青年海外協力隊の派遣国

【スリランカってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「南アジアのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「スリランカ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にスリランカへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】スリランカってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ

・通貨 スリランカ・ルピー

・時差 3時間30分日本より遅れている
※サマータイムはありません。

・言語 公用語(シンハラ語、タミル語)、連結語(英語)

・電圧 230~240V、50Hz

・コンセント タイプBF、タイプB3、タイプBとホテルや地域によって様々

・面積 6万5,610平方キロメートル(北海道の約0.8倍)

・気候 熱帯モンスーン気候

・経路  コロナ前ですが日本からの直行便ありで、所要時間は約10時間から

・祝日 2月4日(独立記念日)

・産業 農業(紅茶、ゴム、ココナツ、米作)、繊維業

・挨拶 සුබ උදෑසනක්‌ වේවා(スバ ウデーサナック ヴェーワー)=おはようございます、ආයුබෝවන්(アーユボーワン)=こんにちは、සුබ සැන්දෑවක් වේවා(スバ センデーワック ヴェーワー)=こんばんは、ස්තුතියි(スツティイ)=ありがとう、සමාවෙන්න(サマーヴェンナ)=すみません

 

言語

スリランカの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、スリランカの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

スリランカでは以下の言語が主に使われています。

  • シンハラ語
  • タミル語
  • 英語
  • ヴェッダ語

公用語は「シンハラ語」と「タミル語」で、タミル語よりシンハラ語を母語としている人口の方が多くなっています。

シンハラ語話者とタミル語話者のように母語が異なる者同士では連結語として「英語」も使われ、英語を母語としているスリランカ人も1割ほど存在しています。

他にもヴェッダ語と呼ばれるヴェッダ人が使う独自の言語もありますが、シンハラ人との同化が進んでいることもあり、その話者数はごく少数となっています。

 

ちなみにスリランカの正式名称はシンハラ語で「ශ්‍රී ලංකා ප්‍රජාතාන්ත්‍රික සමාජවාදී ජනරජය」と表記し、「聖なる光輝く島」と言う意味があります。

元々スリランカはセイロンという国名で、セイロンの意味は「ライオンの島の意」でしたが、1972年にスリランカに改名しました。

セイロンティーの生産地としてもスリランカは有名ですね。

 

英語は使えるの?

公用語ではありませんが、スリランカでの英語は連結語としての役割を果たしていましたね。

またスリランカはかつてイギリスに統治されていたこともあり、英語はかなり通じるようです。

観光客向けのレストランやホテル、観光地などでは英語に困ることはなさそうです。

 

しかしながら青年海外協力隊として派遣される場所は地方となることが多いので、現地語を少なからず勉強しておくと面接などの際に安心できるかもしれません。

 

気候・位置

「スリランカ民主社会主義共和国」通称スリランカは、南アジアに位置する共和制国家の島国で、ポーク海峡を隔てて北西に「インド」があります。

スリランカ国土の北部は平坦な地形となっており、南部の方へ行くにつれて山地が多くなります。

スリランカは大きく3つに分けることができ、1つ目が中央部から南部にかけての山岳地帯や高原地帯、2つ目は標高300~900mの高原ベルト地帯で、最後に海岸沿いの南西部が狭く北部から東部にかけて平坦な土地となっている平地です。

 

1つ目の山岳地帯には2,000m級の山々が連なり、またスリランカの最高峰である「ピドゥルタラーガラ山」があります。

標高は2,524mと富士山よりは低めで、山麓に1,000m前後の高原が広がっています。

スリランカで1番長い川は「マハウェリ川」で全長335km、雨量の多い南部の中央高地から北東に流れ最終的にはベンガル湾に繋がります。

 

続いて気候に関して、スリランカは「熱帯モンスーン気候」となっており、海岸部や低地の年間平均気温は27~28度前後と温かく、また年間を通して気温の変化があまりありません。

高温多湿なため言うなれば日本の夏がずっと続く感じです。

一方高地の年平均気温は22度とそこまで温かくなく、一年中日本の春のような気温となっています。

 

年に2回ほど南西モンスーンと北東モンスーンという季節風が吹き、その影響で降水量に変化が生じます。

南西モンスーンは5月から9月にかけて吹き、特に5月から6月は南西部で風が山岳地帯に遮られる影響で大雨がとなります。

10月から12月はモンスーンの影響が無くなり、無風状態となるため天候が不安定になることも多く、全島で雨の降る日が続きます。

 

11月から3月は北東モンスーンの時期となり、北東部を中心に1月まで雨の日が多くなります。

一方この時期の南西部は1年で最も雨の少ない時期になり、また3月から4月も無風状態になるため降水量が増えます。

 

衣服

では南アジアの国、スリランカにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

スリランカの民族衣装には、「サリー」と呼ばれる服があります。

サリーはインドや南アジアの国にも存在する国民的な衣装で、既製品よりも自分でお気に入りの生地を見つけ、仕立屋で作ってもらうことが多いそうです。

 

サリーには種類が2つ存在し、1つ目は「キャンディアンスタイル」で別名オサリアと呼ばれています。

オサリアは腰回りにひらひらとしたギャザーがついています。

もう一つは「インディアンスタイル」と呼ばれる装着が簡単なシンプルな見た目のサリーで、一般的にこれらを着る際には、サリーの下にTシャツのようなジャケットを着用します。

 

また男性用の民族衣装も存在委、「サラマ」と呼ばれています。

サラマはサリーと少し異なり、巻きスカートのようにして着用します。

サリーは公務員などが働く際に着用が義務となっていますが、サマラは一般的にはルームウエアのような位置にあります。

 

そのため男性はしっかりとした場面での洋服スタイルとしてネクタイの着用が義務とされており、マナーでもあるそうです。

 

では、私たちがスリランカに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

スリランカの気候は1年間を通して温かく、日本の夏のような気温でしたね。

しかしながら高地は涼しく日本の春のような気温となっているため、地域によって服装を変える必要があります。

 

また雨季と乾季もあるため、それモ考慮して持って行きましょう。

暑い地域では日本の夏のような服装に、肌の露出や日焼け、虫除けもかねて羽織り物などがあると安心です。

一方高地では霧が立ち込め霜が降りることもあるそうなので、寒さ対策として厚めの上着やヒートテックなどがあると良いかもしれません。

 

観光地を訪れる際には、ミニスカートやショートパンツ、タンクトップなどの肌の露出の多い服装は禁止されているところが多いため、それも考慮して服を持って行く必要があります。

また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、スリランカでの食事について、スリランカで有名な主食は「コメ」です。

インドに近いですが、インドとは違いスリランカでは主食ともいえる「カレー」をお米と一緒に食べます。

南インドではお米がよく食べられるため、食文化的には似たようなものを感じます。

 

スリランカで主食として食べられるコメは、日本でよく食べられる日本米とは違い、細長くて粘り気の無いインディカ米です。

他にも赤い米なども食べられ、これらの主食を炊くだけでなく調理しても食べられます。

その中でも有名なのが「イディアッーパ」と呼ばれる細い麺状にしたものや、「カハバト」と呼ばれるターメリックと一緒に炊いた黄色いご飯、そして「キリバト」と呼ばれるココナッツミルクと白米を一緒に炊いたご飯などがあります。

 

また「コムギ」を使った主食もあり、「ロティ」と呼ばれる非発酵薄パンや「ポルロティ」というロティにココナッツが入ったものがあります。

かつてはイギリスの植民地だったこともあり食パンなどもあるそうです。

スリランカの料理は毎日カレーが出されるくらいカレー率が高く、またそのカレーにはスリランカが島国なため、魚介類がたくさん入っているという特徴があります。

 

バリエーションも豊富で、家庭によって味が変わるので様々な種類のカレーを楽しむことができます。

他にもオランダやポルトガルからの影響に加えて中東の伝統的なムーア人の料理の特徴もみられ、様々な国の食文化に触れることができます。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

スリランカで有名な料理と言えば「インディアッパー」です。

インディアッパーは米粉で作った麺をカレーに付けて食べる日本で言うつけ麺やカレーうどんを合わせて割ったような料理です。

 

麺にはあまり弾力が無く、柔らかいそうなので、硬麺派には物足りない感じがしてしまいそうですが、シンプルな味の麺が香辛料をふんだんに使ったカレーにマッチするためとても美味しいそうですよ。

「ゴダンバロティ」は小麦粉で作った薄い生地にジャガイモや挽き肉、そして野菜などを混ぜた具を入れて作られます。

こちらもスパイスが具にたくさん使われているためカレー味となっており、手軽に食べることができるため人気な料理となっています。

 

「アンブルティヤルは」15種類以上の香辛料を使って魚を煮込んで作る料理で、味をしみこませるためにたくさん似るので調理時間は結構かかるようです。

主に魚にはマグロが使われますが、お好みでイカを使う人がいたり、カレー味になるスパイスを入れる人もいるため種類は豊富です。

最後にスリランカで有名なデザートについて紹介します。

 

まずスリランカで人気のスイーツである「ワタラッパン」と呼ばれる日本のプリンによく似たデザートについて。

日本で作るプリンには砂糖や牛乳が使われますが、ワタラッパンは黒糖やココナッツミルクを使用し、招待客をもてなす際に出される定番のデザートです。

「アルワ」は米粉に糖蜜、そしてカシューナッツを用いて作ります。

 

これらの材料を練って混ぜ合わせてつくり、味はシンプルですがスリランカの紅茶とよく合うため、ティータイムには欠かせないデザートとなっています。

 

住居

続いてスリランカでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、スリランカでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にスリランカ旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

スリランカの通貨は「スリランカ・ルピー」です。

1スリランカ・ルピー→0.56円(2022/1/21)で、過去5年の変動0.52円~0.75円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • サンドイッチ、1個 約200スリランカルピー=約120円
  • エッグロール、1個 約150スリランカルピー=約90円
  • 飲料水、50ミリリットル 約35スリランカルピー約21円
  • コーラ、400ミリリットル 約100スリランカルピー=約60円
  • オレンジジュース、500ミリリットル 約100スリランカルピー=約60円
  • 鶏胸肉、100g 約100スリランカルピー=約60円
  • じゃがいも、約100g 約14スリランカルピー=約8円
  • 玉ねぎ、100g 約17ルピースリランカルピー=約10円
  • キャベツ、100g 約28スリランカルピー=約17円
  • にんじん、100g 約33スリランカルピー=約20円
  • 食堂(ローカル)、1品 約135~450スリランカルピー=約80~270円
  • レストラン(観光客向け)、朝食1食 1300スリランカルピー=約780円
  • レストラン(観光客向け)、ランチ1食 1,500~2,500スリランカルピー=約900~1,500円

このように、スリランカの物価は日本と比べ安くなっており、ものによっては1/3~1/4くらいまで安くなります。

しかしながら、スリランカは発展途上国ということもあり物価は日々変動していることに加えて、スリランカの消費税は15%と日本よりも高くなっていますので、注意が必要です。

またすべてが安くなるわけではなく、輸入品やブランドは日本と同等、もしくは高くなることもありますので気を付けてください。

 

続いて治安についてですが、スリランカの治安は全土に危険レベル1が外務省から出されており、犯罪発生率も日本の3倍となっているため良くはありません。

またスリやひったくりも多く、違法薬物などの犯罪が増加している傾向もみられるため、行動する際には細心の注意を払いましょう。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてスリランカに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでスリランカで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

まずスリランカの食文化について、スリランカでは「辛い=美味しい」と繋がってしまうほどスリランカ人の辛いものに対する愛が強く、料理には多くの香辛料が用いられます。

 

また伝統的な食事の際にはプランテンと呼ばれる食用バナナの葉をお皿代わりに食事が提供されます。

箸やスプーンといったものを使う文化もあまりないため基本的には右手の指で摘んで食べます。

ほかにも公共の場での喫煙は法律で禁止されており、「ボヤ」と呼ばれる満月の日にはお酒の販売が禁じられるため、スリランカで生活する際にはこういった文化を尊重できれば交流もより良いものとなるかもしれません。

 

交通面では、なんとスリランカのバスには運転手の後ろに「お坊さん優先席」があるそうです。

スリランカのお坊さんはオレンジの僧衣をまとっているためわかりやすいので、もしお坊さんが来たら席を譲りましょう。

また合図としてはインドやスリランカを含む南アジアでは「はい」も「いいえ」も頭を左右に振るため、最初は意味を理解するのに時間がかかることがあるかもしれません。

 

慣れてくればどちらなのかわかるようになるそうです。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

主食ともなっているスリランカのカレーは是非食べてみたいですが、とても辛そうですね。

辛さ=旨さと感じられるほど辛い物が得意ではないため少し心配です。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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