¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルーニャです。本日は「願望を表す¡Ojalá!に関する言語カフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、この記事ではスペイン語中級レベルで学習する「強い願望を表す¡Ojalá!」の使い方について、例文を用いてご説明させていただきます。
強い願望を表す¡Ojalá!は日常的にも使いますが、その可能性の度合いや時制によってその後使う接続法の形が変わってくるため厄介ですよね。
この記事は、そんな「強い願望を表す¡Ojalá!」の使い方について知りたい方、スペイン語中級レベルを勉強中の方、そして接続法の使い道を知りたい方にとってお勧めな記事となっておりますので、是非参考にしてみてください。
目次
【強い願望】4種類ある¡Ojalá!(どうか〜であるように、〜であって欲しい)の使い分け
まず最初に、¡Ojalá!とその後に使われる4種類の動詞の形についてご紹介させていただきます。
可能性 | 現在/ 将来に関する出来事 | 過去に関する出来事 |
実現可能性が高い | 接続法現在形 50% | 接続法現在完了形 50% |
ありそうもない/ 不可能 | 接続法過去形 0〜25% | 接続法過去完了形 0% |
このように強い願望を表す¡Ojalá!を使う時は、実現可能性と時制によって、その後の動詞の活用が変わります。
主に太字になっているものが多く使われますが、それぞれについて例文を用いてご説明させていただきます。
【接続法現在形】¡Ojalá!と「50%」の実現可能性の高い現在、または未来の出来事(〜だといいなぁ)
可能性としては50%ほどの事象、そんな実現可能性の高い現在、または未来に関する出来事には、「接続法現在形」が使われます。
【Por ejemplo:例文】
- Ojalá pudiera irme de vacaciones fuera de Japón.
バケーションに国外へ旅行に行けたらいいな。 - Ojalá la comida esté preparada cuando llegue a casa.
家に帰ったら食べ物の準備ができていたらいいな。 - Voy a preparar una tarta para el cumpleaños de Ana.
アナの誕生日にケーキを作る予定です。
¡Ojalá me salga bien!
上手に作れることを願っています!
このように、可能性の高い願い事は、¡Ojalá!と共に接続法現在形が使われます。
例1はお金や時間があることはわかっているため、行ける確率が高く、行きたいという願望を表しています。
例2は、普段18時に家に帰るとご飯が用意してあり、家につく時間も18時で、夜ご飯の準備ができていると思われる場合に使われます。
また、例3も少なからずケーキを作ったことがあり、次も成功する確率が高いため、接続法現在形が使われています。
では、接続法過去形が使われる「ありそうもない、または不可能な事象」とは一体どのような場面なのでしょうか。
【接続法過去形】¡Ojalá!と「0〜25%」のありそうもない現在、または未来の出来事(〜できたらいいのになぁ)
¡Ojalá!と共に接続法過去形が使われるのは、その事象の実現可能性が0〜25%とかなり低い場合です。
そんなありそうもない、不可能な出来事に対して「接続法過去形」が用いられます。
【Por ejemplo:例文】
- Ojalá pudiera irme de vacaciones fuera de Japón.
バケーションに国外へ旅行に行けたらいのになぁ…。 - Ojalá la comida estuviera preparada cuando llegue a casa.
家に帰ったら食べ物の準備ができていたらいいのになぁ…。 - Voy a preparar una tarta para el cumpleaños de Ana.
アナの誕生日にケーキを作る予定です。
¡Ojalá me saliera bien!
上手に作れたらいいのなぁ…!
このように先ほどの接続法現在形の文と比べ、未練があるような言い回しになります。
なぜなら、接続法過去形を使った文の願望に対する実現可能性は0〜25%とかなり低く、叶わない願いだからです。
例1は、十分なお金がなかったり、コロナ禍といった環境にいたりして、国外旅行に行くことがほぼできないということが分かった上での願いとなります。
例2は、例えば母親で普段自分がご飯を作っていて、ごく稀に家族がご飯を作ってくれる場合や、いつもは18時にご飯があるけれど、16時頃に家に着く予定で、どう考えても夜ご飯の準備が終わっていないと思われる時に使われます。
例3もこれまでケーキを作ったことがない、もしくはケーキ作りに成功したことがほとんどない場合に、ありそうもない願いを表す文として、接続法過去形が使われています。
問題が出された時、その文だけでは現在形、過去形のどちらを使うか区別できないため、その前後の文脈から実現可能性を推測し、使い分ける必要がありますので注意してください。
【接続法現在完了形】¡Ojalá!と「50%」の実現可能性の高い、過去の出来事(〜たことを願っています)
続いて、¡Ojalá!と接続法現在完了形を使う「実現可能性の高い過去の出来事」についてご紹介します。
【Por ejemplo:例文】
- Ojalá le haya salido bien el examen.
あなたの試験がうまくいったことを願っています。 - Marcos ha tenido últimamente muchísimo trabajo y muchas reuniones, esta misma tarde tenía una a las cinco y yo he quedado con él a las cinco y medida.
マルコスは最近たくさんの仕事をしていて、たくさんの会議がありました。今日の午後、彼は17時に会議がありましたが、私は17時30分に彼と会いました。
¡Ojalá haya terminado ya!
彼の仕事がその時にすでに終わっていたことを願っています。
このようにすでに終わった出来事ですが、結果はわからず、それについての願いの実現可能性が高い場合に「接続法現在完了形」が使われます。
また、例1や2のように、その願いが叶っていて欲しい時にも使われます。
【接続法過去完了形】¡Ojalá!と「0%」の不可能な、過去の出来事(〜していたらよかったのになぁ)
最後に¡ojalá!と接続法過去完了形についてご紹介させていただきます。
¡ojalá!と共に、接続法過去完了形が使われる文は、実現可能性のない、不可能な過去の出来事について伝えたい時に使われます。
【Por ejemplo:例文】
- Ojalá hubiera estudiado inglés cuando era más joven.
若い頃に英語を勉強していたらよかったのにな。 - Jorge me invitó a pescar con él pero yo le dije que no quiera ir. Ahora me arrepiento.
ホルヘは一緒に釣りに行くよう私のことを誘いましたが、私は彼に行きたくないと言いました。今は後悔しています。
¡Ojalá le hubiera dicho que sí!
あの時、「はい」と言っていたらよかったのにな! - Anoche me quedé hasta las tantas viendo la tele y hoy no me puedo levantar para ir a trabajar.
昨日の夜私は夜遅くまでテレビを見ていたため、今日は仕事に行くために起き上がることができません。
¡Ojalá me hubiera acostado antes!
早く寝ていたらよかったのに!
このように、もうすでにその願いをやりたかった時は過ぎていて、絶対に叶うことのない過去の願望に対して「接続法過去完了形」が使われます。
未練や後悔といった感情とも結びついており、日常的にもよく使われる文法となっております。
まとめ
ここまで¡Ojalá!と、接続法現在形、過去形、現在完了形、過去完了形の関係にいて、例文を用いてご紹介させていただきました。
¡Ojalá!とその後の動詞の形はその願いの実現可能性と時制によって以下のように変化しましたね。
- ¡Ojalá!+接続法現在形=現在・未来に関する、「50%」ほどの実現可能性の高い強い願望
- ¡Ojalá!+接続法過去形=現在・未来に関する、「0〜25%」ほどのありそうもない強い願望
- ¡Ojalá!+接続法現在完了=過去に関する、「50%」ほどの実現可能性の高い強い願望
- ¡Ojalá!+接続法過去完了=過去に関する、「0%」の不可能な強い願望
これらの使い分けは前後にくる文脈から適切に使い分ける必要があるため、大変ですが少しずつ覚えていきましょう。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!