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はるカタルーニャです。本日は「スペイン語のSerとEstarの使い分けに関する言語カフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、この記事では区別するのが難しいスペイン語のSerとEstarの使い分けについて、例文を用いて詳しくご説明させていただきます。
SerとEstarの違いについて知りたい方や、スペイン語初級レベルの方、DELEのA2を受けようと思っている方にとてもおすすめな記事となっておりますので、是非参考にしてみてください。
【SerとEstar】の使い分け一覧表
A2レベルで必ず躓くと言ってもいいほど、ややこしいSerとEstarですが、実はルールがあるためそれを覚えてしまえば使い分けがとても簡単になります。
SER | ESTAR |
身元 | ものや場所、人の位置 |
出身 | 体調や気分 |
職業 | 期間の決まった職業 |
財産や持ち物 | 行動の結果や過程の終わり |
固有のものや場所、人の特徴 | 本来とは異なったものや場所、人の特徴 |
人やモノの事実や評価 | bienやmalを使った評価 |
時刻や日付 | 1人称複数形で時刻や季節を伝える |
イベントや出来事の日付や場所 | 現在分詞と共に現在進行形を作る |
このように、それぞれ使い分けるための違いが明確となっています。
しかしながら、SerとEstarに関しては先生たちもかなり引っかけ問題を出してくるため、ここからはそれぞれ出されやすい文の形式と使い分けについて、例文と共にご説明させていただきます。
【SER】を使う場面:主に、職業など「永久的に変わらないもの」
まず最初に【SER】を使う場面について。
動詞SERは職業や出身地といった永久的に変わらないものを伝える時に使われます。
身元:…は〜(名前など)です。
動詞SERが最も使われるのが、よく自己紹介などで「私は〜です。」と伝える身元です。
身元は永久的に変わることがありませんので、SERが使われます。
【Por ejemplo:例文】
- Ella es Haruka.
彼女はハルカです。 - Soy Malta.
私はマルタです。 - Google es una empresas más conocidos a nivel internacional.
Google は、国際的に最も有名な企業の 1 つです。
出身:…は〜出身です。
出身を伝える時も、動詞SERが使われます。
こちらも、出身は永久的に変わることがないのでSERとなります。
【Por ejemplo:例文】
- Soy de Japón.
私は日本出身です。 - Javier es madrileño.
ハビエルはマドリード出身です。 - Es estadounidense.
彼はアメリカ人です。
職業:…は〜(職業)です。
また、職業も永久的とは言いませんが、昨日はパン屋さんで、今日は先生、明日からは医者という風に職業を短期で変えるのは現実的には考えられませんよね。
長期間変わることがないため、職業を伝える際もSERが使われます。
【Por ejemplo:例文】
- Ella es Profesora.
彼女は先生です。 - Soy estudiante.
私は学生です。
財産や持ち物:…(財産など)は〜のものです。
財産や持ち物も、それらを持っている人が頻繁に変わることがないため、動詞SERが使われます。
【Por ejemplo:例文】
- Esta casa es de mis abuelo.
この家は私の祖父のものです。
固有のものや場所、人の特徴:…は〜(色や素材)です。
また、固有のものや場所、人の特徴も永久的に変わることがないため、動詞SERが用いられます。
【Por ejemplo:例文】
- La nieve es blanca.
雪は白色です。 - Soy moreno.
私の肌は褐色です。 - La mesa es redonda.
そのテーブルは丸い形をしています。
人やモノの事実や評価:…は〜(評価)です。
また、人や物に関する事実や評価はほとんど変わることがないため、動詞SERが使われます。
【Por ejemplo:例文】
- Es bueno.
それは良いですね。 - Es muy guapa.
彼女はとても可愛いです。
時刻や日付:何時何分です。何曜日です。
時刻や日付はSERとESTARのどちらも使うことができますが、一般的にはSERが使われます。
ESTARが使われる場合もあとでご紹介しますが、動詞の後ろに「a」があった場合のみ一人称複数系で使われますので注意してください。
【Por ejemplo:例文】
- Son las doce media.
12時30分です。 - Hoy es sábado.
今日は土曜日です。
イベントや出来事の日付や場所:...(会議など)は〜です。
SERの最後はイベントや出来事の日付や場所について。
こちらもよく引っかけ問題で出されます。
なぜかと言うと、場所を伝えるのはほとんどESTARが使われるからです。
しかしながら、ある特定の会議やパーティー、結婚式などは動詞SERが使われますので注意してください。
【Por ejemplo:例文】
- Nuestra boda es el próximo verano.
私たちの結婚式は来年の夏に行われます。 - La fiesta de Pepe es en su casa.
ペペのパーティーは彼の家で行われます。
【ESTAR】を使う場面:主に、気分など「時間の経過と共に変わるもの」
続いて【ESTAR】を使う場面について。
動詞ESTARは気分や体調といった時間の経過と共に変化するものを伝える時に主に使われます。
また、場所について伝える時もほとんどの場合で動詞ESTARが使われます。
ものや場所、人の位置:…(建物など)は〜(場所)にあります。
動詞ESTARがよく使われる例としては、場所について伝える時です。
時間の経過と共に変わりますが、頻繁には変わらないため「時間の経過と共に変わるもの」には当てはまらないので注意してください。
場所を伝える場合は「パーティーや結婚式、会議」以外ではほとんど動詞ESTARを使うと覚えておいてください。
【Por ejemplo:例文】
- Su sede está en California.
その本部はカリフォルニアにあります。 - "Casa mira" esta en Barcelona.
「カサ・ミラ」はバルセロナにあります。
気分:…は〜(気分)です。
気分は「時間の経過と共に変わる」ため、動詞ESTARが使われます。
【Por ejemplo:例文】
- Estoy cansada.
私は疲れています。 - ¡Estoy contento!
私は幸せです!
「疲れた」や「幸せ」など、これらの気分は一晩寝れば変わってしまうこともあり、永久的だと言えないからです。
期間の決まった職業:…は〜(職業)です。今月、この夏のみなど
また、職業でも、期間の決まっているものは動詞ESTARが使われます。
普段は教師として働いている人が、夏のみ海でライフセーバーとして働いていた場合、教師には動詞SERを使いますが、期間の決まっているライフセーバーにはESTARを使う必要があります。
【Por ejemplo:例文】
- Soy profesor, pero estoy de socorrista este verano.
私は教師ですが、この夏はライフセーバーです。 - Ricardo está profesor este mes.
リカルドは今月は教師です。
本来とは異なったものや場所、人の特徴:…は〜(天気や様子)です
天気といった毎日変わり続けるものや、普段は走り回っている子供が今日のみおとなしい場合などの「本来とは異なったものや場所、人の特徴」を伝えたい場合も動詞ESTARが使われます。
【Por ejemplo:例文】
- El cielo está despejado.
空は晴れています。 - Los niños están muy tranquilos hoy.
子供たちは今日、とても静かです。
bienやmalを使った評価:Esta bien/ mal(いいね/悪いね)はESTARが使われる
先ほど評価はSERを使うとご紹介しましたが、もしその評価使いたい単語が「bien」もしくは「mal」の場合は、動詞ESTARを使う必要があります。
これはもう暗記ですの覚えてくださいね。
【Por ejemplo:例文】
- Están muy bien.
彼らはとても良いです。 - Decir mentiras está mal.
嘘をつくのは間違っています。
1人称複数形で時刻や季節を伝える:何時何分です。
また、時刻を伝える場合も動詞の後ろに「a」があった場合のみ、ESTARを一人称複数形で使います。
夏や秋といった季節を伝える場合は「a」がつきませんので注意してください。
こちらも暗記ですので頑張りましょう。
【Por ejemplo:例文】
- Estamos en verano.
季節は夏です。 - Estamos a 22 de agosto.
今日は8月22日です。
現在分詞と共に現在進行形を作る:〜している
最後に、現在進行形の文について。
現在進行形の文を作りたい場合は、現在分詞の前に動詞ESTARを持ってくる必要があります。
【Por ejemplo:例】
- Estoy cantando.
私は歌っています。 - Ella esta cocinando en su casa.
彼女は家で料理をしています。
まとめ
ここまで、スペイン語のSerとEstarの使い分けについてご紹介させていただきました。
SerとEstarの使い分けには以下のようなルールがありました。
- ↓【SER】を使う場面:主に、職業など「永久的に変わらないもの」↓
- 身元を伝える:…は〜(名前など)です。
- 出身を伝える:…は〜出身です。
- 財産や持ち物を伝える:…(財産など)は〜のものです。
- 固有のものや場所、人の特徴を伝える:…は〜(色や素材)です。
- 人やモノの事実を評価する:…は〜(評価)です。
- 時刻や日付を伝える:何時何分です。何曜日です。
- イベントや出来事の日付や場所を伝える:...(会議など)は〜です。
- ↓【ESTAR】を使う場面:主に、気分など「時間の経過と共に変わるもの」↓
- ものや場所、人の位置を伝える:…(建物など)は〜(場所)にあります。
- 気分を言う:…は〜(気分)です。
- 期間の決まった職業を伝える:…は〜(職業)です。今月、この夏のみなど
- 本来とは異なったものや場所、人の特徴を伝える:…は〜(天気や様子)です
- bienやmalを使って評価する:Esta bien/ mal(いいね/悪いね)はESTARが使われる
- 1人称複数形で時刻や季節を伝える:何時何分です。
- 現在分詞と共に現在進行形を作る:〜している
SerとEstarはこの先スペイン語中級、上級レベルになってもどんどん新しい知識が詰め込まれるので、今のうちにしっかり使い分けられるようになりましょう。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!