteインポルタンテ
法則でわかる-tion → -ción-ty → -dad-ist → -ista

どうですか? `station` は `estación`、`police` は `policía`、`bank` は `banco`…と考えれば、キリがありません。あなたが中学・高校で学んだ英単語は、すでに巨大なスペイン語の語彙データベースなのです。

しかも、スペイン語は発音がローマ字読みに近いので、私のように英語の発音で苦労した人間にとっては、本当に学びやすいんです!

共通点4:【文法】語順が同じ!英語よりシンプルなルールも

スペインのアリカンテにある銅像

最後に、文法の共通点です。言語の骨格である「語順」が似ているのは、大きな助けになります。

日本語が「私は(S) りんごを(O) 食べる(V)」という語順なのに対し、英語とスペイン語はどちらも「主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O)」という基本構造を持っています。

  • 英語: I(S) eat(V) an apple(O).
  • スペイン語: Yo(S) como(V) una manzana(O).

この感覚が身についているだけで、文章の組み立てが非常に楽になります。

さらに、スペイン語の方が英語よりシンプルで嬉しいルールもあります。

例えば、疑問文。英語のように `Do` や `Does` を付け加えたり、語順を入れ替えたりする必要はありません。
ただ、文の最初と最後に「¿ ?」をつけるだけ。これだけで疑問文が完成します。

  • 英語: Do you speak Spanish?
  • スペイン語: ¿Hablas español?

動詞の活用が多いという難しさはありますが、文法構造の基本は英語の知識を応用できるので、きっとスムーズに理解できるはずです。

まとめ:あなたの英語力は、スペイン語学習の「チートキー」である

スペインの地方都市アリカンテのサンタバルバラ城エリアの旧市街

ここまで、スペイン語と英語の4つの大きな共通点についてご紹介してきました。

  • 【語源】歴史が生んだ奇跡の出会いで、多くの単語を共有している。
  • 【文字】同じアルファベットを使うので、学習のスタートダッシュが楽。
  • 【単語】あなたの英単語の知識は、そのままスペイン語の語彙力になる。
  • 【文法】基本の語順が同じで、英語よりシンプルなルールも多い。

私自身、TOEIC350点という英語力で、発音には本当に苦しめられましたが、それでも中学・高校で培った英単語や文法の知識があったからこそ、スペイン語学習をスムーズに進めることができました。今では60カ国を旅し、現地の人とスペイン語でコミュニケーションを取れるまでになったのです。

あなたの英語力は、レベルに関わらず、これからスペイン語を学ぶ上で、他の人にはない「チートキー(裏技)」のような強力な武器になります。ぜひその武器を最大限に活用して、新しい言語の世界に飛び込んでみてください!

はる

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

カタルーニャ

¡Buen viaje!(良い旅を!)

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