【スペイン語文法:接続法】不定語と否定語の使い分け(DELE:B1)

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はる

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はるカタルーニャです。

カタルーニャ

ご来店いただき本当にありがとうございます!

本日は「スペイン語の接続法を用いた不定語と否定語に関する言語カフェ」となっております!

早速ですが、この記事では接続法を用いた不定語と否定語について例文付きでご説明させていただきます。

ちなみに、以前の記事でそれぞれ不定語と否定語についてご紹介させていただいております。

それぞれ、似通った単語を用いているため、間違えやすくなっておりますが、日常的に使う単語となっていますので、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

目次

【スペイン語の不定語、否定語】全16種類の一覧表現(algoやnadaなど)

スペイン語の文法に出てくる不定語・否定語には以下の単語が存在します。

対象否定語不定語
コト・モノalgo(何か)nada(何もない)
alguien(誰か)nadie(誰もない)
形容詞的用法不定語(誰か、何か、いくつか)否定語(誰も、何も…ない)
男性単数algúnningún
女性単数algunaninguna
男性複数algunos
女性複数algunas
代名詞的用法不定語(誰か、何か、いくつか)否定語(誰も、何も…ない)
男性単数algunoninguno
女性単数algunaninguna
男性複数algunos
女性複数algunas

日本語だけ見るとどれもかなり似通っていますね。

これらの単語は、何を指すか(モノか人か)、そしてどう使うか(名詞を修飾するか、それ単体で代名詞として使うか)で明確に使い分けます。

これまでは直接法での不定語と否定語について説明してきましたが、ここからは接続法での使い方について説明します。

【接続法】不定語と否定語の使い分け3種類

スペイン語の不定語と否定語は以下の状況で接続法を用いて表します。

  • 何か、誰かの存在の有無について尋ねるとき
  • その存在を否定するとき
  • それが少ないことと伝えたいとき

これらのことについて説明したい時に接続法を使います。

【接続法】何か・誰かの有無を尋ねる方法(¿Hay algo?や¿Conoces alguien?など)

¿Hay

¿Conoces

¿Sabes si hay

algo

alguien

algún / alguna + 名詞(nombre)

que / donde接続法動詞(Subjuntivo)

【Por ejemplo :例文】

  • ¿Conoces algún restaurante que sea típico de España ? (スペインの代表的なレストランを知っていますか?)
  • ¿Conoces a alguien que pueda volar sin paracaídas ? (パラシュートなしで飛べる人を知っていますか?)
  • ¿Sabes si hay algún país que no tenga ninguna medalla olímpica ? (オリンピックのメダルを持っていない国があるかどうか知っていますか?)
  • ¿Hay algo que elimine la mancha ? (このシミを落とせるものはありますか?)

このように、自分が知らない(あるかないかわからない)情報を相手に聞きたい場合は接続法を用います。

【接続法】不確かな・否定的な情報を伝える方法(No hay nadieやningúnなど)

No hay(casi)

No conozco(a)(casi)

nadie

casi nadie

ningún / ninguna + 名詞(nombre)

que / donde接続法動詞(Subjuntivo)

【Por ejemplo :例文】

  • No hay nadie en clase que pueda tocarse la nariz con la lengua. (舌で鼻に触れることができる人はクラスの中に誰もいないんじゃないかな。)
  • No hay nada que quite las manchas del uniforme de mi hijo. (息子の制服の汚れを落とせるものは何もないんじゃないかな。)
  • Seguro que no hay ningún alfabeto que tenga más letras que el ruso. (確実にロシア語よりも文字数が多いアルファベットはないんじゃないかな。)
  • No hay nadie que pueda conducir con menos de 10 años. (10歳未満で車を運転できる人は誰もいないんじゃないかな。)

これらの例文は実際はどうかはわかりませんが、そう思っていて伝えたい時に接続法を用いて文が作られています。

実際には舌で鼻に触れることができるクラスメートがいるかもしれませんし、カンボジア語のように72個のアルファベットを使っている言語もあります。

例えば、違法な子供の運転は(ニュースなどを見れば)現実に存在しますが、「10歳未満で運転できる人はいない」と話す時は「常識的に考えて、そんな子はいないはずだ」という話者の強い推測を表します。同様に、制服の汚れの例も「どんな洗剤を使っても、これは絶対に落ちないだろう」という話者の主観的な絶望感を表現しているのです。

少し難しいですが、接続法はこのように不確かな情報を伝えたい時に用います。

【接続法】少ないことを伝える方法(Poco )

不定語や否定語以外に、同じような形でその存在が少ないことを表現できます。

Hay(a)

conozco(a)

poco / a / os / as名詞(nombre)que / donde接続法動詞
(Subjuntivo)

【Por ejemplo :例文】

  • Conozco pocos restaurantes donde sirvan comida vietnamita en España.(スペインでベトナム料理を提供しているレストランはほとんどありません。)
  • Hay poca gente a la que le guste comer insectos.(虫を食べるのが好きな人はほとんどいません。)

まとめ

接続法で不定語と否定語を用いるのは、何か・誰かの存在の有無について尋ねたいときや、その存在を否定するとき、そしてそれが少ないことと伝えたいときでしたね。

確実性は低く、答えを知らない時に予想して話す際に接続法が使われることが多くなっています。

接続法はスペイン語中級レベルの少し発展的な内容ですが、まずは「こんな表現があるんだな」と知っておくだけで大丈夫です。今後、文章や会話で出会った時に「これかも!」と思えれば、大きな一歩です!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

はる

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

カタルーニャ

¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!

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